No.638339 ~少年が望んだ世界と力~2013-11-20 12:25:44 投稿 / 全2ページ 総閲覧数:4360 閲覧ユーザー数:3716 |
「なんであいつがこの世界にいるんだよ!!」
「全く不明です」
俺とスターガオガイガー、ゴルディーマーグがヴィータとの戦闘中に突如現れ、俺を攻撃し、今ビームライフル「ライトライフル」の銃口を向けてきている「SDガンダムフォース」に登場したガンダム「キャプテンガンダム」。
何故彼がこの世界に居て、何故ヴィータに味方をし、俺にライフルを向けるのか分からない俺はその疑問を声に出し、それに対してアポロンが答える。
ピーピーピー
「!!またか!」
キャプテンのことを考えていると左から警報が鳴る。
バックステップで後ろに下がると俺が立っていた場所を何発もの実体弾が通り過ぎていく。
実体弾をかわした俺はすぐに実体弾が飛んできた方に首を向ける。
「おぉいヴィータ!無事かぁ!」
「ザッパーザク!?」
実体弾で攻撃してきたのはキャプテンと同じ「SDガンダムフォース」に登場し、最初は敵の組織「ダークアクシズ」の機体だったが色々な事情があり一時的にガンダムフォースに加わった元ダークアクシズの部隊長「ザッパーザク」が別のビルの屋上から俺を撃った物と思われるライフルを持った右腕を高く上げ、ライフルを握ったままヴィータを腕を振っている。
「キャプテン!ザッパー!」
「ヴィータ、遅れてすまない。大丈夫か?」
「一応は大丈夫だけど、こいつらマジでつぇ。シグナムとザフィーラのとこにもキャプテン達に似たような奴らが来て今戦ってるらしい」
「安心したまえヴィータ。彼らもシグナムとザフィーラの所に向っている」
「そっか。なら大丈夫だな」
「なんだかよく分からなねぇが久々に暴れてるぞぉ!」
空中からヴィータがキャプテンとザッパーザクに話しかける。
キャプテンは助けにきたのが遅れたことに謝罪をし、ヴィータの安全を確認する。
ザッパーザクが両手に持っている2丁のマシンガン「FZマシンガン」を2丁同時に俺に放ち、キャプテンもビームを撃ってくる。
「くっ!・・・っ!」
ザッパーザクのマシンガンは特に気にする必要はないのだがキャプテンが撃ったビームを避けるために左に跳んだが動くのが少し遅かったようでビームが右肩を掠めた。
「フェニックス!」
「大丈夫だ。ガオガイガー、ゴルディー、お前達は引き続きヴィータを!MSは俺が引き受ける!」
「「了解!」」
「いくぞ、キャプテンガンダム!」
ヴィータの相手をスターガオガイガーとゴルディーマーグに任せ、俺はスラスターを使ってその場で跳躍、バスターの射撃用センサーを使って照準を合わせ、上からキャプテンにライフルとガンランチャーを向け、銃撃を開始する。
俺が撃ったビームと散弾をキャプテンは後ろに跳びながら左右に避け、避けられなさそうな時は左手に持った盾「ライトシールド」で防御する。
「凄いな。とても正確な射撃だ」
「おらおらぉっ!」
俺の射撃能力の高さにキャプテンが感心、スラスターを一度休ませるために屋上に降りようとスラスターを切り、降下すると俺の着地するタイミングを狙ってザッパーザクがFZマシンガンを撃ってきた。
着地した局後、FZマシンガンの弾が左腕、肩、脚に命中するが動じることなくザッパーザクの方を向く。
「なんだとぉ!?」
「実弾が効いていないのか!」
攻撃が当たったにも関わらずダメージを受けていないように見えているザッパーザクとキャプテンが驚いている。
キャプテン達が驚くのも無理は無い。
バスター他、前期GAT-Xシリーズの装甲は一定の電圧の電流を流すことで相転移する特殊な金属でできた「機動戦士ガンダムSEED」の世界の特殊装甲、相転移装甲「フェイズシフト装甲(以降 PS装甲)」は一定のエネルギーを消費することで物理的な衝撃を無力化する効果を持ち、ライフル弾やミサイル、更には最大の貫通力を誇るレールガンの直撃にも耐える等、実体弾であればほぼ完全に無力化する。
「ザッパーザクごときが!邪魔なんだよ!落ちろ!」
「んだとぉ!・・・・・ってうわあっ!」
ザッパーザクの方を向いた俺はザッパーザクにライフル、ガンランチャーからビームと散弾を撃ちまくる。
ビームと散弾を撃ちまくるとザッパーザクは慌ててビームと散弾を避け、今いるビルから近く、僅かに低いビルの屋上に跳び移った。
ピーピーピー
「ちっ!このっ!」
後ろからロックオンされて警報が鳴る。
恐らロックしたは俺がザッパーザクを撃っている隙に俺の後ろに回り込んだキャプテンだろう。
舌打ちをした俺は左脚を軸にして後ろを振り返ると同時に両肩のミサイルポッドのハッチを開ける。
後ろを振り返った時に目にしたのはやはりキャプテンだった。
目でキャプテンを捉え、振り返ったと同時にキャプテンにミサイルを全弾発射する。
「むっ!」
ミサイルが放たれるとキャプテンはシールドを構える。
12発のミサイルがシールドやキャプテンの周囲に着弾し、爆煙がキャプテンを包む。
爆煙でキャプテンが見えなくなっている隙にザッパーザクに照準を合わせ、トリガーに指を掛ける。
「もらうぞ、ザッパーザク!「ピー、ピー、ピー!」---っ!!何!?」
