休憩～夕食～入浴～娯楽(ﾚｸﾘｴｰｼｮﾝ)

～～厠～～

星「――ふぅ、スッキリした」

星「……む？」

ﾍﾟｰﾊﾟｰﾎﾙﾀﾞｰ『』ｶﾗｶﾗ

星「か、紙が…ないっ……」

星「補充用の……」ｶﾞｻｺﾞｿ

星「それもない、か……」

星「どうしたものか――」

雪蓮「ねぇ、星？」

星「――む？」

星「どうされましたかな、雪蓮殿？」

雪蓮「そっちに紙あるかしら？」

雪蓮「こっちのは切れてるみたいでさー」

星「雪蓮殿もか……」

雪蓮「私もって事は……星の方も？」

星「うむ、どうしたものやら迷っておってな」

雪蓮「仕方がないか」

星「雪蓮殿？」

雪蓮「誰かーーーー！？ちょっと厠に来てくれなーーい？」

ｼｰﾝ

雪蓮「……ダメか」

雪蓮「侍女もいないみたいね」

星「ふむ、仕える者の恥部を見せる訳にはいかぬのであろう」

星「侍女はいないと考えるのが妥当であろうな」

雪蓮「やっぱり？」

雪蓮「でも、どうしようかしらね？」

星・雪蓮「うーーーん」ｺｲﾋﾒ ﾅﾔﾐﾁｭｳ

～～教室～～

華雄「伯符達、遅いな」

華琳「きっと大変なのよ」

華琳「2人共、お酒が大好きだし」

華雄「確かに」

華雄「飲み過ぎると翌日の厠が辛いな」

華琳「そうなのよねぇ…」ﾊｧ

華雄「それより、暇だな」

華琳「何かしましょうか」

華雄「言うが、何をする？」

華琳「そうね……」

華琳「物真似勝負とかは？」

華琳「誰の物真似か分からないようなネタをした方は、罰を受けるとか」

一刀『乗った！』

華雄「おわぁ！吃驚した……」

華琳「あら、貴方も参加するの？」

一刀『いや、罰の部分だけだな』

一刀『という訳で、華雄から』

華雄「わ、私か？」

華雄「そうだな……」ﾌﾑ

華雄「へぅ…ダメだよ、詠ちゃん……」

華琳「詠ね」

華琳「というか、口癖がある人物は分からない訳ないじゃない」

華雄「そうだな」

華琳「まぁ、いいわ」

華琳「次は私ね……」ｴｯﾄ

華琳「はわわっ、敵軍が攻めてきました、ご主人様ぁ！？」

華雄「朱里だな……」

華琳「……」

華雄「……」

華琳「不毛ね…」

華雄「あぁ…」

華琳「やめましょう」

華雄「そうだな」

～～厠～～

雪蓮「――あら、コレ何かしら？」

星「どうした、雪蓮殿？」

雪蓮「いや、なんか壁に絵の描いてある箱が……」

ｳｫｼｭﾚｯﾄ『ｵｼﾃｰ』

雪蓮「星、そっちにも薄い箱がない？」

星「箱？」

星「……む？」

雪蓮「あった？」

星「あぁ、尻と、人が横向きに座っている絵が描いてあるな」

星「おそらく文字であろう物の意味するところは分からぬが……」

雪蓮「ねぇ、このお尻に何かが当たってるのって、もしかして水じゃない？」

星「……」

星「そう言われてみれば、そのようにも……」

雪蓮「押してみてよ」

星「何故某が！？」

雪蓮「だって、怖いじゃない」

星「(#ﾟωﾟ)」

～～教室～～

華雄「――何かなかろうか」ｶﾞｻｺﾞｿ

華琳「やめなさいよ」

華琳「また罰を受ける事になるわよ？」

華雄「その時はその時だ……むっ？」

華琳「何か見つけたの？」

華雄「あぁ」ｽｯ

華雄「三姉妹の舞台(ｽﾃｰｼﾞ)が見れたのと、同じ円盤だ」

華雄「一刀！」

一刀『呼んだ？』

華雄「これ、見てもよいか？」

一刀『んー…あぁ、そりゃアレだ』

一刀『5時間目の、祭の舞台(ｽﾃｰｼﾞ)の大規模な方の映像だ』

一刀『やり方はわかるか？』

華雄「教えてくれ」

一刀『あいよ。まずは――』

※一刀説明中

華雄「おぉ、映った！」

ｽｸﾘｰﾝ『ﾜｧｧｧｱｱｱｱｱｱｱｧｧｱｱｱｱｱｱ――――』

華雄「おぉぉ……」ﾜｸﾜｸ

華琳「ハマってしまったみたいね」

華雄「祭の奴も、なかなかやるな」

華雄「こうか？」ﾌﾞﾝ　ﾌﾞﾝｯ

華琳「ちょっと、余り大きく動かないでくれる？」

華雄「すまぬな」

華雄「だが、なかなか楽しいものがあるぞ」

華雄「お前も一緒にどうだ？」

華琳「私はいいわよ、くだらない」ﾌﾟｲｯ

華雄「恥ずかしがり屋め」ﾌﾞﾝ　ﾌﾞﾝ

華琳「……」

華雄「阿(Hey!) 阿(Hey!)」ｽﾞﾝﾁｬ　ｽﾞﾝﾁｬ

華琳「……」

華雄「吽(Fu!)」ｽﾞﾝﾁｬ

