No.562322

魔法妖怪は転生者

第七話

2013-04-03 20:29:37 投稿 / 全3ページ    総閲覧数:3467   閲覧ユーザー数:3195

 

ジュエルシード事件から数日後

 

 

 

6月30日

 

 

深夜零時前

 

 

キラ達に叩き起こされ、居間に連れてこられる

 

 

キラ『さて、最高神のジッチャンが言うには今日が封印解除の日らしいが』

 

 

五人で魔導書を正面に置き、座って零時になるのを待っている

 

 

カルラ『もう直ぐだな。5………4………3………2………1………』

 

 

時計の針がい0の位置で全て並ぶ

 

 

カルラ『0』

 

 

その瞬間、本から魔力が溢れ出す

 

 

鎖で封印された本が浮かび、脈動する

 

 

そして鎖が千切れ飛び、本は開いてページがめくれる

 

 

かなりの速度でめくれるページ

 

 

魔導書×4【【【【封印を解除します(イヒ・エントフェルネ・アイネ・フェアズィーゲルング)】】】】

 

 

そして本はバタンという音を立てて閉じて僕達の前に浮かんで来る

 

 

真紅に輝く十字の紋章。蒼に輝くの十字紋章。深緑に輝くの十字の紋章。真黄に輝く十字の紋章

 

 

魔導書×4【【【【起動(アンファング)】】】】

 

 

声が響き、四人の胸から魔力が魔導書に向かい、そして魔法陣が現れて魔力と交り、光り輝く

 

 

『くっ!』

 

 

余りのまぶしさに僕等は腕で目を覆った

 

 

ゼクト・めだか・百代・一刀「「「「『晴天(宵闇)(武人)(武神)の魔導書』、起動しました」」」」

 

 

数秒後、腕を退けると40人弱の男女が居た

 

 

ゼクト「久しぶり、と言うべきかのう」

 

キラ『久しぶりになるのかねぇ』

 

 

キラが再開の挨拶をし

 

 

一刀「全くだ、お前らからすれば二ヵ月チョイかも知れないが、こっちは2000年チョイだぞ」

 

桃香「ほんとだよね~、全く。ムウさんも言ってくれれば良いのに」

 

カルラ『ハイハイ、愚痴は後で聞くから』

 

 

カルラが愚痴りだした人たちを宥める

 

 

善吉「久しぶりだな、飛鳥」

 

飛鳥『久しぶりだな~』

 

 

再開を懐かしむ飛鳥

 

 

『あの~そろそろ説明してほしいんだけど』

 

 

そう言うと皆ハッって顔になった

 

 

華淋「そうね。何から聞きたい?」

 

キラ『これ誰がどの魔導書の主なんだ?』

 

 

キラが聞くと

 

 

義経「キラ君が『晴天の書』。カルラ君が『武神の書』。飛鳥君が『宵闇の書』。メイさんが『武人の書』だ」

 

キラ『サンキュ、義経』

 

 

“気にするな”と言う義経

 

 

カルラ『ならどの魔導書が何を蒐集するんだ?』

 

アル「晴天の書が夜天の書と同じくリンカーコア。宵闇の書がレアスキル。武神の書が武器。武人の書が魔法ですよ。因みに夜天の書見たくリンカーコアを取り出して蒐集するのではなく、蒐集対象を書を通してみるだけで武器・魔力・魔法・リンカーコアを蒐集出来ます。あと夜天の書は五機の中で一番最後に出来た末っ子です」

 

 

“成程”と納得するカルラ

 

 

雪蓮「私達、主がリンカーコア無いからか、リンカーコアがないのよね~。代わりにネギま!式の魔力が有るのだけれど」

 

『へぇ~そうなんだ』

 

 

迷彩『それより早く寝よう。めんどくさいが明日は学校だ。部屋は余ってるから好きに使ってくれ』

 

 

迷彩が占め、みんな部屋に入り、その場は解散となり眠りに着いた

 

 

 

 

~翌日~

 

 

今、学校は全生徒たちにとっては鬼門ともいえるテスト期間となっていた。この小学校実は結構レベルが高かったりする。まあ僕等は問題ないが

 

 

だって前世ではそこそこにレベルが高い高校卒業したし、中学生全国テストは常に100位以内には入っていたからな。スキル使って頭に叩き込むくらい楽勝だ。そして……………………

 

 

なのは「うぇーん!アリサちゃん、すずかちゃん、勉強教えてー(;ω;)」

 

 

魔砲少女が絶賛大ピンチだった。

 

 

アリサ「あんたね……。途中で学校休むからそんな事になるのよ」

 

すずか「まあまあアリサちゃん、それくらいにしてあげなよ」

 

 

高町はジュエルシード集めで学校を休んでいた所の勉強が不安らしい。時空の狭間でスターライトブレイカー(星を軽くぶっ壊す砲撃)撃ってて勉強を疎かにするからだ

 

