中学校生活・・・・それなりにいろいろと変化があり愉しい。ふむ、まずは男どもが温泉見たくムフフなことに対する話をしだしたこと。特に原作キャラ達をおかずに事欠くことは無いらしい。最近では派閥が出来上がっているくらいだ。まあ俺達は中立だが―――
「やっぱり麻井君×榊原君よ!」
「いやいや皇魔君×聖火君が鉄板だよ!!」
「麻井君×榊原君×乱素君での3Pこそ至高!!」
「┌(┌ ^o^)┐ホモォ」
なんか女子は女子で変化があった。まあ、男子もなのフェイ派閥なんてのがあるから普通なんだろう。まあ、あの手のネタは妄想するからこそいいものでリアルにおいてソレを求めたらもうアウトって刃が言ってた。
そして、一番の変化が部活!入ってみたかったんだよね!!小学校じゃまずないからね。部活の勧誘はすごかったな・・・・・刃が・・・スポーツ系でのアイツの噂すごいからな。曰く
「100メートル走を10秒切る」
「サッカーでいつも33-4をだす」
「野球でいつも33-4を出す」
「バスケでいつも33-4を出す」
「というより得点はいつも33-4」
そして俺は愉悦探究会に入った。いやもう部活名を一目見ただけで胸がキュンと来たね!顧問は言峰先生とりあえず麻婆振るうと愉しい。俺と顧問が。まあ、主な活動はギャンブルと株。当然何でもアリ。なんせ教訓が教訓だしな。なんでも部長がカジノ経営しているらしい。部長何者・・・この前なんかB‐2とかいう黒くてでかい奴持ってきてたし。
そんなある日の事
今日の部活は無い。というより気分次第で出る、出ないは自由だからな。
「麻井様」
「榊原様」
そこに居たのは確か・・・ノエルだったか?確か月村のところのメイドだったはず。そして隣にはバニングスの執事である鮫島がいた。
「ノエルさんに鮫島さんどうしたんですか?」
「実は折り入って頼みがありまして申し訳ありませんがお時間さえよければ屋敷までご同行願えませんか?」
まあ、特に用事はないしこうやってメイド長と執事長が来ているということはよっぽどなのだろう。まあ、話を聞くだけなら自由だ。
「別にかまいませんよ」
「俺も」
「ありがとうございます。では車の中に」
車でバニングスの家に着いた。どうやら話をするなら一か所でやったほうがいいだろうということらしい。よっぽどみたいだな。
「・・・・・は?」
「・・・・・はい?」
一瞬そんな間抜けな声が出た俺達は悪くない。
「済みませんがもう一度よろしいですか忍さん」
「貴方達に今度パーティに出席するすずかとアリサちゃんの護衛をしてほしいのよ」
話を簡単にまとめると、今度金持ちによる親睦会があるらしく資産家の娘である彼女は出席するらしいのだが忍さんは用事が重なっておりそのかわりに妹を出席させるらしい。と言っても、すずかのほうはこういうことには慣れているからそのあたりの問題は無いらしいのだがいつも護衛を頼んでいる恭也さんは来られないらしく、そこでいつぞやかの誘拐事件の際に助けてくれた実力を見込んで頼みたいらしい。・・・・絶対二人事だなこれ。バニングスのほうも同じらしく鮫島は親のほうの護衛らしい。因みにパーティは別・・・・というよりロサンゼルスらしい。刃・・・・
「ほら・・・貴方達、身長的にもボディーガード名乗っても不思議じゃないでしょ?」
まあ、確かに俺と刃は身長だけでいえば結構ある。もう四捨五入して170だからな。
「だからお願いしたいの。もちろん報酬は弾むわ」
「も、もちろん無理しなくていいんだよ?」
「・・・・はぁ、まあ、仕方ない・・・そのかわり準備はそっちがしてください。あと責任は一切取りませんので」
「分かったわ」
「ありがとう伸君!」
「まあしょうがないよね・・・いいよ」
「ありがとうございます!榊原様」
「ま、まあ・・・今回は礼を言ってあげてもいいわ・・・・・・ありがと」
まあ、晩飯代が浮くと思えばいいか・・・・そう軽い気持ちで挑んだのが間違いだった。否、護衛ということそのものを甘く見ていたのではない。だが―――
まさかあのようなことが起きるとは
当日
あ~めんどくさかった・・・なしで美容室行くとか・・・・まあ、費用は全部向こう持ちだからいいんだが・・・・因みに黒服姿の俺を見てセイバーたちが『デバイスで共をします!いやさせてください!!』っていってタマモが血涙流しながらハンカチ食い千切ったのには驚いた。あの時タマモとユニゾンしたら多分俺常時黒いオーラが見えていたに違いない。しかし―
(このホテル名はどうなんだろうか)
『スターライトホテル』
