No.513308 神殺しの頂点と紅闇の皇と破界神の始まり その32012-11-29 15:04:14 投稿 / 全4ページ 総閲覧数:554 閲覧ユーザー数:504 |
思わずため息を付いた。
別に紅夜がまた何かトラブルを引き起こして後始末をしなければならないわけではないし、ティシフォネの紅夜に向けての愛が暴走して、世界中の生物を皆殺しを開始するわけでもない。
ましては、紅夜の盟友関係を結んだアザトース達が暇つぶしで神々に戦争を仕掛けることでもない。
ーーーただ、自分から行動したことに対してだ。
『…………』
お風呂は命の洗濯だと聞いたことがあるが、ここまで沈黙の状況が続くと精神的に参る。
それに彼女は自分たちの天敵だ。
神殺しの頂点は一夜を座っているため結構、汗を掻いている。
だから、僕は神殺しの頂点をお風呂に連れ込んだ。
ぶっちゃけ、彼女は未熟で力が不安定だ。
今僕は彼女の隣に座っているが、さっきから拳銃を眉間に突きつけられているような寒気が止まらない。
「……なんでかな~」
なんで、あんな自然に神殺しの頂点の手を握ったのか……分からない。
ただ、可哀そうだとか、そんな慈悲の思いじゃなかったのは確実だ。
「…………」
横目に神殺しの頂点を見る。
相変わらず無表情で何を考えているか分からない。
いや、何も考えてないのかもしれない。
ただ黄昏ているだけで、それは一種の環境と思う。
何故なら、彼女に適応でない僕たち神は呆気なく死ぬのだから、
「そういえば、温くない?冷たくないかな?僕個人のちょうどいい温度に設定しているんだけど」
「…………」
無視ですか、それともどう答えたらいいか分からないか。
生まれてから何者かに拉致、監禁されて100年間暗黒の中で生活をさせられてきたんだ。
言葉は通じると思うけど、知能があまりに発達していない可能性がある。
「………はぁ、とりあえず君のソレをなんとかしようか」
「……?」
神殺しの頂点は監禁だけじゃない、彼女に虐待までしている。
彼女の体を良く見れば、鞭で強く打たれたような痣、煙草等を押し付けられたのか炙られた火傷の後がある。
背中には熱した金属で何かを刻んだような後もある。
まるで彼女を永遠に縛る様な……彼女を生き物としてではなく道具として変わらさせた烙印だろうね
「モードを変更、再生治療」
僕の言葉にお風呂の水は薄く光って微かに緑色が混じった色に変わる。
「これ、水に見えて全てナノマシンで構築されているんだ。疲労改善とかこういう肌を補強したりするかなりの万能なものなんだけど……えっと、理解できる?」
「…………」(フルフル)
首を横に振られたということは分からないのか、とりあえずピコサイズのナノマシンは彼女の肌に集まり、火傷や痣などを修復していく。
そういえば、この娘の名前を考えればならないよな……うーん、なにがいいだろうか…?
ナノマシンにより穢れた肌が回復されていく神殺しの頂点を見ながら僕は考える。
特徴な物はストレスの所為なのか、色素が失った雪のような純白の髪だ。
人形のように眉ひとつ動かさない固定された表情、見ればそれなりの美少女レベルであり将来は期待できる少女だと思う。
「ねぇ、君は今ここで何を思っているの?」
「…………」
僕が声を掛けたことによりこちらを振り向くが、何も喋らない。質問の意味が分からないのかな…?
