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バルスブルグ教会
一刀「はい、到着しましたよ?」
プレシア「ここがそうなの?」
一刀「ええ、ここが俺達の拠点です」
俺とプレシアが転送されたのは教会の噴水広場だ
生活水はここで補っている
教会の事を説明していると武蔵達が来たのでプレシアと生体ポットに入っているアリシアを二人用に用意した部屋へ案内した
プレシア「それで?アリシアをどうやって蘇らせるの?」
一刀「その前にアンタの治療が先だよ、ちょっと失礼」
俺は彼女の肺に近い、たわわに実った果実の谷間に手を置いて
一刀「『アルテミスト』発動」コォオオオオ・・・・・・
プレシア「これは?」
一刀「俺の持つレアスキルの1つです」
プレシア「虚数空間でも使っていたけど、アナタ二つも持っているの?」
一刀「ええ、さっきの空間で使った『スカイ・ウォーカー』と今使っている『アルテミスト』は貴女達を助けるために手に入れた力ですから」
一刀「質問は後で受け付けますね?っと!終わりました」
一刀が先ほどまで胸の間に置いていた手の中には
赤黒い塊があった
一刀「これが、貴女を蝕んでいた物です」
一刀「これで全部取り出した筈ですけど。どうですか?」
プレシア「・・・体が軽いわ、それに痛みや苦しさも何一つないわ」
一刀「それは良かった・・・・・ところで一つ聞いていいですか?」
プレシア「何かしら?」
一刀「アリシアを救うのにはそれ相応の対価が必要です」
一刀「今から俺が言う事を約束してくれるなら、アリシアを確実に助けて見せます」
プレシア「イイでしょう、話して御覧なさい」
一刀「一つ、対価の1つにアナタ自身を払ってもらう」
プレシア「問題ないわ、この子のためなら」
一刀「二つ、フェイトを自分の娘として認める事」
プレシア「それも異存ないわ。落ちた時に気付いてしまったもの、あの子を娘として愛していた事に」
一刀「それは良かった」
一刀「三つ、俺達を助けてくれないか?」
プレシア「あら?そんな事でいいの?」
一刀「ああ、俺達で実際に動けるのは実質俺一人ぐらいでな」
一刀「それに貴女には管理局の闇を世に知らしめるために貴女の力を借りたい」
プレシア「へぇ~、アナタ可愛い顔してヤル事が逝っちゃってるわね。良いでしょう」
一刀「なら契約成立だね、早速蘇生に取り掛かるからアリシアの横に」
生体ポットからベットに寝かしたアリシアの横に寝るプレシア
俺は二人の間に
アリシアのベットの周囲には五芒星の魔法陣を敷いてあり
その端々には例によって『深紅の石』を配置している
一刀「始めるぞ?」
そう言って俺は左手をアリシアの胸の中央に、右手をプレシアに心臓のある左胸に置き
レアスキル『アルテミスト』を発動する
一刀がアルテミストを発動するとプレシアは自身の体の中を、熱い塊が駆けまわる感覚に襲われ
部屋とアリシアを深紅の光が包み込んだ
数時間後
プレシア「・・・・んん、ここは?」
??「バルスブルグ教会です、お久しぶりですね?プレシア」
聞こえる筈のない
もう二度と聞ける筈の無い声が聞こえ
私はその声の主を見た
プレシア「リ、ニス?」
リニス「はい」
プレシア「生きていたの?」
リニス「ええ、貴女と別れた後に一刀に拾われたんですよ」
プレシア「なるほどね、合点がいったわ」
プレシア「と言う事は、私を助けて欲しいと頼んだ司教見習いって」
リニス「私です」
プレシア「そう、ところで一つ聞きたいんだけど」
リニス「何ですか?プレシア」
プレシア「何故私の声が高くなっているのかしら」
リニス「それは鏡を見ればわかりますよ、はい♪」
リニスの出した鏡で自分を見たプレシアはどんな反応をしたでしょう?
