No.558751

魔法少女リリカルなのは 幸せを望む転生者

はらっぱさん

正体

2013-03-24 22:05:58 投稿 / 全2ページ    総閲覧数:5192   閲覧ユーザー数:4967

はやて「そういえばな、夕也君。」

 

夕也「ん?何だ?はやて?」

 

俺ははやての病室にいる。

 

今回からさすがに家には入れないということで本格的に入院することになった。

 

シグナム達も一緒である。

 

はやて「うちな、図書館で友達になった子がおったやんか。」

 

夕也「なのは達だな。」

 

はやて「うん、その中の月村すずかっていう子がな、なのはちゃん達連れてお見舞いに来てくれるんよ。」

 

夕也「へぇ~~~~って、な、何て?」

 

はやて「やからなのはちゃん達がお見舞いに来てくれるって話や。」

 

夕也「へ、へぇ~~~」

 

はやて「おかしな夕也君・・・」

 

俺は内心、焦っていた。

 

そういえば、友達だったな、それなら誰かからか経由ではやてが入院したことを知るのも頷けた。

 

か、完璧に忘れてたぜ・・・

 

・・・・・・・・・・これ、ヤバくね?

 

どうすればこの状況を切り抜けられるっ!?(神城(バカ)はストーカーして来そうだが)。

 

くっそ!どうする!?・・・そうだ!時間は!?

 

夕也「はやて!何時来るんだよすずか達!?」

 

はやて「え?確か6時て言うてたけどなんで?」

 

今何時!?・・・・お、終わった・・・

 

ただいまの時刻、5時59分。

 

コンコンッ

 

「はやてちゃ~~ん。お見舞いに来たよ~~~」

 

来ました~~~・・・・・現実逃避してる場合じゃないな。

 

予想通り遥、なのは、フェイト、アリシア、すずか、アリサが入ってきた。

 

遥以外全員「「「「「えっ!?ゆ、夕也((君))」」」」」

 

はい、おそらく、いや間違いなくはやてが闇の書の主と知られてしまった・・・

 

どうするか、小さい脳をフル回転どうやってこの場を乗り切るか・・・・・・・・・

 

 

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・結果!どうしても無理!!

 

 

 

アリサ「ちょ、ちょっと夕也!?あんた何でこんな所にいるの!?」

 

すずか「どういうことなの!?夕也君!?」

 

どうしようか・・・・とりあえず、アリサ達は家に帰すか・・・

 

夕也「アリサ・・・すずか・・・二人には後で話すからちょっと席を離してくれないか?」

 

アリサ「・・・・・・・・・・・・わかったわ。」

 

すずか「アリサちゃんっ!?」

 

アリサ「ちゃんと説明してくれるんでしょ?それなら今は何も聞かない。」

 

夕也「すまないな・・・アリサ・・・」

 

すずか「アリサちゃんがそういうなら私も行くよ・・・ちゃんと話してよね・・・」

 

夕也「ああ・・・・」

 

そう会話を交わしてアリサとすずかは病室を後にした。

 

夕也「四人ともちょっと屋上まで付き合ってくれ。はやて、ごめんな。ちょっと抜ける。」

 

はやて「うん、わかったわ・・・早く帰ってきてな。」

 

はやての言葉を背に俺達は病室を出て、屋上に行った。

 

さて、どう説明するべきか・・・

 

~屋上~

 

なのは「夕也君・・・何で、あの場にヴィータちゃん達がいたの?」

 

雲が立ち込めてるな・・・今日は雪でも降るんだろうか・・・

 

俺は空を見ながらそんな事を考える。

 

フェイト「夕也っ!」

 

遥「・・・・・・・・もういい加減に自分だけで全て背負い込もうとするのはやめてよ。ちゃんと皆にも説明してあげて。」

 

遥が俺の眼を見て言う。

 

夕也「お前達に知られたんじゃ仕方ないな。隠し通せないだろうし・・・お前達が探している第一級捜索指定ロストロギア“闇の書”の主・・・それがお前達がさっきあったはやてだ。」

 

遥以外「「「ッ!?」」」

 

