No.554164

魔法少女リリカルなのは 幸せを望む転生者

はらっぱさん

転校生 図書館での出会いパート2

2013-03-11 22:14:57 投稿 / 全2ページ    総閲覧数:13030   閲覧ユーザー数:12514

こんにちわ、前園夕也です。

 

ついに、六月に入りA’sに入ろうかという時期になりました。

 

はやての誕生日である六月四日はもうすぐだ。

 

今日は都合がいいので放課後に図書館に寄ろうかと考えていたんだが・・・

 

なのは「まさか、フェイト(・・・)ちゃんとアリシア(・・・・)ちゃんが転校生(・・・)だったなんて知らなかったよ。」

 

フェイト「う、うん・・・・・」

 

アリシア「サプライズ的な意味でね!」

 

何でフェイトとアリシアが居んの?

 

とりあえず状況を整理しよう。

 

朝、普段どおりに登校。

    ↓

教室に入ってみたらなにか落ち着かない雰囲気だった。

    ↓

俺より早く来ていたなのは達に聞いたところ転校生が来るようだ。

    ↓

なのは達と話していると神城(バカ)が突然割り込んできて「おいっ!モブ野郎っ!!俺のなのは達に気安く話しかけてんじゃねぇよ!!!」と言ってきた。

    ↓

なのは達が神城(バカ)と口論になる。

    ↓

面倒ごとになりそうだったので遥に念話で「話は後で聞く。」と言って、自分の席に行き、授業の準備をする。

    ↓

だらだらと時間をつぶしていたらHRになりすっかり転校生の話を忘れていた。

    ↓

HRの最後になり先生が「今日は転校生が来ます。」と言ってようやく思い出す。

    ↓

転校生登場。フェイトとアリシアだった。

    ↓

  自己紹介

    ↓

  現在に至る

 

 

 

 

?あれ?考えてみたら俺が忘れたの神城(バカ)のせいじゃね?

 

まあ、どうでもいいし。いいか。

 

でも、あいつの思考回路はどうなってんのかな?

 

あいつ、フェイトとアリシアへの質問の時間のときの第一声が

 

神城「おいっおまえら!俺の嫁に手を出すんじゃねぇぞ!!」

 

これだぜ?

 

あのときの皆の目を今でも思い出すよ。

 

だって、皆(あいつに落とされた女子意外と男子全員)して「うわっ何言ってんの?こいつ・・・」的な視線をあいつに向けたのにあいつは自分に向けられた視線とは気づかずにいた。

 

あいつのあのスルースキル(なのか?)は正直欲しいと思ってしまう。

 

まあ、授業中に向けてくる視線は一層痛くなったけどね。

 

だって、フェイトとアリシア、わからないことがあったら(ことごと)く俺に聞いてくるから神城(バカ)の視線と一部男子の視線がね!!

 

・・・・・・テンションがおかしくなってきたかも・・・・・

 

~放課後~

 

お、終わった・・・きつかった・・・主に視線責めで・・・

 

でも、終わったし、さて。

 

夕也「帰るかな・・・あ、そういえば、今日図書館に行かねえと・・・」

 

遥「夕也~~。一緒に帰りましょう。・・・ってどっか寄るの?」

 

遥・・・どんだけ行きたいんだよ?

 

夕也「そうだけど・・・何だったら一緒に行くか?」

 

遥「え?いいの?」

 

夕也「ああ、別に困らねぇし・・・・・あっと、なのは達も誘ってみようかな?」

 

遥「え・・・そ、そうね・・・(な、何で私、今『二人っきりがよかったな』って思ったの・・・これじゃ恋する乙女みたいじゃない)」

 

うん?なんか遥の様子がおかしい気が・・・

 

遥「うんっ!なのは達も誘いましょ!」

 

あれ?いつもの遥に戻った・・・

 

なんだったんだろう?今の小さな違和感は・・・

 

・・・今、考えても仕方ないことか・・・

 

そして、なのは達も誘って俺達は図書館に向かった。

~図書館~

 

さて、図書館についたが・・・・・はやてはどこかな?

