No.530023

太陽みたいな、君と乙女♪-恋姫†乙女伝- Act.1

月千一夜さん

どうも、皆さんこんばんわ
こんな遅くまで起きている皆さん・・・そろそろ寝た方がいいんじゃないですか?ww

そんな僕は、作品を投稿しちゃってますがww
しかも、お久しぶりな本作

続きを表示

2013-01-10 01:17:28 投稿 / 全5ページ    総閲覧数:6295   閲覧ユーザー数:5098

人は、ふと・・・己の歩んできた道のりを、振り返ることがある

 

今までの思い出

出会ってきた人たちのこと

様々なことを、沢山のことを

 

思い出し、振り返るのだ

 

そうすることによって、おれ達はきっと

自分達が生きてきた証ってやつを

心に、刻み込んでいるのかもしれない

 

なんて、な

 

まぁ、つまりだ

俺が、何を言いたいのかというと・・・

 

 

 

 

 

 

 

「あらぁぁぁぁん♪

見れば見るほど、イ・イ・お・と・こ♪

どぅふふふふ♪♪(悦)」

 

「ひ、ひぃっ!?」

 

 

 

 

眼前に広がるのは、筋肉、筋肉、筋肉、モッコリ、筋肉、筋肉、モッコリ・・・

 

あぁ、ちくしょう

頼むから、夢なら覚めてくれよ

 

ていうか・・・

 

 

 

「あぁ、もう・・・どうしてこうなったぁぁぁぁぁああああああ!!!!??」

 

 

 

 

 

 

 

 

≪太陽みたいな、君と乙女-恋姫†乙女伝-≫

第1話 新しい季節、動き出す乙女たち~ついでに漢女!?~

 

 

 

 

 

 

 

ーーー†ーーー

 

 

「ゴール!!」

 

 

掛け声と一緒に、駆けこんだ先は体育館

もう在校生が皆集まった状態の其処に、俺こと北郷一刀は額を流れる汗を拭うことなく、グッとその片手を天に掲げるのだった

無論、皆の視線は一斉にこちらに集まるわけで

俺は“やっぱ、テンションだけじゃダメだよね”と心の中で呟き

突き刺さる視線に身を小さくさせながら、体育館内を歩いていく

と、やがて見えたのは、統一された制服の中、唯一人“黒いジャージ”を着た少女

“華雄”の姿だった

俺は彼女のもとへ、小走りで進んでいく

と、まぁ俺の思ったとおり

その隣の席が、一つ空いていたのである

恐らくは、そこが俺の席なんだろう

俺はその席に、静かに腰を下ろし、“ふぅ”と息を吐き出すのだった

 

 

「サンキュ、華雄

また、席とっといてくれたんだな」

 

「どっかの誰かさんが、遅かったからな」

 

「いや・・・ていうか、元はと言えば、お前が俺を置いて行かなければよかったんじゃないんですかね?」

 

「そうだな、プロテインだな」

 

「話を、聞けよっ!

いや、聞いてくださいっ!?」

 

 

まさかの聞き流しである

とりあえず全力でツッコんだ俺は、再び視線を集めてしまい

“うっ”と声を漏らし、再び黙りこくるのだった

 

さて、この学校

“お嬢様学校”なんて言われてるわりに、結構自由な学校だ

どれくらい自由かというと、俺の隣にいる幼馴染などが最たる例である

周りの皆は制服を着ているのに対し、彼女だけジャージを着ているのだ

これは学校側に華雄が、“制服を着たくない”と言った結果、あっさりと“OK”を貰ってしまったからである

この今座っている場所、こういう集まりの時の席順もそうだ

学年ごとに決められた範囲内の好きな場所に、皆座っているのだ

 

まぁ、俺の隣はいつも華雄なのだが・・・

 

 

 

「まったく、騒がしい奴だな」

 

「お前のせいだからなっ!?(小声)」

 

 

そして、華雄さん容赦ないっす

もうね、軽く泣きそうだもの

 

 

「んっ・・・?」

 

 