遥以外が驚愕している。

 

なのは「・・・・・・夕也君は・・・」

 

夕也「・・・・・・・・・・・・・」

 

なのは「夕也君は・・・・・・知ってたの?はやてちゃんが・・・“闇の書”の主だって・・・それとヴィータちゃん達が「蒐集行為してたの・・・だろ?知ってたよ。俺も協力してた。」えっ!?」

 

フェイト「じゃ、じゃあ、あのマグスって人が・・・」

 

夕也「そう、俺・・・」

 

なのは「はやてちゃんは「はやては蒐集していたのを知らない。あれは俺達の独断だ。」えっ!?」

 

フェイト「何で私たちに相談してくれなかったの!?」

 

俺はいつかと同じ質問をされた。

 

夕也「管理局は信用できない。」

 

なのは「で、でも「仮に相談したとしてそれが仮に管理局上層部の人間に知れたらどうする?はやては道具にされる可能性がある。」そんな事はリンディさん達はしないよっ!」

 

夕也「リンディさんがしなくったってどこから情報が漏れるかわからない。組織ってのはそこが厄介なんだよ。」

 

夕也「心配しなくとも私利私欲で使おうって考えは俺にもはやてにも無い。」

 

フェイト「で、でも[その話本当?]リ。リンディ提督!?」

 

俺がフェイト達と話をしていると空中にモニターが表示された。

 

リンディ[本当に私利私欲で使おうっていう考えはないのね?]

 

夕也「約束します。絶対に私利私欲で使わないって。セイバー!!」

 

俺の呼びかけに答えセイバーが姿を現す。

 

セイバー「知られてしまったのですね。」

 

夕也「あぁ・・・でも、信じてみてもいいかなって思ったんだ。」

 

リンディ[っ!・・・・ありがとう・・・ありがとう、夕也君・・・!]

 

夕也「じゃあ、「そんなことになっては困る。」何っ!?」

 

後ろから聞き覚えの無い声が聞こえ振り向くと仮面を被った男が二人いた。

 

そして、シグナム達を拘束していた。

 

一人の手には

 

シャマル「闇の書!?」

 

闇の書が握られていた。

 

そして、それと同じタイミングで屋上に人がやってきた。

 

その人物は

 

夕也「なっ!?はやてっ!?」

 

はやてだった。

 

はやて「な、何や・・・これ・・・」

 

シグナム「あ、主・・・」

 

仮面の男「闇の書のページの最後は・・・守護騎士の魔力で補う。」

 

仮面の男2「これまで幾度と無く繰り返してきたことだ。」

 

そして、シグナム達のリンカーコアが出てきて、蒐集されていく。

 

シグナム「ぐ・・あ・・・・ああああああ!!!」

 

ヴィータ「ぐああああああ!!」

 

シャマル「きゃああああああ!!」

 

ザフィーラ「ぐおおおおおおお!!」

 

皆が消えていく・・・・・

 

夕也「てめぇ・・・皆を放せーーーー!!!」

 

俺はソルを起動させ突っ込む。

 

仮面の男「無駄だよ。」

 

夕也「何っ!?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ドスッ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

夕也「がっ・・・」

 

はやて「っ!?夕也君!?」

 

俺はわき腹を見た。

 

そこにはナイフが血を出しながら俺に刺さっていた。

 

仮面の男2「おいっそこまでする必要は・・・」

 

仮面の男「しかし、この男はイレギュラーだ。こうした方が適切だ。」

 

男達が何か話している。

 

俺は力を振り絞って魔力弾を放つ。

 

夕也「龍よ・・・力を・・・ドラゴンショット!!」

 

俺の魔力弾は男達には当たらなかった。

 

でも、牽制にはなった様で引いていった。

 

夕也「ごほっ!?・・・は、はやて・・・」

 

俺はフェンスにもたれかかりながらはやての名前を呼ぶ。

 

セイバー「ユウヤ!しゃべらないでください!!」

 

セイバーが近寄ってくる。

 

なのは「夕也・・・君?・・・夕也君ーーー!!」

 

