はい・・・皆さん・・・前回気づかずに副会長になる有無を決める書類に記入してしまった夕也です・・・
どうしよう・・・全然気づかなかった・・・
なってしまった物は仕方ないけど・・・
はあ・・・気持ちを切り替えていくかっ!!
美鈴「これが君の分の書類だ。」
はい、すいません、現実逃避していました。
だって、こんな量、1人じゃ終わらないってっ!!
だって、多分ダンボールに入れたら一箱埋まる位の量なんだぜっ!!
美鈴「すまんな、副会長が入ってくれたから私たちの仕事が減ってくれて助かっている。本当にありがとう。」
そう言うと草壁先輩は俺に机越しに頭を下げてきた。
夕也「いやいや、草壁先輩が頭を下げる必要は無いですって。俺も了承したんですから。」
菊理「そうだよ、美鈴ちゃん。それよりもこれからの事も話し合いをしないと。ちょうど男子が入ったんだし。」
ん?そういえば。
夕也「気になったんですが・・・俺と橘先輩と草壁先輩だけなんですよね?生徒会って・・・」
美鈴「うん?そうだが・・・?」
夕也「草壁先輩が生徒会長、俺が副会長、橘先輩が書記。だったら他の役職の人は探さないんですか?」
美鈴「ああ、その事か。それに関しては候補者はいたんだが・・・彼女達は毎日忙しそうだしな・・・」
彼女達?
美鈴「私は最初、副会長は今年度に入ってきたアリサ・バニングスか月村すずかにしてもらおうと思っていたのだ。」
夕也「え?じゃあ何で俺に・・・?」
そのままアリサに交渉をすればよかったのに・・・
美鈴「彼女、いや正確には彼女達は同学年にストーカー紛いの事をされているだろう?」
夕也「そうですね・・・」
美鈴「だからそんな状況で生徒会に入ってもあの男が生徒会室に入ってくる可能性がある。こちらとしても指導はしたいが、あいにくあの男は私達の指導を聞いていない、いや語弊があったな。聞いても改善しようとしないのだ。」
夕也「ああ・・・・」
確かにあいつは他人の意見を聞くような奴じゃないな・・・
橘「だから、アリサさん達じゃない、それでいて性格に問題がない、むしろ生徒の鑑といえる前園君が選ばれたの。」
夕也「なるほど、理解しました。」
美鈴「それはそうと・・・早いな・・・」
夕也「ああ、こういうのは得意なんで・・・」
こうやって話をしている間も俺は書類を片付けている。
そうやって俺の副会長就任後初の仕事は終わりを迎えた。
夕也「ただいま~~~」
全員「「「「「おかえり~~~」」」」」
セイバー「お帰りなさい。」
夕也「おう、ただいま。・・・あれ?もう皆晩飯は食ったのか?」
美夜「ああ、夕也が遅いから我と伽夜とで作った。」
そうか・・・
夕也「ごめんな・・・帰りが遅くなってしまって・・・」
美夜「何、取るに足らんことだ。」
夕也「俺の分って余ってるか?」
美夜「ああ、あらかじめラップで確保していたからライに食べられてしまったという事も起きていない。」
ライ「ひどいよっ!美夜っ!それじゃ前に一度僕がユウの分を食べたみたいじゃないか!!」
夕也「いや、実際に食べただろう?」
ライ「うっ・・・」
そう、ライは以前俺の帰りが遅くなったとき。俺に残されていた分まで夕食を食べてしまったのだ。
その一件から美夜達は俺の帰りが遅くなる時には俺の分をあらかじめ確保してラップで確保する用にしているのだ。
そしてレンジで暖め美夜と伽夜が作った料理が俺の前に出される。
夕也「おお、美味そうだな・・・」
俺の前に出される料理。
メバルの煮付けに玉ねぎと豚肉の炒め物、味噌汁には具として玉ねぎ、ほうれん草が入っている。
美夜「そ、そうか・・・?これでも自信作なのだ。味わって食べてくれると、う、うれしい・・・///」
伽夜「わ、私も・・・味わって食べてくれると・・・作った甲斐があるというものです・・・///」
夕也「そうだな、それじゃ、いただきます。」
俺はまずメバルの煮付けを口に入れる。
美夜「・・・・・・・・・(ジ~~~~)」
美夜がじっと俺を見ている、おそらくこの煮付けは美夜が作ったのだろう。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・うん
夕也「おいしいよ。」
美夜「ほ、ホントかっ!?」
夕也「ああ、この醤油で煮付けるとちょっと魚特有の生臭さが残るんだが・・・これにはその生臭さをも考慮に入れた味付けがしてあって・・・うん、本当においしいよ。」
美夜「よ、よかった~~~・・・」
夕也「うん、どれもおいしいし・・・二人とも料理うまくなったな。」
伽夜「あの・・・味噌汁はどうですか?」
夕也「うん、味噌汁もおいしいよ。」
伽夜「そうですか・・・失敗していなくてよかった(ボソッ)」