ふと

そんな中だった

偶々、俺の隣

華雄とは反対側に座っている少女と、目があったのだ

 

其処に座っていたのは、まさしく“お人形のように”なんて言葉がぴったりなほどに

美しく、可愛らしい少女だった

金色の髪を、クルクルと巻いている少女

その瞳は、思わず見惚れてしまう程に美しい輝きを秘めていた

 

 

「お、おはようっ・・・」

 

 

と、思わず言ってしまう俺

そんな俺に対し、少女は一瞬呆気にとられたかと思うと

 

 

「・・・っ!?」

 

 

“バッ”と視線を顔ごと逸らしてしまった

それから、とても小さな声で

 

 

「ぉ・・・ぉはょぅ・・・・・・」

 

 

と、言うだけであった

その反応に若干のショックを受けつつも、“いつも通りか”と諦めたよう

俺は、苦笑するしかなかった

 

そう、“いつも通り”だ

考えたって仕方のないことだし、悩むようなことじゃない

一年前のある日から、こんなことはもう“当たり前”になっていたんだから

 

だから・・・俺は、何だかどうしようもなく悲しくなり、深く溜め息を吐き出すのだった

 

 

 

「なぁ・・・華雄

俺、なんかしたのかな?」

 

「さぁな・・・」

 

 

“そんなの、私が知るか”と

華雄は、なぜか不機嫌そうに言う

 

 

「もう少し、真剣に考えてくれよ

このままだと俺、また今年も寂しい一年を過ごすことになっちゃうじゃんか」

 

「何が寂しいだ、戯言を言うな

その、えっと、ほら・・・わ、わた・・・私が、いるじゃないか」

 

「・・・?

華雄、今なんか言った?」

 

「っ・・・も、もげろって言ったんだ!

この、“下半身からこんにちわ野郎”!!」

 

「“下半身からこんにちわ野郎”ってなに!?

っていうか、なにがもげるのっ!!?」

 

「えぇい、黙れっ!!

静かにしろ!!

ほら、そろそろ始まるぞっ!!」

 

 

“言ってるお前が一番うるさいんだよ”と、そんな言葉を俺はグッと呑み込む

華雄の言うとおり、そろそろ式が始まりそうだったからだ

その証拠に、俺の視線の先

壇上の上には、この学園の生徒会の皆が並んでいた

 

やがて、その中から一人の少女が前に出る

金色の美しい髪をした、いかにも“お嬢様”といった雰囲気の少女だ

 

“聖美麗羽(サトミレイハ)”

この学園の生徒会長だ

 

彼女はマイクを片手に一礼し、それから体育館をスッと見渡し話始める

 

 

「皆さま、おはようございます

生徒会長の聖美麗羽ですわ

これから入学式を始めるのですが・・・その前に、お話がありますわ」

 

 

お話?

いったい、なんだろう

 

 

「今日は珍しく、学園長がこの場にいらっしゃいます

皆さま、くれぐれもご無礼のないよう、しっかりとお話を聞いてください」

 

 

そう言って、一礼し下がっていく会長

ていうか、おかしくね?

 

 

「学園長なんだから、いて当たり前だよな?」

 

「お前、去年の話を聞いてなかったのか?

ここの学園長は“真実の愛を探しに行く”とか言って、一年の殆どは学校にいないらしいぞ

行事にだって、参加しないらしいし・・・」

 

「それって、いいのか?

その、学園長としてさ・・・」

 

「私に聞くな・・・」

 

 

華雄の話を聞き、思い出す

そういえば、俺は学園長のことを見たことがなかったのだ

しかし、果たしてどうなのだろうか?