招待状に記されていた会場のホテル名にはそう書かれていた。通称SLH。すごい高級ホテルでブルジョワにしか行けないらしいのだがなんというか・・・常に全力全壊しそうな名前である。まあ、これで『スターサイドホテル』とかだったらマジでシャレにならなかった気がする。
「ね、ねえ・・・」
「どうかいたしましたかお嬢様?」
「車の中ぐらいは素でもいいよ!」
「そういうわけにも参りません。こういうのはメリハリが大事なのです。」
うっかり素が出たらまずいでしょ。
「それでどうかいたしましたか?お気分がすぐれませんのでしょうか?」
「う、ううん。た、ただ」
「?」
「この服似合っている・・・かな?」
「ええ、とても似合っておりますよ。」
つーか、またか。もう軽く十回はこのやり取りしたぞ。因みに今の月村はちゃんとしたドレスを着ていた。まあこの辺は流石お嬢様というべきか見事に着こなしていた。刃のほうは楽だろうなぁ・・・
「~~~~」
なんか月村の奴が俯いているが本当に大丈夫か?コイツ・・・
と、そうこうしているうちに着いたようだ。改めてみると結構な大きさだ。ざっと見ても2~30階はありそうなホテルだ。
まあ見惚れているわけにも行かないし見惚れているわけでもないので、素早く車から降り、反対に回りドアを開いた。
因みにボディーガードにおける作法を鮫島さんにならったのだがなんか唖然としていた。曰く―――
(初めてやったとは思えないほど手際がいい)
とのこと、まあな・・・・
(ほう、ノエルから聞いていたがなかなかに見どころがあるな。彼は・・・まあ一目見ただけで彼が只者じゃないことは分かっていたがこれなら一日すずかを任せてもよいな)
そして月村親子の後ろについていく形で受付までついていき、名前を書いていく。のだが、どうやら、ボディーガードの人も名前を書かなければならないらしく俺も書く羽目になったのだが――――
海馬コーポレーション
猪狩コンツェルン
鈴木財閥
梅ノ森財閥
三千院財閥
雪広財閥
ボーダー商事
ルガール運送会社
ネスツ
神羅カンパニー
イリアステル
共生
帝愛グループ
在全グループ
Atc
ゴメン・・・ツッコンでいい?なんだこのパーティの面子!?特に最後ヤバすぎだろ!特に三つ!!オイ、マジで余興とか言って橋渡りとかするんじゃなかろうな!あと、一社ほど歴史改竄しているだろ・・・絶対。
そしてホールへと移動しパーティが始まった。ここからはまあ、俺自体は特に何もすることはない。大人は大人、子供は子供で談笑している。子供のほうは自慢話がほとんどで「パパの知り合いに」というのがほとんどだ。そして、俺達護衛人は主に主の給仕や見張りと言ったことがほとんどだ。月村も資産家としてはそれなりにあるらしくこのパーティでの序列は中の上あたりらしい。まあ、上位が上位だからな。
そして月村のところにはなんというかまあ、お坊ちゃまや御曹司あたりがいっぱいきた。まあ確かに会社的には中の上なのだが美貌という点ではまだ中学生とはいえ月村は間違いなくこの中でトップスリーの中に入るだろう。ロリコンとは言ってはいけない。そして会話はというと
「ところで月村嬢。以前、君に聞いた件は考えてくれたかい?」
「申し訳ありませんがそういう話はちょっと・・・」
「どうしてだい?君の家柄と僕の家柄では問題無いと思うんだけど?何が不服なのかな?」
「私、家柄で好きになる人を決めるつもりはありませんので」
「じゃあ容姿?それとも性格かな?自分で言うのもなんだけど僕はどちらもそれなりに良いと思うよ?」
と、まあこの手の話がほとんどだ。え?止めないのかって?此れくらいは自分で何とかできるだろう。社交辞令という奴だ。俺が手を出すのはあくまで明らかに嫌がっているのにしつこすぎる奴や実力行使や脅しをかけてきたときだけだ。今月村のところにいるお坊ちゃまたちはラブコールこそしているし粘ってはいるがちゃんと月村の意思を尊重している。その証拠に―――
「そっか、まあ気長に待つよ。」
と、まあちゃんと引いているしな。それに、あまりにしつこいと好感度が下がる。ほどほどにせめて引くときは引くのがミソだということをアイツは無意識に分かっているのだろう。当然諦めてはいないみたいだがそれは普通だろう。少なくとも、あのバカ男よりかはマシだ。というよりこれくらいは自分で何とかしなくちゃこの先話にならない。それに普通の話もあるわけだからそこまでストレスは感じないだろう。
「あ!?」
と、ここでなんか声が聞こえた。したほうを見てみると
「伸さん!」
