「・・・」
ど~も、只今10歳になりました、李通こと刃で~す
いま、精神統一の最中です
なんでこんなことをしているのかって
単純に邪念を振り払おうとしているだけだよ
目の前の・・・
「ま、真桜、これ以上は、ほら、体が持たないし・・・やめてくれよ」
「大丈夫、父さんは頑丈だけがとりえだし、これくらい耐えきれるやろ!!」
「いや、流石に無理ってギャァァァァァァ!!」
うん、俺は何も見ていないよ~
目の前で真桜が、作成した爆弾を父上に投げているところなんか見てないよ~
「やめてくれぇぇぇぇぇぇ~」
「刃、ちょっと来なさい」
自分の結婚相手に目もくれていない母上登場
「何ですか?」
そういって呼び出された先で
「刃、この刀を受け取りなさい」
「この刀を、ですか?」
「これは、李家に代々伝わる刀、村正です、この間の賊討伐を見てこれを渡していいと判断しました
あなたに授けます」
きました、神から貰った武器、第一弾
妙刀村正
江戸時代に徳川から嫌われ、すべて廃棄された刀
村正妖刀伝説で有名だよね~
ちなみにこの間の賊討伐というのは・・・
ちゃんちゃんちゃんちゃ~ん(※ここからは説明です)
賊が攻めてくる
↓
なんか俺、ムカつく
↓
木刀持って相対
↓
賊撃退(ヤッホーイ)
というわけ
え、適当すぎる?
だって、説明面倒なんだもん
そして、俺は文芸と武芸に勤しみ
三年後・・・
「母上、俺は旅に出ようと思う」
「どうして?」
「この、漢の廃れている世の中を、実際に見てみたいんだ!!」
この村にはよく行商人が訪れ
この国がいかに廃れているのかを話してくれていました
現在182年
黄巾賊の蜂起、霊帝が崩御、三国時代突入まで時間がありません
それまでに、ある程度力を蓄えておかないと、この村もいずれ、戦乱の渦に巻き込まれるでしょう
全てを失う前に、行動を起こしておかなければ意味がありません
「そう、いいわ、お父さんには言っておいてあげる、明後日までに準備を整えておくから
明後日に出立しなさい」
「ありがとう、母上」
「兄さん、行っちゃうの?」
真桜が涙目で聞いてくる
「ああ、しばらくは戻ってこれそうもない」
「絶対死なんといてよ、死んだら、ただじゃ置かないんやからな!!」
「ああ、分かっている」
そして二日後・・・
村人に見送られ
俺は村から旅立った
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不慮の事故で死んでしまった主人公東野 刃 しかし、それは全て神の間違えということが発覚 元の世界には戻れないが転生はOKなのでしてもらうことに 少々のチートをもらい、いざ転生先へ!!