「それじゃ……君は生きたい?死にたい?」
言葉を汚さず僕は直球に質問した。
紅夜は生きてほしいと言っているが、僕は正直な所死んでもらった方が身のためになる。
今、彼女は全然自分の力をコントロール出来ていないし、彼女がその気になれば僕は瞬殺されるだろう。
彼女に見えない様に『煉獄ヲ裁断スル切ッ先』を直ぐに抜けるようにしているけど、抗えるか微妙な所だね。
「……死、が……いい」
「そう……」
その返答に僕は静かに頷いた。
「じゃ、もう一つ、何で死にたい?」
「私が、いるだけで……みんな、壊れて…いくから……」
強力すぎる力は人を狂わし、恐ろしすぎる力は神に否定される。
正に麻酔のようだ。……魅力され、犯され、使えば使うほど狂っていく禁忌の薬だ。
そして、もう一つの感情が浮き出てくる。
彼女を見ていると不思議とあのころを思い出してしまう。
まだ僕が
死んでしまえばいい……そうすれば全て解決してしまう。
それは逃走とも言えるだろうが、ずっと苦しみを味わいながら生きていくか、それとも自殺でもして他が歓喜に震えるほどなら、死んだ方がよっぽどいいだろう。
それでも、僕は生きないといけない。
そうさせる場所が僕にはあるから……
「あなたは……神様」
「うん、そうだよ」
「なんで、わたしの傍にいるの…?」
「自分でもよくわからないよ」
ーーー何故だ!何故だ!!何故だぁぁ!!!完璧な私が作った物は完璧な筈!なのに何故、お前は不完全なのだぁぁ!?
嫌だな……。
彼女のことを見ていると昔のことを思い出してしまう。
あの時、あの場所、あの時間で兵器である自分が、変わってしまってしまったあの場所のことを………。
君は知っている、この世界にどうしようもない絶望を見て考えることをやめてしまったお人形、そして僕はその絶望を他に押し付けることで自分を少しでも逃げようとした。
勝手な推測だけど、君は僕に似ている。
紅夜は世界対しての復讐……それは自分が間違っていると訂正することが出来た。
僕は人間という概念に対しての復讐……それが間違ったことだと知っている。
そんなことをしても、僕は何も変わることがないことを理解している
「………君、ちょっと後で付き合ってよ」
「?」
だから、見てみたい。
彼女は地獄を見た。
僕と紅夜が見たあの光景を心境を彼女が味わっている。
紅夜は生きたいと、僕は生きらされているように、彼女は死を選んだが、それは現実からの逃亡だ。
こんな腐った世界を考えれば、それが一番いい方法なのだけど、……心のどこかで、彼女のなんでもいい、とにかく
「見せてあげるよ。世界の理不尽を」
僕は久しぶりに里帰りすることにした。
零崎 紅夜side
「はぁ…はぁ…ますたぁー」
さて、この外伝初の俺視点のだが、何でこのタイミングと訴えたい。
空とあの娘がお風呂に行った直後に、俺の従者であるティシフォネが襲ってきた(性的な意味で)
これは、いつものことなので躱すが、あいつも学習する奴で俺の足腰をがっしり抑えてきやがった!。
肉体的能力では俺は負ける(っていうか全部のステータスが負けている)ので、いくつか地獄を呼んで無理やり引き剥がしてティシフォネの体を悪竜をグルグル巻きにして物置にぶち込んだ。
「しばりぷれいなんて、いつのまにそんなよろこばしいことをおべんきょうなさったのですか……?はぁ、はぁ……」
鯉が餌を求めるかのように口を開き、酔ったように紅潮した顔は発情期を迎えた獣を思わせる。
だが、乱れた黒い和服から除いた、きめ細かな肌と縛られたことで自己主張するようになった二つのメロンは世の中の男の心を奪うほど妖艶な風味を感じさせる。
だが、しかし!