トリガーを引こうとした時、右から警報が鳴り、すぐに右を見ると煙の中から右手にビームサーベルを持ったキャプテンがバーニアを勢い良くふかし急速で向って来る。
「はあっ!」
「くっ!」
キャプテンガンダムがビームサーベルを振ると俺はバックステップで後ろに跳び、更にバックパックのスラスターを使って急速後退してビームサーベルを避けようとする。
「しまった!!」
後ろに後退したため身体へのダメージは無かったがキャプテンのビームサーベルに350mmガンランチャーの先端が切り落とされた。
「くそっ!」
『フェニックス、聴こえるか?』
キャプテンから距離を取り、ガンランチャーを切り落とされたことを悔やんでいるとブルーフレームセカンドLから通信が入る。
「どうしたブルーフレームセカンドL?」
『敵の増援が来た。敵はMS、ガンダムタイプとグフタイプと思われるが、少し奇妙な姿をしている』
「ガンダムタイプとグフタイプだと?」
『フェニックス!』
ブルーフレームセカンドLから報告されたガンダムタイプとグフタイプのMSを考えようとした時、今度はゴッドガンダムから通信が入ってきた。
『何者かがこちらの戦いの最中に乱入してきた。敵は2機のMSで1機はガンダムだが変わった姿をしている』
ゴッドガンダムの所にもMSが2機、それも1機は奇妙な姿をしたガンダムタイプ。
キャプテンとザッパーザクが現れた後にブルーフレームセカンドLとゴッドガンダムの所に現れた2機のガンダムタイプとグフタイプ、そしてMSが1機、恐らくそいつらは・・・。
「ブルーフレームセカンドL、ゴッドガンダム、敵のデータをアポロンに送れ」
『『了解した』』
敵の正体を予測した俺は答えが合っているかどうかを知るためにブルーフレームセカンドLとゴッドガンダムに相手のデータを送ってもらう。
「ブルーフレームセカンドLとゴッドガンダムからのデータを受信、識別完了。セカンドLの方は騎士ガンダム、『翼の騎士ゼロ』及び『グラップラーグフ』、ゴッドガンダムのは武者頑駄無『爆熱丸』と『デストロイヤードム』です」
俺の予測は的中していた。
まあ正直に言えば簡単な予測だったが。
しかし、SDガンダムフォース、元ダークアクシズの部隊長勢揃いか。
本当に何故こいつらがこの世界に・・・
『どうする?』
俺がキャプテン達がこの世界に居るのかを深く考えようとした時、ブルーフレームセカンドLが指示を求めてきた。
「まずは敵に所属と行動目的の確認と戦闘停止及び投降、撤退を通告。従わない場合は当初の作戦内容に基づいた行動を」
『『分かった』』
ブルーフレームセカンドLとゴッドガンダムに指示を出し、指示を受けたブルーフレームセカンドLとゴッドガンダムは返事を返して通信を切る。
「マスター、ムラサメとアイザックが四方から微速ではありますが接近してくる機影を感知」
「四方だと?数は?」
「敵数、各方共に24。一方向で2個中隊規模ですね」
つまり四方合わせて96か。
一方向で2個中隊規模の戦力、あとは機種が何かによって戦況は変わるな。
「アポロン、敵の機種は分かるか?」
「ムラサメとアイザックからのデータを確認したところ、敵は全機ザコソルジャーと判明」
「どのみちこっちの来られたら面倒だ。応戦部隊を派遣する!ガオガイガー、ゴルディー!少しの間コイツらを頼む!」
「分かった!」
「おう!任せろ!」
スターガオガイガーとゴルディーマーグにヴィータ達を任せ、ビルの屋上から1番近くにある低いビルの屋上に飛び降り、屋上に着地してそのビルの1番近くにある低いビルの屋上に飛び降りる。
それを2、3回程繰り返し、ある程度の高さまで降りた俺は今度はビルの屋上から地上に向って飛び降りる。
地上に着地する直前にバックパックのスラスターを勢いよく噴射して勢いを殺して地上に着地、着地後4、5歩程走り、右脚に力を入れ地面を蹴って跳ぶと同時にスラスターを噴射してヴィータ達から離れていく。
「あ?なんだぁ?」
「撤収するのか?」
「逃がすかよ!」
俺が一時撤退を行うとそれを見たヴィータは逃がさまいと向って来る。
「させるか!」
ヴィータの前にスターガオガイガーが先回りをし、ヴィータにファイティングポーズを取る。
「邪魔すんな!」
自分の邪魔をしようとするスターガオガイガーにヴィータはシュワルベフリーゲンを4つ放つ。
「ブロウクンマグナム!」
「甘ぇよ!」
スターガオガイガーは4つのシュワルベフリーゲンにブロウクンマグナムを放ち、迎撃しようとしたがヴィータによって制御されたシュワルベフリーゲンは全て、ブロウクンマグナムを回避しスターガオガイガーに向っていく。
「何!?ぐああっ!」
ブロウクンマグナムを避けたシュワルベフリーゲンが全弾スターガオガイガーに命中し、スターガオガイガーは攻撃を受けたことでバランスを崩し、落下していく。
スターガオガイガーが落下していくとヴィータは再び俺に向って飛翔してくる。
「しまった!フェニックス!」
ヴィータに突破されたスターガオガイガーは落下の最中に空中で体勢を立て直し、空中で停止して俺に向かって叫ぶ。
「突破したか。だが・・・」
スターガオガイガーの声を聞き、後部カメラで後ろから追って来るヴィータを確認した俺は止まることも慌てることもなく、通信回線を開く。
「光竜、闇竜、交戦を許可!お前達も時間稼ぎを頼む!」
