No.566413

真・恋姫無双 (時空編) 第九章

カイさん

一刀はスバルとティアナを如何する?

2013-04-15 14:46:11 投稿 / 全13ページ    総閲覧数:4140   閲覧ユーザー数:3499

一刀「さあ、始めようか。見せてやる、本当の蒼の焔」

 

ティアナ「ッ!」

 

スバル「ティア、私が時間を稼ぐ。その間に作戦を考えて!」

 

ティアナ「スバル!」

 

スバル「行くよ、マッハキャリバー!」

 

マッハキャリバー「はい、相棒」

 

スバル「うおおおお!!!!」

 

スバルが一刀に猛スピードで接近する

 

 

一刀(見た目どうりの拳闘系か)

 

スバル「うおりゃああああああ!!!!!」

 

バシ!

 

スバル「!?」

 

ティアナ「弾いた!?」

 

スバルの放った一撃は、一刀に簡単に弾かれ、背中に一撃を食らう

 

 

スバル「がは!?」

 

ティアナ「スバル!?」

 

ズサアアアアアアア!!!!!!

 

スバル「何、今の・・・」

 

一刀「この程度か」

 

スバル「くッ!?」

 

スバルは立ち上がると、再び一刀に飛び掛る

スバル「この!!」

 

一刀「・・・」

 

バシ!

 

マッハキャリバー「ウイングロード!」

 

一刀「!?」(キュピーン!)

 

バシュン!

 

スバル「当たった!」

 

ティアナ「いや、当たってない!?」

 

一刀は体制をずらし、紙一重で交わしていた

 

 

スバル「そんな、この近距離で!?」

 

一刀「!」

 

そのまま一刀はスバルの腕を掴み投げ飛ばす

 

 

スバル「うわ!?」

 

一刀「行け!蒼龍牙!!」

 

スバル「あの剣、なのはさんの時の!?」

 

ティアナ「でも、あんな色じゃなかった」

 

スバルは再びウイングロードを発動させて、回避に専念する

スバル「ちょっと、数多くない!?」

 

一刀「全部で、三十本ある」

 

スバル「さ、30!?」

 

一刀「さて、サービスと行くか」

 

キュィィィィィィィン!!!!!!

 

スバル「回転した!?」

 

一刀「螺旋蒼龍牙(らせんそうりゅうが)風穴を開けろ!!」

 

ティアナ「待たせたわね、スバル!」

 

一刀「!?」

 

一刀がティアナの方を見ると、大量のスフィアが浮いていた

 

 

一刀「・・・ほう」

 

ティアナ「クロスファイア・フルバースト!」

 

バキィイン!!

 

ティアナ「・・・え」

 

一刀「ふむ、あと少し気が付くのが遅かったら危なかったね。まあ、やられないけどな」

 

ティアナ「何、これ」

 

一刀「氣功糸刃式・八岐大蛇(きこうしやいばしき・やまたのおろち)」

 

ティアナの作ったスフィアは、無数の糸のような刃に破壊された

 

 

ティアナ「糸?いや、ただの糸じゃない。フェイトさんの時のとも違う」

 

一刀「まさか麒麟(こいつ)を使わされるとわな、驚きだ」

 

ティアナ(でも時間は稼いだ)

 

一刀「???」

 

スバル「うおおおおおお!!!!」

 

一刀「!?」

 

一刀が振り返った時には、スバルが直ぐそこまで迫っていた

一刀(ギリギリまで近づいて蒼龍牙を俺に当てる気か?)

 

パチン!

 

スバル「うおおおおおおお!!!!!」

 

一刀(違う!?こいつ初めから一騎打ち狙いか!!)

 

一刀が指を鳴らして急いで蒼龍牙を消したが、それでもスバルは止まらない

 

 

一刀「蒼壁(あおかべ)!!」

 

ガキーーーーン!!

 

スバル(防いだ!!)

 

キュイィィィィィィィィィィン!!!!!!

 

一刀(それなりに威力はあるか!)

 

スバル「一撃!必当!」

 

ガシュ!ガシュ!ガシュ!

 

一刀(薬莢!?何か来る!?)

 

バリーーーン!!

 

一刀「何!?」

 

スバル「ディバイーーーーーン!!」

 

一刀「くッ!?」

 

スバル「バスターーーーーーー!!」

 

一刀の障壁を砕いたスバルが、自身の一番の技を発動させた

 

 

スバル「ハア・・・ハア・・・ハア・・・」

 

ティアナ「やった!」

 

ガシッ!

 

スバル「があ!?」

 

ティアナ「スバル!?」

 

一刀「・・・驚いたな」

 

スバル・ティアナ「「!?」」

 

一刀「こんな隠し玉があったなんてな。蒼の焔が消されちまった」

 

煙の中から突然腕が出てきて、スバルの首を掴む。煙が晴れると、無傷の一刀が居た

一刀「確かにいい技だ。だが、大きなミスをしたね」

 

スバル「くっ!?」

 

一刀「打つまでに少しの時間がある、その間にまた障壁を張れば、攻撃は防げる。」

 

ティアナ「そんな、少しの時間といってもほんの数秒しかないのに」

 

一刀「数秒あれば十分だ。熟練の氣功術使いになれば、障壁を張るのは呼吸に等しいからな」

 

スバル「そん、な」

 

一刀「紫電!」

 

バチバチ!!