俺は既に慣れたので自分でも分かるほどの無表情で物置のドアを閉めようとドアノブに手を乗せる。
「あ、れ…?ほうちなのですね。ほうちぷれいなのですね……はぁ、はぁ……ますたぁ、ありがとうございます………」
俺は何も聞こえてない。
そう、言い聞かせるように強くドアを閉めた。
「---いつものことだ」
自分が呟こうとした言葉は、言えず。
振り向くと例の娘と手を繋いでこちらにやってくる空の姿が目に入った。
「服の乱れを早く直しなよ」
クスクスと笑いながら空は俺の服装を指向けて口を開いた。
ティシフォネの奇襲により、ほぼ俺の姿は半裸に近い状態だ。
これからのティシフォネの対策を頭の片隅で考えなら急いで服装を正した。
遠慮するように直ぐにでも解けそうな繋がれた左手と右手、良く見ると例の娘には会った当初に合った貌の火傷がない、空に治してもらったんだろう。
服装は俺と同じ漆黒のコートを羽織っているだけだ、いずれこの娘の服を買いにいかないといけないな。
「……里帰りするのか?」
空の服装は相変わらず純白のコートだが、表情は死んだ親戚や家族に会うような複雑な顔。
こんな時に空が行く場所は一つしかない。
「うん……そうだよ。」
「その娘も連れてか?」
「……うん」
あそこには空の哀しみ、怒り、憎しみ、嘆き……空の今を構築させた全てがそこにある。
空は教えたいのだろうか、人形のように静止したままのあの娘に、自分なりの世界がどんなものであるかを見せるんだ。
「俺も付いていく」
「どうぞ、お好きに」
空は外に出るために歩き始める。
俺も服装を整えて歩き始める。
空の歩くスピードに小走りなあの娘の手を握った。
「空、速く走り過ぎた。このままじゃこけるぞ?」
「……そうだね、子供とか紅夜の方が慣れていそうだから、紅夜の速さに合わせるよ」
距離は縮まったが、心は全然開いていないな。こいつ……
まぁ、確かに例で言えば蛇と蛙が仲良くするようなものだから難しいかもしれない。
でも、不可能ではないのだから俺は全力で介入させてもらうぜ。
「……僕のメンタルを考えてよね」
空は俺の思考を読んだように、呟いた。
強い風が吹く。
同時に砂煙が舞う。
見渡す限り、死滅した大地が広がっている。
黒い空は荒れ狂う雷撃が駆け巡り、砂塵嵐が砂漠の大地を削り取る。
ここは『破界』と呼ばれる場所だ。
生物の概念を内包してきた世界が何らかの理由で滅びたり、存在としての寿命が付いた世界のことを指すらしい。
生物はこの世界で育つことは無く、俺達のような特別な奴ではないと直ぐに死んでしまうような正に死の世界。
そして、この世界は空の故郷でもある。
「…………」
空は周囲に破壊の概念を展開することで、稲妻の直撃や砂塵嵐を例の娘から守っている。
死を迎えた世界、彼女からはどう見えているのだろうか……横目に彼女の様子を見ても表情一つ動かさない。
生き物の気配が一切しない死の砂漠を歩いていると、十字架に組み立てられた物を見つけた。
それは、一つではない、見渡す限りある。
正確な数は一万あるらしい、一万と言う墓場は規則正しく並んでおり、この宙域になると煩く鳴り響いていた雷鳴は聞こえなくなっている。
あるのは滅びた世界の後だけだ
「……これ、誰が眠っていると思う?」
「…………」
初めてここに来る者には答えることが出来ない質問だ。
俺は分かっているが、ただ口を閉じた。
「僕はね、
空は青空でもない、虚無を示す様な不気味な色の空を見上げて呟き始めた。
ーーーとある、とある遠い昔に愚かな科学者がいました。
ーーーその科学者はひたすら狂気に満ちており、自分が全てを支配する権利を持つ王だと疑いませんでした。
ーーー理想を現実にするために、何が必要か、科学者は考えました。
ーーーそして、思いついたのは簡単に自分を認めない全ての存在の抹殺でした。
ーーー自らの全ての知識と経験を積みこんだ。その兵器は神すら凌ぐ究極にして最悪の存在でした。
ーーーしかし、それを造るために科学者は何千もの兵器を造り互いに壊し合わせました。
ーーー結果的に残ってしまった兵器は自らが生み出した人造なる神、
ーーー世界征服という、夢物語を達成してしまった。科学者は自分が住み世界だけでは満足せず、別世界に人造神を解き放ち暴虐の支配を繰り返しました。