「「了解!」」
俺が待機していた光竜と闇竜に通信を入れ、交差点に一度着地し、再び跳躍した直後、俺から見て右側からビークル形態であるメーザー車になった光竜がドリフトして交差点に進入し、ヴィータの方に向かって走行して行き、光竜に続いて俺から見て左側からビークル形態のミサイルコンテナトレーラーになった闇竜がドリフトして交差点に進入、闇竜もヴィータの方に向かって走行して行く。
「!?」
「車両か?」
「向って来るぞ?」
突然現れた光竜と闇竜に驚いたためかヴィータは空中で動きを止め、キャプテンとザッパーザクが不思議そうな表情で見ている。
「「システムチェエエエエンジ!」」
光竜と闇竜の車体が浮き、車両から人型へと姿を変えていく。
「光竜!」
「闇竜!」
「な、なんだとぉ!!」
「車両が変形した!」
「また変な奴らが出てきやがった」
ビークル形態からロボット形態に変形した光竜と闇竜を見たザッパーザクとキャプテンは驚きの声を出し、ヴィータはスターガオガイガーに続いて現れた光竜と闇竜を変な奴呼ばわりする。
「変な奴なんて酷い!」
「確かに少し許せない」
光竜と闇竜も流石に変な奴呼ばわりされて怒っている。
「いくぞゴルディー!光竜!闇竜!」
「おっしゃぁあ!」
「いっきまぁす!プライムローズの月!」
「参ります!シェルブールの雨!」
本来の勇者ロボ軍団の隊長であるスターガオガイガーが最初に動き、ヴィータへと向かい、それにゴルディーマーグが続き、道路標識をヴィータに投げ、光竜はキャプテンにプライムローズの月を撃ち、闇竜はザッパーザクにシェルブールの雨を全弾発射する。
スターガオガイガー達は戦闘を再開し、スラスターを使って700m程離れた交差点で動きを止める。
「さぁ、出番だ」
『MUV-LUV RIDE! FUBUKI Ver YUYA! ACTIVE EAGLE Ver TARISA! STRIKE EAGLE Ver VG! STRIKE EAGLE Ver STELLA! MOBILE RIDE! GUNDAM GROUND TYPE Ver SHIRO! GUNDAM GROUND TYPE Ver KAREN! GUNDAM GROUND TYPE Ver SANDERS!VALKYRIE RIDE! VALKYRIE S TYPE Ver FOCKER! VALKYRIE J TYPE Ver HIKARU!VALKYRIE A TYPE Ver MAXIMILIAN! EVA RIDE! EVANGELION-01 TEST TYPE! EVANGELION-00' PROTO TYPE! EVANGELION-02 PRODUCTION TYPE! VEHICLE RIDE! BLOOD HOUND Ver ELEDORE & MICHEL!』
10枚以上のカードを取り出し、連続でドライバーに装填してトリガーを引き「マブラヴ オルタネイティヴ トータル・イクリプス」に登場したアメリカ軍の第2世代最強の性能を誇る戦術機「F-15 イーグル」のライセンス生産から得たノウハウを元に日本帝国軍が開発した戦術機「97式戦術歩行高等練習機 吹雪」、イーグルをベースにして総合的に攻撃力を強化した派生機「F-15E ストライクイーグル」2機に「マブラヴ オルタネイティヴシリーズ」の世界の国連軍がアラスカのユーコン基地で進めている戦術機の各国間の情報・技術交換を主目的とした国際共同計画「先進戦術機技術開発計画」、通称「プロミネンス計画」、その一環として実施されている米国と戦術機メーカー「ボーニング社」による既存戦術機のアビオニクス換装、追加パーツによる第3世代戦術機に相当する性能を持たせるという既存戦術機アップデート・プラン「フェニックス構想」にてイーグルをベースに開発した機体改装実験機「F-15・ACTV アクティヴイーグル」、「機動戦士ガンダム 第08MS小隊」に登場し、背中にコンテナを背負った地球連邦軍の陸戦用MS「RX-79G 陸戦型ガンダム」3機に同じく第08MS小隊に登場した戦闘支援浮上車両「M353A4 ブラッドハウンド」、「超時空要塞マクロス」に登場し、武装・通信・モニター強化型頭部ユニット、エンジンを推力向上型に変えた性能向上タイプだがコスト面で少数生産に限られたため中隊・大隊クラスの指揮官機として使用された黄色と黒、そしてスカルとクロスボーンのマーキングが施され、後に伝説のエースパイロットとなったスカル大隊のリーダー「ロイ・フォッカー」の搭乗機「VF-1S バルキリー ロイ・フォッカー・スペシャル」、A型の火力不足を補うために頭部ユニットを武装強化型に換装したタイプ、生産地区が限られていたため配備数が少なく、主に小隊長機やエースパイロット機として運用されることが多かった、「超時空要塞マクロス」の主人公であり「SDF-1 マクロス」の「バーミリオン小隊」の隊長を務め、白地に赤いラインが入ったカラーリングの「一条輝」の搭乗機「VF-1J バルキリー 一条機」、一般兵用として生産された量産型でVF-1の中でも最も生産数が多い機体で、一条輝の部下だった頃に使用し、「天才」と呼ばれ、青と白でカラーリングされた「マクシミアン・ジーナス(通称 マックス)」の搭乗機「VF-1A バルキリー マックス機」の3機のバルキリー、そして「新世紀エヴァンゲリオン」に登場した汎用人型決戦兵器、ファーストチルドレンである「綾波レイ」が搭乗した「エヴァンゲリオン零号機改」、「新世紀エヴァンゲリオン」の主人公であり、サードチルドレンである「碇シンジ」が搭乗した「エヴァンゲリオン初号機」、セカンドチルドレンである「想流・アスカ・ラングレー」が搭乗した「エヴァンゲリオン弐号機」を召喚する。
