No.507462

真・恋姫†無双~不信の御遣い~ 第四話

BLADEさん

第四話です。

2012-11-12 21:13:10 投稿 / 全2ページ    総閲覧数:3775   閲覧ユーザー数:3416

ゼウスさんは、信じられないという様子で僕のほうを見ている。

 

「な、なぜじゃ?」

 

「必要ないからですよ」

 

僕の声は恐らく、とても冷たいものになっていただろう。

 

「必要ないって……」

 

「ええ。必要ありません」

 

僕はピシャリと言う。

 

ゼウスさんは、納得がいかない、という様子だ。

 

まぁ、当たり前か。だいだいアニメや漫画や小説で見る限り、転生したらチート能力貰ったり、

 

美少女達にフラグを立てまくり、夢のような展開が待っているもんな。

 

「理由を説明してもらってもいいかの?」

 

ゼウスさんは、理由を聞かなければ納得できないししない、という様子だ。

 

「簡単なことですよ。もう生きたくたないんです」

 

「転生してチート能力を貰ったり、美少女達にフラグを立てまくったりできるんじゃぞ?」

 

なんか口調変になってきたな、ゼウスさん。

 

「僕はね、ゼウスさん。」

 

一拍おいて、ゼウスさんにハッキリ告げる。

 

 

 

「死ぬために、自殺をしたんです。生まれ変わるためじゃない」

 

 

 

「……」

 

完全に沈黙したゼウスさんに畳み掛けるように言う。

 

「両親に裏切られ、友達に裏切られ、そして最後には彼女にまで裏切られたんです。

 

もうたくさんなんです、裏切られるのは。

 

なにより……」

 

僕は一拍おいて、言葉を紡ぐ。

 

 

 

「人を信じるのが」

 

 

 

 

 

 

皆さんは何処で何√がいいと思いますか?

 

よければコメントお願いします。


 
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