華琳「……」

華雄「ばーばぁ！　阿(Hey!)　 ばーばぁ！　阿(Hey!)」ｽﾞﾝﾁｬｯ

華琳「ふひっw」

ﾃﾞﾃﾞｰﾝ　ｿｳｿｳ　ｱｳﾄｰ

華琳「ちょっとぉ！？」ﾊﾞｼｯ

華雄「人が真面目に鍛錬をしているというのに、笑うとは何て奴だ」

華琳「仕方がないでしょ！？」

華雄「ならば、貴様も共に鍛錬すればよいではないか」

華琳「はぁ！？」

華雄「真面目にやれば、笑う暇などない」

華雄「もちろん楽しいがな」

華琳「……」

華雄「君の夢の中へ(into your dream)」ｽﾞﾝﾁｬ

華琳「……」ﾌﾟﾙﾌﾟﾙ

華雄「テトテ　メトメ　ヒトリトヒトリ――」ｽﾞﾝﾁｬｯ

華琳「だぁぁああ！」

華琳「わかったわよ！私もやるわよ！」

華雄「よく言った」

華雄「それでこそ覇王・曹孟徳だな」

華琳「うるさいっ！」

～～厠～～

星「では……押すぞ」

雪蓮「骨は拾ってやるわ」

星「爆散するのか！？」

雪蓮「はいはい、ほら、早く押しちゃいなさいって」

星「……いくぞ」

ﾎﾟﾁｯ

ﾋﾟｭｳｩｩｩｳｩｳｳｳ――――

星「どわっしゃぁああ！？」

雪蓮「星っ！？」

星「あ、あぁ…すまぬ……」ﾋﾟｭｩｩ

星「水が出てきて驚いただけだ」ﾋﾟｭｩｩｳ

星「だが……これは便利だな」ﾋﾟｭｳｳｳｳｳ

雪蓮「どんな感じ？」

星「水が尻を洗ってくれている」ﾋﾟｭｩｩ

雪蓮「へぇ…どんな構造になってるのかしら」

星「そしておそらく、この『止』という部分を押せば止まるのであろう」ﾎﾟﾁｯ

星「……」ﾋﾟｭｩ…

星「やはりな」

雪蓮「凄いわね」

雪蓮「じゃ、私はもう一つの方をやってみようかしら」

星「人の絵が描いてある方か？」

雪蓮「えぇ、特に害はないでしょ」ﾎﾟﾁｯ

ﾋﾞﾃﾞ『ﾋﾟｭｩｩｳｳ――』

雪蓮「ひゃぁああ！？」

星「雪蓮殿！？」

雪蓮「ちょ…これ……ひぅん！？」

星「どうなされた！？」

～～教室～～

華雄「ふぅ…やはり音楽は素晴らしいな」

華琳「えぇ、『君と私(YOU & ME)』の振り付けは完全に習得(ﾏｽﾀｰ)したわね」

華琳「他にはないのかしら」ﾛｯｶｰ ｶﾞｻｺﾞｿ

華雄「ノリノリだな」ﾔﾚﾔﾚ

華琳「何か言ったかしら？」ｶﾞｻｺﾞｿ

華雄「いや、私はこっちの棚を探してみよう」ｶﾞｻｺﾞｿ

華琳「あった！」

華雄「早いな」

華琳「一刀、これ見てもいいかしら？」

一刀『あぁ、構わないぞ』

一刀『それは…確か冥琳の主題歌(ﾃｰﾏｿﾝｸﾞ)だな』

華琳「冥琳のね」ｶﾁｯ

華雄「楽しみだな」ﾄﾞｷﾄﾞｷ

華琳「えぇ」ﾜｸﾜｸ

～～厠～～

雪蓮「ん、んぅぅぅぅ」ﾋﾞｸﾋﾞｸｯ

星「あ、ああぁぁああ！」ﾋﾞｸﾋﾞｸ

雪蓮「これは……」ﾊｧﾊｧ

星「うむ…大変なものを見つけてしまったな……」ﾊｧﾊｧ

雪蓮「でも、もう綺麗になったでしょ」

星「そうだな」

星「乾いたら出るとしよう」

～～教室・恋姫練習中～～

華琳「こうかしら？」ﾌﾞﾝ

華雄「いや、こんな感じではないか？」ﾌﾞﾝ

～～廊下～～

星「それにしても、危ないところであったな」

雪蓮「えぇ、厠で綺麗に出来ずに出るなんて」

雪蓮「知られたら末代までの恥ね」

星「孫家は血筋が濃そうであるからな」

雪蓮「関係あるの？」

雪蓮「……さて、着いた着いた」

ｶﾞﾗｯ

～～教室～～

華琳・華雄「めーりん！( ｀ﾟωﾟ)ｏ彡　めーりん！( ｀ﾟωﾟ)ｏ彡」（←笑わないようにしてる）

星・雪蓮「」

華琳・華雄「めーりん！( ｀ﾟωﾟ)ｏ彡　めーりん！( ｀ﾟωﾟ)ｏ彡」

星・雪蓮「」

華琳「あぁあーあー　どうしよう　高く振り上げたこの腕( ｀ﾟωﾟ)ｏ彡」

華雄「私の　お月様　逆さまのお月様( ｀ﾟωﾟ)ｏ彡」

星・雪蓮「」

華琳「もう早く来て　強く振り下ろした腕は( ｀ﾟωﾟ)ｏ彡」

華雄「めーりん　貴女への合図(ｻｲﾝ) ( ｀ﾟωﾟ)ｏ彡」

星・雪蓮「」

冥琳『「めーりん！めーりん！助けて！」　今日も聞こえてくる

　　　誠心誠意　真心こめて　助けに行こう

　　　蓮華・シャオの2人は　いつも無邪気

　　　ほらまた誰かに　呼ばれてるよ』

華琳・華雄＜　さぁ、おいで(Hey! Come on!)

