No.557006

マジ恋への転生者

第八話

2013-03-19 23:07:10 投稿 / 全5ページ    総閲覧数:4339   閲覧ユーザー数:3986

 

 

 

翌日の明け方

 

 

『さすがに帰って直ぐに寝てしまうのはだめだったな。目が覚めてしまった』

 

 

寮に帰って直ぐ寝てしまったので夜に目が覚めてしまった(因みに風呂には入りました)

 

 

現在PM5:00

 

 

『ショウからの土産でも開けるか』

 

 

ショウからのお土産をあけてみると入っていたのは深紅のヘアバンドだった。付けてみると意外としっくり来るのでこれからつけることにした

 

 

~~♪~♪♪~~♪

 

 

電話?誰だ?着信音は未登録のやつだから知らない人なのは確かだが

 

 

pi

 

 

『はいもしもし敦賀です」

 

???【もしもしメイですか?私です】

 

 

女?割とキレーな声だ。聞いたことあるよーな、ないよーな。とゆーか真剣で誰だ?中学のときに一年ほどほぼ毎日顔を合わせていたような、合わせてないような

 

 

『すないが、誰だ?あんた』

 

 

比較的機嫌がよかった声は一気に悪くなった

 

 

マルギッテ【・・・マルギッテです。・・・】

 

『え゛っ!?マルさん!?マルさん何で私の番号知ってんだ!?』

 

 

柄にもなく本気で驚いた。マルさんの機嫌の悪い声が響く

 

 

マルギッテ【ドイツ軍の力を甘く見ないでください。そしてメイ、一年苦楽を共にした相棒の声が分からないとはどーゆーことですか?】

 

『そ、そりゃマルさんが私の番号知ってるとは思わないじゃん。先入観ですよ先入観』

 

マルギッテ【・・・・・・・・・・・・・・・・】

 

 

ウーム。これは旗色が悪い

 

 

『すいません。私が悪かったです』

 

マルギッテ【はぁ、まぁいいでしょう。本題に入ります。近いうちに中将とお嬢様がそちらに行かれます】

 

 

私は思わず眉をあげた

 

 

『フランクさんが?一体何で?』

 

マルギッテ【ご存知ありませんか? 川神とリューベックは姉妹都市なのです】

 

『・・・・・・・・・・・・なるほど留学生か』

 

マルギッテ【はい。まずはドイツからということで兼ねてから日本へ行きたがっていたお嬢様が選ばれたのです】

 

 

オッケー大体読めた

 

 

『私に可愛いお嬢様の護衛をして欲しいわけね』

 

マルギッテ【察しがよくて助かります。お願い出来ないでしょうか。勿論報酬は払います】

 

 

報酬出るのか。だがあの超絶親バカが脳裏に浮かぶ。うん、ガクトあたりが変な質問して銃を構える姿がくっきりと浮かぶ。転校日にはドライバー持って行かなきゃな

 

 

『私は構わないが、フランクさんがいるなら私はいらんだろう。それにあのお嬢が私を忘れてたらd【忘れるワケないでしょう。命の恩人である貴方のことは。貴方だけは・・・】・・・・・・・・』

 

マルギッテ【それに中将は忙しい方です。私もいずれ来日しますが、それまでの間頼みます】

 

『フランクさんは了承してるのか?』

 

マルギッテ【勿論です】

 

『りょーかい、引き受けます。報酬はそちらの言い値に任せます」

 

マルギッテ【感謝します】

 

『いいですよ。あなた方には色々世話になりましたし。では」」

 

マルギッテ【はい】

 

 

ガチャ

 

 

『フゥ、クリスがこっちに来るのか。また騒がしくなりそうだ』

 

 

その後、完全に目が覚めてしまったので料理(朝食とファミリー(私含めて10人分)の弁当)の仕込みをする事にした

 

 

 

 

~朝~

 

 

バリバリバリバリバリバリッ‼バシャーーーーン!!!!!

