No.525986

魔法少女リリカルなのは~箒と拳の魔法使い~

七不思議さん

取りあえず楽しければいいがモットーの少年の物語である

2013-01-01 03:24:55 投稿 / 全1ページ    総閲覧数:1707   閲覧ユーザー数:1635

第6話   恐怖、怒り、全力再び

 

 

 

 

前回のあらすじ

 

イヴ投げられる

誘拐犯発見

誤解で不意打ち

 

 

 

 

 

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

「ってことは、君がこの誘拐犯達を?」

 

先程殴りつけた恭也さんがオレに質問をして来る。

 

「はい、そうです。」

 

とりあえず年上なので敬語で答える。すると

 

「へぇ~見かけによらず強いんだ。」

 

今話し掛けてきた人は、誘拐された月村さんのお姉さんだ。

先程バーニングと喧嘩をしているときに此処に着いたらしい。

 

「あの、恭也さん」

 

「ん?なんだ?」

 

「先程は、失礼しました。まさか助けに来た人に襲い掛かるなんて……本当に申し訳ありませんでした。」

 

オレが全力全霊を込めた、心からの謝罪をする。

 

「いやいや、仕方ないよ。それに2人を助けてくれたんだ。こちらがお礼を先にするべきだと思う。」

 

「そうね。そういえば、キミの名前はなんて言うの?」

 

月村のお姉さんが訪ねてくる。するとバーニングが

 

「そうよね。私達だけが名乗って何でアンタは、名乗ってないのよ。」

 

「小鳥遊紫苑です。それと、バーニング名乗らなかったのは、聞かれなかったからだ。」

オレの言葉に何故かバーニングが突っかかってくる。

 

「ア~ン~タ~ねぇ~!!私はバーニングじゃなくて、バニングスよ!!」

 

何てことをバーニングが言ってくるもんだから

 

「えっ!?バーニングでしょ、何か燃えよバーニングって感じ?」

 

オレは、わざとそう言う。するとバニングスがわなわなと震えている感じがする。

 

「アンタわざと言ってるでしょ!!」

 

大声で怒鳴って来た。結構耳の近くだったから、耳がキーンってする。

 

「ア、アリサちゃん落ち着いてよ。」

 

月村妹が言う。えっ、呼び方がだんだん雑になってるって。しょうがないよ。面倒くさいし。まあ、今は

 

「そうだぞバーニング、月村妹の言う通りだ。」

 

「バーニングってまたアンタ!!」

 

「私は、すずかでいいけど」

 

2人は、それぞれ一緒に言うもんだからね。でも、バニングスの方は何か弄りがいがあるわ。

 

「紫苑君、忍と話したんだがお礼がしたいから翠屋、両親が経営してる店に行かないか?」

 

「いいんですか?」

 

「勿論だとも。2人を助けてくれたんだから。」

 

「でも、実際の所は少ししてれば恭也さん達が助けに来たんですよね?」

 

「まあ、そうだが、でも助けたのは、君だ。その事実は変わらないよ。それにしても、聞きたい事が山ほどあるんだが……来てくれるよな。勿論強制はしない」

 

恭也さんは、そう言った。しかし、

 

「アンタは、来ないと行けないのよ!私やすずかを助けてくれたんだから。お礼ぐらいさせなさいよね!!」

 

そこまで言われたらだな…。……よし

 

「それじゃあお邪魔させていただきます。」

オレは、翠屋に行くことにした。

 

「ふ、ふん別にさっきのは誘った訳じゃないんだからね!!」

 

「いや、バリバリ来いって言ってたよな?」

そオレは、傍にいたすずかにそう言う。

 

「あはは、アリサちゃんは、ちゃんとお礼がしたいからああ言ったんだと思うよ。私も紫苑君にお礼がしたいし」

 

「ふ~ん……そっか」

 

するとイヴが念話で

 

ーーツンデレだからですよ。

 

そんな事を言うもんだからちょっと吹きかけた。

 

 

 

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

翠屋にて

 

カランカラン

 

「いらっしゃいませ……ってお兄ちゃん!?」

 

オレぐらいの年の女の子がウェイターをやっている。て、言うか大丈夫なのか?

 

「ただいま」

 

「うん、お帰りなさい」

 

女の子が恭也さんにそう答える。すると、バニングスやすずかが

 

「ヤッホー、なのは」

 

「こんにちは、なのはちゃん」

 

2人はその子に挨拶をする。

 

「アリサちゃん、すずかちゃん」

 

そんなやり取り始める。すると、

 

「あらあら、そちらの子は?」

 

綺麗な女性が質問する。

 

「…あ、始めまして、小鳥遊紫苑です。」

 

オレは、自分の名前を名乗る。

 

「礼儀正しいのね。こちらこそ初めまして高町桃子です。」

 

そう言うと桃子さんがオレの頭を撫でてくる。

 

「紫苑君は髪がサラサラね。まるで女の子みたいだわ。」

 

まあ、何故かそんな感想を言われたがしょうがないか生前は、良くそう言うことされてたし……

 

すると、イヴが念話を使い。

 

ーーマスター、少しいいですか?

 

ーーどうした?

 

ーーマスターも気付いているでしょうがあのなのは、という子魔力に

 

ーーああ、結構大きいな。でも魔力がだだ漏れだぞ?そんな警戒は、しなくていいんじゃないか?