学園長としての仕事よりも“真実の愛”を優先って・・・

 

 

「どんな、痛い人だよ・・・」

 

「それでは、学園長からの挨拶です」

 

 

と、俺の溜め息まじりの呟きを掻き消す様

生徒会長である麗羽さんは言った

 

ま、しかし冷静に考えてみれば

この“お嬢様学校”の学園長なんて職につくくらいだ

きっと、思ったよりも、痛い人なんかじゃないはずd・・・

 

 

 

 

 

 

「どぅふふふふふふふふ♪

皆さん、おはようごずぁいまぁぁぁぁあああああす♪」

 

 

 

 

 

 

・・・・・・あいたたたたたたたた

 

ちょっと待って

なんか、“スゴイの”出ちゃったよ

 

 

「う、うわぁ・・・」

 

 

隣にいる華雄も、若干・・・いや、かなり引いている

いや、まぁ無理もない

 

だって、今壇上に立っている“学園長”という人物は

“ピンクのビキニパンツ一丁の、筋骨隆々、ガチムチマッチョなおっさん”なのだから

スキンヘッドと見せかけて、“なぜかサイドに残っているおさげがチャームポイント”・・・って、やかましいわ

 

これはもう、痛いなんて生易しいもんじゃない

正直、“直視するのが辛い”

 

これが

これが・・・この学園の、学園長?

いや、きっと間違いだ

春はこういう人が、活発に活動する季節だしな

きっとこいつも、そんな季節に浮かれて、勝手に学園に入ってきた変態に違いな・・・

 

 

 

 

 

「私が、学園長の“貂蝉”よん♪

よ・ろ・ぴ・く♪」

 

 

 

 

あわわわわわわわわわわ、まじで学園長でした

ていうか、クネクネすんな気持ち悪い

 

 

「うぷ・・・なんか、気分悪くなってきた」

 

「私もだ・・・」

 

 

むしろ、これをみて気分が悪くならないほうがおかしい

新入生なんて何人か既に、“入る学校間違った”みたいな顔してるし

可哀想に

 

 

「さてとん、それじゃあ早速入学式をはじ、め・・・」

 

 

と、そんな時

不意に、学園長の言葉が止まった

 

いったい、どうしたんだ?

襲い掛かる吐き気と戦いながら、俺は学園長の方へ視線を向ける

 

その、瞬間・・・

 

 

 

「残像よん」

 

 

 

聞こえてきた声

そして、目の前に広がったのは・・・“桃色の世界”

 

いや、これは“ピンクの布地”?

いったい何が、起こったんだ?

 

と、混乱する最中

そのピンクの中、膨れ上がる“小高い丘”の存在に気付いた

あれ・・・なんか、見覚えがあるような

 

 

「ウホッ・・・貴方、イイ男ねん♪」

 

 

ふと、聞こえてくる野太い声

そこで俺は、ようやく思い出す

“理解する”

ああ、そうだ

これは、これは・・・これ、は・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(^ω^)<なんだ、ただのパンツだったのか

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「う、うわあぁぁぁぁぁぁぁあああああああああああああああ!!!!!!????」

 

「きゃぁぁああああああああああああああああああああああああ♪♪(悦)」

 

 

 

 

体育館の中

俺の悲鳴と、ガチムチなおっさんの叫び声(悦)が、凄まじい勢いで響いていた

 

 

 

 

 

ーーー†ーーー

 

・・・そんで、まぁ、話は冒頭に戻るわけだが

 

 

「んもう、こんなイイ男がいたんなら教えてほしかったわん♪」

 

 

さっきから俺の体をジロジロと舐めるよう見回す学園長

ああ、激しく逃げ出したい

 

 

「レロレロレロレロレロ・・・」

 

「う、うわぁ!?

まじで舐めようとすんなっ!!?」

 

 

ひ、ひぃぃぃぃぃいいいいい!!?

まじかぁぁぁあああああ!!!

これ、まじかぁぁぁぁああああああ!!!?

 

 

「あらん、思わず涎が・・・」

 

「うっ・・・!!?」

 

 

や、やばいやばいやばい

すっごい勢いで、脳が危険信号を出してるんすけど!?

モールス信号、SOS、とにかく助けを呼んでるんですけど!!?

自然と、お尻をガードしちゃうんですけど!!?

 

 

「あ、あの学園長?

式の途中ですし、そろそろ戻ったほうが・・・」

 

「あらん?

もう結婚式のお話なのん?

