No.535575

なんか神の不手際で転生するらしい

さん

第四十八話:創造主対贋作者と書いてムリゲーと読む

2013-01-24 16:59:25 投稿 / 全1ページ    総閲覧数:13971   閲覧ユーザー数:12743

店の外に出た俺達は近くの河原にやってきてジャミング機能付き結界を張った。これで誰かに見られる事も盗聴盗撮されることも無い。高町達もすぐ側から俺達の様子を見ている。念のため今ここにいる魔導師組にも頼んで結界を張ってもらった。俺はセットアップして構える。

 

 

「モブのくせに格好つけやがって。俺が瞬殺してやるよ。アーチャー、セットアップだ!」

 

 

 

そう言ってセットアップする馬鹿

アーチャーか・・・ん?あのデバイス・・・・ほほぅ・・・

 

 

 

「何ボサっとしてやがる!さっさとデバイスを起動しやがれ!!」

 

『伸ここは私が・・・』

 

『おいおい、アルトリアよ。この前は()が譲ってやったのだから次はこちらの番だ。』

 

『な!?で、ですが・・・・』

 

「そうだな・・・・今回はゼイオンだ。」

 

『・・・・わかりました(シュン…)』

 

 

 

大人しく引き下がってくれてなにより・・・・その内この問題も解決するから・・・・

因みにゼイオンの一人称が私になっているのはセイバーに矯正されたからだ。理由は「そのほうが違和感ない」からだそうだ。

 

 

 

「ハ!ようやく起動したか!あの野郎と同じでウスノロなモブだ!!」

 

 

 

ホント口だけは達者だな・・・・それだけは勝てる気がしねえよ。

 

 

 

『ただのKA☆KA☆SHIですな』(cv中田譲治)

 

「見てこいカルロ・・・・て、何言わせるんだ!」

 

「あ、あの準備良い?」

 

 

 

今回の審判もアリシアがしてくれるらしい

 

 

 

「「構わん(いいぜ!!)」」

 

「じゃあ・・・・始め!!」

 

 

 

 

 

 

合図とともに馬鹿は両手に黒と白の二本の剣を投影した。

 

 

 

「干将・莫耶か・・・・」

 

「そうだ!これでテメェは終わりだ!!」

 

 

 

・・・・アレ?干将・莫邪・・・・って原作でも結構砕ける使い捨て感覚の武器だった気がするんだけど・・・いや、そもそも無限の剣製の特性上一ランク落ちているのは仕方ないとして、それでも本物もBくらいだったはず・・・それで俺を倒せると思っているって・・余程の使い手なのか・・・それとも余程俺を弱く見ているのか・・・・多分後者だな、一体コイツ等の中で俺の実力はどれくらいに見ているのか凄まじく気になる

 

 

 

「ボサっとしてる暇はないぜ!!(モブのくせに俺に楯突きやがって・・・こんな雑魚ごとき・・・・この鈍で十分だ!!)」

 

 

 

今なんかアイツすごく失礼なこと考えていた気がする・・・・俺ではなくその手に持っている武器に・・・

まあいいや、折角だ。俺もほとんど同じ土俵に立って戦うとしよう・・・・・・なめプだけど。これでやらたらさぞかし屈辱的だろう・・・

 

 

 

「オラァ!!」

 

 

 

俺は聖火(バカ)の攻撃を手に精製した千本桜(刀)で受け止めた。そして剣と剣がぶつかり合った瞬間、馬鹿の持っていた干将・莫邪が粉々に砕け散った。

ちょっとここらで挑発

 

 

 

「んな!?」

 

「・・・フ(ドヤァ)」愉悦で挑発的笑み(要は馬鹿にしています)

 

「てめえ・・・ちょっと剣の性能がいいからって調子に乗るなよ・・・今のは剣の性能がたまたまテメェのほうが上だったって話だ。それなら俺は・・・・」

 

 

 

そう言って複製したのは・・・あれは勝利すべき黄金の剣(カリバーン)か?ほう、なら俺は・・・・

 

 

 

「くたばりやがれ!!」

 

 

 

そう言って、勝利すべき黄金の剣に対して俺は・・・・

 

 

 

原罪(メロダック)

 

 

 

片手用直剣を出し応戦。この原罪はカリバーンを含む選定の剣の原点・・・その派生品に後れを取ることはない・・・まあ、武器の形は扱いやすいように魔改造したからだいぶ違うのだが、別に俺はなにもかも原作通りの武器の形にする必要性などないと思っている。

重要なのは外見ではなく中身がちゃんと伴っているかということだ。たとえエクスカリバーがダガーだとしても真名解放を行えば約束された勝利の剣と同じだけの効力を発揮してくれればいい。いわばある程度の出力が出せれば別に完璧じゃなくてもいいという奴だ。そして俺はゼイオンから出された原罪で奴の投影された『勝利すべき黄金の剣』と打ち合った

 

 

 

バキィィィィィン!!

