事の発端は雪蓮、一刀が蜀への慰問を終えて呉へ帰還しようとしていた時であった。
「誰か!その男を捕まえて!!ひったくりよ!」
「やれやれ、おいたをする子にはきつーいお灸をそえてあげないとね」
そう言って雪蓮が犯人を捕まえようとした時であった。
「待てぇーい!」
「だ、誰だ!?」
「天知る、神知る、我知る、子知る!」
「悪の蓮花の咲くところ、正義の華蝶の姿あり!
「朱華蝶!」
「……恋華蝶」
「星華蝶!」
「か弱き華を護るため!」
「華蝶の連者、三人揃って」
「……………ただいま」
「「「参上!!!」」」
「………あれってどう見ても蜀の趙雲さん、孔明、呂布だよなぁ?なぁ雪蓮?」
「…………………よ…」
「はっ?」
「これよ!これ!!一刀、急いで帰るわよ!!!!」
俺は後日この華蝶仮面に出会ってしまったことを酷く後悔することとなった……
今日は俺、蓮華、穏、亞莎、明命と共に街に来ていた。
「皆、買いたいものは買ったか~」
「「「は~~い」」」
「それじゃそろそろ帰r」
「誰か!その男達をを捕まえて!!強盗よ!」
うん?何かどっかで見たことある光景だな……一刀がそんな事を考えている間に明命が犯人を捕らえようとしていた時であった。
「待てぇ~い!!」
「だ、誰だ!?」
「赤連者!」
「あ、青連者…」
「黄連者じゃ!」
「緑連者……」
「桃連者ぁ!」
「「「「「悪を滅ぼし正義を示す!それが我らの使命!我ら五人!天の国より北郷一刀様の命により見参!」」」」」
そう言って出てきたのはそれぞれの色をした仮面を付けたどう見ても上から順に雪蓮、冥琳、祭、思春、小蓮であった。
「…………なあ皆、アレどう思う?」
その一刀の問いに言葉を詰まらせたのは穏と亞莎であった。しかしここで予想外の声があがった。
「「一刀(様)!あのような人達を天から呼んだのか(ですか)!?」」
「「「……えっ?」」」
そう口を揃えた俺達3人。気づいてないのか!?そのことを指摘しようとしていた亞莎だったが穏に「(おもしろそうだからこのままにしときましょう♪)」と囁かれ言えなくなってしまった。勿論俺にもそう囁いていた。……まぁいっか説明するの面倒だしと思いとりあえず話を合わせる事にした。
「あっ、あぁそうそう、俺が先日呼んでいたことを忘れてたよ。ほら最近は街も大きくなってきた分物騒になってきただろ?その為に人手が欲しいと思って優秀なこの五人を呼んだんだよ。」
そうこうしているうちに強盗犯たちはあっという間に捕まっていた。主に赤、黄、桃の活躍で。緑は少しは動いていたが、青に限っては未だにその場でブツブツと何か言っていた。………頑張れ冥琳。
「確かに腕は良いようね。あの五人は一刀の配下ということで良いのかしら?」
「えっ!?そ、それで良いんじゃないかな。詳しくは雪蓮に聞いてみて!でも五人揃う事は滅多にないと思うよ……(特に青が)」
一刀と蓮華が話しているうちに穏がニコニコ(ニヤニヤ)しながら呉連者に話しかけた。
「あの~、呉連者の皆さ~ん」
一刀達が居たことに気づいていなかった呉連者の面々は少し驚いていたが、平静を装い赤が応えていた。
赤「お久しぶりです一刀様。我ら五人再び一刀様の元に居られること心より嬉しく思います」
青「……………私もです」
黄「我ら五人とも多忙な身じゃから常に傍におることはできぬが、」
緑「貴さm……一刀様の命あらばすぐに駆けつけます」
桃「という訳で皆、宜しくお願いしま~す」
「一刀、本当にこいつらは信用できるのか?特にこの青連者と言ったか。私はどうもこいつの事が信用ならん。何やら良からぬことを企てていそうでな」
この蓮華の爆弾発言によって赤、黄、桃連者、穏は笑いを堪えるのに必死であった。一方、緑連者、亞莎、一刀はこの後の事を考えて恐怖に凍りついていた。そんな時青連者が口を開いた。
「し、心配なさらずともそのような事は考えておりません蓮h……孫権様。すみませんが少々時間をとらせて頂きませんか?至急一刀様とお話しなければなりませぬ事がありますので」
連れ去られる一刀。そして誰もいない路地に来て
「オマエノセイダ北郷。蜀から帰ってくるなりいきなりこの仮面を作り出して、我々に強制的に(祭殿と小連様はノリノリだったが)このような真似をさせて……」
「俺関係ねえーーー!!俺はただその場に居ただけじゃないか!」
「五月蠅い…おかげでこのような醜態を晒すはめに…」
その後も冥琳に責められまくった一刀であった……一刀の残した遺言は
「俺、今回何も悪くないよね……」 であった。
「おや、そろそろ天へ帰る時間だな。皆そろそろ帰るぞ」
赤連者の発言により帰って行った一同。そしてその後現れた雪蓮、冥琳、祭、思春、小蓮。
「姉様!先程天の国より一刀の護衛をしていた者が来ていたのです!」
「へぇ~、それでその五人を見た感想はどうだった」
「はい、緑と黄は頼れるといいますか安心できる感がしました。一方で赤、青、桃からは頼りない感じと、危険な感じがしました」
「「「………(おのれ蓮華め…)(ふふっ、そうですか蓮華様)(お姉ちゃんのバカ)」」」
「いや全く!その通りじゃと思いますぞ♪蓮華様は人を見抜く能力が素晴らしいですぞ。のう思春」
「えぇっ!?私もそ、そう思います蓮華様…」
「あらそう有難う祭、思春。明命はどう感じたかしら」
「私は蓮華様とは逆ですね。赤、青、桃からは自分を任すに相応しいような気を感じました。逆に黄、緑からはそのようなモノは感じず、別に何も感じませんでした」
「うんうん、明命こそ人を見る目があるわね~冥琳、シャオもそう思うでしょ?」
「えぇ、明命のような有能な武官がいて安心です」
「うん♪明命大~好き」
「(明命…訓練量三倍増しじゃな) (明命…私の事はどうでもいいのか…)」
その様子を穏はニコニコしながら見ていたが一刀と亞莎はたまったものじゃなかった。直接ではないが目の前で上司が部下を、部下が上司を批判しているのだからだ。とりあえずもうさっさとこの場から逃げ出したかった一刀は、
「雪蓮!それであの五人の処遇はどうする!?」
「不定期」
「はっ?」
「正義の味方だもん。悪が蔓延ってきたらそこに参上するんじゃないかしら」
「えっ!?じゃあこれ続くの!!?」
「さぁ┐(´Д`┌」
「無計画かよ!!」
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くだらないです。
物凄いくだらないです。
30分くらいで完成したモノです。
くだらね~と思って下されば本望ですww
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