No.547818

魔法少女リリカルなのは 四天王始めました

バロールさん

無印編開幕前

2013-02-23 18:17:52 投稿 / 全1ページ    総閲覧数:2042   閲覧ユーザー数:1950

世界が変わったぁぁぁぁぁっ!えっ!?えっ!?…………魔法…………ハンパネェ……マジで。

 

俺が驚きのあまりキョロキョロと辺りを見回していると自己紹介が始まった。

 

「先ずは私からね……私はリゼット、リゼット・ヴェルテール」

 

名乗ると同時に姿が変わり、11Eyesのリゼットになった。

 

流石…………魔法、もう何でもありだな……。

 

「次は俺だな、俺はヴァルド。よろしくな、リーダー」

 

ヴァルドの容姿は一言で言えばドンだ……マの付く方々の。見た目の威圧感だけはハンパネェ。でも感じる力はこの中で最弱。

 

「次は僕だね、僕はレオン。よろしく、リーダー」

 

レオンの容姿は白いウサギの耳の生えた中性的な少年だ。服は不思議の国のアリスの時計ウサギと同じ。大丈夫なのか?ウサギで……。

 

「最後に余だな、余はアレイシア。シアと呼ぶがよい。よろしく頼むぞ、リーダー」

 

シアの容姿は幼女版セイバーだ(自分のことを余って言っているから多分赤セイバーだと思う)…………。うん……スゲェ、不安だ……。

 

「俺だな…………名前は……」

……………………………………………………思い出せねぇ。

 

「思い出せないから……リゼットが決めてくれ。後、鏡はないか?自分の姿が何なのか知りたいのだが?」

 

困った時は上司お任せ!

 

「えっ!私が!?…………鏡は、レオン!」

 

「はい!」

 

レオンが鏡を召喚した。そして、そこに映っていた姿はーーー

 

見た目、ダンボールヴァンパイア…………ギャスパーだった…………男の娘キャラじゃねえか…………畜生……。

 

せめて、普通に男に見える容姿が良かった……てか、この四天王、ヴァルド以外みんな見た目に威圧感ねぇじゃん!それよりも、見た目がギャスパーで大剣使用にイースレイの覚醒体ってギャップがヒデェ。

 

俺ら……一応、悪役みたいなもんだよな…………アウトだろ……特にアレイシア。

 

「決まった…………貴方の名前はーー」

 

自信満々に話し出す,リゼット。

 

せめて名前だけはと淡い期待を抱くが…………そはは、すぐさま崩れ去った。

 

「ーーレインよ。レイン・ヴェルテール」

 

男女両方に使える名前ですね。しかも、リゼットと同じ名字…………。うん、今は自己紹介を終わらそう。

 

「名前も決まったので、レインです。みんなこれから、よろしく」

 

 

 

 

 

その日の夜、自己紹介が終わった後はリゼット宅に向かった。

 

住所は海鳴市の私立聖祥学園だったかな?そこから徒歩10分ほどの距離に家がある。

 

家についてからはリゼットの現状について語られた。

 

四天王のリーダーである俺以外は魔導師ランクで表すと、リゼットがSSランク、ヴァルドがAランク、レオンがAA+ランク、シアがS-ランクだそうだ。

 

ヴォルケンズとまともに戦えるのかすら怪しい戦力。

 

因に俺は魔力(妖力)だけはSSSだが、デバイスがない…………しかも、ほぼ全ての魔法に対して適性がない……詰んだ。

 

出来るのは念話魔力で足場を作ることのみ。…………本当に俺だけ世界を間違えたのではないか?と疑問に思う。

 

そして、リゼットが知っている、正規の転生者の魔力は、全員がAAA以上SSS未満レアスキル持ち。

 

難易度たけぇ~。かなり不利じゃねコレ。あ、でも、魔力ってしか言ってないからまだ大丈夫だと信じたい。

 

「とまあ、こんな感じね。後、私とレオンとシアは学校に通ってるし、ヴァルドは主夫よ」

 

ヴァルドが……主夫だと!?見た目とのギャップがまたも酷い。

 

「レインはどうしようかしら?」

 

「僕は学校に入れた方が良いと思うよ」

 

「余も学校に入れた方が良いと思ぞ」

 

「俺もレインは学校に通った方が良いと思うぞ、世間の目がある」

三人は俺を学校に通わせたいようだ。俺としてはどちらでも良いのだが……。

 

「レインはどうしたい?学校に通うなら、通うことは出来るけど」

 

「学校に通うことに文句は無いが……何年生で編入するんだ?」

 

俺の疑問に答えてくれたのはヴァルド。

 

「それは5年生だな。原作組と同じクラスにはすでに、リゼットがいる。それに、このタイミングで入るなら別の学年が良いからな」

 

同じクラスにしたら確実にバレるね。転生者だと。

 

「なら、決定ね。早速、どれ位できるのかテストをしましょう。シア、お願い」

 

「了解した」

 

リゼットに頼まれたシアは手際よく準備を進めていく。

 

そして、数分で準備を終えた。

 

「それじゃ、始めましょう」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ハイ!そこまで」

 

リゼットから終わりの合図が出され、ペンを置き、伸びをする。

 

テストの問題は何故かスラスラと解答できた。何て言うか、パッパッと答えが出てきたのだ。

 

「お待たせ」

 

解答用紙を片手に持ちながらリゼットが近づい

来た。もう、結果が出たらしい。

 

さて、どうなることやら。

 

「結果から言うと、問題ないわ。編入試験にはまず、間違いなく合格出来るわね」

 

ふぅ、これで一安心出来ると。

 

「なら、後はーー」

 

ん?……何か嫌な予感が……。

 

「ーー制服のサイズを測りましょ♪」

 

ニッコリと笑みを浮かべ片手にメジャーを持つリゼット。

 

ダッ←リゼットに背を向けて逃げ出す。

 

ガシッ←いつの間にか正面にいた、リゼットに捕まる。

 

そして、そのまま押し倒される。

 

「や、止めろ!服を脱がそうとするんじゃない!」

 

「いいから、私に任せなさい♪」

 

服を剥きに掛かってくるリゼットに抵抗してるとタイミングの悪い所でレオンがやって来た。

 

「リゼット、書類を……もっ……て……」

 

俺の服を剥きに掛かってくるリゼットを見て固まるレオン。

 

固まらないで助けて、ヘルプ!ヘルプ!

 

俺の願いは届かずに、

 

「…………お邪魔しました」

レオンは部屋から出ていった。

 

レ、レオォォォォン!?見捨てないで、助けて、マジで!

 

「恥ずかしがらないで、私に全てを任せなさい」

興奮した感じで、ハァハァと息を荒げて目を爛々と輝かせるリゼット。

 

ちょ、待っ、や、止め、あ、あ、あ、ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!。

 

 

そして、この日、俺は大事な何かを失った。否、失いまくった。

 

渡された寝巻きは可愛い絵柄付いた少女もの、普段着も女性用。

 

今日、本気でダンボールのお世話になりました。

 

グスッ………… 。


 
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