「あれ?皇魔さんじゃありませんか」
見てみるとあのバカ男一号の妹という不幸の星のもとに生まれた綾乃がいた。
「・・・・今なんか失礼なこと考えませんでしたか?」
「いえ、別に。」
「? あの別に敬語なんて・・・」
「君が、綾子が言っていた伸君かな?」
と、ここで、金髪で外人風の男が話し掛けてきた。一言でいえば・・・・ゲーニッツだな。『お別れです!』とか言って手から風とか普通に出しそうだ。
「お父さん!」
成る程父親か、多分、頼んだとはいえあのバカ男の金髪はこの人譲りだな。この親父ならなんか皇魔に魔力があるのが分かる気がする。因みに皇魔の魔力量は少なくてもSS+はある。というより、この人にもあるな。まあ、だからと言ってどうすることもないが、だって別に魔法なんてあってもなくても困らないし、むしろ目覚めたらそれはそれで面倒臭いし、主に管理局から。
「ええ、そうです。失礼ですがあなたはもしや」
「ああ、綾子と・・・恥ずかしながらあのバカの父の皇魔
「これはどうもご丁寧に麻井伸と申します。以後お見知りおきを」
「礼儀正しいね。うちの馬鹿とは大違いだ。見習わせてあげたいよ。」
「それはどうも」
「それにしても・・・・似合っていますね。それ・・・」
「いえ、今回私は月村お嬢様の護衛を頼まれていますので」
「え?そうなんですか?(いいなぁすずかさん)」
「おや?たしか君は中学生だろ?」
「ええ、ですがちょっとしたトラブルにお嬢様が巻き込まれた際に助けたのを機に」
「そうか・・・それにしてもずいぶんと様になっているね」
「此れでも初めてなのですが」
「それにしてもいいのかい?君のお嬢様はずいぶんと言い寄られているが」
「あれくらいは社会の付き合いならいくらでもありますよ。そういうのは経験を積ませて自分で何とかするべきですよ。」
「・・・厳しいのだな。だ、そうだ綾子。お前もグスタフに頼らないで自分で何とかしたらどうだ?」
「ええ!?」
「綾子さん!」
とここで、お坊ちゃま陣が綾子に言い寄ってきた。いきなりだったからか本人はアタフタするばかりだ。てか、やっぱり護衛はグスタフなのね。
とここでドアが開き、中から誰かが来た。のだが
「はぁ~」
内心溜息でたのは悪くないと思う。だって
来たのがオレンジ髪のイケメンオッドアイだったから。
「はぁ・・・奴が来てしまったか」
「? どうかしたのですか?禅造さん」
「アイツはマクロという会社の社長なのだが性格がその・・・なうちのバカ息子と同じなのだよ」
「あー」
やっぱりか、そうだと思ったよ。しかもさっきまでの雰囲気が台無しになっていた。
だが、そんなことは露知らず、その男はあたりをキョロキョロ見回していた。そして何かを見つけると笑みを浮かべて近づいていった。
「やあ、すずか!」
「・・・・お久しぶりです。麻野さん」
「やだなぁ~僕のことは慶吾と呼んでいいって言っているじゃないか」
まるで恋人のように接しているが明らかに月村は嫌がっている。しかし、あの麻野とかいう男は気にも留めずに話を続けていた。しかも―――
「・・・なぜ、私の影に隠れるのですかな?」
「いや、あの人いつも私にしつこく話しかけてくるので」
どうやら月村だけの話ではないらしい。
「相変わらず君は美しいね。」
「・・・・・」
「(僕という存在を前に照れて声も出せないなんてかわいいなぁ)さ、向こうで少し僕とお話をしよう。いろいろと積もる話もあるしね」
「いえ・・・」
「遠慮することはないよ。さあ(ギュ)」
「痛!・・・放してください」
「ははは、照れるのは分かるけど、こういうのは無下にしちゃ・・・・」
流石に止めるか・・・・
「皇魔さん、失礼・・・」
「うむ、行ってきたまえ」
「さあ早く・・・・」
ガシ
俺は、なおも強く握って引っ張って行こうとする。馬鹿の腕を握った
「失礼ですがそこまでにしていただきたい」
「・・・誰だい君は?」
「此処にいる月村お嬢様の護衛をしているものです。」
「その護衛が一体何の様だい?」
「先ほどからお嬢様が痛がっているご様子でしたので、私といたしましては話すだけなら構いませんのですが、危害を加えられてもらいますと動かざるを得ませんので。」
「・・・・それはすまない。ぼくとしたことがいつの間にか熱が入ってしまったようだね。じゃあすずか、また後で」
そう言って馬鹿は去って行った。途中すれ違った時に思いっきり舌打ちされたが。
「あ、ありがとう・・・伸君」
ピクッ
なんか名前を呼ばれた瞬間に殺気が強くなった気がしたが・・・気のせいか?