尚、戦術機の吹雪、アクティヴイーグル、ストライクイーグル2機、3機の陸戦型ガンダム、ブラッドハウンドの擬似人格は「マブラヴ オルタネイティヴ トータル・イクリプス」の主人公であるアメリカ陸軍の日系アメリカ人である衛士「ユウヤ・ブリッジス」、ネパール陸軍の「タリサ・マナンダル」、イタリア共和国陸軍の「ヴァレリオ・ジアコーザ(通称 VG)」、スウェーデン王国陸軍の「ステラ・ブレーメル」、機動戦士ガンダム 第08MS小隊」の主人公で地球連邦極東方面軍所属機械化混成大隊「コジマ大隊」の「第08MS小隊」のパイロット「シロー・アマダ」、「カレン・ジョシア」、「テリー・サンダース Jr」、第08MS小隊の隊員である「エレドア・マシス」と「ミケル・ニノリッチ」となっている。
今ここに「アルゴス試験小隊」、「第08MS小隊」、「スカル小隊」、「エヴァンゲリオン小隊」が集結した。
スカル小隊に関しては本来はスカル大隊が正しいのだがこの際置いておこう。
「アポロン、全員に敵の情報を転送!」
「ラージャ」
「ではこれから諸君らの配置場所と作戦内容を告げる。アルゴス試験小隊は北部、第08小隊は東部、スカル小隊は西部、エヴァ小隊は南部に向かい、各小隊は今送ったデータの敵二個中隊の迎撃に当たって欲しい。尚、エヴァ小隊の小隊長は初号機とする!」
「ちょっと!なんで私じゃなくて初号機なのよ!」
アポロンに4小隊に敵のデータを送らせ、作戦内容と配置を説明し終えるとエヴァ小隊の小隊長が弐号機でなく初号機であることに不服だったのだろう、弐号機が抗議してくる。
「今は戦闘中だ。異論は認めん。命令だ」
「・・・くっ!分かったわよ!」
命令されても納得出来ない弐号機は不機嫌そうに命令に従う。
面倒だなこいつは。
「弐号機、君は隊長ではないが小隊の参謀をやってもらいたい」
「は?参謀?」
「隊長、リーダーも重要だが戦いに勝つには優秀な参謀、頭脳が必要だと思うが?」
「ま、まあね!そういうことならバカ初号機に隊長を譲ってあげるわ」
何時までも不機嫌で居られるのは少し困るため弐号機に参謀としてのポジションを与えるとようやく納得してくれたようだ。
「では各小隊、作戦開始!」
『了解!』
「アルゴス1より各機、いくぞ!」
「あいよ!」
「おう」
「ええ」
「サンダース軍曹は右翼、ジョシュア曹長、君は左翼に就け。俺がトップを執る。エレドア、ミケル、君達は後ろから付いてきてくれ」
「「了解」」
「あいよ」
「はい!」
「8小隊、出るぞ!」
「弐号機、零号機、僕達も行こう」
「分かったわ」
「言われなくても行くわよ!」
作戦開始を告げるとアルゴス試験小隊は小隊長である吹雪、コールサイン「アルゴス1」の指示で、腰の跳躍ユニットを使い、空中に上昇して北に向かい、8小隊はシロー機の指示でシロー機を真ん中に右翼側に三ダース機、左翼側にカレン機が付き、3機の後ろにホバーを起動させたブラッドハウンドが付いて行き、東に向かって歩を進めて行き、エヴァ小隊は初号機の指示に零号機改は冷静に従うが弐号機は少し怒ったような返事を返し、南に向かって走っていく。
「さあ。俺達も---「待って下さい少佐」・・・ん?」
フォッカー機達、スカル小隊が出撃しようとした時、俺はフォッカー機を呼び止めた。
「すいませんが迎撃に向かう前に俺を上の方まで運んでもらえませんか?この機体じゃあ上まで一気に上がること出来ないんで」
バスターのスラスター推力ではヴィータ達がいる高さのビルの屋上までいけるかどうか微妙だったためバルキリーに運んでもらおうと思い右手の人差し指で空を指差しながらフォッカー機に頼んだ。
「ったく、しょうがないな。任せろ」
「ありがとうございます」
引き受けてくれたフォッカー機はバトロイド形態からガウォーク形態に変形する。
フォッカー機がガウォークに変形すると一条機とマックス機もガウォークに変形する。
変形した三機は上に上昇、し、フォッカー機が俺の頭上まで近づき左腕を伸ばす。
俺は右腕を上げ、伸ばされた左腕に伸ばし、俺はフォッカー機の左手首、フォッカー機は俺の右手首をしっかりと掴む。
「準備はいいか?」
「いつでもどうぞ!」
「了解だ!。いくぞ!」
準備が出来ていることを告げるとフォッカー機は俺掴んだまま上に上昇、一条機、マックス機も続いて上昇していく。
「何処まで上がればいい?」
「出来ればこの市街地で1番高いビルよりも40m上まで!あと少佐、もうひと次いでにこのまま敵の近くまで運んでもらえませんか?」
「何?全く。そういうのは纏めて言え!」
上昇中にフォッカー機にヴィータ達の所まで運ぶように頼むとフォッカー機は少しぼやきながら1番高いビルより40m高い地点で上昇を止め、ガウォークのままヴィータ達に向かって行く。
