No.593527

真・リリカルなのは 第七章 すずか救出編 第二十一話 剣士の意地

ohatiyoさん

シグナムVS権左衛門

2013-07-02 09:04:36 投稿 / 全1ページ    総閲覧数:656   閲覧ユーザー数:646

自ら有利な状態を捨て、一騎打ちを望んだ シグナム

 

何よりも戦いを楽しむ者同士

 

いよいよ決着のとき

 

シグナム「行くぞ!! 侍」

 

権左衛門「来い!! 騎士」

 

権左衛門は自分の魔力で作った剣を1つ持ち、シグナムを迎え撃つ

 

シグナム「はぁっ!!」

 

シグナムはレヴァンティンティンで切り掛かる

 

権左衛門「うおっ!!」

 

魔力で作られた剣は、シグナムの一振りで砕かれる

 

権左衛門「チッ」

 

やはり魔力の剣では太刀打ち出来んか………………ならば!!

 

権左衛門「殺傷の刃よ!!」

 

空中を舞う剣が三本、シグナムに降り注ぐ

 

シグナム「クッ」

 

いち早く気づき、躱す シグナム

 

権左衛門「今こそ見せよう!! 我が最終奥義を!!」

 

シグナム(来るか!!)

 

権左衛門「はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!!!」

 

空中を舞う剣達は、形が崩れ、折れているアスモデウスに集まりだす

 

権左衛門(折れてしまったアスモデウスでは威力が半分以下になるだろうが、仕方あるまい!!)

 

シグナム「何をする気だ?」

 

権左衛門「拙者のレアスキル 剣創結界(ソード・ネスト・ロード)は本来、空中に舞う魔力剣を自在に操って戦うものなのだが、拙者は不器用なのでな、そのような真似は出来なかった」

 

シグナム「……………………………………………………」

 

権左衛門「拙者がレアスキルを使うのは、今回の様に楽しい戦いの時や、緊急の時にしか使わないのだ……………しかし!!!」

 

シグナム「しかし?」

 

権左衛門「拙者は………拙者だけの技を創る事に成功した」

 

シグナム「それを披露するというわけか……」

 

権左衛門「そうだ!! 受けてみよ!! 我が最終奥義!!」

 

魔力を大量に吸収したアスモデウスは青白い魔力刃を出す

 

権左衛門「白光剣(びゃっこうけん)!!」

 

シグナム「それがお前の最強の技か………………………」

 

権左衛門「そうだ!!」

 

シグナム「ならば私も礼儀を尽くさねばなるまい!!」

 

レヴァンティン(カートリッジオーバーロード!)

 

一気に5本のカートリッジを使う

 

シグナム「はぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!」

 

レヴァンティンが燃え上がる

 

権左衛門「貴公も最強の技で来たか………………」

 

シグナム「無論だ」

 

権左衛門「いいだろう……………押し勝った方が、先に進めるというわけだ」

 

シグナム「私は負けん!! 己の誇りの為、主の笑顔の為!!!」

 

権左衛門「行くぞ!!!!」

 

権左衛門は、シグナムに向かって走り出す

 

シグナム「斬龍ぅぅぅぅぅぅ!!!!!」

 

シグナムも、権左衛門を迎え撃つ為、走り出す

 

権左衛門「はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!!!!!!!」

 

シグナム「紫電一閃!!!!!!!!!!!!!!」

 

シグナムと権左衛門は交差する

 

権左衛門「…………………………………………………………」

 

シグナム「…………………………………………………………」

 

権左衛門「…………………………………………………………」

 

権左衛門の右手を見ると、完全に砕かれたアスモデウスが握られている

 

シグナム「…………………………………………………………」

 

シグナムの方は、レヴァンティンが真っ二つに…………………………

 

権左衛門「勝負あったな…………………貴公のデバイスはもう使えまい?」

 

シグナム「…………………………………………………」

 

権左衛門「しかし拙者はレアスキルで、剣を創れる!!」

 

権左衛門は魔力で剣を創り、シグナムに近づく

 

権左衛門「お命頂戴……………………………」

 

シグナム「確かに勝負あったな………………………お前の負けだ!!」

 

権左衛門「!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

 

シグナムは振り返る

 

権左衛門(弓だと!!)