華琳・華雄＜　めーりん！めーりん！助けてめーりん！( ｀ﾟωﾟ)ｏ彡

冥琳『めーりん！めーりん！助けてめーりん！』

華琳・華雄＜　めーりん！めーりん！助けてめーりん！( ｀ﾟωﾟ)ｏ彡

冥琳『さぁ　行こう』

雪蓮「」

星「……」ｳｽﾞｳｽﾞ

冥琳『「めーりん！めーりん！助けて！」　今日も叫んでみる

　　　お酒にお菓子　孫堅の財産の力

　　　蓮華・シャオの2人は　まだ帰ってこない

　　　誰かが来た！　もう駄目だ！　やられちゃうよぉ！

　　　ああぁぁぁぅお！』

華琳・華雄＜　めーりん！めーりん！助けてめーりん！( ｀ﾟωﾟ)ｏ彡

冥琳『めーりん！めーりん！助けてめーりん！』

華琳・華雄＜　めーりん！めーりん！助けてめーりん！( ｀ﾟωﾟ)ｏ彡

冥琳『　早　く　来　て　！　』

冥琳『さぁ！助けましょう！高く振り上がるあの腕』

華琳・星・華雄＜　めーりん！めーりん！助けてめーりん！( ｀ﾟωﾟ)ｏ彡

冥琳『貴女はお姫様　我が侭なお姫様』

華琳・星・華雄＜　助けてめーりん！( ｀ﾟωﾟ)ｏ彡

冥琳『ほら、急がなきゃ！　強く振り下ろした腕は』

華琳・星・華雄＜　めーりん！めーりん！助けてめーりん！( ｀ﾟωﾟ)ｏ彡

冥琳『私を呼ぶ合図(ｻｲﾝ)　めーりん！私への合図(ｻｲﾝ)』

雪蓮「……」ｳｽﾞｳｽﾞ

冥琳『( ﾟ∀ﾟ)ｏ彡めーりん！めーりん！』

華琳・星・雪蓮・華雄＜　めーりん！めーりん！ ( ｀ﾟωﾟ)ｏ彡

冥琳『( ﾟ∀ﾟ)ｏ彡めーりん！めーりん！』

華琳・星・雪蓮・華雄＜　めーりん！めーりん！ ( ｀ﾟωﾟ)ｏ彡

冥琳『( ﾟ∀ﾟ)ｏ彡思春！思春！』

華琳・星・雪蓮・華雄＜　思春！思春！ ( ｀ﾟωﾟ)ｏ彡

華琳・星・雪蓮・華雄＜　( ﾟДﾟ)思春ちゃぁあああん！

思春『(#^ω^)ふんどしって言った奴誰だ！？』

冥琳『( ﾟ∀ﾟ)ｏ彡めーりん！めーりん！』

華琳・星・雪蓮・華雄＜　めーりん！めーりん！ ( ｀ﾟωﾟ)ｏ彡

冥琳『( ﾟ∀ﾟ)ｏ彡めーりん！めーりん！』

華琳・星・雪蓮・華雄＜　めーりん！めーりん！ ( ｀ﾟωﾟ)ｏ彡

冥琳『( ﾟ∀ﾟ)ｏ彡めーりん！めーりん！』

華琳・星・雪蓮・華雄＜　めーりん！めーりん！ ( ｀ﾟωﾟ)ｏ彡

冥琳『( ﾟ∀ﾟ)ｏ彡めーりん！めーりん！』

華琳・星・雪蓮・華雄＜　めーりん！めーりん！ ( ｀ﾟωﾟ)ｏ彡

冥琳『(#ﾟДﾟ)雪蓮はあうとぉぉおおおおおおお！』

華琳・星・雪蓮・華雄＜　雪蓮はあうとぉぉおおおおおおお！(ﾟДﾟ#)