 

 

 

「なあ!?」

 

 

 

馬鹿は心底驚いたように眼を見開きそのままバランス崩して地面に倒れた。

 

 

 

「あの程度の模造品・・・俺の原罪(メロダック)の前には無意味だ」

 

原罪(メロダック)・・・・そうかテメエも転生者だな!?」

 

「はあ?転生者?なんだそれ?君、頭大丈夫?もしかしてさっきの打ち合いの時にどこか頭打った?ほら、待っていてやるから速く立てよ」

 

 

 

まあ転生者(記憶持ち)なのだがここは嘘言っておく。てか、傍から見ればさっきの会話でどっちがおかしいかは一目瞭然だろう。少なくとも今の会話を俺が見たら絶対『頭が痛い子供』にしか見えないし

 

 

 

「黙りやがれ!・・・そうかテメエの能力は王の財宝(ゲート・オブ・バビロン)だな!モブらしいテンプレな能力だな!!」

 

 

 

違うよ・・・・って言ってもどうせコイツは言うこと聞かないだろう・・・ご都合的な思考回路しか持たないし・・・あと勝手に勘違いしてくれるとこっちはこっちで嬉しいし。それにテンプレってバカにしているが逆に言えばそれだけ持ち主の力を素人であっても引き出してくれるんだぞ。

 

 

 

「だが、残念だったな!!貴様の王の財宝(ゲート・オブ・バビロン)と俺の無限の剣製(アンリミデッド・ブレイドワークス)の相性は最悪なんだぜ!!」

 

 

 

そう言ってさらに勝ちを確信する馬鹿・・・・そして投影されたのは原罪

 

 

 

「俺のレアスキルは見た武器全て複製できるんだよ!!」

 

 

 

うん、知ってる。だって闇の書事件の詳細刃から聞いてるし。

そう言って原罪(複製)で攻撃してくる・・・・しかし

 

 

 

バキィィィィィィン!!!

 

 

 

「な!?馬鹿な!?」

 

「いかにお前が見ただけで俺の武器をコピーし複製したところで所詮は模造品・・・・元となった本物と打ち合えば負けるのは必至だろ?まさか本気でそんな贋作品で本物を打倒せると思ったのか?とんだ笑い話だな。・・・・・NDK?」

 

 

 

もちろん使い手の技量にもよるが単純に武器の性能だけで比べればそれは一目瞭然だろう。そもそも奴の投影は基本骨子の想定が初登場の士郎より甘すぎる。そんな一回見ただけで俺が作り上げた武器と互角の戦いができるわけがない。何せこちらはこの原罪を含め、あらゆる魔改造宝具及び斬魔刀を作り上げたいわば創造主だ。その構造なんて知り尽くしている。

そもそも、無限の剣製はその特性上使い手の努力と経験で大きく左右される。コピーした劣化武器で敵の弱点を突く、武器自体をアレンジするなどしていかにうまく運用できるかそれが全てだ。それは才能だけでは絶対にどうにもならない・・・そして、無限の剣製を持っているだけで最強と思い鍛錬を怠ったアイツがそんなことできるわけがない。さらに言うと創造主の前でそんな醜い贋作を作るな。せめてアーチャー位のを作れ。

 

 

 

「クソ!クソ!クソ!クソ!・・・・クソモブがぁぁぁぁぁ!!!ぶっ殺す!!!!!」

 

 

 

そう言って出てきたのは大量の剣・・・・・・72本か・・・なら

 

 

 

「ゼイオン」

 

『認識した』

 

 

 

俺も合計72本の武器を展開する。原罪を始めとした天鎖斬月があるにもかかわらず趣味で作った普通の斬月や蛇尾丸、鬼灯丸、氷輪丸や千本桜や13kmやエクスカリバーやガラディーンやら魔剣グラムやら無毀なる湖光挙句の果てにはエリュシデータやダークリパルサーまである・・・・こうしてみると圧巻だな・・・・・全部魔改造品だけど。

そしてお互いに出した72本の剣を射出する。まあ、結果は全て叩き落とした。あたりに粉塵が舞い・・・・

 

 

 

「オラァ!」

 

 

 

その粉塵から馬鹿が来た。そしてそれを俺は再び精製したガラディーン(魔改造)で迎え撃つ。

 