 

遥SIDE

 

私達は今、図書館の中で本を読んでいる。

 

私は・・・その・・・///

 

 

れ、恋愛小説・・・・・///

 

あ!今似合わないって思った奴いたでしょ!

 

いいでしょ!私が別に読んでも!

 

って私は誰に向かって怒ってるのかしら?

 

とりあえず、読みたい本を持ってあらかじめ決めていた机に行くと、なのは・フェイト・アリシア・アリサ・すずかが同じ系統の本を読んでいた。

 

恋愛小説を・・・・・

 

ま、まさか・・・考えてること、同じなの?す、すごすぎる・・・

 

そして、ふと奥の方を見ると夕也と車椅子の少女が話していた。

 

あれが、はやてのようね・・・

 

ていうか、はやてがなんか「ありがとう」って言って頬を赤らめてる気がするんだけど・・・

 

ゾクッ!!!!!!!!

 

遥「ッ!!!???」

 

な、何か今、すごい殺気みたいなのを感じたんだけど・・・

 

ふと、なのは達を見ると

 

 

全員がすごいオーラを放っていた。

 

 

こ、これが殺気の正体ね・・・

 

な、何か全員ヤンデレ化してきてる気が・・・

 

SIDE OUT

 

いやぁ、あせったね。

 

え?何があせったかって?

 

 

神城(バカ)が俺達を尾行して図書館に来ていてはやてに言い寄っていたから。

 

 

あのバカは『反省』という言葉が脳内辞書に無いんだろうか・・・

 

とりあえず、うるさい神城(バカ)を手刀で気絶させた。

 

そしたら、はやてがものすごく感謝してきた。

 

いや・・・俺は当たり前の事をしただけなんだけどな・・・

 

はやて「ほんまに、ありがとうな(ゆ、夕也君に助けてもらえた・・・まるで白馬の王子様みたいや/////)」

 

夕也「当たり前の事をしただけなんだけどな(なんだ?はやての頬が赤い気がするが・・・気のせいか?)」

 

おっと、早く戻ってはやての事を紹介しないとな・・・

 

ゾクッ!!!!!!!!

 

な、何だ?今、ものすごく嫌な予感がしたんだけど・・・

 

と、とりあえず、早く戻ろう・・・

 

夕也「じ、実はさ、今日な、友達と一緒に来てんだ。はやてにも紹介したいから行こうぜ?」

 

はやて「うん。わかったわ。夕也君の友達やからみんな優しい人なんやろうな。」

 

そんな話をしながらなのは達がいる机に向かった。

 

 

 

 

そして、着いた瞬間

 

遥除く「「「「「夕也((君))っ!その子誰(なの)っ!?」

 

まさかの全員が同時に同じ質問をしてきた。

 

は、迫力あるな・・・

 

い、いや!負けるな、俺ッ!!

 

夕也「こ、こいつは八神はやて。ちょっと前に図書館で友達になった子なんだ。」

 

そして、俺ははやてに向き直り

 

夕也「はやて、この人達が俺の友達だ。みんな順番に自己紹介してくれ。(ほらっ!自己紹介しろ!遥ッ!)」

 

遥「(えっ!?何で私が!?)」

 

夕也「(お前が一番冷静だからだよ!お前が紹介すりゃ、他の奴らも自己紹介するだろ!?)」

 

遥「(わ、わかったわよ・・・)え、えぇと。西園遥よ。よろしく。」

 

なのは「わ、私はなのは。高町なのはだよ。」

 

フェイト「ふぇ、フェイト・テスタロッサです・・・よ、よろしく・・・」

 

アリシア「アリシア・テスタロッサだよ。フェイトのお姉ちゃんです。」

 

アリサ「アリサ・バニングスよ。よろしくね。」

 

すずか「月村すずかです。そういえばどこかであったことがあると思ったら時々見かけてたよ。」

 

皆が紹介を終える。

 

はやては所々で「うんうん」と相槌を打ちながら聞いている。

 

