No.534481

IS<白き天使と赤の騎士>

十河さん

マドカのIS変更しました。

少女の正体明らかに。

マイスター降臨。

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2013-01-21 10:14:39 投稿 / 全7ページ    総閲覧数:2947   閲覧ユーザー数:2795

「(パクパク)美味しい~!」

「気に入ってもらえて何よりだよ。」

 

スゴい勢いで博多流の水炊きを食べる少女。

BSAA本部から莉乃の専用機・トールギスⅢ(Xラウンダーである莉乃の為の調整が施されている)が送られて来たのでBSAA日本支部で一次移行と訓練を行い、帰りに買い物して帰宅。

一夏たち中学の同期を呼んで鍋を食べる予定だったが芽衣の家の前で倒れている少女がいたので家に上げさせて一緒に食べていた。

芽衣や一夏も少女が本当に美味しそうに食べるのを見て嬉しくなる。

 

「こっちの唐揚げも、このサラダも美味しい~!」

「あんたよく食べるわねー。(胸でかいわね・・!)」

「本当だな、見ていて気持ちいいぞ。」

 

その食べっぷりに鈴や弾も感心していた。(鈴はとある部分を見ながら言っている。)

お腹いっぱいになり、パンと手を合わせる。

 

「ごちそうさまでした!」

「お粗末様。デサートのお饅頭とお茶。」

「ありがとう♪」

 

芽衣からお茶と栗饅頭を受け取り、少女は口に付けて蕩けた表情になる。

 

「ふにゃ~。」

(何かネコみたいだね。)

(ああ、頭に不可視のネコミミが見える・・。)

 

蕩けきっている少女はまるでネコみたいだった。

現実に帰ってくるとこう言った。

 

「美味しい鶏肉とお野菜、臭みがなくてコクのある鶏のダシがそれをまとめてさらに美味しくして、さらに最後のお饅頭も作り手の気持ちがたくさん乗って、それが私にたくさん伝わってきて最高の味だったよ♪」

「ありがとう。そう言ってくれると作った甲斐があったよ。」

「あ、そうそう。名前言ってなかったね。私は橘綾、高校三年。綾って呼んでいいよ。あとね・・。」

 

そう言うと綾は右手の指輪を見せる。

昴の指輪と違い、四角く作られている。

 

「綾さんはこう見えて魔法使いなのです!スゴいでしょ?」

「魔法使い・・。昴の他にいたの・・。」

「まさかこいつがライダー・・。」

「マジかよ・・。」

 

綾は魔法使いらしく芽衣たちは驚きを隠せなかった。

 

「あれ?驚かないの?」

「いや、驚いているよ。・・知り合いに魔法使いがいるんだよね。」

「へぇ~、私の他にも魔法使いがいるんだ。会ってみたいな♪」

 

すると空いている窓からガルーダが侵入、芽衣の周りを飛び回る。

 

「昴に何かあったの?」

「ピィ!(コクン)」

「後片付けは俺がやっておく。行ってこい。」

「ごめん!」

「・・むむ、何か起こりそうな予感!」

 

芽衣は家を飛び出し、ガルーダの案内に従って進む。

 

「綾さんの脚の速さには誰も追い付けませんよ!お先~♪」

「・・ウソ!速い!」

 

何か感じた綾も着いていくが脚が速く、少しして芽衣を追い抜いてしまう。

その脚の速さはスピードスターの異名を持つ芽衣もビックリだ。

公園

 

昴はファントム・マンティコアの毒に蝕まれ、体力が回復していない体を無理やり動かしながらやってきた。

 

「くそっ・・!俺がやらないと・・!」

「すばるん!ダメだって!」

「おー、お兄ちゃん無理はダメ~。」

 

それでもリングを装着、真帆とひなたが声を上げる。

 

(シャバドゥビタッチヘーンシーン♪シャバドゥビタッチヘーンシーン♪)

 

「変身・・。」

 

リングを読み込ませるが・・。

 

(エラー)

 

「・・!毒で魔力が・・!」

「消えろ、指輪の魔法使い!」

「長谷川さん!

「・・あれ?何かがスゴい速さでこっちにくる?」

 

マンティコアが手を前にかざし、攻撃体勢に入り、愛莉が声を上げる。

智花は何かが高速で接近するのを見た。

 

「トリャー!綾さん流星キーック!」

「うぎゃ!」

 

綾が現れ、スピードの乗った飛び蹴りを仕掛け距離を取らせる。

その際スカートが捲れて緑の下着が見えたのは完全なる余談。

智花たちはいきなり乱入してきた女性に目をパチクリとしていた。

 

「・・何するのよ、あんた!」

「お前・・何してる!?逃げろ!」

 

昴は綾に逃げろと促すが綾は目を輝かせていた。

 

「(ジュルリ)ふふ、なかなか美味しそうな魔力(・・)だねぇ~♪お姉ちゃんが味見してあげよっか?」

「はぁ?私はそんな趣味ないっての!」

 

垂れた涎を拭きつつ、意味深な言葉を発した綾は右手のリングをベルトに読み込ませる。

 

(ドライバーオン!)