 

 

翔一「ぎゃあぁぁあぁぁあぁあぁあ!!!!」

 

 

おぉう。今朝は電撃系か。中々の威力だ

仕込が終わった後、時間は5:30だったのでランニングをして、帰って来たらショウの断末魔が響き渡った。あの馬鹿が遅刻しないのはクッキーのおかげだろう。クッキーはポップコーン作ってくれるし、掃除洗濯上手だし。色々万能なんだよな

 

 

そんなことを考えていると大和・ミヤ・ユキ・タツの四人がリビングに来た

 

 

京「おはよう。メイ」

 

『おはようミヤ、しかし今日のはまた派手だったな』

 

大和「キャップもあーゆーのにタフになって来たから威力強めにしたんだってさ」

 

 

苦笑しながら大和が答える。うーむ。電撃も奥が深い

 

 

忠勝「てか今日の朝食は豪勢だな」

 

『朝早くに目が覚めたので頑張ってみました。因みに弁当も』

 

忠勝「マジかよ。いったい何時に起きた?」

 

『5:00』

 

大和「大丈夫なのか?」

 

『昨日帰ってからは直ぐに風呂に入って寝たからな、目が覚めちゃって』

 

忠勝「ハァ、まあいい。早く食おうぜ」

 

大和「そうだな」

 

 

食事を終えて学校に向かう

 

 

大和「あ、姉さんとワン子だ」

 

一子「おっはよー!」

 

『おはようカズ。今日は早くに目が覚めたのでファミリー全員分の弁当を作ってみました。ッてことでハイ、カズとモモ先輩の分』

 

一子「ホント!?アリガトツル兄!」

 

百代「ほう、お前が作ったのか」

 

 

先輩とカズは受け取って鞄に仕舞う

 

 

 

~多馬大橋~

 

 

何時も通り川神生が登校している。すると目の前に武人っぽい人(見た目は刀語の般若丸)が現れる

 

 

武人「敦賀迷彩殿とお見受けする」

 

『うん?私がそうだが?』

 

大和「あれ?姉さんの挑戦者じゃなくてメイの挑戦者?」

 

『何か御用か?』

 

武人「私は諸国を旅する武人。西で一番の強者と名高き敦賀迷彩殿にお手合わせを願いたい」

 

『私が西一番の強者? それ聞いたら十勇士達が黙ってないぞ?』

 

 

実際そう思っているのは迷彩だけで、十勇士達は迷彩が西最強と認めている(三郎はいつか倒して出世街道の駒にすると日々頑張っている)

 

 

武人「その十勇士の推挙が合ったのだ。 手合わせ願えるか?」

 

『まあ、いいでしょう。みんな、野次馬の整理よろしく』

 

ファミリー達「「「「「「「「「おう」」」」わかったわ」わかった」」」わかった~」

 

 

さすが、手馴れてる

 

 

百代「この勝負の審判は私が務める。両者、依存はないな」

 

『「ハイ』勿論だ」

 

 

右手を高く掲げるモモ先輩

 

 

百代「両者、尋常に・・・始めっ‼」

 

武人「いくぞ!」

 

 

武人は武器であろう木刀を構えて突撃してくる

 

 

『(何故突撃してくる)敦賀流操氣術・操髪の法』

 

 

髪々の黄昏(トリックオアトリートメント)を使い、武人を髪で縛る

 

 

武人「なっ!?」

 

 

やっぱり驚いてらっしゃる、野次馬達を見るとこちらもやっぱり驚いている

 

 

『さて、さっさと決めますか』

 

 

髪の一部を手刀の形にして武人の首筋に手刀を入れる

 

 

武人「ゴフッ」

 

 

武人は気絶した

 

 

百代「勝負あり!勝者・・・敦賀迷彩!」

 

 

モモ先輩が勝利宣言をすると野次馬達から様々な歓声が飛ぶ

 

 

『さて、終わったから早く学校行こう』

 

翔一「メイスゲーな!」

 

小雪「さすがメイ!」

 

 

ショウが背中に飛びつき、その背中にユキが飛びつく。これは背負っていけって言う意味かな?

 

 

一子「あぁーー!キャップとユキだけずるいわ!」

 

 

といってユキの背中に飛び乗るカズ。ちょっとしたトーテムポールみたいだ

 

 

卓也「メイ、大丈夫?」

 

『心配ご無用、よく子供の頃は孤児院で五人くらい担いでたから』

 

卓也「子供の頃から廃スペックだね!?」

 

忠勝「おい、早く行くぞ、遅刻する。それに今日は人間測定がある、遅刻できん」

 

『おっと、そうだった。急ぐぞー』

 

 

 

 

~学園~

 

 

キーンコーンカーンコーン

 

 

梅子「ではこれから人間力測定を始める!速やかに済ませるように!」

 

 