 

シグナムは既に、レヴァンティンをボーゲンフォルムに変えていた

 

シグナム「舞いあがれ!! 朱雀!!」

 

レヴァンティン(ボルケーノシュトリンクス!!!)

 

炎の鳥が権左衛門を貫く

 

権左衛門「む、無念………………………」

 

まさか弓とは…………………………

 

いや、そういえば、拙者が幼き騎士に止めを刺そうとした時、弓矢を放ってきていたな

 

すっかり忘れていた……………………

 

最後の最後で油断したか……………………

 

権左衛門は地面に倒れる

 

権左衛門「グフッ!」

 

シグナム「………………………………………………………………」

 

シグナムは権左衛門に近づく

 

権左衛門「まさか…………あれほどの技を隠し持っていたとはな……………」

 

シグナム「卑怯だと言ってくれるなよ? レヴァンティンの性能だ」

 

権左衛門「卑怯などとは言わんさ………………戦いだ、勝てばいい」

 

シグナム「そうか…………………………………」

 

権左衛門「死ぬことに恐怖は無い……………………貴公に負けたことも悔いていない……………寧ろ清々しい」

 

シグナム「そうか…………………………………」

 

権左衛門「拙者は、対等に戦える剣士に出会えるまで、死にたくないと思っていた…………そして、漸く見つけた…………………」

 

シグナム「………………………………………………………」

 

権左衛門「だが、今度は……………………………勝つまで………死にたくなくなるものだな……………」

 

シグナム「お前と戦えなくなることを残念だと思っているのは、私も一緒だ」

 

権左衛門「………フッ その言葉だけで…………十分だ……………」

 

権左衛門は、静かに目を閉じる

 

シグナム「…………………………………………………」

 

安らかに眠ってくれ………………………我がライバルよ

 

シグナム「……………行くか」

 

魔力がほとんど残っていない状態で、且つレヴァンティンが切断さていては戦えないだろうが…………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~すずか視点~

 

すずか「取り合えず、この場所から出なくちゃ………………」

 

アーマルドに勝利した すずか

 

彼女は、助けに来てくれた友の為、生き残ることを選択する

 

その為にまず、この場所から脱出し、みなと合流しようとする

 

バット「何所に行くんだ?」

 

すずか「ッ!!」

 

声がした方に振り返ると、

 

バット「よう!」

 

インフェルノのリーダー バット・プレットフォル二クスが居た

 

すずか「……………………………………………………………………」

 

バット「お前がアーマルド倒したんだろ? やるな…………………あいつは結構強いんだが…………」

 

喋りながら、すずかとの距離を縮めていく

 

すずか「……………………………………………………………………」

 

バット「お前、もしかして逃げれると思ってる?」

 

すずか「……………………………………………………………………」

 

バット「逃がさねぇよ? 絶対にな!!」

 

急接近する バット

 

すずか「スノーホワイト!!」

 

バット「オラよ!!」

 

ドスッ

 

すずか「ウグッ!」

 

バットの膝蹴りが、すずかの腹に入る

 

すずか「う、う………………………」

 

相当痛いのか、すずかは立ち上がれない

 

バット「多分、このままお前を連れ帰っても、俺は殺される。仲間をほとんど失ったんだからな…………………だったら」

 

バットは自分のデバイスであるサタンを構える

 

その剣は真っ黒で禍々しいオーラを放っている

 

バット「生かして連れて行くなんて選択し、あるわけないわな」

 

サタン(その小娘を殺すのか?)

 

バット「ああ、バラバラにしてやるよ!!」

 

すずか「………………………………………………………………………」

 

すずかは恐怖と痛みで動けないでいた

 

バット「吸血鬼って生命力がゴキブリ並みらしいからな……………………とことん嬲ってやるよ」

 

バットは、すずかに切り掛かる…………………………しかし

 

ガキィィィン

 

燃える矢が、バットの攻撃を弾いた

 

バット「チッ 仲間か!!」

 

アリサ「友達よ!!」

 

すずか「…………アリサ………ちゃん?」

 

私は目を疑いました

 

巨大なボウガンを持った、アリサちゃんが立っていたからです

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

え?二十話が最終話だろ!だって?

 

誰もそんなことを言った覚えはありません

 

今までは偶々二十話で終わっていただけです

 

 

 

 

 

 


 
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