正解はこちら
プレシア「・・・・・・・はぁああああああああああああああああああああああああああ!!!!!???」
そこに映っていたのは二十代の頃のプレシア・テスタロッサの姿だった
肌は病気を取り出して貰った時よりも張りがありプルプル♪である!
御尻はプリ♪プリ♪、腰はキュッ!っとしており、御胸様はプルン♪プルン♪である!!
プレシア「これは一体?!」
リニス「あぁ~、それは一刀のレアスキルに使った対価の所為でしょうね」
リニス「一刀は『深紅の石』と、プレシアの今日まで過ごしてきた年月約三十数年を対価にしたんです」
プレシア「それで私の体が若返ったの?」
リニス「ええ、それもあるでしょうけど。アリシアやフェイトと一緒に過ごす時間のためだと思います」
プレシア「そう、・・・・・!?そうよ!アリシアは!!?」
リニス「はぁ、隣りに寝てますよ」
バッ!っと横を向くとスヤスヤと規則正しい呼吸して眠るアリシア
その姿を見てプレシアは、瞳から雫を零しながら良かったと言い
アリシアの髪を撫でながら微笑んだ
しばらくすると、食事を持った一刀とクライドがやって来た
一刀「おはよう、気分はどう?」
プレシア「絶好調よ、処で隣りの子は?」
クライド「初めまして、兄さんの弟のクライド・ハラオウン・北郷です」
クライド「管理局に務めていましたが。数年前の事故で『死んでる』事になっています」
プレシア「クライド・ハラオウン・・・・・そう、生きていたのね」
プレシア「でも妻と子供がいるような年齢には見えないわね」
クライド「前に兄さんが僕を助けてくれた時に今の貴女と同じ状況になったんですよ」
プレシア「なるほどね、私とはまた違った境遇のようね」
一刀「んな事よりも御飯にしよう、アリシアは兎も角、プレシアはまる二日眠ってたんだから」
プレシア「そんなに眠っていたの?私」
するとプレシアの方から可愛らしい音が聞こえてきた
その音に横でスヤスヤ眠っていたアリシアも目覚め
皆で昼食を取った
その後の昼食は賑やかな物だった
プレシアは食用花とその味と美しい見た目に驚き
アリシアは母に自慢げに色々な事を話したり
リニスは二人の御世話を楽しそうにして
穏やかな時が続く
食事をしながら色々と話をした後
プレシアがやった事を、アリシアに妹が出来た事を・・・その件に関して母親は愛娘から愛の籠った笑顔でお説教を受けたのでした♪
管理局の下種が仕出かした愚かな行為の事を
これからの事だが、俺に付いて来てくれるそうだ
ただ、なるべく早めにフェイトとの再会を約束された
プレシア「それで、これからアナタ達に付いて行くのだけど」
プレシア「私とアリシアは何をすればいいの?」
一刀「とりあえず体調を整えてもらってからだね」
クライド「そうだね、僕達はなるべく表に出ないようにしないとイケないからね」
リニス「その後はアリシアのためのデバイスと現代の常識を(地球とミッドチルダの)教えないとイケませんね」
プレシア「アリシアの教育はアナタに一任するわ、リニス」
リニス「任せてください、プレシア」
一刀「言い忘れてたけど改めて」
一刀「ようこそ、バルスブルグ教会 聖天十字騎士団 極東本部へ」
一刀「我々は貴女方を歓迎します、大魔導師 プレシア・テスタロッサ。その愛娘、アリシア・テスタロッサちゃん」
・・・つづく?
あとがき
どうもアサシンです
なのは?シリーズもすでに十話・・・・なのに
原作のキャラとの絡みが全く無く!
戦闘描写に至っては皆無!△?
このような駄作を読んでくださる方々に感謝です
では次回予告を
次回 真・恋姫なのは?第十一話
一刀、世紀の大天災と接触する
ではでは
再来~~~
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プレシアとアリシアを連れて教会に帰った一刀
母と娘の笑顔を取り戻すために
では
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