「ん?なんだよあれ?」
「んん?」
「航空機?いや、鳥か?」
ヴィータとザッパーザク、キャプテンが接近している俺達に気付いたようでこっちに視線を向けている。
「少佐、運んでくれてありがとうございました。ここで結構です」
「ここって、空の上だが大丈夫なのか?」
「はい!今がいいタイミングであの屋上に降りられると思うんで!」
「分かった!なら離すぞ!」
「ええ!」
フォッカー機に降ろすように頼むとフォッカー機と俺は互いに手を離すと俺は重力に引かれて落下する。
「GOOD LUCK、少佐!」
「お前さんもな!よぉし!スカルリーダーより各機へ!俺達もいくぞ!」
「了解です先輩!」
「了解です!」
離れる最中に首をフォッカー機に向け、右手を上げ、親指を立てて叫ぶとフォッカー機も俺を掴んでいた左手の親指を立てて返事を返してくれるとスカル小隊は「スカルリーダー」であるフォッカー機の指示を出した直後、ほぼ同タイミングで3機はガウォーク形態からファイター形態に変形、エンジンを勢いよく吹かし急加速で西に飛んで行く。
「うわっ!」
「航空機に変形したのか!」
「なんだよあいつら!」
「!!」
いきなり現れ、いきなり変形し、勢い良く通り過ぎて行ったスカル小隊にヴィータ、キャプテン、ザpp-アザクが驚いた表情でスカル小隊が飛んで行った方向を見ている。
しかしそれはほんの少しのことでヴィータはすぐに視線をスカル小隊が去って行った方向から落下している俺へと向け、ヴィータに少し遅れてキャプテンとザッパーザクも俺に視線を向ける。
「さぁて・・・。こいつでいくか」
『MOBILE RIDE!』
「変身!」
『DUEL GUNDAM ASSAULT SHROUD!』
空中で落下しながらカードを取り出し、取り出したカードをドライバーに入れトリガーを引く。
遠、中距離射撃型のバスターから俺は中、近距離戦闘の重装甲MS「GAT-X102 デュエルガンダム アサルトシュラウド」に変身する。
「デュエル、出るぞ!」
「姿が変わった!?」
「またかよ!」
「このナチュラルがぁっ!」
俺の変身を始めて見たキャプテンとまた姿を変えた俺を見たヴィータは驚く。
驚いているヴィータに未だに落下しながらデュエルのパイロットである「イザーク・ジュール」の台詞を叫びながら空中で「175mmグレネードランチャー装備57mm高エネルギービームライフル」を構え、トリガーを引き、ビームを撃つ。
「ヴィータをやらせない!」
キャプテンはバーニアを噴射し、ヴィータの前に出てシールドで俺のビームを防ぐ。
ヴィータを守ったキャプテンが別のビルの屋上に着地するとビームライフルを構え、俺の着地地点にビームを撃ってくる。
屋上に着地して直ぐにサイドステップに加え、メインスラスター、脚部の高出力スラスターを使って左に跳び、ビームを回避する。
ピーピーピー
「ん!」
ビームを避けると警報が鳴る。
右手にビームサーベルを持ったキャプテンがスラスターを噴射して正面から接近し、ビームサーベルを振るう。
振るわれるビームサーベルに対し、ビームライフルを右腰にマウント、空いた右手で背中のバックパック上部右側から「ビームサーベル」を抜き、すぐにビーム刃を展開、ビームサーベルを振り下ろし、キャプテンのビームサーベルを受け止める。
エネルギー兵器であるビームサーベル同士がぶつかり合っているため激しい火花とスパークが発生している。
「舐めるな!バスターとは違うんだよ!」
ビームサーベルで鍔迫り合っている中、近接格闘武器を持っていないバスターの時とは違うことを叫びながらキャプテンに言い放ち、本来はザフトのジン等の第一世代MS用の装備をデュエルに装着されているこのザフト製の強襲用屍衣「アサルトシュラウド」の右肩部装甲に設置されている「115mmレールガン 『シヴァ』」を動かし、銃口をキャプテンの頭部に向ける。
「!?」
シヴァを向けられたキャプテンはスラスターを切り、ビームサーベルを振り払い、振り払った勢いを利用して俺から見て右に跳び、再びスラスターを噴射してシヴァから放たれたレールガンを避ける。
右避けたキャプテンが屋上に着地すると俺は顔をキャプテンの方に向け、頭部眉間付近に内蔵されている2門のバルカン砲「75mm対空自動バルカン砲塔システム 『イーゲルシュテルン』」を連射する。
「むっ!」
イーゲルシュテルンが命中しキャプテンが怯む。
イーゲルシュテンを撃ち続けながら怯んだキャプテンに再びシヴァの銃口を向け、レールガンを発射。
「くっ!はっ!」
俺がシヴァを撃つとキャプテンはスラスターを噴射して後ろに跳躍、レールガンを避け、俺と距離を取る。
「流石キャプテンガンダム、簡単にはいかない・・・な!」
離れていくキャプテンにビームライフルを向け、ビームを放つ。
「光竜。闇竜、ご苦労だった。何度も動いてもらって申し訳ないが、最初の配置位置に戻って待機していてくれ」
「了解」
「戻りまーす」
キャプテンにビームライフルを撃ちながら俺が抜けている間に戦ってもらっていた光竜と闇竜に元の配置位置に戻るよう指示を出し、光竜と闇竜は戦線から離れて行く。
「マスター。こちらに接近する機影を複数感知」
「方角は?」
「北東からです」