雪蓮「……………………」

雪蓮「………………えっ？」

ﾃﾞﾃﾞｰﾝ　ｿﾝｻｸ　ｱｳﾄｰ

華琳・星・華雄「wwwwwwwwwwwwwwwwwww」

ﾃﾞﾃﾞｰﾝ　ｿｳｿｳ　ﾁｮｳｳﾝ　ｶﾕｳ　ｱｳﾄｰ

華琳「自分で言ってるwww」ﾊﾞｼｯ

星「乗り過ぎwww」ﾊﾞｼｯ

雪蓮「知らないわよぉっ！？」ﾊﾞｼｯ

華雄「いやぁ、笑いを堪えるのがっ！」ﾊﾞｼｯ

ﾋﾟﾝﾎﾟﾝﾊﾟﾝﾎﾟｰﾝ

風『夕食の時間ですよー』

華琳「あら、もうそんな時間なのね」

華雄「うむ、楽し過ぎて時間を忘れてしまっていたな」

星「今度我らも舞台(ﾗｲﾌﾞ)をやらないか？」

雪蓮「あ、それいいわね」

ｶﾞﾗｯ

亞莎「ししし失礼しますっ！？」

雪蓮「あら、亞莎じゃない」

華琳「今度はまともな料理なのかしら」

亞莎「あのあのあの！」

亞莎「一刀様に、皆がお腹を空かせてるから、得意料理をたくさん作ってくれって言われて……」

亞莎「頑張りました！」

ｶﾊﾟｯ

四人「……」

亞莎「どどどどうぞ、ごゆっくりぃいいい」ﾀﾞﾀﾞｯ

ｶﾞﾗｯ

ﾋﾟｼｬｯ

華琳「……ねぇ」

雪蓮「……なに？」

華琳「どうするの、この……」

団子の山　ｽﾞｰﾝ

華琳「……胡麻団子の山」

華雄「なかなか美味いぞ」ﾓｼｬﾓｼｬ

星「ふむ、酒のアテとしてはないが、亞莎も料理が上手だな」

華琳「まともならいいんだけど…」

華琳「量くらいは考えて欲しいわね」

華琳「天井にまで届きそうじゃない」ﾊｧ

雪蓮「まぁまぁ」

雪蓮「あの娘は生真面目過ぎるところがあるからね」

雪蓮「頑張ったんだから、許してやって」

華琳「別に怒ってるわけじゃないわよ」

～～夕食・終了～～

ｶﾞﾗｯ

貂蝉「夕食は美味しかったかしらん？」

華琳「えぇ、お腹いっぱいよ」

雪蓮「それでも食べきれなかったんだけれどね」

貂蝉「残った胡麻団子は、許緒先生が食べてるから大丈夫よん」

貂蝉「それより」

四人「？」

貂蝉「お待ちかねの、お風呂の時間よん」

星「おぉっ」

貂蝉「案内するからついてらっしゃい」

～～廊下～～

雪蓮「それにしても、よくこんな施設を造ったものね」

貂蝉「それについては、真桜ちゃんと工作部隊の子たちが頑張ってたわん」

星「……」

華琳「どうしたの、星？」

星「いや…あちらに……」

華琳・雪蓮・華雄「？」

月「……」ﾌﾞﾝｯ　ﾌﾞﾝｯ　ﾌﾞﾝｯ　ﾌﾞﾝｯ

麗羽「あべっ！　ぶべっ！　びふぅ！　にゅもっ！？」ﾊﾞｼｯ　ﾊﾞｼｯ　ﾊﾞｼｯ　ﾊﾞｼｯ

華琳・雪蓮・華雄「ちょwww」

ﾃﾞﾃﾞｰﾝ　ｿｳｿｳ　ｿﾝｻｸ　ｶﾕｳ　ｱｳﾄｰ

華琳「なんで無表情で殴ってんのよぉ！？」ﾊﾞｼｯ

雪蓮「またぁ！www」ﾊﾞｼｯ

華雄「月様ぁ！！？」ﾊﾞｼｯ

～～大浴場～～

貂蝉「さ、着いたわよん」

貂蝉「ゆっくり疲れを癒してらっしゃい」

貂蝉「そうそう、一応罰の為に中も監視してるけど」

貂蝉「見られたくなかったら、お風呂ようの水着もあるからねん」

貂蝉「それじゃ」

ｶﾞﾗｯ

華琳「水着、ねぇ……」

星「アレか、夏に主殿が作った服だな」

雪蓮「私は気にしないけれどね」ｽﾙｽﾙ

華雄「だな」ｽﾙｽﾙ

華琳「一刀以外にも見てるかもしれないのよ？」

一刀『あー、それなら大丈夫だ』

華琳「大丈夫って？」

一刀『卑弥呼と貂蝉は漢女』

一刀『華佗は医者で馬鹿』

一刀『于吉は男色(ﾎﾓ)で』