早いわぁん♪」

 

「言ってねぇ!!

そんなこと、一言も言ってねぇ!!」

 

 

あ、ダメだコイツ!

スゴイ苦手なタイプだ!!

いや、コイツが得意な奴なんていないだろうけども!!

 

このままだと、どうなっちまうんだよおおぉぉぉぉおおおお!!!!!??

 

 

 

 

「学園長・・・少々、お戯れが過ぎるのではないですか?」

 

 

 

 

ふと、響いたのは“凛とした声”

その声の主が、先ほどの少女

あの金色の髪の美しい少女の声だと気付いた時にはもう

彼女は俺の前に立ち、学園長を睨み付けているのだった

 

その姿には、もはや先ほどまでのオドオドした様子は・・・微塵も、感じない

 

 

 

「貴女は・・・」

 

 

 

そんな少女の姿に、学園長は一瞬驚いた後

フッと笑みを浮かべ、それから俺にウィンクをしてきた

 

・・・おぇ

 

 

 

「あらん、私としたことが・・・すっかり忘れていたわん♪

ぐぉめんなさいねん♪」

 

 

そう言って、壇上に戻っていく学園長

どうやら、俺(のケツ)は助かったらしい

安堵のあまり、俺は大げさに溜め息を吐き出していた

 

助かったぁ・・・いや、マジで

 

 

 

「ありがとう」

 

 

それから、俺は声をかける

未だに俺の前に立つ、あの金髪の少女にだ

彼女は俺の言葉を聞いた瞬間、しばし呆気にとられた後

 

顔を、一気に真っ赤にさせ俯いてしまった

 

 

 

「べ、別に・・・アンタの為なんかじゃ、ないんだから」

 

 

と、そう言って足早に自分の席に座ってしまう少女

 

あ、あるぇ~?

どうやら俺は、彼女に嫌われている・・・のか?

なんとも反応に困るが、まぁそういうことなのだろう

 

 

「ままならないねぇ・・・人生って」

 

 

等と、妙に達観したようなことをほざいてみる

ちょっとだけ泣きそうになったが、何とか堪えた

 

そんな感じでネガティブになりながら、入学式は過ぎていく

学園長の熱い視線は、ひたすら気付かない振りをしていたが・・・

 

 

 

 

 

 

ーーー†ーーー

 

「終わった~~」

 

 

さて、そんなこんなで終わった入学式・・・からの、その日の授業

まぁ、さして勉強などはしなかったのだが

俺は二年生の教室の自分の席に座り、思い切り背を伸ばしていた

背骨が小気味よい音をたてる

 

 

「かずぴ~、今日どっか寄り道して帰らんか?」

 

 

と、そんな俺に声をかけてきた男

眼鏡をかけた関西弁のこの男の名前は“及川”

俺と同じく、数少ない男子生徒の一人で

まぁ、所謂悪友である

そんな男の誘いに、俺は“悪い”と苦笑を浮かべた

 

 

「実は、ちょっと用事があんだ」

 

「そ~か~、ならしゃ~ないな」

 

 

用事というのは、まぁ他でもない

今朝出会った、あの一年の少女を探すことである

俺は“そんじゃ、また明日な~”という及川に手を振り、教室を後にした

向うのは、一年の教室だ

 

 

「しっかし・・・」

 

 

一年の教室がある廊下を歩きながら、俺は思う

相変わらず、この学校は女子ばかり入るらしい

先ほどから、女子生徒の姿しか見えないのだ

 

 

「こりゃまた、寂しい一年になりそうだな」

 

 

何故か無条件で女子から目を逸らされるという体質は

どうやら、彼女達新一年生にも有効らしい

先ほどから、挨拶をしてもすぐに顔を背けられる

 

・・・心が折れてしまいそうだ

 

 

 

「とりあえず、早くあの子を見つけないと・・・」

 

 

と、見つめる先

なんというか、ツイているのだろうか

偶然、目的の少女が教室から出てくるのを発見した

 

俺は、そんな彼女に向って“お~い”と声をかける

 

 

 

「はうあっ!?