アポロンの報告を聞いてすぐに北東を見ると空から白い機体と7期のヘリが向かってくる。
「キャプテン、置くなって申し訳ありません!ガンイーグル、援護に参りました!」
「ガンチョッパーズ、たった今到着しました。これより援護します!」
「「「「「「援護します!」」」」」」
空から向って来た白い機体はキャプテンと同じ「SDガンダムフォース」に登場した空戦型のガンダム「ガンイーグル」、7機のヘリはただのヘリではなく彼らも「SDガンダムフォース」に登場し、本来は海戦型のガンダム達「ガンダイバーズ」に飛行ユニット「バックヘリユニット」を取り付けたガンダイバーズのもう1つの姿「ガンチョッパーズ」だ。
「ガンイーグルとガンダイバー・・・いや、ガンチョッパーズか。彼らもいるとはな。ったく、次から次えと」
向かってくるガンイーグル、ガンチョッパーズにビームライフル、シヴァを向け、ビームとレールガンを撃とうした。
「俺を忘れるな!」
しかし、撃とうとした直後、右からザッパーザクがFZマシンガンを撃ってきたため、ビームライフルを引っ込め、右に跳んで回避する。
「くらえぇ!!」
FZマシンガンを避けると空中からガンイーグルが右手に持ったビームライフル「エアリアル・ビームライフル」を放つ。
「っと!」
放たれたビームを俺は左手に持っていた耐ビームコーティングされた盾「対ビームシールド」で防ぐ。
「友軍への援護を開始します。攻撃開始します!」
「「「「「「開始します!」」」」」」
ガンイーグルに続いてガンチョッパーズが動きだす。
ガンチョッパーズは3チームに別れ、1号機と2号機が俺を、3号機と4号機がスターガオガイガーを、そして5号機、6号機、7号機がゴルディーマーグにバックヘリ「ビームガトリングガン」と「ミサイルランチャー」からミサイルを発射する。
「ウォールリング!」
ビームガトリングガン、ミサイルが迫るとスタガオガイガーは叫び、その叫びの後、ステルスガオーⅡの左側ウルテクエンジンにあるウォールリングが外れ、左腕を前に出し、その左腕の前にウォールリングが出る。
「プロテクトウォオオオル!」
スターガオガイガーはプロテクトウォールでビームガトリング、ミサイルを全弾防いだ。
「どあっ!いてて!」
ゴルデイーマーグにはビームガトリングやミサイルが命中したようだが元々ボディが頑丈なためか損傷は軽微のようだ。
「ふっ!」
俺はバックパックのメインスラスター。脚部の高出力スラスター、足裏のスラスターを使って後ろに後退してビームガトリングを避け、追ってくるミサイルは後退しながらイーゲルシュテルンで全弾を撃ち落して後退を止める。
「また増援が必要だな」
『MOBILE RIDE! GUNDAM AIR-MASTER!GUNDAM LEOPARD! DELTA PLUS! GUNDAM VIRTUE!』
「機動新世紀ガンダムX」に登場し、第7次宇宙戦争で旧地球連邦軍で開発され、戦後破棄された軍事施設、兵器の残骸を漁って売りさばく「バルチャー」と呼ばれる者達の1つである「フリーデン」のMS乗り「ウィッツ・スー」が搭乗する可変MS「GW-9800 ガンダムエアマスター」、エアマスターと同じく「機動新世紀ガンダムX」に登場し、第7次宇宙戦争で旧地球連邦軍が開発、フリーデンのMS乗り「ロアビィ・ロイ」が搭乗する砲撃型MS「GT-9600 ガンダムレオパルド」、「機動戦士ガンダムUC」に登場し、以前時の庭園で召喚したリゼル達と同じロンド・ベルのネェル・アーガマ隊に配備され、設計をエゥーゴで開発されたある非可変タイプの機体を計画案本来の可変タイプまで差し戻し、Z系列の技術を反映して量産を前提に再設計されたネェル・アーガマ隊MSパイロット「リディ・マーセナス」が搭乗した試作機「MSN-001A! デルタプラス」「機動戦士ガンダム00 1st SEASON」に登場し、時の庭園戦で俺が変身したソレスタルビーイングのガンダムマイスター「ティエリア・アーデ」の艦隊戦、要塞攻略戦を想定した重砲撃型の第三世代ガンダム「GN-005 ガンダムヴァーチェ」を召喚する。
「な!?」
「なんだと!?」
「銃からガンダム達を呼び出した?!」
「あの銃には次元転移装置が積んであるのか?」
フェニックスドライバーからMS達を召喚するとヴィータ、ザッパーザク、ガンイーグルは驚き、キャプテンは冷静に分析をしている。
「デルタプラス、お前は空中にいるあの白い機体を、エアマスターはあっちの7機の連中だ。レオパルドは屋上から対空迎撃、エアマスターの援護、ヴァーチェは俺と共にガンダムとザクの相手を」
「了解!」
「任せろ!」
「そんじゃ、いっちょやりますか!」
「了解、作戦行動に移る」
「!?」
「今声、キャプテン!?」
「どうなってるんだよ!それにあの灰色の機体、俺と同じ声だぞ?」
「ああ、確かに今のは私とガンイーグルの声と似て、いや、同じだ。しかもあの白と赤い機体の声はガンチョパー1号機と同じだ」
「なんで同じ声のやつらが出てくるんだよ?」
「デルタプラス、ロメオ8、行きます!」
「ガンダムエアマスター、出るぞ!」
ヴァーチェ達に各自の戦う相手を指示、相手を把握したヴァーチェ達はすぐに返事を返す。