 

ドライバーオンリングでドライバー・・ビーストドライバーが具現化。

それを見て智花たちは驚く。

 

「まさか・・。」

「昴さんと同じ・・。」

「魔法・・使い・・?」

 

綾はポーズを取った後、リングをドライバーの左側に嵌め込む。

 

「変~身!」

 

(セット!・オープン!)

(L・I・O・N・ライオーン!)

 

ドライバーが展開、中には金色のライオンのレリーフが嵌め込まれており、綾の体を変化させていく。

黒と金色をベースとしたカラーにライオンのようなマスクに緑の目、左肩にはライオンの頭部・・綾は獣の魔法使い・仮面ライダービーストへと変身。

 

「ライオン・・?」

「指輪の魔法使いがもう一人!?そんなの聞いてないよ!」

「この姿はビースト!・・さあ、調理開始♪満足させてね♪」

「行け!」

マンティコアはグールを呼び出すと同時に芽衣が現れる。

 

「昴!・・あれが綾さんの姿・・、新しい仮面ライダー・・。」

「すばるんと違う動きだ!」

「まるで野獣だわ・・。」

 

ビーストはウィザードと対称的に野獣のように戦っていた。

 

「ほらほら、そんな動きじゃ綾さんを捉えられませんよ?」

 

専用剣のダイスサーベルを手に取り次々と切り抜けていく。

 

「よっと、ふふ。」

 

グールは爆散、魔方陣が浮かび上がり・・。

 

「さ~て、前菜いただきま~す♪」

 

ビーストが手を合わせるとドライバーに魔方陣が吸収。

それを見て昴と芽衣は驚く。

 

「あいつ・・魔力を食べてる・・。」

「うん・・。」

「魔力って食べれるんですか・・?」

「いや、あれは特別だからね?紗季ちゃん。」

 

ビーストはマンティコアに向き直り、サーベルを突きつける。

 

「次はこれであなたを調理するよ!」

 

ビーストは黄緑のリングをドライバーの右側にセット。

 

(カメレオ!・ゴー!・カカカカカメレオ!)

 

「お~、爬虫類~。」

 

右肩にカメレオンのレリーフが特徴的で黄緑のカメレオマントを装着。

 

「さあ行くよ!」

 

ビーストはカメレオマントの特殊能力を発動、周囲の景色と同化して姿を消す。

 

「消えた!?」

「えへへ♪こっちだよ♪」

「うあ!?」

 

マンティコアの背後に回り込み、斬撃を食らわせる。

さらにマントの効果で身軽に動き周りながら切り抜けていく。

 

「うりゃりゃりゃ!綾さん流連続突き!ガトリングスラスト!」

「ぎゃあ!」

 

マンティコアの前に姿を見せたビーストは高速の連続突きを食らわせ、マンティコアは吹き飛ぶ。

そこへ昴の声が響く。

 

「気を付けろ!そいつは毒攻撃を仕掛けてくる!」

「へ?毒?」

「隙を見せたね!くらえ!」

 

後ろを向いたビーストの隙を突いてマンティコアは尻尾をビーストに突き刺す。

 

「・・うにゃ!?」

「言わんこっちゃない・・!」

「ふふ、あんたも私の毒に苦しみなさい!」

「・・うにゅにゅにゅ、この程度でやられる綾さんじゃないですよ・・!ふんにゅぅぅ・・!」

 

体を無理やり動かし、青のリングを填め、ドライバーにセット。

 

(ドルフィ!・ゴー!・ドドドドドルフィ!)

 

今度は紺のマント・ドルフィマントを装備。

 

「あなたも・・この毒にやられたのなら・・それっ!」

「うわぁ、キレイ・・!」

 

魔方陣を展開したあと、マントをバサッと翻すと昴とビーストの体を青の魔力が包み込む。

 

「・・毒が消えた・・!」

「え!?治癒魔法!?」

 

昴を蝕む毒が消え、芽衣はそれに驚く。

 

「ふふ、お姉ちゃんに感謝してね♪」

「そんな・・!?」

 

マンティコアは毒を消し去ったことに驚く。

 

「まさかあんたに私の毒は効かない!?」

「・・まあそういう事になるね。もし私が倒されたらあそこの彼にもう一度刺せばアウトだろうね。彼は恐らくあなたの毒を治す術を持ってないみたいだし。」

 

ビーストはだけどと言葉を続ける。

その言葉は昴や芽衣にとって意外なものだった。

 