 

 

「な!?」

 

 

 

完全に至近距離で攻撃を決めたのに防がれたことに驚く馬鹿

 

 

 

「馬鹿な!?無限の剣製(アンリミデッド・ブレイドワークス)王の財宝(ゲート・オブ・バビロン)に常に先手を打てるはず・・・」

 

 

 

そもそも、コレ王の財宝じゃないけどな。それに仮に王の財宝だったとしてもその弱点を克服するための術くらい開発するさ・・・・例えば王の財宝が武器を取りだすのに鞘と同じように引き抜く動作が必要なら鞘を抜く役割をデバイスに持たせるとかしてさ・・・・まあそんなことしなくても最初から常に武器一本持っておけば事足りることだし。まあ、あのバカが勘違いすることも含めてこの戦術にしたんだけどな。自分のほうが相性いい、勝てて当然と高をくくっているところをボコにする・・・・これ以上の屈辱はあるまい。そしてその結果は俺の愉悦度数を上げ、怒りの沸点をおさえてくれるだろう。

 

 

 

「クソ!!」

 

 

 

そして再び距離を取る。すると今度は弓を取った。思ったんだけどアイツ弓道とか弓術やったことあるのか?・・・・まあそこはデバイスが優秀ということで我慢しよう・・・・・そしてカラドボルグか・・・じゃあ俺は・・・

 

 

 

「雀蜂雷公鞭・・・・・小!(弾のみ!!)」

 

 

 

そう言って俺の後ろに魔改造雀蜂雷公鞭の黄金の超小型ミサイルのようなものが一つ展開される。因みにこの雀蜂雷公鞭で弾幕ごっこすると大陸が消滅する(経験あり)。だから基本この形の奴で押さえている。弾幕ごっこと言っても中(原作サイズ)でやるとだけど。この小サイズなら問題ない

 

 

 

「食らいやがれ!モブ!カラドボルグⅡ!!」

 

「雀蜂雷公鞭!!」

 

 

 

そして同時に射出された。反動?君、王の財宝のように射出しているんだぞ?反動なんてあるわけないだろう?さっきも言ったがこれは俺が作った物だ。なら別に俺が好き勝手に改造したり好きに使ってもいいじゃないか。

 

 

 

「ギャハハハハハ!モブごときが俺に逆らった罰だ。これがモブであるテメエとオリ主である俺様との差・・・現実なんだよ!!」

 

 

 

ほほう、現実とな?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

なら現実を直視するがいい・・・・君の目の前にはすでに―――――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

二発目の雀蜂雷公鞭があるのだから。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「な!?」

 

「別に連射できないとはだれも言っていない。使い捨ての武器だからなおさら同じ武器は大量に量産するさ」

 

 

 

因みにやろうと思えば開幕雀蜂雷公鞭や魔改造ヴァジュラ乱射するだけで勝てました、まる

なんでしなかったって?だから言ったじゃないか・・・・なめプをするって

そしてなすすべもなく二発目を受ける馬鹿。そして不幸なことに俺は念には念の精神を持って5発撃っておいてしまったのだ。

さらに追撃で4回の爆音が轟き、そして最後に残っていたのはスケキヨの最後のようになった馬鹿がいた。

 

 

 

「どうだ?王の財宝(嘘)ごときにやられた気分は?なあ、今どんな気持ちか教えてくれないか?ああ、もう聞こえていないのか・・・・残念だ。せっかく目からハイライトが消えていく様を見届けたかったというのに。ショックのあまり気絶してしまったか。さて・・・」

 

 

 

ようやくこれで俺がこの戦いが始まってから気になっていた事の答えを聞くことができる。あ、ついでに「私は敗北主義者のモブです」とこの馬鹿の体の背中部分に偶然そこに落ちていた(←ここ重要)油性マジックがたペンキで書いて・・・・よしできた!!おお、とても様になってかっこよく見える。え?なんでモブって書いたかだって?簡単だ。あいつはいつもモブモブ言っているからな。ちょうどいいだろう。

 

 

 

「おい、そこのデバイス」

 

『・・・・・』

 

「いくつか質問させてもらうぞ」

 

『・・・・・』

 

「まずおまえは誰だ?」

 

『・・・・・』

 

「ダンマリか・・・ところでお前、湖は好きか?」

 

『・・・・・(汗)』

 

「なら最後の質問だ・・・・・貴様一体何スロットだ?」

 

『(ギクッ!?)』

 

 

 

バレないと思ったか?バカめ!!俺の眼は幻術を無効化する!写輪眼だぞ!!

 


 
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