梅先生がムチを片手に高らかと宣言。アレは速くやらなきゃぶったたくという無言の圧力っぽいな。おぉ~怖

 

 

卓也「アァー。やっぱもう身長止まってる~」

 

 

タクがなんか嘆いてる。まぁもう高2だし、スクスク伸びてたら不自然だ

 

 

ガクト「筋肉もっとつけねーからだ。みろ俺様握力計振り切れたぞ」

 

卓也「肉つけるともっと伸びなくなるよーな」

 

『ないとは言わないが、些細な影響だぞ。でかい奴はなにしてもでかいし、小せえヤツはなにしても小さい。言ったら悪いが、委員長がいい例だ』

 

 

あららまいじけ。内気なヤツ、だからお前はモロと呼ばれるのだ

 

 

卓也「生まれついての名字を否定しないでよ‼」

 

 

なんだ心読まれた。エスパーモロ爆誕か?

 

 

卓也「全部だだ漏れなんだよ!」

 

 

あ、やっぱり?そんな気がしてたんだよ

 

 

梅子「おい敦賀‼お前も早く握力測れ!」

 

 

何か怒られたっぽいな。ムチ構えてらっしゃる

 

 

『はーい。・・・先生、これってやっぱ本気ですよね』

 

梅子「当たり前だ」

 

 

はいはい。壊れても知らねーぞっと

 

 

メキャッ!

 

 

『先生、やっぱ壊れた』

 

梅子「うむ。敦賀迷彩。測定不能、と」

 

ガクト「おかしくない?女みたいなお前が何で握力計壊せんの?」

 

 

 

あ、ムカ

 

 

『ガクト、一辺星になってみるか?』

 

 

ゴゴゴゴゴゴゴゴ

 

 

ガクト「お、俺様が悪かった!ですからそのオーラを鎮めてください!」

 

 

ふう、震えるくらいなら最初から言わなければいいものを

 

 

梅子「それでは次は屋外での測定だ。女子の測定が終わり次第すぐ行う!」

 

 

凛とした声が屋内に響き渡った

 

 

ガクト「女子が、計測中だと~‼」

 

 

男子の大半が我れ先にとグラウンドへ向かう(ショウはかけっこだと思ってついていった)。まぁ私やタツはあるいていくが

 

 

ノンビリやってると先生に声かけられた

 

 

梅子「どうした?おまえらはいかないのか?」

 

『行きますけどあんな急ぐことはないでしょう。自分のペースでゆっくりいかせてもらいますよ」

 

 

そしたらなんか心配そーなかおして

 

 

梅子「お前らは女に興味無いのか?思春期の男子は島津程ではないにしろ少しはあぁなるんじゃないか?」

 

『まさか、私達だって人並みに興味はありますよ。表面にでてないだけです。それにガクト達並の人は異常です』

 

梅子「ふむ、そうか。ならいいのだが」

 

 

何かよくわからない心配されてるな、転校して日が浅いし授業は真面目に受けてるからか?

 

 

 

~グラウンド~

 

 

大和「お、ようやく来たか」

 

ガクト「遅いぜメイ!それでもヤりたい盛りかよ!」

 

 

なにでかい声で最低なこと言ってるんだか。あるいみすごいな

ちなみに各女子の紹介はもう終わったらしい

 

 

梅子「おいお前達!そろそろお前達の番だ!はやくグラウンドへ行け!」

 

F組男子「「「「「「はーい」」」」」」

 

 

それから色々な検査をし、測定不能をたたき出した

 

 

 

 

 

 

 

 

例えば

 

 

梅子「次!敦賀迷彩!」

 

『はい』

 

 

ソフトボール投げでは

 

 

ぶん!

 

 

キラン☆

 

 

ソフトボールが星に成り

 

 

ドスン!

 

 

地球一周して戻ってきたり

 

 

 

100m送で全力((おもり)は取って)ではしったら一瞬でゴールして測定不能だったりした

 

 

 

 

 

 

 

 

ガクト「何でお前はそんなに廃スペックなんだよ!」

 

『モモ先輩ならやってのけそうだけど?』

 

大和「否定できない」

 

 

そんなこんなで一日が終わりHR

 

 

梅子「実はこの学年に留学生が来る!」

 

真与「つい最近敦賀君が転校してきたのにですか?」

 

梅子「敦賀は転校生。来るのは国外からの留学生だ」

 

ガクト「女子ですか可愛いですか胸ありますか?」

 

千花「男子ですかイケメンですか金持ちですか?」

 

梅子「ひ・み・つ」

 

 

ざわっ!

