俺はビルの中から抜け出し広い場所で戦闘することにした。
ビルから出ると遥達が追いかけてきた。
フェイト「本当に同行してはもらえないんですか?」
夕也「先ほどもいったが断る。連れて行って欲しければ俺を倒していけ。」
フェイト「わかりました・・・・・バルディッシュ!!」
バル『ソニックムーブ!』
フェイトが高速移動魔法で俺の背後を取る。
でもな、フェイト?
夕也「背中は人間の死角だ。そこを警戒しない人間はいない。」
ガギンッ
フェイト「えっ!?」
俺は振り下ろされたバルディッシュを止められてフェイトは思わず止まってしまった。
他の奴等も驚いている。
俺はバルディッシュをはじき後ろを振り向いて杖の持ち手の方をフェイトの腹に押し当て
夕也「
衝撃を与えた。
フェイト「かはっ!?」
フェイトはそのまま吹き飛ばされる。
アルフ「フェイトーーー!?てめぇーーー!!」
アルフが怒り狂い俺に向かって突っ込んでくる。
俺はそれを一瞥し、冷静にアルフの拳を避け
アルフ「しまっ!?」
先ほどと同じ様にし、
夕也「
アルフも吹き飛ばした。
ちなみに、同じ場所にふっ飛ばしてあげた。
夕也「さぁ、次はどいつだい?」
俺は両手を広げ挑発する。
後残っているのは遥と
神城「・・・おい、てめぇ。」
おっと、
夕也「・・・なんだ?」
神城「てめぇ、何モンだ?」
あきらかに殺気を飛ばしてくる
そこまであきらかに飛ばしてこなくてもいいのに。
夕也「しがないただの魔導師。いわば、傭兵です。」
神城「ふざけんなっ!てめぇ転生者だろ!」
・・・・・こいつ本当にバカだろう。
何で、他の人間が聴いているかもしれないのに・・・
ここはとりあえずしらばっくれとくか。
夕也「転生者?何のことですか?」
神城「ふざけんなっ!じゃあ、何でヴォルケンリッター達と一緒なんだよっ!?」
夕也「私は金で雇われているんです。それ以外彼らとは関係はありません。」
遥「・・・・・その言葉に嘘はないのよね?」
遥が聞いてくる。
少し、罪悪感覚えるな・・・
夕也「ええ、ありません。」
神城「へっ!だったらてめぇを殺してやるぜ!!」
そう言うと
夕也「(あれって、たしか「
確か、そうだったような気がする。ああいうの、教えてくれた
女の子『
・・・・・でも、かわす方法はある。
神城「死ねぇ!モブ野郎っ!!」
そして、全ての剣が俺に突き刺さる・・・・・筈だった。
夕也「・・・・この程度か?」
神城「な、なんだとっ!?」
そう、俺はその場から一歩も動いていない。
いや、厳密に言えば
突き刺さる瞬間俺は右目を解放した。そう、却の眼を・・・
眼が教えてくれたのは剣が飛んでくる方向。
その場所を自身の頭の中で整理し、どうすれば当たらずに済むか・・・それを導き出したんだ。
神城「バ、バカなっ!?俺の
夕也「見た通り動いていないよ。それだけ?じゃあ、今度はこっちの番!!」
俺は『虚空瞬動』で
そして、
夕也「
神城「ぐおっ!?」
どうやら伸びたようだ。
夕也「さぁ、残っているのはあなただけですよ?」
俺は遥を見据える。
遥「・・・・・あなた、いったい誰なの?」
遥は俺にそう質問する。
夕也「誰も何も先程も申したでしょ、私の名はマグス。」
遥「・・・・・その名前を聞いているんじゃない。」
夕也「?というと?」
俺は訳がわからなかった。言えと言われたから言ったのに違う?どういうことだろう。
遥「あなたの((本当|・・の名前を教えて。」
夕也「・・・・・どういう意味ですか?」
遥「あなたが言ったマグス、これ、偽名なんでしょ?」
夕也「・・・・・仕事柄使う、名前とだけいっておきましょう」
遥「教えてっ!!」
夕也「・・・・・・教える気はありませんっ!!」
俺は隙だらけの遥の正面に飛び込み
でも・・・
夕也「(くそっ!躊躇うなっ!!)」
一瞬、躊躇った後、
遥「がはっ!?」
遥が落ちて行く。
俺はそれを見て
夕也「ごめんな。遥・・・」
せめて謝罪をした。
聞こえていないことを祈りたい・・・
遥SIDE
私はどうしても疑問に思った。
あんな男は原作にはいなかった。
でも、この世界は原作からは大きく離れてしまっている。
それで、納得しようと思った。
でも、目の前にいる男の仮面は見覚えがあった。
そして、彼が着ているBJにも・・・
遥「(あのBJ・・・色は違うけど・・・
今、私は地面に向かって落ちている。
そして、あの男が何かいったような気がする。
そして、もう一つの疑問。
遥「(何で、一瞬・・・・・躊躇ったの?)」
彼は私に攻撃を当てるときに気がつかないような本当に一瞬だけ攻撃を躊躇った。
なんでなの?
私は地面に落ちながらそんな事を考え、そして、意識を失った。
あとがき
駄文で申し訳ありません。
夕也君も結構苦しんでいるということですよ。
さて、次回はそんな夕也君の胸の内を語ってもらおうかな?と思っております。
では!次回に!
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