一刀『左慈はヤキモチを妬いた于吉が別室に連れ込んだから』

華琳「……」

雪蓮「ねぇ、于吉と左慈って……」

華琳「言わないで！」

星「ふむ、男同士で艶事に励んでおるのだろうな」

華琳「だから言わないでってば！」

華雄「一刀以外に男がおらぬのならばよいではないか」ｽｯﾎﾟﾝﾎﾟﾝ

雪蓮「貴女、早いわね」

華雄「お前達が遅いだけだ」ｶﾞﾗｯ

華雄「ぶふぅwww」

華琳・星・雪蓮「！？」

ﾃﾞﾃﾞｰﾝ　ｶﾕｳ　ｱｳﾄｰ

華雄「www」ﾊﾞｼｯ

雪蓮「ちょっと、華雄！何があったのよ！」

華雄「は、入れば…分かる……」

華琳「……どうする？」

星「しかし、入らぬ訳にはいかぬであろう」

雪蓮「でも、裸で叩かれたら相当痛いと思うんだけど……」

華琳・星・雪蓮「……」

華琳「……行きましょう」

星「うむ」

雪蓮「えぇ」

ｶﾞﾗｯ

星・雪蓮「ちょwwwwwwwww」

華琳「………………………………あぅ」ｷｾﾞﾂ

ﾃﾞﾃﾞｰﾝ　ﾁｮｳｳﾝ　ｿﾝｻｸ　ｱｳﾄｰ

星「これは酷いwっづぁああ！？」ﾊﾞｼｯ

雪蓮「キwwモwwwww過wwwwwぎwwwwwwwwwっだぁぁああああい！」ﾊﾞｼｯ

ｶﾎﾟｰﾝ

華琳「赤壁よりも死を覚悟したわ……」

雪蓮「大袈裟ねぇ」

雪蓮「ほら、貂蝉もなんだかんだでムッキムキだし」

雪蓮「身体の部分だけなら、彫刻芸術に見えなくもないじゃない？」

華琳「それはそうだけど……」ﾊｧ

星「尻がヒリヒリする……」ｲﾀﾀ

華雄「あぁ…やはり地肌にアレはキツいな」ｲﾃﾃ

華琳「それにしても……」ｼﾞｰｯ

華雄「あぁ…」ｼﾞｰｯ

雪蓮「ん？」ﾌﾞﾙﾙﾝ

星「どうされた？」ﾊﾞｲﾝ

華琳「別に…」ﾅﾀﾞﾗｶ

華雄「なんでも……」ﾅﾒﾗｶ

雪蓮「話は変わるんだけど」

華琳「何かしら？」

雪蓮「華琳だってまだ成長期だし、すぐ大きくなるわよ」

華琳「話変わってないじゃない！」

星「華雄はもう成長が止まってるだろうがな」

華琳・雪蓮「ふひっw」

華雄「なんだとぉ！？」

ﾃﾞﾃﾞｰﾝ　ｿｳｿｳ　ｿﾝｻｸ　ｱｳﾄｰ

華琳「だから地肌は――っだぁ！」ﾊﾞｼｯ

雪蓮「凄く痛いんだか、らﾞぁﾞ！？」ﾊﾞｼｯ

華雄「」ｽﾞｰﾝ

ｶﾎﾟｰﾝ

雪蓮「今度こそ話は変わるんだけど」

華琳「知らないわよ！」ﾌﾟｲｯ

雪蓮「もう、胸の事は言わないからー」ｸﾞｲｸﾞｲ

華琳「いい加減に……」ｸﾞｸﾞｸﾞ…

華琳「……してよねっ！」ﾊﾞｯ

華琳「ぶほぁっwww」

ﾃﾞﾃﾞｰﾝ　ｿｳｿｳ　ｱｳﾄｰ

華琳「ぎゃぁああああ！！」ﾊﾞｼｯ

華琳「」ﾁｰﾝ

星「お主も鬼だな……」

雪蓮「そう？」ｸﾞｲｯ

星「それは…その……」ﾌﾟﾙﾌﾟﾙ

雪蓮「そう？」ｸﾞｲｯ

星「その…」ﾌﾟﾙﾌﾟﾙ

雪蓮「そう思う？」ｸﾞｲｯ

星「……くひっw」ﾌﾟﾙﾌﾟﾙ

雪蓮「……ぷぅっw」ﾌﾟﾙﾌﾟﾙ

星・雪蓮「あはははははははははははwwwwwwwwwwwwww」

ﾃﾞﾃﾞｰﾝ　ﾁｮｳｳﾝ　ｿﾝｻｸ　ｱｳﾄｰ

星「しwwつwwwこwいwwww」ﾊﾞｼｯ

雪蓮「だwwwwっwwｗてwwぇwwwwwwww」ﾊﾞｼｯ

星・雪蓮「」ﾁｰﾝ

華雄「……ん？」

華雄「こいつら、風呂で寝てしまうほど疲れていたのか……」

～～教室～～

華琳「休まった気がしないわ……」ｸﾞﾃﾞｰﾝ

星「そうだな……」ｸﾞﾀﾞｰ

雪蓮「まだお尻がヒリヒリする……」ｺﾞﾛｰﾝ

華雄「貴様らは寝ていたではないか」ﾊﾃ?