 

 

梅子「なんてな」

 

 

ガラガラ

 

 

大和「なんかあの人時々謎の冗談ゆうな」

 

翔一「それより大和、メイ。一儲けしねーか。手伝ってくれ」

 

『面子は?』

 

翔一「この三人だけ。今決めた」

 

『んー、いいよ』

 

 

留学生についてならこの中では誰よりもよく知ってるが、あえてかける側には回らないでおこう。かけるよりこっちの方が安定してるし

 

 

こうして皆留学生に期待を膨らませ、今日は終わった

 

 

 

 

~放課後・九鬼ビル近くの森~

 

 

ここは九鬼ビルの近くだが、結構静かな場所だ。よくここで楽器を弾いている

 

 

『今日はヴァイオリン(こいつ)にするか』

 

 

ケースから京都で買ったヴァイオリンを取り出し、軽くチューニングして丁度いい具合の岩の上に座る

 

 

弾く曲はポル○グラフティのサウ○ージ

ここ最近ドタバタしててあんま落ち着く機会がなかったから丁度いい

奏でれば奏でる程心が凪いでゆく。最後の小節を弾き終わり、息を吐く

 

 

『隠れてる奴等、出て来い』

 

???「あわわ、ばれてる。ど、どうしよう」

 

???「落ち着いて」

 

???「チッ、やっぱりばれてたか」

 

???「やっぱり気づくかぁ。んくんく」

 

 

出てきた四人には見覚えがあった

 

 

『何だ、義経達じゃないか』

 

 

四人は口を開いた順に、源義経・葉桜清楚・那須与一・武蔵坊弁慶だ。因みに知ってる人も多いだろうが、与一以外は女性だ

 

 

『久し振りだな、こっちに来てたなら連絡してくれればいいのに』

 

 

 

 

 

 

 

 

彼女達と出会ったのは中2の頃。英雄と紋の護衛を帝さんから受け、九鬼専用飛行機で移動中エンジントラブルにあった。幸運だったのは近くに義経達の住んでいた島があったことだ

 

島の近くで乗っていた者全員を一箇所に集め、操髪の法で全員を髪で掴み、月歩を駆使して全員を島に下ろした

 

そのときに義経達と知り合ったのだ。何故歴史上の人物と同名なのかは英雄と紋が特別に教えてくれた。どうやら彼女等は九鬼の事業でクローンとして現代に再誕したらしい

 

因みに清楚さんの正体は原作知識(忘れてるかもしれないが私は転生者だ、そしてこの知識は浮竹さんに教えてもらった)で知っている。25に成ったら教えてもらえるから楽しみだといっていた

 

 

 

 

 

 

 

 

弁慶「驚かそうと思ってね。んくんく」

 

『また川神水飲んでるのか。お前は5杯でつぶれるって自覚してるのか?』

 

弁慶「大丈夫、弁えて飲んでるから」

 

 

そう言って何度も潰れてるだろうが

 

 

与一「兄貴、組織の連中に気をつけろ」

 

『お前はまだ言ってるのか』

 

 

こいつの厨二病は天神館の会堂舜並に重度だな(会堂舜は斉木楠雄のΨ難の海道瞬を想像してくれればいいかと)

 

 

余談だが会堂舜は情報屋をやっており、厨二病ながら情報は確かなので一応友達である

 

 

義経「とてもいい音色だったぞ!迷彩君!義経はいたく感心した!」

 

『そうか、アリガトな』

 

 

“これくらい感心した”と両手を大きく広げて全身で感心度合いを表す義経

 

 

清楚「まあ、そのうち私達も川神学園に転入するから」

 

『そうか。まあ、川神学園は退屈しないところだな』

 

 

クローン組みが転入すればさらに騒がしくなるだろうな

 

 

清楚「あ、そろそろ戻らなくちゃ。またね、メイちゃん」

 

『じゃあね』

 

 

そう言ってクローン組みは九鬼ビルに、私は島津寮に帰った

 

 

寮に戻ってからファミリーのみんなに弁当のお礼を言われた

 

 

 

 

後書き

 

 

人間測定とクローン組みの登場です

 

 

誤字脱字などありましたらご指摘願います


 
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