ヴァーチェ達の声を聴いたヴィータ達はヴァーチェ、デルタプラス、エアマスターの声がキャプテン、ガンイーグル、ガンチョッパー1号機と同じ声をしていることに驚くと同時に混乱している。
ヴィータ達が混乱している中、デルタプラス、エアマスターはデュアルアイを光らせ、スラスターを噴射して上昇、上昇してすぐにデルタプラスとエアマスターはWR、戦闘機タイプのMA形態「ファイター形態」に変形し、ガンイーグル、ガンチョッパーズに加速して向かっていく。
「形が!」
「変形した!?うわっ!!」
ダダダダダダダ
「全員、回避!」
「「「「「「回避!」」」」」」
変形したデルタプラスとエアマスターにヴィータとガンイーグルが驚いていると自分に向って来たデルタプラスを慌てて右斜め後ろに避け、ガンチョッパーズは接近しながらファイター形態の機首に内蔵されている機関砲「ノーズバルカン」を撃ってくるエアマスターを1、2、3、4号機は右に、5、6、7号機は左に分かれて回避し、その間をエアマスターが通り過ぎる。
「くっ!しかも速い!」
デルタプラスを避けたガンイーグルはすぐにエアリアル・ビームライフルをデルタプラスに向け、ビームを連続で撃つ。
「簡単に当たるかよ!」
デルタプラスは左に旋回しながらガンイーグルのから撃たれるビームを回避し、再びガンイーグルに向かっていき、機首となっている「シールド」の先端の中央部にある「シールドビームガン」、右翼にマウントされた「ビームライフル」を撃つ。
「おっと!」
放たれるシールドビームガン、ビームライフルのビームを身体を左右に捻って回避し、また迫ってきたデルタプラスを今度は上に上昇して回避する。
「このッ!」
上に上昇したガンイーグルは後ろを振り返り、デルタプラスにビームを撃つ。
「むッ!」
後方上から撃たれたデルタプラスは機体を右に大きく傾け急旋回して回避する。
「いくぜぇ!」
デルタプラスとガンイーグルとの戦闘の一方でガンチョッパーズを通り過ぎたエアマスタは一度真上に上昇してMS形態に変形、上からガンチョッパーズに両手に持った2挺の専用ビームライフル「バスターライフル」からビームを連続で放つ。
「全機、散開!」
「「「「「「散開!」」」」」」
エアマスターのバスターライフルから連続で放たれるビームをガンチョッパーズは散開して回避する。
ヴゥゥウウウウウウウウッ!!
「うわあっ!」
「5号機!」
散開した直後、激しい連射音の後、無数の弾が空に向かって放たれ、ガンチョッパー5号機に命中、近くにいた4号機が叫び、5号機は被弾した箇所から黒い煙を出してビルの屋上に墜落した。
「まずは1機撃墜ってね」
発せられた声の方に残った6機のガンチョッパーズが全員が向く。
そこにはビルの屋上で対空迎撃、エアマスターの援護とした召喚されたレオパルドが先程までバックパック左側のアームに懸架され、今は左腕をほぼ丸ごと格納、装着したレオパルドの主武装のビームガトリング砲「インナーアームガトリング」をガンチョッパーズに向けて構えていた。
「レオパルド、俺に当てんなよ?」
「そっちこそ俺の射線に入らないように気をつけろよ?」
エアマスターとレオパルドは軽く話すと同時に行動を開始、エアマスターはバスターライフル、レオパルドはインナーアームガトリングでの銃撃を再開、上と下からビームの弾の雨が再びガンチョッパーズに襲い掛かる。
「全機回避!」
「「「「「回避!」」」」」
放たれるビームを回避するためにガンチョッパーズは全機が別々の場所に散らばる。
「おぉっと!逃がしゃしないぜ!」
それを見たレオパルドは胸のコクピット横にある左右の胸部装甲ハッチを上に開き、内部に内蔵されている2基のガトリング砲「ブレストガトリング」を露出させ、ガンチョッパーズの1機に向けてブレストガトリングを放った。
「!!」
放たれたガンチョッパーは高度を上げてギリギリでブレストガトリングの銃弾をかわす,
「あらら、外したか」
「ガンチョッパーズ!」
攻撃されているガンチョッパーズを援護しようとキャプテンはライトライフルをレオパルドに向ける。
「ヴァーチェ、目標を破壊する」
キャプテンがライトライフルを構えるとヴァーチェがデュアルアイを光らせ、前に出る。
ヴァーチェのバックパック両側に2基装備されている可動式2連装ビーム砲塔「GNキャノン」を前面に展開、片方に2門ずつ、左右合わせて計4門の砲口を伸ばし、照準をキャプテン、ザッパーザクに合わせGN粒子を圧縮していく。
「高エネルギー反応増大!?危険だ。ザッパーザク、あのガンダムの射線上から退避するんだ!」
「あ?お、おう!」
ヴァーチェから高エネルギー反応を観測したキャプテンはそのエネルギーを危険と判断し、ザッパーザクに退避指示を出し、急いでヴァーチェの射線上から退避する。
「圧縮・・・開放」
圧縮されたGN粒子が4門の砲口から極太のピンク色のビームとなって放たれる。
「ぬわああああっ!!」
ヴァーチェからGNビームが放たれ、ザッパーザクは慌てて射線上から逃げ、GNビームを回避した。
GNキャノンから放たれたGNビームはビルの屋上のコンクリートを抉り、射線上にあった高層ビル3つを撃ち貫き、真ん中部分の殆どを破壊された3つのビルは音を立てて激しく崩れていく。
「う、嘘だろ・・・」