「彼ならあなたを倒せると思うよ?」

「え・・?」

 

ビーストの言葉に面食らう昴。

ビーストは話している間にリングを交換。

 

「たぶんだけど、あなたと初めて戦ったとき、彼はあなたが毒を持っている事を知らなかった。次はもう食らわないと思うけどな。」

「くぅ・・!あんたは何でそこの男の味方をするの!?女が男を見下し、絶望に貶める事こそ私たちの使命のはずだ!」

 

マンティコアの言葉にリングを交換したビーストは考える素振りを見せる。

 

「う~ん、綾さんはそんな事考えた事ないなぁ。」

「はぁ!?ふざけんじゃないわよ!」

「ふざけてなんかないよ?私の素直な気持ちだし、美味しいものを作ったり食べたりするのに男も女も関係ないもん。それじゃ調理の続き行こうかな♪」

 

ビーストはリングをドライバーにセット。

 

(ファルコ!・ゴー!・ファッファッファッファルコ!)

 

赤のマント・ファルコマントを装備、飛び上がって一気に距離を詰める。

 

「はっ!それそれ!」

 

キックとサーベルのコンボでマンティコアを追い詰め、最後に突きを食らわせる。

 

「さて、仕上げの行程行くよ!」

 

ビーストはリングに軽くキスを落とした後、サーベルの柄を回し、リングをセット。

 

(シックス!・ファルコ・セイバーストライク!)

 

サーベルを円月に回し、魔方陣を形成、居合い抜きの要領で構える。

 

「う~・・!」

 

魔方陣の上から六つの小型魔方陣が展開。

 

「にゃー!」

「何!?」

 

ビーストがセイバーを振るうと魔方陣から隼が現れ、マンティコアに襲いかかる。

 

「ぐわぁ!」

「調理完了♪」

 

必殺技・ファルコセイバーストライクを受けマンティコアは爆散、魔方陣が浮かび上がる。

それを見てビーストはまた手を合わせる。

 

「それじゃ感謝を込めて・・いただきます♪」

 

魔方陣はドライバーに吸収と同時に携帯が鳴る。

 

「ふぅ、ご馳走さまでした♪(部屋のはじっこで小さくなり♪泣いてた僕に♪手を差し伸べてくれたのは歌でした♪)あ、ゆきりんから電話だ。」

 

ビーストは携帯を手に取り、通話に応じる。

「もしもし、ゆきりんどうしたの?」

『どうしたのじゃないよ。あやや休憩終わってるよね?・・まさかまた何処かで行き倒れてないでしょうね?』

「・・ニャハハ、そのまさかで~す。お昼ご飯もゴチになりました・・。」

 

ビーストはゆきりんと呼んでいる人物がため息を吐いているのが目に見えていた。

 

『はぁ、あややが中にキマイラ飼ってるからってバタバタ倒れすぎ!とにかく!もうすぐ仕込み始まるから急いで戻ってきて!』

「は~い。」

 

通話は終わる。

 

「さて、お店に戻らないと。ゆきりんをこれ以上待たせる訳にいかないし。あ、お鍋美味しかったよ♪それと綾さんとお話したいのならここへ来てね♪」

 

ビーストはファルコマントの特殊能力の飛翔を発動、何かのメモを残して飛び去っていく。

芽衣がそのメモを拾うとメモにはこう書かれていた。

 

レストラン・タチバナ

 

綾さんが働いているお店兼お家だよ♪

 

美味しいケーキや洋食、コーヒーや紅茶を揃えて待ってるよ♪

 

昴たちは拾ったメモを覗き込む。

 

「タチバナか・・。」

「あそこって洋食とかスイーツが美味しくて安いって評判ですよ。」

「それに芸能人や一般の人も分け隔てなく接客するって!」

 

タチバナは安くて美味しく、さらに接客態度も完璧で非の打ち所がない庶民や男性には優しい店のようだ。

未来の初音島

 

「はあぁ・・!アクアヴォルテックス!」

 

水色のライダー・仮面ライダーアクアは水飛沫を上げつつ回り込み型ライダーキックを放つ必殺技・アクアヴォルテックスを怪物に当てて倒す。

 

「ふぅ・・。」

 

アクアは一息ついた後、ドライバーを外すと水が弾けるようにして変身が解ける。

そこへ大勢の少女たちが少年に話しかける。

 

「お疲れさま、タカくん♪」

 

ハーフでだだ甘な従姉・芳乃シャルル。

 

「兄さん、お疲れさまでした。」

 

素直になれない幼なじみの妹分・葛木姫乃。

 

「さすが清隆!」

 

清隆を運命の人と呼ぶ天真爛漫な学園のアイドルで公式新聞部部長・森園立夏。

 

「先輩スゴかったです!」

 