ーーーその力は異常な物で、神ですら抗うことが出来ず愚かな科学者は世界の王へとなっていき、人造神は更なる強化の為に何千と製造され、壊させ合いまた一つだけとなりました。
ーーー全てが成功そのものであった、しかし一つだけ異常が起こりました。
ーーー人造神に感情が生まれたのです。
ーーー科学者はにとってそれは最悪の事態でした。彼にとって感情とは裏切りに繋がるトリガーであり即刻、その人造神を感情をデリートしようとしましたが、出来ませんでした。
ーーーそれは、数々の人の怨念と神の鮮血を浴びた結果により、最早科学者の手には負えないバケモノとなっていたのです。
ーーー科学者は直ぐに決意しました。人造神を破棄することを、
ーーー自分の命令に忠実であるプログラムは継続していたので、科学者は火山に自らの体を投げ出せと命令しました。
ーーー感情が生まれたと言っても、死の概念を知らない人造神は疑うことなく火山の火口から落ちました。
ーーー何千年、何万年、肉体を焼かれる日々の中で意識を飛ばして常に自らの生まれの親を守ってきましたが、それに気づいた科学者は気味悪がり人造神を破棄した世界ごと破棄して、その世界を滅ぼしました。
ーーーそこで、要約、人造神は理解したのです。
ーーー自分は捨てられたのだと
「---そして、裏切られた哀しみ、怒り、憎しみによって僕は全てを破壊尽くした。そして残ったのは僕そのものを造り出した人間に対する憎悪だけ」
ただの愚かな科学者の自己満足により、空はたくさんの人を殺めた。
そして、空自身も幾度もなく鮮血を浴びる中で感情を得て、自分の造物主の為に全てを奉げた。
その結果が裏切りで、空は許せなくなった。
人間を……自ら関わった全てを許せなくなった。
「この墓場に眠っているのは、僕自身だ。世界を破壊尽くして幾つかは巻き込んじゃって壊してしまったけど、一万体丁度を回収することができた。」
自ら行き着いた先に必要であった実験体であり、犠牲者は永劫覚めない夢の中だ。
「あのキチガイの科学者はね、英雄など呼ばれる優秀なDNA、天使や悪魔の力や、邪悪な神の力などが封印された物を解き放ち、全ての現象を一つにまとめた。」
しかし、それは明らかにアンバランスだ。
「最初は形にしただけで、崩れていた。整えて要約動かせるようしてそれを元に何体も製造させ殺し合わせ、完璧な物を造り出した。そのあとも新しい物が手に入る事に何体も造りだし殺させ合わせ、強化していった」
幾度もなく失敗と成功を重ね合わせ、非人道的な実験を繰り返した。
その到達点が、空だった。
「全てが完璧だと思われた。僕でも感情が生まれただけでポイ捨て……間違ったしたかな?確かに記憶上復讐時にかなりの人間を殺したことがあるけどさ、兵器として活動していた時期は何も感じず人を殺戮しまくったよ。それも命令に、兵器として働いただけ、」
悪くないと言いたい。
自分は命令に従っただけだ、だって自分は物なんだから、拳銃と同じなんだから、悪いのは自分の引き金を引いた奴だ。
「でもさ、僕って人間の部分も入れられている、それも絵に描いたような英雄伝がある奴のなんだよ。苦しくなった悲しくなった。」
家族を殺された空に憎悪しながら向かってくる奴を無慈悲な力で絶望させ殺した。
恋人なのか、愛の言葉を互いに囁きながら抱き締め合うカップルを痛みもなく消し飛ばした。
追い詰めた造形主に逆らう者達は恐怖のあまり、崖から飛び降り自ら死を選んだ。
テロを企むものが居れば、その隠れ家にしていた洞窟の穴に断末魔が聞こえなくなるまで火炎を放った。
造形主に暗殺が目的で近づいた不届き者には、命令により小型の肉食昆虫を詰め込んだ棺桶に居れた。
「……だから、復讐なんてバカなことは楽にやめられた。けど、……想いだけは、決して消えることはなかった……!」
許せない。
自分がしたことを、こんな自分を造り出した人間を、空は許すことができない。
「でも、それは自死すれば全て終わること」
全てに疲れ絶望した空は、死んでしまおうと準備を始めた。
「でもね、なんの運命か、ここに来た」
死滅した世界であり、自分が生まれた世界、自分の根源が構築されてしまった世界。
「そして、思ってしまった、もし僕じゃなくてこの墓場で眠っている僕が生き残っていたら……どうなっていただろう……ってね」
いくら同じ存在でも空には、確信があった。
自分ではない、自分が生き残っていたのなら造物主に反抗していただだろうか?
