始まりはいつも突然だ……ついでに終わりも。
全ては自分が知らぬ間に 。
自分の部屋で寝ていたはずの俺。だが気がつくと見知らぬ地で、当たり前かのようにの前にいる青年に突然、「あなたは死にました」と言われ人生の卒業証書を貰った。しかも、卒業証書と同じように書かれている!
それよりも……自分の意思で動けないのが問題だ。……………………てか、ちょっと待てぇぇぇぇぇぇぇっ!?
喋りたいけど声が出ず、体は意思に反して何処かへと歩を進めて行く。そして俺は…………もう、成るようになれと、投げ出した。
それからは、一枚のカードを渡され、よく分からない場所に落とされ、そこでカードに書かれている内容をやらされ、戻ってくるとまた、カードを渡され、落とされるのを繰り返すこととなった。
全ては体が勝手にやりました。俺の意思ではありません!
そして、どの位時がたっただろうか…………俺の意思が無くても体が動くので時間なにそれ?意味あるの状態だ。
いつの間にかカードを渡されなくなり、また、証書を貰った。今度は転生と書いてあった。
転生先…魔法少女リリカルなのは
ポジション…四天王のリーダー又邪神による転生者の部下
武器…大剣のみ、そもそも貴方にデバイスは必要ありません!!
能力…深淵の者のイースレイ(魔改造バージョン)+戦士たちの技の一部(風切り、高速剣など)
やること…正規転生者を殺りましょう♪
それ以外は自由です。
因みに貴方の容姿は上司(転生者の方)が決めているのでお楽しみに!
ふぅ…………魔法少女リリカルなのはの世界なのに大剣だけとは無いわ~~。完全に魔法関係無いじゃん俺!テンンション下がるわ~orz。
*この間も体は棒立ちのままです。
しかも……デバイスなんて必要ありません!!って虐めか?虐めなのか!?それに……化物やん……俺……。
ショックのあまり心の中でさめざめと泣いているとーー
ぱかっーー
えっ…………また落ちるのかぁぁぁぁぁぁぁっ!
そして、俺は確かに聞いたーー此処でお前に自由なんて あるわけねえからーーと小馬鹿にしたような子供のこえを。それを最後に俺は意識を失った。
次に意識が戻ると目の前に、一人の少女とその少女に頭を垂れる三人の姿が目に入った。
「待ってたわよ、貴方が来るのを」
少女は微笑みながら言った。
「これで…………始められる…………私の物語を!」
同時に少女の体から圧倒的な力が漏れだし、彼女の周囲が歪み出した。
同時にに頭を垂れる三人がビクッ!としたあとガタガタと震え出す。
さすがに可哀想なので少女に話しかける。
「あの三人が震えてるから力を抑えて欲しいのだが」
「あら?ごめんなさい。嬉しくなってつい」
彼女は力を困ったように笑いながら力を抑える。それと同時にほっと息を吐く三人。
「とりあえず、歓迎会と自己紹介でもしましょうか」
そう言って彼女が指を鳴らすと世界が変わった。
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正規の転生者に敵対するための存在として邪神により転生した者の部下として転生する者の物語。