フェイト「夕也ーーーー!!!」

 

アリシア「夕也、しっかりして!!」

 

はやて「ゆ、夕也君!!夕也君ーーー!!」

 

皆が状況についてきて俺の名前を叫ぶ。

 

遥「夕也っ!夕也っ!!死んじゃだめだよ!!夕也!!」

 

遥は俺に駆け寄って治癒魔法を掛ける。

 

「「「「夕也(君)!!!」」」」

 

あれ?何かリンディさんとクロノ、それにユーノとアルフの声が聞こえる。

 

夕也「リ・・・リン・・ディ・・・てい・・・・とく?」

 

リンディ「喋らないで!!今、治癒魔法を掛けるから!!」

 

遥とリンディさんが俺に治癒魔法を掛けてくれる。

 

い・・・いけねぇ・・・意識が朦朧としてきた・・・

 

血・・・出すぎたのかな・・・

 

ガシャンッ

 

?何だ?今の音?

 

・・・・・・ああ、フェンスが取れた音か・・・

 

皆が俺に手を差し伸べてくる。

 

皆、ごめん、手、差し出すほど気力がないんだ・・・

 

そんな事を思いながら俺は重力に逆らわず地面に向かって落ちていった。

 

セイバー「ユウヤーーーーーー!!!」

 

セイバーが来てくれるがそこで俺の意識は無くなった。

 

はやてSIDE

 

ウチは何が起きたのか理解できひんかった。気がついたら・・・夕也君のわき腹にナイフが刺さっていてそこから・・・血が・・・

 

そして、夕也君がもたれかかってたフェンスのネジが外れ夕也君は落ちていった。

 

アルトリアさんが飛んでいったけどウチにはそこまで意識はもたへんかった。

 

落ちていったのを見た瞬間、ウチの中で何かが目覚めるような感覚があった。

 

『封印、解除。闇の書、起動。』

 

そこで、ウチの意識は無くなってしもうた。

 

SIDE OUT

 

???「やはりこうなってしまった・・・この連鎖は覆せないのか・・・かの者(・・・)達がいればどうにかなると思ったのだが・・・」

 

リンディ「っ!覚醒してしまったのね・・・!」

 

???「頼む・・・早く・・・私を・・・壊して・・・くれ・・・」

 

???「あいつが・・・・・・目覚めてしまう前に・・・ぐ・・・」

 

???「あ、あああああああああああああああああああああああっっっっっ!!!」

 

???「・・・・・・・・・・・・・・・・」

 

遥「な、何が起こったの・・・」

 

???「・・・・・ぎゃ・・ぎゃははははははははははは!!!ようやっと出て来れたぜ!!あの野郎、俺を奥深くに閉じ込めやがって・・・」

 

遥「な、何なの・・・あなた。」

 

???「?何だよ?てめぇら、俺の同族にあったんじゃねぇのか?」

 

遥「同族・・・・・・ってことは!?」

 

???「お察しの通り、俺は

 

 

 

 

悪魔(・・)】だよ。」

 

遥達の前に夕也にしか封印できない悪魔が姿を現した。

 

悪魔「まずは、てめぇからだ。」

 

そう言うと、悪魔は遥に詰め寄り

 

遥「しまっ!?」

 

悪魔「俺の中で永遠の楽の中に生きてろ

 

 

 

ジャンヌ・ダルク(・・・・・・・・)よ・・・」

 

遥「え・・・・・」

 

遥は

 

「アプソープション」

 

闇の書に吸収された。

 

 

さぁ、ついに時は来た。

 

彼らが掴むのは幸福か、それとも絶望か・・・

 

運命は・・・誰の手に・・・

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

頑張ったと思うんだ、俺・・・・・・

 

今までのは主人公が取り込まれるというのが多かったんで

 

俺のはオリヒロインが取り込まれるという風にしてみました。

 

さて、今回までタブに書いてようやく出てきたジャンヌ・ダルク(・・・・・・・・)・・・遥がその存在というのはどういうことなのでしょうか。

 

次回、明らかにしたいと思います。

 

では!次回に!


 
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