No.558213

魔法少女リリカルなのは 幸せを望む転生者

はらっぱさん

悲しみの戦い

2013-03-23 12:15:42 投稿 / 全2ページ    総閲覧数:5287   閲覧ユーザー数:5020

遥「はあああああっっっっ!!!」

 

遥が俺に杖を振りかぶって来る。

 

俺は冷静に動きを見て必要最低限の動きで避ける。

 

遥「っく!?」

 

遥は勢い余って倒れそうになる。

 

でも、遥は直ぐに体勢を立て直し再び突っ込んでくる。

 

俺は今度は避けず真正面からぶつかる。

 

遥「っ、絶対に助けるっ!!」

 

夕也「俺は助けを望んでいないっ!!」

 

遥「嘘っ!!」

 

俺達は互いの武器を弾きあい、距離をとる。

 

遥「夕也の眼、すっごく悲しみに溢れてる。あなたの本心は『助けて』って望んでるっ!!!」

 

夕也「確かにそうかもしれない・・・でもっ!今更望んだことでどうなる!もう遅いんだよ!!俺はもう犯罪者なんだっ!!」

 

俺達は舌戦を繰り広げる。

 

遥「それでもっ!!相談してくれれば!!「管理局に相談できると思ってるのか!?管理局は闇の書の主であるはやてをどう扱うか、わからないんだぞ!!」・・・・」

 

俺の一言に遥は押し黙る。

 

夕也「俺だって、相談したかったさ!!遥は俺と同じ立場だ!!でも、遥は管理局だ!!そこから管理局の上に知れ渡ったらって思うと、できなかった!!」

 

俺は自身を抑えられずさらに口を開く。

 

夕也「それに俺だって苦しんだんだ!!こんな風に話をしてる間も俺の手は震えてる!!」

 

夕也「友達と・・・戦いあうなんて・・・嫌なんだよ!!」

 

俺は自身の隠した本心を明かした。

 

遥SIDE

 

私は黙って夕也の話を聞いていた。

 

夕也はやっぱり苦しんでたんだ・・・

 

私と同じように・・・

 

遥「私だって苦しんだんだよ!!あの時、何で躊躇ったんだろう?って考えたりして・・・」

 

今度は私が言う番!!

 

遥「あの時、私は夕也じゃ無かったらいいなって思った。でも、夕也に真実を聞いて私は絶望したんだよ!?」

 

遥「私だって、友達と戦うのは・・・・・・好きな人と(ボソッ)戦いたくなんてないよっ!!」

 

夕也「・・・・・もう、言う事はない!」

 

夕也は私に向かって突っ込んでくる。

 

私、負けたくないっ!!

 

SIDE OUT

 

夕也「・・・・・もう、言う事はない!」

 

俺はそう言って、遥に突っ込む。

 

遥は真正面からぶつかる。

 

再び、つばぜりあう。

 

そして、弾きあい俺達は杖の先端に魔力を溜める。

 

遥「雷よ・・・我に集いて嵐を起こし、かの者を討て!!」

 

夕也「龍よ・・・その咆哮でかの者を吹き飛ばせ!!」

 

遥「ストーム・・・バスターーーー!!!」

 

夕也「ドラゴン・・・バスターーーー!!!」

 

俺と遥の魔力砲がぶつかり合う。

 

お互いの魔力砲が相殺しあう。

 

砂煙が舞ってお互いの姿が隠れる。

 

夕也「ムーン、ランスで。」

 

ムーン『ランスモード~』

 

俺の杖が姿を変え、先に刃がついた、槍になる。

 

これが3rdで俺がよく使う『ランスモード』だ。

 

夕也「ムーン、衝撃緩和頼むぞ。」

 

ムーン『おっけ~』

 

俺は足の裏に魔力を溜めて

 

夕也「突貫っ!!」

 

爆発させた。

 

遥「っ!?」

 

遥は紙一重で避ける。

 

これが俺のオリジナル魔法「炸裂移動(バーストムーブ)」。

 

瞬間的な加速ならフェイトの「ソニックムーブ」よりも上だと自負している。

 

ただし、これには弱点がある。それは直線でしか使用できないことだ。

 

そう、「ソニックムーブ」のような高速移動が出来ないのだ。

 

夕也「・・・よく避けたな。今度は外さない。」

 

遥「っ絶対に負けないっ!!」

 

遥が宣言する間に俺は炸裂移動(バーストムーブ)ではなく「虚空瞬動(こくうしゅんどう)」で遥の懐に入る。

 

遥「えっ!?」

 

夕也「さっきの移動で来るとは言ってないよ。」

 

俺は槍を地面に突き立てた。

 

夕也「水よ、巻き起これ!!水塵渦龍槍(すいじんかりゅうそう)!!」

 

遥「きゃあああぁぁぁぁぁ!!!」

 

遥は吹き飛ばされ地面に叩きつけられた。

 

夕也「終わりだ・・・」

 

この時、俺の勝利が確定した。

 

クロノ「ぐわああああぁぁぁぁぁ!!!」

 

なのは「きゃあああああぁぁぁぁぁぁ!!」

 

その時クロノとなのはが空から落ちてきた。

 

遥「クロノ・・・なのは・・・」

 

ヴィータが少し息を切らして降りてきた。

 

夕也「大丈夫か?」

 

ヴィータ「ああ、ちょっとてこずったけどな・・・」

 

俺は遥をバインドで拘束する。

 

遥「あっ!?」

 

ヴィータ「戦った奴らは既に蒐集は済ませた。・・・・・いいんだな?」

 

夕也「俺に構うな・・・やってくれ。」

 

ヴィータ「・・・・・・わかった。」

 

ヴィータは遥のリンカーコアを摘出し蒐集する。

 

蒐集が終わり俺は拘束を解く。

 

夕也「行くぞ・・・ヴィータ。」

 

ヴィータ「・・・おう。」

 

俺は皆に背を向け、管理局と戦っているであろう、シグナム達の所に向かった。

 

遥SIDE

 

遥「(何で・・・好きなのに・・・戦いたく・・・ないよ・・・)」

 

私は再び苦しんだ。

 

SIDE OUT

 

あとがき

 

はい、書きました。

 

ここであきらめる遥では無いのでこれからも説得しますよ。

 

次回は、シグナム達と合流してフェイト達と戦います。

 

では!次回に!


 
このエントリーをはてなブックマークに追加
 
 
4
1

コメントの閲覧と書き込みにはログインが必要です。

この作品について報告する

追加するフォルダを選択