ああああああ、貴方様は・・・け、今朝の!?」

 

「そう、北郷一刀だよ」

 

 

予想以上に、テンパってる彼女の姿に

俺は、思わず笑ってしまった

 

 

「いったい、何の用事でしょうか!?」

 

「何の用事って・・・言っただろ?

保健室、案内するって」

 

 

“ドン”と自身の胸を叩き、俺は笑う

そんな俺に対し、彼女は相変わらずテンパったままだった

 

 

「そ、それがその・・・保健室には、入学式の後に行きまして」

 

「え?

マジで?」

 

「は、はい・・・すすすすすすいませんっ!!」

 

「い、いや待って!

君が謝る場面じゃないよねここ!!?」

 

 

“それでも、すいませんっ!”と、尚も頭を下げる少女

いや、いやいやいや

なんで俺、こんな謝られてんの!!?

 

 

「ちょ、とにかく頭をあげてっ!

見てる! 皆見てるからっ!!」

 

「はぅあ!!?

すすすすす、すいません~~~~!!!!」

 

「だから、頭を~~~~~!!!??」

 

 

と、まぁ

こんな不毛なやり取りが、しばらく続いたとか

 

 

 

 

ーーー†ーーー

 

「落ち着いた?」

 

「はい・・・」

 

 

場所は変わり、ここは学園にある中庭だ

そこに在るベンチに座り、おれ達は話していたんだ

 

 

「怪我・・・大丈夫だったの?」

 

「は、はい!

その、大したことなかったんですが・・・一応、消毒だけしました」

 

「そっか」

 

 

“なら、よかったよ”と、俺は笑う

それから立ち上がり、俺は彼女に微笑みかけた

 

 

「そういや、さ

俺、君の名前を聞いて無かったよね」

 

「は、はぅあっ!?

申し訳ありません!」

 

「い、いや・・・だから、そんな謝らないでよ」

 

 

“ナニこの子、可愛い”と、内心悶絶

そんな俺の心の内など知らぬまま、彼女は立ち上がり頭を下げた

 

 

「私の名前は、“金田 明命”と申します!

よろしくお願いします、北郷先輩っ!!」

 

「うん、よろしく

いや、しかし・・・北郷先輩かぁ」

 

 

なんか、こう、ね

馴染まないっていうか、妙に固い感じだよなぁ

 

 

「そのさ、俺のことは“一刀”って名前で呼んで・・・っていうのは無理か

なら、一刀先輩でどうだ

そのかわり、俺は君を“明命”って呼ぶ」

 

 

“どうかな?”と、俺

なんかこう、さ

こうやって女子とまともに話すのは、華雄以来だからだろうか

 

少し、俺は調子にのってしまっていた

 

今にして思えば、いきなり女子の名前を呼び捨てるなど

まぁ、けっこうな常識外れだろう

 

しかし、だ・・・

 

 

 

「一刀・・・先輩」

 

 

とうの本人の反応は、まぁ、満更でもない様で

彼女はしばし俺の名を反芻すると、やがてニッコリと笑い言うのだった

 

 

「はい、一刀先輩っ!」

 

 

その笑顔に、そんな彼女に

不覚にも、“ドキッ”としてしまう

 

が、それを必至に堪え

俺は、彼女に手を差し出した

 

 

 

「よろしくな、明命っ!」

 

「はい♪」

 

 

 

笑い、彼女は俺の手をとった

 

この、出会いが

この、始まりが

 

俺の、この学校での全てを変える

そんな出来事の序章だったなんて

 

その時の俺は、気付くことも出来ないでいた

 

 

 

 

 

 

「ようやく見つけたわん・・・私の、ご・しゅ・じ・ん・さ・まん♪」

 

 

 

 

 

 

き、気付きたくないでござるぅ・・・

 

 

 

 

 

 

・・・続く

★あとがき★

 

ども

月千一夜です

 

お久しぶりな、本作

いかがでしたか?

本当にカオスになるのは、次回からですww

 

 

では、またお会いしましょう

 

 

 


 
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