ﾋﾟﾝﾎﾟﾝﾊﾟﾝﾎﾟｰﾝ

桃香『はいはーい、お風呂は楽しかったですかー？』

華琳「楽しくなんかなかったわよ！」

桃香『あれー？』

桃香『真桜ちゃんも、彫刻彫りながら』

桃香『「こら会心の出来や！」』

桃香『「華琳様もきっと気に入ってくれるに違いないわ！」』

桃香『って喜んでたのに』

星「それはともかく桃香様」

桃香「なに、星ちゃん？」

星「今の物真似……まったく似ておりませんでした」

桃香『なﾞっ！？』ｶﾞｰﾝ

雪蓮「星、イラついてるからって、桃香に当たっちゃダメよ」

星「そのようなつもりは毛頭ござらんよ」

星「貂蝉は頭毛がないがな」

華琳・雪蓮・華雄「ぬもﾞっwww」

ﾃﾞﾃﾞｰﾝ　ｿｳｿｳ　ｿﾝｻｸ　ｶﾕｳ　ｱｳﾄｰ

華琳「やっぱイラついてるんじゃない！」ﾊﾞｼｯ

雪蓮「だから当たらないでよ！」ﾊﾞｼｯ

華雄「揉み上げはどうしたwww」ﾊﾞｼｯ

桃香『そんな事より、この後の予定は覚えてる？』

雪蓮「アレよね、娯楽(ﾚｸﾘｴｰｼｮﾝ)」

桃香「うん、その通り」

桃香「という訳で、娯楽(ﾚｸ)係さーん」

桃香「よろしくお願いしまーす」

ｶﾞﾗｯ

蒲公英「はいはーい♪」

蒲公英「ここからは、たんぽぽが引き継ぐね」

華琳「……確かに、娯楽といえばこの娘か張三姉妹かもね」

雪蓮「えぇ、それで何をするのかしら？」

雪蓮「私としてはお酒か一騎打ちがいいんだけど」

蒲公英「もー、学校じゃそんな事はしないよっ」

蒲公英「今からやるのは――」ﾋﾞｼｯ

ｽｸﾘｰﾝ『――――　肝　試　し　――――』

蒲公英「コレ！肝試し！」

華雄「何をするところなのだ……ですか？」ﾊｲ

星「ふむ、字面だけ見れば、肝を試すのだろうが……」

蒲公英「星姉様…じゃなくて、趙雲さん、正解！」

蒲公英「例えば、危ない目に遭ってヒヤッとした時なんか」

蒲公英「『肝が冷えた』って言うでしょ？」

華琳「言うわね」

蒲公英「だから、その肝がどのくらい強いか試そうって事なの」

蒲公英「ちなみに、肝試しの最中は笑っても構わないから」

雪蓮「それなら少しは気が楽になるわね」

華琳「体育の時間の事、忘れたの？」

雪蓮「……そうだったわ」

蒲公英「それじゃ、やる事を説明するね」

ｽｸﾘｰﾝ『――地図投影中――』ｳｨｨｲｲﾝ

蒲公英「いまたんぽぽ達が居るのが、この教室ね」

蒲公英「で、この赤い線のように進んで音楽室・美術室・体育倉庫まで行くんだよ」

蒲公英「その3か所に、今回の肝試しの目的のお札があるから」

蒲公英「それを取ってきて欲しいんだ」

華雄「簡単そうだな」

華琳「なら、貴女1人で行く？」

蒲公英「ダメだよ！」

蒲公英「一郎太は今月5日しか休みがなくて」

蒲公英「そのうち4日は学校で」

蒲公英「そんなヘロヘロな一郎太に」

蒲公英「1人ずつ場面(ｼｰﾝ)を書き分ける体力があるわけないじゃん！」

四人「……？」

蒲公英「なんでもないよっ♪」

蒲公英「今回は4人で行動する事」

蒲公英「何か質問は？」

星「はい」ﾊｲ

蒲公英「なーにー？」

星「目的地が3か所であれば、経路(ﾙｰﾄ)は多少違っても？」

蒲公英「そうだね」

蒲公英「白幕(ｽｸﾘｰﾝ)の赤線は、あくまで最短経路だから」

蒲公英「ちゃんとお札を持って帰るなら」

蒲公英「どこを通っても大丈夫だよ」

星「承知した」

蒲公英「他には？」

蒲公英「ないようだね」

蒲公英「それじゃぁ――」

蒲公英「――肝試し、開始っ！」

～～廊下～～

華琳「……暗いわね」

雪蓮「そりゃ、もう夜だし」

星「月明かりのおかげで、薄ぼんやりと通路が見えるな」

華雄「ﾒｰﾘﾝﾒｰﾘﾝﾀｽｹﾃｰ♪」ﾊﾅｳﾀ

雪蓮「あら」

星「どうされた？」

雪蓮「ほら、廊下の床に線が書いてあるわよ」

華琳「あら、ホント」

華雄「という事は、この線に沿って行けばよいのだな」

華琳「でしょうね」

華琳「そうと分かれば、さっさと行きましょう」

華琳「そろそろ眠りたいわ」

華雄「先ほど風呂で寝ていたではないか」

星「あれは気絶だ、馬鹿者」

華雄「？」

～～音楽室～～

ｶﾞﾗｯ

星「流石は音楽室だな」

星「楽器がたくさんある」

華琳「これは見た事のない楽器ね」ﾌﾑﾌﾑ

雪蓮「華琳の興味も広いわねー」

雪蓮「でも今は、それよりお札を探しましょ」ｽﾀｽﾀ

ｼﾞｬｰﾝ！

四人「！？」

ﾋﾟｱﾉ『（演奏中）』

華琳「楽器がひとりでに演奏されているわね……」

星「うむ…だが、それだけのようだな」

雪蓮「ちょっと待って！」

華雄「どどどどうした！？」ﾋﾞｸﾋﾞｸ

雪蓮「蓋…少し開いてってない？」

華琳・星・華雄「……え？」

ﾋﾟｱﾉ『（演奏中）』ｷﾞｷﾞｷﾞ…

四人「……」ｺﾞｸﾘ

四人「ぎゃぁぁあああああああああああああ！！？」

華琳「なんか居る！なんか居るって！？」ｶﾞｸｶﾞｸ

星「だだだ大丈夫だ！」ﾌﾞﾙﾌﾞﾙ

星「精々、美以あたりの小さい奴が入ってるだけだ！？」ｶﾞｸｶﾞｸ

雪蓮「そそそそうよね！？大した事はないわよね！？」ﾌﾞﾙﾌﾞﾙ

華雄「」

ﾋﾟｱﾉ『（演奏中）』ｷﾞｷﾞｷﾞｷﾞ……