 

アリサ「そうだ安心院(あんしんいん)、馬謖、ヤマト、飛鳥、迷彩。あんた達もこいつの勉強会に付き合いなさいよ」

 

すずか「五人とも何気に勉強できるもんね」

 

 

そう言って俺に声をかけてくる

 

 

キラ『お前ら、頭いいから別にいらないだろ。あと何気って心外だな』

 

飛鳥『だよな~』

 

なのは「ふぇ!?な、なんか仲良いね皆。何かあったの?」

 

アリサ「別に、ただ安心院を呼ぶ時に何でか知らないけどみんな噛むから何とか成らないか聞いたの」

 

なのは「それで?」

 

アリサ「そしたら『なら僕の事は親しみを込めて安心院さんと呼びなさい』って言ったのよ」

 

なのは「ふぇ? それだけ?」

 

 

驚く高町。まあ当然だ。僕もあそこまで噛むとは思わなかったからね。そんな理由であの台詞を使うとも思わなかったし

 

 

なのは「安心みゅ(ガリ)―――――ッ!?」

 

 

ほら噛んだ

 

 

『あはははは~、僕の事は安心院(あんしんいん)でいいよ~』

 

なのは「わ、分かったの。安心院しゃん」

 

 

口を押えながらだったからなのか、はたまた噛んだのかは分からない

 

 

 

 

~次の休み時間~

 

 

アリサ「それじゃ、今度の日曜日、私の家でね」

 

なのは「分かったの」

 

すずか「うん」

 

『僕、場所知らないぞ?』

 

キラ『俺もだ』

 

飛鳥『俺も』

 

カルラ『同じく』

 

迷彩『右に同じ』

 

アリサ「それじゃあ迎えを寄越すわ」

 

キラ『お前俺らの家の場所知ってるのか?』

 

アリサ「う……」

 

なのは「それじゃあ翠屋はどう?私の家が経営している喫茶だけど……」

 

迷彩『ああ、そこなら知っている。結構有名だからな』

 

すずか「それじゃ、翠屋に集合で」

 

 

 

~日曜日~

 

 

翠屋

 

 

なのは「あ、安心院さ~ん、ヤマト君~、敦賀君~、馬謖君~、飛鳥君~」

 

迷彩・鴛鴦『『やあ』』

 

キラ・カルラ・飛鳥『『『うーす』』』

 

桃子「あら、鴛鴦君達じゃない」

 

『『『『『どうも』』』』』

 

なのは「え!?知り合いなの!?」

 

『実はスーパーでよく会ったり。知らないの?』

 

なのは「初耳なの!?」

 

鴛鴦・キラ・カルラ・飛鳥・迷彩・桃子『『『『『「言ってないから(♪)」』』』』』

 

なのは「何で言ってくれないの!?と言うか何で声揃えるの!?」

 

鴛鴦・キラ・カルラ・飛鳥・迷彩・桃子『『『『『「聞かれなかったから。あと面白そうだから」』』』』』

 

なのは「うにゃーーーーーーーーー!!!!!」

 

 

こうして高町弄りは迎えの車が来るまで続いた

 

 

 

~数分後~

 

 

鮫島「お待たせしました。私はバニングス家の執事をさせてもらっている、鮫島と申します。以後お見知りおきを」

 

 

『初めまして、安心院鴛鴦と言います』

 

キラ『キラ・ヤマトです』

 

カルラ『馬謖です』

 

飛鳥『筑紫島飛鳥です』

 

迷彩『敦賀迷彩と言います』

 

鮫島「安心院様、ヤマト様、馬様、筑紫島様に敦賀様ですね。アリサお嬢様がお待ちですので早速出発させてもらいたいのですが」

 

『分かりました。皆行くぞ』

 

キラ・カルラ・飛鳥・迷彩『『『『おう(ああ)』』』』

 

なのは「………………分かったの」

 

 

僕等を乗せた車はバニングス邸に向けて走り出した

 

 

車から予想はしていたが、バニングス邸はものすごい豪邸で犬屋敷ならぬ犬豪邸だった。そして途中、月村の家もこれに負けず劣らずだったことを思い出し、スゲーなーとしか言えなかった

 

 

アリサ「やっと来たわね、ってなんでなのはそんな事に成ってるのよ!」

 

 

高町は来る時からどよ~んとした空気を出していた

 

 

『翠屋で桃子さんと一緒に弄り倒した。後悔はしてない』

 

アリサ「なら問題無いわね。早く始めるわよ」

 

 

その後は主に七人がかりでローテーションを組み、高町に勉強を教えつつ各自の勉強をした。たまに月村が質問をしてきてそれの受け答えをしたりもした

 

 

 

 

後書き

 

 

誤字脱字等ありましたらご指摘願います

 

 

 


 
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