「御気になさらず・・・それよりも何かお飲物でも」
「あ、じゃ、じゃあお願い。」
そのまま飲み物コーナーへと向かったのだが、なんかブツブツ小言を言われている気がする
「おい、あの男誰だよ?月村嬢に名前で呼ばれていたみたいだが」
「なんでも護衛の人らしい」
「マジ!?あ~なら良かった」
「月村嬢は近辺の人には名前で呼ぶからな」
「・・・・なんであんな馴れ馴れしく・・・アイツの邪魔さえなければ今頃・・・・・・おい!さっさと飲み物持ってこい!岡崎!!他の奴も何ボサッとしてやがる!さっさと食い物持ってこい!!」
若干
「ふう、全く疲れるな。」
あーやだやだ。やっぱり受けないほうがよかったな・・・・こりゃ。まあ、後の祭りか。
そう思いつつもドリンクコーナーへと向かい飲み物をもらいに行った時だった
「おっと」
俺の前に並んでいた人が飲み物のグラスを持ったまま急に方向転換したためぶつかりそうになったのだ。
「申し訳ございません。」
「いえ、急に振り返ったこちらが・・・・」
そこまで行ったところでぶつかりかけた男の言葉が止まった。というかコイツたしかあの麻野とかいう奴にこき使われていた奴じゃないか。たしか・・・岡崎だったか?ソイツが俺の顔を見るなり目を見開いていた。なんだ?俺の顔になんかついているのか?
「・・・・伸元様?」
オマケ
愉悦探究会:分かる人にはわかるアレ。ただし、部活の部訓を忠実にした結果、ギャンブル(主に麻雀とか部長の経営しているカジノ)部とかした。毟るか毟られる側で割れる。基本、『来る者は拒まず去るものを逃さずカモは生かさず殺さず』の精神で勧誘している。顧問は言峰。それ故に三日に一度は麻婆の日とされており全員強制参加させられる。賭博駄目・・?校長がアレだから・・・・基本
すばらしき愉悦探究会の部員の方々
毟る側一覧(大体規格外)
部長:カジノ経営している。ここの部活のメンバーなら会員カードをタダで作ってくれるなど太っ腹である。腕は圧倒的な豪運によるゴリ押し。その金で先日B-2を購入している。先輩がいなくなったため、一人になり大会に出られるかが心配だったが大量に入ってきて嬉しいもよう。
茂:別の小学校から来た。麻雀・・・というよりギャンブルの天才。倍プッシュだ。
零:上と同じ小学校から来た。比較的常識人であり珍しく常識人でありながら毟る側にいる人。
伸(主人公):ギャンブルの腕も運も才を並はずれているが、刹那レベル(インサイダーレベル)で株の売買をすることに最近嵌っている。ギャンブルでいえば全自動卓関係なしに親=オーラスが成り立つ。役満はノミ手がザラ。部員曰く『牌に愛されすぎてしまった人』『オカルトの権化』
哲也:サマの天才。
竜:牌を鳴くとすごいことになる。
咲:やたらと嶺上開花で上がる。因みに嶺上開花すると倍満以上は確定する。立場的には零と同じポジ
照:上の双子の姉。立場は上と同じ。念のために言っておくが仲は良い。最初は必ず様子見してしまうため伸との麻雀対決においての相性は最悪。全部負け越している。
中立一覧(相手または気分によって毟る側にも毟られる側にもなる)
伊藤(覚醒すると毟る側にランクアップする)
市川
浦部
班田長介(通称:班チョー)
鈴木
船井
和也(名字は想像にお任せします)
狩谷
毟られる側一覧(大体、去るものを逃さず精神で捕え・・・・粘って説得した人たち)
石田
平山
三好
川島
安藤
古畑
山口
村上
あとがき
まずは一言・・・・遅れてしまい本当い申し訳ありません!!正直言ってスランプです。学校行事イベント以外で何かないかと迷走しているうちにこうなってしまいました。そしてようやく思いついたのが父親の職業がなんだったのかということになったのですがその文章が全く思いつきませんでした。なので気晴らしに別の小説を形だけ書いていたらこうなってしまいましたほんとすみません。
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第八十一話:衝撃の事実(前編)