はやて「うん。なのはちゃんにフェイトちゃんにアリシアちゃんにアリサちゃんにすずかちゃんやね。うん!覚えたわ。私は八神はやてです。漢数字の八に神様の神にひらがなではやてや。

よろしゅうな!」

 

そして、皆笑顔で笑い会う。うん、さっき感じた殺気はきっと気のせいだろう。

 

遥「(ツンツンッ)ん?何?なのは?・・・・うん、うん。わかったけど・・・なんでそんなことするの?・・・・・えぇっ!?・・・わかった。」

 

?何か遥となのはが小声で話し合っているのだが・・・

 

と、思っていたら遥が近寄ってきて

 

遥「ねぇ、夕也?ちょっと、あっちに行っててもらえない?」

 

夕也「は?いきなり何言ってんだ?」

 

遥「まぁ、女子会みたいなのを開くから男であるあんたがいると困るのよ。」

 

夕也「はぁ・・・・・わかったよ。(終わったら念話で「終わった」って言えよ)」

 

遥「ありがとう、夕也。(OK)」

 

そう言って俺は皆が座っていた机から立ち探したい本があったのを思い出して終わるまでそれを見てるか、と思い、探し始めた。

 

遥SIDE

 

アリサ「はやて、単刀直入に聞くわね。あんた、夕也の事。好きでしょ?」

 

アリサがいきなり核心に迫る質問をする。

 

それに対するはやての答えは

 

はやて「・・・いきなりやなぁ、アリサちゃん。そこまではっきり言ってくれたんや。私もはぐらかさずはっきりと言う。

 

私は夕也君が好き。『友達』としてじゃなく『異性』として好きや。」

 

はやてもはっきりと答えた。

 

アリサ「あんたとはうまくやっていけそうね。これからもよろしく。はやて。」

 

はやて「こっちもや。アリサちゃん。」

 

そう言って皆が笑顔で微笑みあう。

 

・・・・・・・・こんな中で私はまだ、自分の気持ちに整理がついてなかった。

 

私は、前園夕也に『恋』をしているのだろうか・・・

 

そんなことを考えていた・・・

 

それから色々な事を話した。

 

はやてと夕也の出会いやその他諸々・・・

 

そして、会合(?)が終わったので夕也に向けて念話を放った。

 

SIDE OUT

 

遥「(終わったわよ・・・)」

 

夕也「(?わかった・・・)」

 

何か遥の様子がおかしかったような気が・・・

 

なんかどんよりしてたような

 

なんでだろうな?

 

そして、机に戻ってくると

 

アリサ「はやての誕生日を皆で祝うわよっ!」

 

アリサがいきなりそう宣言した。

 

夕也「いきなりだな・・・で、何がどうしてそうなった?」

 

アリサ「聞くところによるとはやての誕生日は六月四日。だからその日にはやての家に集まって祝ってあげようってことよ。」

 

なるほど・・・それは名案だな・・・

 

夕也「それはいいな・・・俺は賛成だ。」

 

なのは「私も賛成なのっ!」

 

フェイト「わ、私も・・・賛成・・・」

 

アリシア「私も当然!賛成だよ~~」

 

すずか「私も賛成かな・・・」

 

遥「私も、概ね賛成ね・・・」

 

アリサ「という訳で、満場一致ではやての誕生日会を開くわよ。」

 

皆、やっぱりいい奴だな・・・

 

はやて「・・・・・ううっ・・・グスッ・・・」

 

突然、はやてが泣き出した。

 

夕也「ど、どうしたっ!?はやてっ!?」

 

はやて「ご・・・ごめん・・・う、うれしいんや・・・」

 

・・・・・そうか・・・

 

夕也「誕生日。楽しみにしとけよ?」

 

俺は満面の笑みではやてを見つめた。

 

はやては少し驚いて

 

はやて「うん・・・うん!楽しみにしとく!!」

 

満面の笑みで返してくれた。

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、六月四日。運命の歯車が動き出す。


 
このエントリーをはてなブックマークに追加
 
 
4
3

コメントの閲覧と書き込みにはログインが必要です。

この作品について報告する

追加するフォルダを選択