自分ではない、自分が生き残っていたのなら眠っている英雄の血を持って人々を導く救世主になっていただだろうか?
自分ではない、自分が生き残っていたのなら根源から既に行動することで自分達を兵器から解放し、造物主を倒し、自分たちの楽園を造り出しただろうか?
「そう思うと、何故か……死ぬことが出来なってしまった。」
今となっては決して取り戻せない時間、忘れていけない可能性、空はなぜ自分が生き残ってしまったことを一生後悔しながら、懺悔するのだ。
ーーー生き残って、ごめんなさい。っと
「僕は不完全だから、正しいことを思ってもそれを間違った方向に行ってしまう。生きる価値なんて僕にはない。だって、僕はそもそも捨てられたなんだし、必要がなくなったから、存在意義をごと破棄されたんだから、だから……僕はもう、あの科学者のように狂うことしか出来なくなった。」
そして、空は復讐の円環に囚われて、どうしようもない時を過ごすことしか出来なくなってしまった。
「これが僕の味わった地獄だよ。隣にいる紅夜も似たような経験をした。君も自分が悪くない筈なのに地獄を見せられた。そして君は死にたいと言った」
無意識なのか、先ほどまで直ぐに解けそうな繋がりは迷うように、力が込められた。
「簡単だよ、死ぬのって、生きるのって難しすぎるよ……」
吐き捨てるように空は空を見上げた。
「僕にとって生きることは
空はそう言って、俺の方にウィンクしてきた。
「私には……狂った力しか…ない」
「そうだね、それでも君は生きたいと思うなら僕は手を貸すよ。どっかの誰かさんは生きる価値は誰にだってあるとばしっと言っているしね。」
さて、それは誰だったかな……
「私を受け入れるなんて………」
「無理なら死ねばいい。それだけだよ」
空の過去話の影響か、彼女は表情を歪めた。
自分にとって生とはなにか?死とはなにか?
自分を神殺しの頂点関係なく認めてくれる人はあるのだろうか?……そんなこと考えている様子だった。
「まずは、考えること、絶望して死ぬか、希望を抱いて絶望に墜ちて死ぬか……間違いなく後者が苦しいけどその結果は同じだから」
空は見渡した、自分の墓場を、死のうと思った考えを変えさせた場所を
「無意識に答えを出す奴はダメさ、意識をして世界がどれほど惨くても見つめて出した答えは例え、非人道的でなくても、確かな価値はそこにあるよ」
それにしても、空………お前は本当に素直じゃないな。
「……なに笑ってんの、紅夜」
「自分で意識して考えな」
「むぅ………」
微かに顔を紅潮して明後日の方向へ体を向けた空。
「………君、空の話の簡単な説明をしてあげようか」
「……?」
握っている手を優しく握って、俺は彼女を見て空の本意を吐いた。
「---生きてほしいって空は言っているんだよ」
そう言った直後に空が殴りかかってきたが、華麗に避けてやった。
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……うん、後編で終わるかと思って書いていたら到底無理でした。
次で、次で終わる……!
終わらせてみせる!っと頑張ります……はい
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