真面目でがんばり屋な年下のクラスメイト・瑠川さら。

 

「さすが風見学園の仮面ライダー!」

 

元気一杯笑顔満開病弱娘・陽ノ下葵。

 

風見学園の公式新聞部の面々が少年・芳乃清隆に声をかける。

 

「みんな無事でよかった。」

「先輩、前と動きが全然違いますね。」

「そう言えばそうね、過去で何かあったの?」

 

立夏の質問に清隆は雲一つない青空を眺めながら話始める。

 

「・・俺が何の為に戦うのかわかったからだと思います。前は水や怪物が怖くてアクアの能力を引き出せなかった。そして恐怖からポセイドンドライバーのコアメダルに飲み込まれた。オーズたちと出会って怖いけどそれでも立ち向かう姿勢を見て怖いなんて言ってられない、俺が守る明日はみんなの明日に繋がっているってわかったんです。」

 

過去に行った際、湊から再び飲み込まれる事が怖いけど自分が戦う事でみんなの未来を守るということを教えてもらった。

そして覚悟を決めた清隆は仮面ライダーアクアとしてオーズと共に自分を支配していたポセイドンを撃破、さらに未来のコアメダルをオーズにもたらした際、栄光の七人ライダーと共に戦い、レム・カンナギが作り出した再生怪人の一人・グリードのカザリを撃破している。

過去に行った事で大きく成長したのだ。

~~♪

 

そこへ汽笛を鳴らしながら電車がやってきて清隆たちの前に停車。

 

「デンライナー?」

 

ドアが開くと青年と青の怪人が降りてきた。

 

「幸太郎。」

「清隆、少し力貸してくれないか?どうも過去にこの世界とは違う未確認のISが現れたらしい。それは赤い粒子を撒き散らしてレーダー等を無効化するらしい。」

「それは一夏たちのウイングゼロといったBSAA系やAGEシステム系とは全く違うタイプのISらしいのだが情報が少なすぎる。」

 

仮面ライダー電王・野上良太郎の孫で仮面ライダーNEW電王に変身する野上幸太郎とその契約イマジン・テディが話す。

それを聞いて立夏が目を輝かせる。

 

「これはいい取材対象よ!非公式新聞部を出し抜けるわ!」

「過去に行くのは滅多にできないし・・。」

 

どうやら行く気満々の公式新聞部の面々。

 

「幸太郎、連れていってもいい?」

「うーん・・。」

 

清隆は軽くため息を吐いて幸太郎に同行の許可を求める。

何とか説得に成功した。

 

「その未確認ISの世界から助っ人を連れてきた。出てきてくれ。」

 

幸太郎がそう言うと車内から頬にキズが入っていて、ずっと着ていたのか破けているNEVERと書かれたコートを着ている二十代後半の男性とスーツをビシッと着こなしている同年代の女性数人が降りてきた。

 

「はわぁ・・。」

「キレイ・・。」

(大人の女性だ・・。)

(クールビューティーっていうのかな・・。)

 

立夏たちは女性たちを見てはわぁ・・とため息を吐いた。

背が高く、キレイな銀髪にスラッと伸びる美脚・・。

 

「・・織斑一夏。元の世界ではダブルオークアンタの操者で今は引退、そして隣にいるセリスの夫だ。変身ライダーは仮面ライダーエターナル。」

「あたしはロックオン・ストラトス。まあこれはコードネームみたいなもので本名はセリス・スカーレット。ガンダムサバーニャの操者、今は引退して社長業をやってるわ。変身するのは仮面ライダーメテオ。よろしくね。」

「シャルロット・ストラトス。ガンダムハルートの操者だよ。」

「マドカ・スカーレット、セラヴィーガンダムの操者だ。」

「ティアナ・ストライサンド、専用機はないけどセリスたちの参謀やISの整備を務めるよ。」

 

最強のマイスターたちが天使の世界に降り立った。

狙撃姫たちが武力介入を行う伏線を立ててみました。

 

この世界に何が紛れ込んだのか?

 

次回、未来組と狙撃姫たちが過去での活動拠点へ向かい、情報集めに走ります。

 

ちなみに偽名を名乗るつもりです。

 

綾をあややと呼ぶゆきりんなる人物。

 

年下の幼なじみでしっかりもの、綾がお餅と言って女性の胸を揉む行為をハリセンでシバく苦労人ですが綾が魔法使いになってしまった事に心を痛めています。

 

莉乃はXラウンダー用にカスタマイズされたトールギスⅢを獲得。

 

狙撃姫での結末はロックオンを正妻に迎え、ハーレムエンド。

 

箒たちはロックオンの会社に勤めててお留守番。

 

それぞれ一人ずつ子供ももうけてます。

 

感想待ってます!

 


 
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