華琳・星・雪蓮「ぎゃぁあああああああああああああああああああああああああああああああ！！！！？？」ﾀﾞﾀﾞﾀﾞｯ

～～廊下～～

華琳「はぁ…はぁっ！」ﾀﾞﾀﾞﾀﾞ

華琳「せ、星っ……」ﾀﾞﾀﾞﾀﾞ

星「な、何だ！？」ﾀﾞﾀﾞﾀﾞ

華琳「追ってきてないわよね！？」ﾀﾞﾀﾞﾀﾞ

星「知らぬ！」ﾀﾞﾀﾞﾀﾞ

星「それより、雪蓮殿、振り返ってくれ！」ﾀﾞﾀﾞﾀﾞ

雪蓮「なんで私が！？」ﾀﾞﾀﾞﾀﾞ

星「孫家の王はっ」ﾀﾞﾀﾞﾀﾞ

星「誰よりも前で戦うのであろう！？」ﾀﾞﾀﾞﾀﾞ

雪蓮「戦えないって！？」ﾀﾞﾀﾞﾀﾞ

雪蓮「てか、これって戦じゃないじゃん！？」ﾀﾞﾀﾞﾀﾞ

星「この意気地なしが！」ﾀﾞﾀﾞﾀﾞ

雪蓮「どっちが！？」ﾀﾞﾀﾞﾀﾞ

華琳「ま、待って！」ﾀﾞﾀﾞﾀﾞ

雪蓮「何！？」ﾀﾞﾀﾞﾀﾞ

華琳「か…華雄が、来てないっ！！」ﾋﾟﾀｯ

星「なん、だと…」ﾋﾟﾀｯ

雪蓮「……マジ？」ﾋﾟﾀｯ

華琳「とりあえず、せーので振り返りましょう！？」ﾊｧﾊｧ

星「お、応っ！」ﾊｧﾊｧ

雪蓮「はぁ、はぁ……せーのっ！」

華琳・星・雪蓮「はっ！」ﾊﾞｯ

ｼｰﾝ

華琳「……どうしましょう？」ﾌﾞﾙﾙｯ

星「……仕方がないな」

雪蓮「えぇ、そうね……」

華琳「えっ？」

星「華雄は犠牲になったのだ……」ｼﾐｼﾞﾐ

雪蓮「えぇ…華雄、私達、貴女の分まで生きるから……」ｼﾐｼﾞﾐ

華琳「ちょ、そんな訳にはいかないでしょう！？」

星「仕方がなかろう」

星「だって怖いんだもん」ﾈｰ

雪蓮「怖いもん」ﾈｰ

華琳「もん、って…」

華琳「いいから！」

華琳「とにかく音楽室に戻るわよ！」

星「それもやむなし、か…」

雪蓮「せめて、武器があればいいんだけど……」

華琳「ほら、さっさと歩く！」

星・雪蓮「はーい」ｽﾀｽﾀ

～～音楽室前～～

ﾄﾞｶﾞｯ　ﾊﾞｷﾞｯ　ｸﾞｼｬｯ

華琳「ね、ねぇ……」ｶﾞｸｶﾞｸ

星「うむ…」ﾌﾞﾙﾌﾞﾙ

雪蓮「この音…何かしら……？」ｶﾞﾀｶﾞﾀ

ﾄﾞｸﾞｼｬｧｯ　ﾒﾘｮｯ　ﾇﾙｯ

華琳「なんか、水気が音に混ざってるんだけど……」

星「もしや、食われてるのやもしれぬな……」

華琳「ちょっと！気持ち悪い事言わないでよ！」ﾋﾞｸｩ

雪蓮「まぁまぁ」

雪蓮「こうしていても仕方がないし」

雪蓮「開けちゃいましょ」

華琳「そ、そうね……」

星「もし華雄が襲われていたら？」

雪蓮「その時は、華琳を囮にする」ｼﾚｯ

華琳「ちょぉぉお！？」ﾋﾞｸﾋﾞｸｯ

星「とりあえず、三方から襲って助け出すぞ」

雪蓮「えぇ」

星「では…開けるぞ……」

華琳・雪蓮「……」ﾄﾞｷﾄﾞｷ

ｿｫｫｯ

ｶﾗ…ｶﾗ……（ゆっくりドアが開く音）

ｸﾞｼｬｯ　ﾒﾁｮｯ　ｽﾞﾌﾟｯ

『ふんっ！　ふんっ！　ふんっ！』

雪蓮「参…」

華琳「……」ｺﾞｸﾘ

雪蓮「弐…」

星「……」ｸﾞｯ

雪蓮「壱！」

ｶﾞﾗｯ

華雄「ふん！　ふん！　おらぁ！」ﾄﾞｺﾞｯ　ｸﾞｼｬｯ　ﾒｺｯ

華琳・雪蓮「アンタかwww」

星「なんだ、無事ではないか……」

華雄「ふんっ！」ﾇﾐｮｯ

華雄「……む？」

華雄「なんだ、お前達か」

華琳「華雄、何してるの？」

華雄「いや、コイツがこの楽器から出られないとか抜かしてな」

穏「雪蓮様ぁ…」

雪蓮「穏！？」

穏「胸が引っ掛かって、出られないですぅ…」

星「先ほどのバケモノは？」

華雄「バケモノ？」

華雄「……あぁ、この被り物か」

着ぐるみ『』ﾁｰﾝ

華雄「気持ち悪いから殴ったら、これが外れてな」

華雄「中からコイツが出てきたのだ」

雪蓮「そういう事ね……」ﾊｧ

華琳「いいわよ、そんなおっぱいお化け」

華琳「放っておいて、さっさとお札を回収しましょう」

星「顔見知りだと分かった途端、気丈だな」ｸｯｸｯｸｯ

雪蓮「ま、この調子だと、他のところもこんな感じでしょうね」

華琳「あぁ、あったわ」ｵﾌﾀﾞ

華琳「さっさと次にいきましょ」

星「そうだな」

星「華雄！次は美術室だ」

華雄「む？　分かった」

雪蓮「穏、頑張ってね」

穏「置いてかないでくださいぃ」

穏「怖いですぅぅ…」

～～美術室～～

ｶﾞﾗｯ

華琳「……何、コレ？」

雪蓮「すっごいボロボロね」ｸｼｮｳ

星「3時間目に……」

華雄「ん？」

星「……恋に襲われてな」

華琳「うわぁ……」ﾄﾞﾝﾋﾞｷ

雪蓮「悲惨……」ｱｷﾚ

華雄「それは…恐ろしいな……」ﾌﾞﾙﾌﾞﾙ

華琳「まぁ、済んだ事だし、もういいでしょ」

華琳「お札も机にあったし、さっさと次に行きましょ」

星「そういえば、その時に華琳殿の胸像を見つけたぞ」

華琳「私の？」

星「あぁ、確かこの辺りに……」ｽｯ

雪蓮「あら、そっくり」

華雄「これも真桜が作ったのだろうか」

華琳「今度別のも作らせてみようかしら」

星「こっちは桂花だな」ｽｯ

雪蓮「相変わらず意地悪そうな笑みだこと」ｱﾊﾊ

華琳「でも、やはり似てるわね」

星「で、これが春蘭だ」

華琳・雪蓮・華雄「ちょwww」

華琳「なによコレ！」

華琳「簡略化(ﾃﾞﾌｫﾙﾒ)され過ぎでしょ！ww」

雪蓮「でも可愛いじゃない」

雪蓮「冥琳のも作ってもらおうかな」ﾄﾞｳ?