 

ーー勿論です。でも彼女は、この世界の主人公の1人です。

 

ーー……。そっか、あの子がね。

 

ーー一応覚えていて下さいね。それよりも、マスターあそこの席に座っている人、土に埋めませんか?いや、埋めましょうよ。

 

イヴが突然物騒なことを言い始めた。オレは、イヴが埋めようと提案した席の人を見た。

ーーイヴその提案今なら乗っても良いかも

 

何故ならその人物は、イヴを投げ出した張本人なのだから

 

ーーそれでは、皆さんに失礼ですが、マスターあの駄神を連れて帰りましょう。

 

イヴが念話でそう言うオレは、行動に出た。まずは、アイに近づき、

 

「アイおねーちゃん」

 

オレは、アイの事をおねーちゃんと呼んだ。

「ん、誰だ………ふむ、桃子ここに金を置いていくからな。」

 

アイの顔が物凄く青ざめている。しかし、そんなのは、関係無い

 

「おねーちゃんどこに逝くのかな?」

 

「し、紫苑何を怒っているんだ」

 

アイの声は震えている。そんなに、今怖い顔をしているのかなオレは、自分では、とびっきりの笑顔の筈なんだけど

 

「恭也さんスミマセン今日は用事を思い出したので後日でいいでしょうか?」

 

「あ、ああ、か、構わないが」

 

やだなー恭也さんまで怯えてるよ。よく見たら桃子さん以外物凄く顔が青ざめてるよ。

 

「恭也さん本当にスミマセン。それでは、逝くよおねーちゃん?」

 

「まて、紫苑漢字が違うぞ!逝くではなく行くだよな?」

 

「何を言ってるのおねーちゃん?勿論間違えじゃないよ?ちゃんと逝くだからね?」

 

オレは、そう言うと誰にも気づかれないように箒魔法を使用し、アイを引きずり出した。

 

 

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

小鳥遊家

 

 

オレは、家に帰るとまずはアイを箒魔法で縛り上げた。途中途中でアイが変な声を上げていたがそんな事はどうでもいい。

 

「さて、アイ何でイヴを窓から投げ出したんだ?まあ、理由は、分かるが其処までしなくてよかったんじゃないか」

 

「紫苑、そんな事よりも、箒草を緩めてくれ、色々と食い込んで」

 

『黙りなさいこの変態ドM神が!!』

 

「五月蝿いぞバカデバイス!!それに、私は、変態でも、ドMでもない!!お前の思考は大丈夫なのか?」

 

『マスターに縛り上げて、何かと食い込んで発情してるんじゃないですか?顔が火照ってますよ?』

 

「うっ、そんなことはない、ただ熱いだけだ!!」

 

『そんな事言って実は』

 

イヴが何か言おうおしたときにオレは、流石に

 

「2人共いい加減にしろ!!」

 

怒鳴らずにはいられなかった。

 

「そもそもこの出来事はアイにもイヴにも非があるんだ。イヴお前は、馬が合わないからって、仲良くなろうとしない。何故仲良くなろうとしないんだ!?」

 

『えっと、それは、』

 

「発言は、許可してない!!ゆえにこれからは仲良くなれるようにしろ!!分かったな」

 

『は、はい』

 

「次にアイ流石に投げ出すことは、なかったんじゃないか?」

 

「それは、……そうだがあの時はカチンときてそれで……。」

 

「はぁ~そんな事だと思った。けど投げるのは良くないぞ」

 

『マスター私の時と対応が違くありませんか!?』

 

イヴの言葉を無視して

 

「例え一年間しかこの家に居なくてもイヴとアイ、それにオレは、家族なんだからそんなに、喧嘩ばかりしても駄目だと思うんだ。だからね、2人には、仲良くなってほしいんだよ。これは、オレからのお願いだ。」

 

『マスター私の事を家族として……』

 

「紫苑、お前はやはり生前の……いや、何でもない。分かったな出来るだけ努力しよう。その、なんだイ、イヴと仲良くするのを」

 

『私も出来るだけ努力します。』

 

2人ともそう言うとちょっと安心した。

 

「だがな、紫苑、私はこんな事をした、お前にはお仕置きをしないといけない気がするんた」

 

アイは、そう言うといつの間にか箒草から抜け出しており、オレに抱き付いた。

 

「ちょ、アイなにしてんの!?」

 

「抱き付いているだけだが、それに、私達は、家族何だろならいいではないか。それに、私のことは、おねーちゃんでいいだろ?」

 

アイは、そう言うと厭らしい、手つきでオレを触ってくる。そして、等々オレは、

 

「うわぁぁぁ、奥義•真極 螺煌旋」

 

ズドーン

 

「また、この、パター、ンか……」

 

バタン

 

『nice punch』

 

イヴの声で我に返る。何か前に合ったパターンだけど……はっまさかデジャヴ!?

 

見事に決まった全力の螺煌旋。けどオレは、正当防衛でやったことなので、罪悪感などは全くない。

 

イヴから聞いた評価は、

 

「全く持って見事な突き出した。後、何故あれだけの距離であんなに突きの威力があるんですか?」

 

「普通の突きは、伸ばしきった時に威力がでるがほぼ密着状態だと、突きの威力が出ない。けど、螺煌旋は、螺旋の力を使っているんだ。足で踏ん張り、腰を回し、肩を押し出す。螺旋の力は渦と考えればいい。渦は、先の方に吸い寄せられるだろ?だから渦の先に力が集まる。それを人の体で再現させる。足から拳までに螺旋の力をね。それに、腕を伸ばしきれないから、ほぼ密着状態でもあんな威力がでるんだ。」

 

『なるほどなー』

 

まあ、所々説明仕切れない所もあったけどいは、納得してくれたようであった。

 

 

 

後、アイは、一週間寝たきりになったのを記しておこう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 
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