「なんだよ今のはよぉ!!」
「あのビーム、なんて威力だ」
「ヴァーチェ、建物への損害は最小限に・・・・・って無理か」
「建物の破壊は避けていてはミッションに支障が出る。まず最小限に抑えるなど戦闘では皆無だ」
ヴァーチのGNキャノンの威力を見たヴィータ、ザッパーザク、キャプテンは驚きの声を漏らし、俺はヴァーチェに注意を呼びかけるが拒否されてしまう。
街の損害よりもミッションの優先か。
そういえばヴァーチェ、もとい擬似人格の基になったティエリアは最初の頃はどんな時でもミッションを最優先やつだったからなぁ。
柔らかくなったのって2nd SEASONからだもんなぁ。
「分かった。無理言ってすまない。好きにやれ」
「始めからそのつもりだ。ミッションを継続する」
そういってヴァーチェは右手に持った主武装の大型ビーム砲「GNバズーカ」を構え、GN粒子を散布して浮上、射線から回避したザッパーザクのところに向かって飛んで行く。
「やれやれ。ちょっと面倒な奴を召喚しちまったな。まぁ兎に角、俺も集中するとしよう!!」
ヴァーチェの扱い辛さに少し溜め息を漏らつつも俺自身も戦闘を再開、メインスラスターを噴射して加速、ビルの屋上から飛び出し、ヴァーチェの射線から離れたキャプテンにビームライフルを構え、ビームを撃った。
後書き
ARXー7アーバレスト「フィイ。書けたな」
健悟「ご苦労さん」
アポロン「お疲れ様です」
ARXー7アーバレスト 「どもっす」
健悟「さて早速本文の話に入るがまたエライことになってるな、この小説は」
アポロン「全くです」
ARXー7アーバレスト 「いや~、時の庭園の話の時よりマシでしょ?」
健悟「確かにアレに比べればまだマシに見えるがそれでもこの召喚数は中々だぞ?」
ARXー7アーバレスト 「まあそうだね」
アポロン「召喚された者達の前に私としてはガンダムフォースの方が気がかりです」
健悟「そういえばそうだ。キャプテンやゼロ、爆熱丸のメインキャラが出てくるのは前回の話で想定内だったけどサブのガンイーグルやガンチョッパーズ、さらにザッパーザク達までも出てくるなんて流石に想定外だったぞ」
ARXー7アーバレスト 「いやね。ピクシブの方でリクエストがあってそれならガンイーグル達を出そうって思って。ザッパーザク達は一度仲間っていうかそれに近い関係になったことがあったし、人数合わせ的な意味も込めて選びました!ザコソルジャーに関しても同じ」
アポロン「なるほど」
健悟「今までどうやって潜んでたのか凄く気になるな。でもその肝心な残りのゼロ達とゾコソルジャーの戦闘シーンがないけど?」
ARXー7アーバレスト 「あれを全部書いたら間違いなく書くスペースなくなるから読者には申し訳ないけど今回も前編後編の2部に急遽変更することになった」
アポロン「相変わらずですね」
健悟「まあ確かにあんだけの数分の戦闘シーンやろうと思ったらこの回だけでも結構文字数使ってるのにかけないわな。んで、話を召喚した連中に戻すと・・・」
アポロン「ザコソルジャー用の迎撃小隊がトータル・イクリプスのアルゴス試験小隊、第08MS小隊の8小隊、マクロスのスカル小隊、そしてエヴァンゲリオンのエヴァ小隊ですか」
ARXー7アーバレスト「うん。彼らが適任だと思って」
健悟「その心は?」
ARXー7アーバレスト「8小隊はリクエスト、残りは俺が好きだから」
アポロン「適任関係ありませんね」
ARXー7アーバレスト 「もっと言えばそろそろ彼らを小説に登場させたかったから」
健悟「そうか。つかアルゴス試験小隊のユウヤ機はなんで不知火弐型じゃなく吹雪?」
ARXー7アーバレスト「だって最初の小隊内でも演習は除くとして、小隊での初演習の時に吹雪のってたから」
健悟「はぁ」
アポロン「そしてガンイーグル、ガンチョッパーズはデルタプラス、ガンダムエアマスター、ガンダムレオパルドにヴァーチェですか。これは・・・」
ARXー7アーバレスト 「空中でも戦えるからって理由も1つだけど勿論声優ネタ。レオパルドはエアマスター1機じゃ大変だと思って。ヴァーチェも中の人繋がりプラスリクエスト」
健悟「予想どおちの答えをどうも」
ARXー7アーバレスト 「ではそろそろ次回予告といきますか。今回はこれ!」
BGM「SDガンダムフォースの予告BGM」
健悟「最近こんなんばっかだな。調べる気あるか?」
ARXー7アーバレスト 「そんなことよりも早くやって」
健悟「このヤロー。んんッ!ガンダムフォース達が勢揃い、戦いもどんどん激しくなっていく。でも負けてられない!次回、~少年が望んだ世界と力~』第四十話『SDガンダムフォース 後編』です」
ARXー7アーバレスト 「はいOK」
健悟「ふう」
アポロン「お疲れ様です」
ARXー7アーバレスト 「さてお別れの前に読者の皆様に一言、毎回急遽話を2部構成に変更し、この先の方を楽しみにしている方、本当にすいません。A's編のファーストバトルは次回で必ず終わらせますのでもうしばらくお持ちください。リクエストお持ちしております。次回もお楽しみに」
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第三十九話 SDガンダムフォース (前編)