華雄「私は月様のが欲しいな」ｲｲﾄｵﾓｳ　ｳﾝ

星「で、こっちが……」ﾋﾟﾀｯ

星「貂蝉だな」

華琳・雪蓮・華雄「まwwwたwwwかwwwwww」

華琳「相変わらずキモいわね」

雪蓮「暗がりだから一層、ね」

華雄「壊してよいだろうか」

星「こちらにあるのが……」ｽｯ

星「ねねだな」

華琳「あら、可愛い笑顔」ﾂﾝﾂﾝ

ねね「コラ！　気安く触るななのです！」

四人「！？」

ねね「というか星！」

ねね「持つところをちゃんと考えるのですぞ！」

華琳「あぁ、なんだ…本物ね」

雪蓮「顔も真っ白に塗っちゃって」

雪蓮「胸像そっくりね」ﾂﾝﾂﾝ

ねね「だから気安く触るなと……」ｸﾞﾗｯ

ねね「それより星！」

ねね「顔を持つなと言っているのです！」

星「む？」

ねね「あまり顔に力がかかると――――」ﾎﾟﾛｯ

ねね「――――あ」ｺﾞﾛﾝ

華琳「えっ？」

雪蓮「えっ？」

華雄「えっ？」

星「…………えっ？」

ねね（生首）『』ｼｰﾝ

星「ね…ねね……？」

ねね（生首）『』ｼｰﾝ

華琳「星…貴女……」

星「いや、違っ――」

ねね（生首）『だから持つところを考えろと言ったのです』

四人「…………え？」

ねね（生首）『どうしたのですか？』

雪蓮「く、首が……」

華雄「あばばばばばば」ｶﾞｸｶﾞｸｶﾞｸｶﾞｸ

四人「ぎゃぁぁあああああああああああああああああああああ！？」ﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞｯ

～～廊下～～

華琳「はぁ、はぁ……」ｾﾞｪｾﾞｪ

星「さ、先程のは、やはり……」ｾﾞｪｾﾞｪ

華雄「ねねの……」ｾﾞｪｾﾞｪ

雪蓮「いいえ、違うわ！」

華琳・星・華雄「！？」ﾋﾞｸｯ

雪蓮「あれもきっと、真桜の絡繰なのよ！」

雪蓮「そう考えましょう！」ﾈｯ?

華琳・星・華雄「」ｺｸｺｸ

～～美術室～～

ねね「ったく、アイツらも意気地なしなのです！」ｸﾋﾞﾓﾄﾞｼﾓﾄﾞｼ

～～体育館～～

ｶﾞﾗｶﾞﾗｶﾞﾗｯ

華琳「……何もないわね」

星「そうだな」

雪蓮「無いなら無いで、いいじゃない」

華雄「おっ、あちらに体育倉庫があるぞ」ｽｯ

～～体育倉庫～～

ｶﾞﾗｯ

華琳「さて、お札は何処かしら？」ｷｮﾛｷｮﾛ

星「物が多いな」

雪蓮「手分けして探しましょ」

華雄「だな」

～～恋姫捜索中～～

星「あったあった、コレであろう」

雪蓮「あっさりね」

華琳「油断は出来ないわよ？」

華雄「あぁ、気を引き締めて――」

ﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞｯ

四人「！？」ﾋﾞｸｯ

華琳「な、何の音……？」

雪蓮「馬蹄…？」

星「体育館の方だな……」

華雄「み、見てみるか…」

ｿｫｫ…

ﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞｯ

華琳「馬がいっぱい居るわね」

雪蓮「ひぃっ！？」ﾋﾞｸｩｯ

華雄「ど、どうした！？」

雪蓮「う、馬…」

星「馬？」

雪蓮「馬に乗ってるのって…」

ﾄﾞ+ﾙﾄﾞ『ﾗﾝﾗﾝﾙｰ』

四人「ぎゃぁあああああああああああああああああああああ！？」ﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞｯ

星「喋ったぁああああ！？」ﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞｯ

華琳「無理無理無理無理！」ﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞｯ

華琳「動きが気持ち悪いぃぃいいい！！」ﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞｯ

雪蓮「あんなん勝てないってぇぇえええ！！？」ﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞｯ

華雄「霞を連れて来いぃぃいいいいい！！」ﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞｯ

ﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞ――――

ﾄﾞﾅﾙﾄﾞ「……」

ﾄﾞﾅﾙﾄﾞ2「……」

ｶﾎﾟｯ　ｶﾎﾟｯ

霞「なんや、すぐ逃げてもうたな…」ﾀﾒｲｷ

翠「ちぇっ、折角踊りも練習したのになぁ」ｱﾀﾏｶﾞｼｶﾞｼ

霞「あぁ、あのキモい踊りな？」

翠「うふぉふぉうふぉふぉ」

霞「ぶふぅwww」

翠「って変な笑い方だって頑張って覚えたんだけどな」

霞「ま、役割は果たしたし、えぇんとちゃう？」

翠「そうだな」

翠「霞」

霞「ん？」

翠「折角だし、運動場(ｸﾞﾗｳﾝﾄﾞ)走りに行こーぜ」

霞「おっ、それえぇな！」

～～教室～～

蒲公英「おかえりー」

四人「ぜぇ…ぜへぇ……」ｸﾞｯﾀﾘ

蒲公英「お札は――」

蒲公英「――うん、ちゃんと3枚あるね」

蒲公英「それじゃ、娯楽(ﾚｸﾘｴｰｼｮﾝ)の時間はおしまい！」

蒲公英「もうすぐ就寝時間だから」

蒲公英「ゆっくり休んでね！」

蒲公英「それじゃねー♪」

ｶﾞﾗｯ

華琳「……」

星「……」

雪蓮「……」

華雄「……」

華琳「もう帰りたい……」ﾒｿﾒｿ

星「疲れた……」ｽﾞｰﾝ

雪蓮「お酒持ってきなさいよー！」ｼﾞﾀﾊﾞﾀ

華雄「早く寝たい……」ｹﾞｯｿﾘ

娯楽(ﾚｸﾘｴｰｼｮﾝ)終了。