そして美夜と伽夜が作ってくれた夕食を食べ終わる。
夕也「ふう、ごちそうさま・・・本当においしかったよ。」
夕璃「私も手伝おうとしたんですが・・・まだうまくは出来なくって・・・」
夕也「いいよ、誰だって始めてすることは失敗ばっかりだよ。俺だって始めて料理をした時は炭みたいになったんだからな。」
夕璃「そ、そうなんですか・・・?今からは想像も出来ません・・・」
夕也「そこから「絶対にうまくなってやるっ!!」って目標が出来てな・・・今となっては趣味みたいだからな。」
夕璃「私にも・・・夕也みたいにできるんでしょうか?」
夕也「出来るよ。その人に上手くなりたいって意思があればな。」
夕璃「そうですね・・・はいっ、私頑張ります!!」
夕也「その意気だ、夕璃。頑張れよ。」
俺はそう言って夕璃の頭を撫でる。
夕璃「あ・・・えへへ///(夕也に頭を撫でられました・・・//////)」
何やらご満悦のようだ。
すると
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴッッッッッ
後ろから物凄い殺気みたいなのが俺の背中に刺さる。
恐る恐る後ろを見ると
伽夜と美夜とライとアリス、しまいにはセイバーまでもが俺をジト目で見つめていた。
俺が何をしたと・・・?
ちなみにそんな事は露知らず、夕璃は頭を撫でられて終始ご機嫌だったそうな・・・
そんな事があった翌日。
昼休みに俺、いや、
俺達というのは無論、遥達だ。
遥「それよりもビックリしたわね。まさか夕也が副会長になっていたなんて・・・」
そう、今日の朝の生徒朝礼で草壁先輩が「実は昨日から生徒会に入った生徒がこの中にいる。」といって俺を指差したのだ。
体育館内がどよめきに包まれたね。
何しろ、今までこの二人は二人だけで生徒会を切り盛りしていた、そこにいきなりしかも一年である俺がはいるのだから・・・
その時になのは達に俺が副会長になった事が知れ渡った。
アリサ「あんた、何で何も言わなかったのよ?」
夕也「言ってもどうにかなると思うか?俺が副会長になったことには変わりないんだ。だったらもう事実として受け止めるしかないってことさ。」
すずか「確かにそうだね・・・でも、何で報告してくれなかったの?」
なのは「そうだよ。」
フェイト「私達、今日仕事が入ってたら夕也が副会長になっていたこと知らなくて一年間を過ごしていたのかもしれないんだよ?」
アリシア「そうだ、そうだ!!」
確かに報告しなかったことは悪いと思うけど・・・
夕也「そこまで言われることか?」
はやて「そこまでの事や。」
はやてに言い切られてしまった・・・
そんな会話で昼休みは終わりを迎えた。
~放課後~
夕也「遅れた遅れた~~~」
俺は今走っている。
それというのも今日は俺が黒板消しの当番。
思いのほかチョークの粉で汚れていたので念入りに溝まで掃除をしていたら結構時間が掛かっていたのだ。
生徒会室に向かう階段を駆け上がる。
そして曲がり角に差し掛かり曲がろうとする。
しかし俺は曲がりきれなかった。
夕也「うわっ!?」
???「きゃっ!?」
人とぶつかってしまったのだ。
夕也「す、すいません、大丈夫で・・・す・・・・・か・・・・・?」
???「ああ、はい、大丈夫です。すいません、前を見ていなくて・・・ああっ!?」
ちょっと待て・・・そりゃあの人たちがいたから予想はしていたよ・・・
でもさ・・・
???「あなたって今日の生徒朝礼で副会長になったって言う。」
夕也「ああ、そうだけど・・・君の名前は・・・?」
わかっていることだけど・・・
???「ああ、そうですね。
私の名前は「“
何で11eyesのヒロインの1人、しかも最終的にヤンデレみたいになるゆかがこの学校にいんのっ!?
俺はこの先が不安でしかたなかった。
あとがき
はい、今回はゆかにも登場してもらいました。
このままでいけば・・・あの子も出てくるかな・・・?
まあ、あの子の事は次回かその後に分かると思いますんで・・・
ここでアンケート結果発表。
ティアナ 3
キャロ 2
一票差でティアナが勝利。
ということでレアスキル追加はティアナに決定しました。
いや~~~一応、二人に与える予定であったレアスキルは決めていたんですが・・・
まさかのティアナ。実はティアナがもつであろうレアスキルは原作では主人公の敵が使ってくる能力なんですよね・・・
でも使い方次第では味方の絶対的防御に役に立つ能力ですからね。
それを使ってティアナには頑張ってもらいたいと思います。
次回もお楽しみに!!
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副会長就任