 

スバル「ああああああ!!!!!!」

 

ティアナ「スバル!!」

 

スバル「あ・・・・ああ・・・」

 

ドサッ!!

 

一刀「・・・」

 

スッ!

 

ティアナ「!?」

 

一刀がティアナの方を向くと、ティアナは金縛りに有った様に、動けなくなる

 

 

一刀「ティアナ・ランスター。そう言ったな、続ける?」

 

ティアナ「・・・」(フルフル!)

 

一刀「そうか、いやそれで良い」

 

ティアナ「・・・え」

 

一刀「安心しろ。この子に使った技は、テスタロッサの時より弱い」

 

ティアナ「え、じゃあ」

 

一刀「多分そろそろ」

 

スバル「ゲホ!!」

 

ティアナ「スバル!!」

 

スバル「・・・ティア?」

 

スバルが意識を取り戻したのを確認したティアナは、スバルに駆け寄る

 

 

スバル「私・・・」

 

一刀「・・・」

 

ティアナ「北郷さん?」

 

一刀「・・・薬水功」

 

ギーン!

 

ティアナ「!?」

 

一刀がスバルの肩に手を置くと、手が光り出すのと同時に、スバルの怪我が治る

スバル「怪我が!」

 

一刀「氣功術使いが攻撃だけだと思うな、治療も出来る奴もいる」

 

ティアナ「北郷さん。如何して?」

 

一刀「うん?」

 

木陰でまた酒を飲もうとした一刀に、ティアナが質問する

 

 

ティアナ「如何して助けてくれるんですか?私達は敵同士ですよ」

 

一刀「倒すには惜しい、そう思えたからかな」

 

ティアナ「惜しい?」

 

一刀「ランスターさん。二人一組(ツーマンセル)で戦う上で大事な事って何だと思いますか?」

 

スバル「???」

 

一刀「ナカジマさんは判ってないね」

 

ティアナ「お互いがどれだけ動きを合わせれるかじゃないですか?」

 

一刀「ふむ、成る程」

 

スバル「北郷さんにとってはなんですか?」

 

一刀「どれだけ信頼しているか」

 

ティアナ「!?」

 

一刀「戦っている時からずっと二人を見てたけど、良い信頼関係だと思った」

 

ティアナ「それが理由」

 

一刀「大抵の人間はどれだけお互いが近い力があるかとか答えるけど、それは違う。お互いが協力し合いお互いを高めていく、それこそが本当の相棒だと俺は思う。信頼を深め互いに困難をクリアしていく、そうして深めた信頼は二人の絆になり、強さになる」

 

スバル「あっ!」

 

一刀「君達二人からは、俺が認めるそうゆう強さを感じた」

 

ティアナ「だから、惜しい」

 

一刀「君達二人は、何れ俺を倒せるだろう。でも今じゃない、もっとお互いの絆を深め。強くなった時また戦いたい、そう思った。」

 

スバル「だから助けてくれたんですか?」

 

一刀「ああ、所で何時まで寝転がってんだ」

 

スバル「いやあの、体が痺れちゃって」

 

一刀「当たり前だ。直したのは怪我だけだ」

 

スバル「あのついでに痺れも直してくれませんか?」

 

ティアナ「スバル!何言い出して!!」

 

一刀「ああ!たくしょうがねえな」

 

ティアナ「直すんですか!?」

 

立ち上がった一刀がスバルの横に立つ

一刀「何で体が痺れるか判るか?」

 

スバル「えっ?ああ・・・すいません、医学はちょっと」

 

一刀「人間の身体には微量の電気が流れている。その流れが悪くなると、流れを良くしようとして体が防衛本能によって動かなくなる」

 

スバル「そうなんですか」

 

一刀「または必要以上にそこに電気があるかだ、だから少し電気を抜いてやれば」

 

一刀の手が紫色に光ると、スバルの身体も光る

 

 

スバル「光った!?」

 

一刀「吸雷(きゅうらい)」

 

シュウウウウウ!

 

ティアナ「光が消えていく」

 

一刀「これで良い、動ける筈だぞ」

 

スバル「えっ?あ、ほんとだ」

 

一刀「ああそうだ、言い忘れていた。」

 

ティアナ「???」

 

一刀「今の俺から見て二人は」

一刀「良いコンビだ」

スバル・ティアナ「「!?」」

 

一刀「今日はもう帰れ、テスタロッサとは違う形だが、再戦を楽しみにしている」

 

ティアナ「違う形?もしかしてフェイトさんとも再戦を」

 

一刀「ああ、望んでいる」

 

ティアナ「・・・北郷さん、フェイトさんはこう言っていました。もう一度、貴方と戦いたい」

 

一刀「!?・・・そうか」

 

そう言い残し、一刀は二人に背を向けて去っていった

 

 

ーーーーーーーーーーー

 

 

バタン!

