「分裂する思惑」
研究員視点・組織の拠点・訓練所
デバッカとチータの部分的な人神覚醒にの報告を受け、二人はその能力を見せる事にになった。
二人にはコンビプレーは皆無だ。その為、二人で20人全員を相手してもらう事にした。
ちなみに001から020までそれぞれの能力に大差ない。
そして現在、021は偽神のような変異を起こした後に逃走し、行方不明になっている。
000には赤い光の羽が生えており、022には四肢に
どうやら報告は本当のようだ。だとすると性能も本当のようだろうが、実際に見せてもらおう。
20人全員で一斉攻撃をした・・・と見せかけて幻覚によってそう見せているだけだ。
このパターンは始めてやるから引っかかるはずだ。そう思っていたが・・・・
フッ・・・・・・
研究員A
「消えた!?」
なんと、000の姿が消えていた。そして・・・・・
ザシュッ
003
「ッ・・・グ・・・・」
ドシャッ・・・
幻覚を出していた本体が倒れた。そこには、いつの間にか000が立っていた。
幻影が消え、5人で一斉攻撃をかけたが・・・
トッ・・・・・ザザザザザシュッ・・・・トッ・・・
我々人間では視認できない速さで返り討ちにしていた。着地の隙を突いて000に残りの全員で突っ込んだ。
そこに022が現れ・・・・
ドゴォンッ!!!
正拳一発で一掃した・・・と思いきやまだ4体ほどは倒れておらず、隙を突いて挟み撃ちを・・・・
タンッ!
その時、022を飛び越える形で000が4人を・・・・
ザザンッ!!・・・・・トッ・・・
迎え討って着地した。信じられない事に、二人は一応、無意識で出来る簡単な連携が取れていた。
研究員A
「これは・・・」
研究員B
「任務で二人で同行する事によって、コンビネーションが多少出来るようになったのか。」
研究員C
「調整をしておいた方がよいのでは?あのままでは女神様と並ぶ強力な存在に・・・・」
研究員B
「完全な覚醒はまだなんだ。それは完全覚醒した後にやればいい。」
我々は、人を神とするプロジェクトの参加者だったが、あの二人以外の性能を見て悟った・・・・
あの二人が異常なのだと。そして、女神様を超えるものは実現不可能なのだと。
だから我々は、秘密裏にある計画を推し進めていた。
それは人神と偽神を女神様のしもべとして調整、教育、制御する計画だ。
この計画は上には知られていない。我々だけの計画だ。上は夢を見ているのだ。
結局は、女神様がに信仰し、女神様が治める国で暮らす事こそ、人間のあるべき姿なのだ。
幹部視点・組織の拠点・会議室
幹部A
「どうやら、000と022が覚醒し始めたようですね。」
幹部B
「ああ。これは良い傾向だ。000の記憶を消しておいたのは成功だったと言う事だ。」
幹部C
「もうすぐだ・・・・もうすぐ叶う・・・我々の悲願が・・・・・」
幹部D
「長かったな・・・さて・・・・しばし待つとするか・・・」
幹部E
「人が神に成る時を。」
この理想の為に、我々はここまで来たのだ・・・・・
手が届く・・・・人が神に成れるならば、その神が見守る新たな世界の創造を・・・・・
????視点・組織の拠点・独房
ついに・・・この時が来てしまったか・・・・・
デバッカ・・・・・私の息子よ・・・
あの時、私が神に成るつもりだった。他の誰にもさせたくないと言う理由もある。
だが一番の理由は・・・・・国を背負うのは、私一人で十分だったからだ・・・
国を治める気はない。ただ私は、いるだけの存在として国を見守ろうとしたのだ・・・・
人が営む国を・・・・しかし、結局巻き込んでしまった・・・
あの時、私がかばっていれば・・・あんな事には・・・・
いくら後悔してももう遅い・・・・まさか妻があんなに熱心になるとはな・・・・
私はデバッカを人間に戻そうと研究をしている間に、まさか不倫をしていたとは・・・・迂闊だった・・・
しかもデバッカの記憶を消し去るとは・・・・未だに信じられない。
記憶を消された影響なのか、あの優しい子が・・・ああなるとはな・・・・
今私が出来るのは、祈る事だけだ・・・・
物理的に父親を変え、実の子の記憶を消し、幹部になっている彼女を止めなくては・・・・
取り返しのつかない事になる前に・・・・・
【
世界は・・・・終わるかもしれない・・・・・
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色々おかしいかも・・・・
もしかしたら、いつの間にかキャラ設定を投げ捨ててるかもしれない・・・・