No.618962

Look ~妖魔~ 5話 【グランフィッシュ】

渡狸卍里さん

こんにちは。

作者の 渡狸卍里(仮名)です!

Look ~妖魔~ 1話はコチラ。

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2013-09-13 00:49:34 投稿 / 全5ページ    総閲覧数:563   閲覧ユーザー数:563

前回までのあらすじ!!

 

目の前で、ヒメカを殺されたルイは悲しみの底にいた。

 

そこで、ふと思い出したのはラウラの存在だった。

 

ラウラに会うために、古本屋へ行くが

 

古本屋などここに、ないと言われる。

 

そこで、レストランで休憩していると。

 

隣で、ため息つくラウラを発見。

 

「ルイ様、も私たちと同じ妖魔師…。」

 

「ふむふむ、え? えええええええ!!」

 

 

 

 

Look ~妖魔~ 5話

 

 

「だから、言いますよ。妖魔師ですよ。変身=妖魔師なんです!この街守ってくださいね。」

 

ルイが驚き顔で言う

 

「え!?なにそれ!?俺そんな気なんて全然ないから!」

 

すると、ラウラはハンカチを懐から取り出し。

 

「では…。このか弱い私に…妖魔たちと戦わせるのですね…なんてひどい!!」

 

↑(泣いている)「ん~、もっう。わかったよ!!やればいいんだろ!やれば!」

 

「それで、いいのです。」

 

「え…泣きやんだ。(ヒメカ、のためにも…。)」

 

そうだ、というばかりに顔をラウラはあげる。

 

「妖魔は、妖魔力で探る事ができるのです。全神経集中してれば大体どこか、感じ取れます。」

 

ルイは、言われたとおりに探って見る。

 

 

その刹那。

 

「!」

 

二人は、その魔力に気づく。

 

「妖魔が出現しましたね。」

 

と、ラウラはつぶやくとレストランのカーテンを開き外を見る。

 

「あぁ、もうこんな暗い。ルイ様はじめの仕事ですよ。」

 

「ちょ、ちょいと終わらしてくるぜ!!会計頼む!」

 

すると、席を立ちあがり店を出る。

 

「確か、妖魔ってのは人が少ないところにでるんだよな。」

 

ルイは、全神経を集中させてさっきラウラに教えてもらった事をする。

 

「こっちか。」

 

川の方だ。

 

「ん、めんどいな。妖魔力オーバー、”汐ヅチ”<<せきづち>>」

 

すると、ルイの容姿が変化する。

 

「やっぱ、こっちはいいな~力があふれてくる。」

 

すると、ものすごい速さで川に向かう。

 

 

「はぁはぁ…着いた…。」

 

すると、川は穏やかに流れている。

 

「どこに居やがる。」

 

もう一度探るが、どこにも妖魔力は感じ取れない。

 

「消えた…?いや、そんなことは…」

 

すると、川からほんの少し感じ取れた。

 

「まさか!!」

 

気づいた時には遅かった。

 

川から、小さな魚の大群がルイに襲いかかる。

 

「んの、やぁろおおおおお!!!!!!」

 

ルイは、体中に噛みついてきた”魚の妖魔”を体内から生成した蒸気で吹き飛ばす。

 

「ふぅ…こんなこともできんのか…、色々やって見るか。」

 

だが、すでに魚は力尽きていた。

 

「へ…?」

 

すると、魚の体が紫色の球となり空へ飛んでいく。

 

「なんじゃこりゃ。ま、いっか。帰ろう。」

 

そして、川に背を向ける。

 

「ちょっとまてよ…。さっき川で感じ取れなかった妖魔力がなぜ…レストランで…?」

 

その刹那、川から巨大な魚が襲いかかってくる。

 

それに、気づくのが遅かったルイは背中に傷を負う。

 

「クッ…。」

 

 

(それは、グランフィッシュです。)

 

どこから、ともなく声が聞こえる。

 

「んぁ!?」

 

(安心してください、妖魔師ルイ様を今後サポートする”ムエル”と申します。事情はすべてラウラさまから聞いておりますのでご心配なく。ちなみにグランフィッシュは、その巨体からとは思えない動きをしてきますゆえ、十分お気を付け下さい。ひれの先端に付いている、刃にも注意をしてください。今狙うべき場所また、弱点は腹の”赤い球体”です。)

 

「お、おぉ。どうもありがとう。」

 

すると、グランフィッシュは横になってブーメランのように回転してこちらへ向かってくる。

 

(刃にお気を付け下さい。)

 

「はいよ!」

 

ものすごい速さでルイをねらってくるがそれをルイはかわし。

 

日本刀を抜き、背びれを斬り落とす。

 

(刃は飛んできます、その攻撃には要注意です)

 

すると、忠告通り刃が飛んでくる。

 

それを、ギリギリでかわすと

 

「おっと、あぶねぇ。」

 

グランフィッシュは川に戻ろうとしている。

 

「これは、普通の魚と同じ弱点だなっ!!」

 

(これは、普通の魚と同じ弱点です!!)

 

二人の声が揃う。

 

「おりゃぁ!!!!」

 

ルイは、日本刀をこの一瞬で抜き

 

赤い球体を、千切りにする。

 

(お見事です。)

 

「どんなもんだ!!」

 

うっ…。

 

ルイの背中に激痛が走る。

 

(少々お待ちを。救援物資をそちらへ送ります。)

 

すると、目の前に突然塗り薬が姿を現す。

 

(それを、傷口に塗って下さい。妖魔から受けたダメージはそれですべて回復致します。)

 

「おお、それはありがたい。」

 

早速その薬を塗る。

 

「ぎゃあああああああああああああああ!!!!!!!」

 

(あ、忘れていました、回復する代わりに激痛が走ります。)

 

 

 

「あ~…塗り薬の方が痛かった…。」

 

(申し訳ありません、まさかそんな痛い嫌いとは知らず…以後気を付けます。私の給料を引いて…いたくない塗り薬を…シクシク)

 

「あぁ、もうわかったよ!我慢すればいいんだろ~。」

 

(そうです、)

 

「そうです、じゃねーよっ!」

 

 

9月5日(火曜日)

 

今日は、妖魔師としての初仕事を果たした。

 

ラウラさんもみつかったし、古本屋を再開させるとも言っていた。

 

んで…一番気になるのが…。

 

 

(ん?なんですかぁ~!?)

 

「いつまで、いるんだよ!!)

 

怒声をルイは上げる。

 

しぶしぶ、ムエルは通信を切る。

 

 

ムエルの存在だ。

 

この存在に関してはかなりありがたかった。

 

相手の弱点、行動パターンすべてを読みとってくれる。

 

 

(そうですよね~!)

 

「まだいたのかよ!!もう、寝ろ!!」

 

しくしく。

 

音が聞こえて、通信が今度こそ途切れる。

 

「ふぅ…」

 

 

人間性としてはかけている。

 

 

 

リーネはビルの屋上にいる。

 

「ほほぅ。これは見事です。」

 

ルイの戦闘を見ていた。

 

「彼なら…この作戦に使える…。″あの計画″に…。」

 

 

5話 END

 

 

 

あとがき

 

 

 

こんにちは! 

 

作者の”渡狸卍里<<わたぬきばんり>>”(仮名)です。

 

今回は、作っている自分もおもしろい回となりました。

 

段々、キャラが多くなってきましたがもっと多くなっていく予定です。

 

懲りずに、最後まで見ていただきありがとうございました!

 

感想、質問、誤り などなど コメントを頂けると幸いです!

 

では、6話でまたお会いしましょう。

 

バイバイ!!

 


 
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