 

 

一刀「・・・」

 

ズキズキ!

 

一刀(まさか俺が、右腕一本負傷するとわね。・・・面白いのが増えたな)

 

部屋に戻った一刀は、腕を押さえながら寝台に座る

 

 

トントン!

 

一刀「開いてるぞ」

 

ガチャ!

 

秋蘭「一刀」

 

一刀「秋蘭か、如何した?」

 

秋蘭「何で逃がした?」

 

一刀「・・・見てたのか?」

 

秋蘭「敵を逃がすなんて、お前らしくない。何か理由が有るのか?」

 

一刀「右腕を痛めた」

 

秋蘭「!?」

 

一刀「後は、もう一度戦いたい。そう思ったからかな」

 

秋蘭「・・・はあ、まったく」

 

一刀「お前には、いつも嫌な役を押し付けてしまうな」

 

秋蘭「そう思うなら、押し付けるな」

 

一刀「そうだな、すまない」

 

秋蘭「駄目だ」

 

一刀「秋蘭?」

 

ドン!

 

一刀「うわ!?」

 

秋蘭が一刀を押し倒す

秋蘭「迷惑料を払って貰おうか」

 

一刀「あ、あはは、秋蘭。なんか目が獣みたいだけど・・・」

 

秋蘭「女はな、待たされ過ぎるとこうなるんだ」

 

一刀「な、成る程。で、いくら払うの?」

 

秋蘭「誰が金なんて言った?身体で払って貰おうか、もちろん朝まで」

 

一刀「あ、朝まで////」

 

秋蘭「ああ、朝まで////」

 

秋蘭が一刀の服を脱がそうとした時

 

 

ドン!ドン!

 

華琳「残念!朝になる前に見つけたから!」

 

一刀「わあああ!?」

 

秋蘭「華琳様!?」

 

華琳「何か嫌な予感がしたから来てみたら!!秋蘭。そんなに溜まってるなら春蘭でも食べてきなさい!!」

 

秋蘭「うう」

 

一刀「そう言う華琳こそ、俺の寝込み襲おうとか思ってたんだろう!」

 

華琳は、縄を持っていた

 

 

華琳「まあ、たまにはね」

 

一刀「何開き直ってるんだ」

 

華琳「まあ、今回の件の不問も含めて、良いわよねえ、一刀?」

 

一刀「ッ!?華琳。目がヤバイ奴みたいになってるけど?」

 

華琳「私も少し溜まってるのだから当然でしょう」

 

バタン!ガチャ!

 

一刀「華琳は、朝までなんて言わないよな」

 

華琳「当然。朝までよ」

 

一刀「あははは、やっぱり」

 

ドアを閉め、鍵をかけた華琳が一刀に迫る。一刀は諦めて相手をするしかないと思った

機動六課

ティアナ「以上が報告のすべてです」

 

はやて「・・・く」

 

ヴィータ「はやて?」

 

はやて「あははははは!」

 

スバル「や、八神指令?」

 

はやて「ゴメンゴメン!やっぱり思ったとうりの子でよかったと思ってな」

 

ティアナ「思ったとうり?」

 

はやて「北郷さんは共犯者やなかった見たいやな」

 

スバル「えっ!?八神指令判ってたんですか!?」

 

はやて「まあな、北郷さんの人柄とか性格は前もって調べてたんよ。でもそれが目を欺く為かどうか調べんといかんかったからな」

 

ティアナ「じゃ、じゃあ私達の役目って・・・」

 

はやて「北郷さんがどういう人か調べる為と、北郷さんを知る為に出動してもらったんや」

 

スバル「そ、そんなぁ・・・」

 

ティアナ「必死に戦ったのに・・・」

 

はやて「ゴメンな二人とも、でもおかげで先に進めるよ」

 

フェイト「そうだね」

 

ピリリリリリ!

 

フェイト「あれ、母さん?」

 

はやて「何やろ?」

 

ピッ!

 

フェイト「はい、もしもし」

 

リンディ「フェイト!!大丈夫!!」

 

フェイト「か、母さん!?如何したの?」

 

リンディ「フェイトが負傷したって聞いたから心配で!もう大丈夫なの?」

 

フェイト「うん。もう大丈夫」

 

はやて「大丈夫ですよ、リンディ提督」

 

リンディ「良かったー!でもフェイトに勝つなんて、相手は相当な腕の持ち主なんでしょうね」

 

フェイト「うん、かなり強いよ。資料あるけど見る?」

 

リンディ「そうね、じゃあちょっとだけ」

 

フェイトは素早く映像に出す

 

 

リンディ「へぇーこの子が、うん?」

 

フェイト「母さん、如何したの?」

 

リンディ「フェイト、ちょっと映像戻して、武器の所!」

 

フェイト「え?武器の所って言うと、此処」

 

映し出したのは麒麟を持った一刀の映像

 

 

リンディ「・・・PM-466」

 

はやて「リンディ提督。何か知ってるんですか?」

 

リンディ「知ってるも何も」

リンディ「これは嘗て、管理局が作った。プロトタイプデバイスよ!」


 
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