No.507517

真・恋姫無双 天下統一伝 第四話

yukkyさん

不慮の事故で死んでしまった主人公東野 刃 しかし、それは全て神の間違えということが発覚 元の世界には戻れないが転生はOKなのでしてもらうことに 少々のチートをもらい、いざ転生先へ!!

2012-11-12 22:26:13 投稿 / 全1ページ    総閲覧数:8379   閲覧ユーザー数:7326

「うん、迷った」

 

村に出てから一週間後、意気揚々と出たはいいが俺は完全に

 

「迷子だぁぁぁぁぁぁ!!」

 

まぁ、そのへんの小さい村なので地図なんてものはなく、

さらに俺自身重度な方向音痴

帰宅するとき自分家周辺で、1時間以上迷った挙句

お巡りさんに聞いてやっとたどり着いたくらいだもん

 

さらに、歩いて1時間後・・・

 

「あ~、えーと、俺どんだけついてないんだよ・・・」

 

現在屈強な男役20人程に囲まれている男、刃です

どう見ても賊だよね、だって・・・

 

「おい兄ちゃん、金目のもんとその刀置いていけ」

 

完全な賊の決まり文句を言っているくらいだしね・・・

なんというか、お決まりのセリフ?テンプレーション?

面倒くさいね~

まぁ、こういう輩は、説得しようにも聞かないだろうし・・・

鉄拳制裁だね (☆∀☆)

 

「おい、何ボーッと突っ立ってんだよ!!」

 

「もー、今君たちを華麗に倒す方法を考えていたところなのに~」

 

あ、心の声が(テヘッ

 

 

「…んだとゴラァ、調子乗ってんじゃねえぞ!!殺っちまえ!!」

 

「「「「「「「「「ヘイッ!!」」」」」」」」

 

あ、怒ってコッチに襲い掛かってくるね

おーおー、結構壮観な眺めだね~

 

 

虫けらどもの

 

 

ま、この人数を振り払えないようじゃ、師匠にブチ切れられるし

やりましょうか、面倒くさいけど・・・

 

「さーてと、んじゃ教育的指導だね (*´∀`*)」

 

俺はまず、抜刀で2人をなぎ倒し、そこから

 

「朧月」

 

欠ける朧月を表すように横薙ぎに一閃

これで約半数が

 

「く、クソがっ」

 

仲間を一瞬にして失ってそう罵る賊

悪いね…だけど

 

「あの世で、今まで自分が殺った人たちに詫びるんだな」

 

そう言って、賊の頭領の首を切った

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「・・・」

 

俺自身が斬った人たちに合掌する

この世は弱肉強食、強者が生き続け、弱者は即座に滅びる

賊という組織も、民から見たら強者だが、俺から見ると弱者に過ぎない

盛者必衰の理をあらわす、とはよく言ったものだ

賊といえど同じ人、元は農民などの身分の低い人が仕方なしにやっている可能性も高い

黄巾の乱も実際それで多くの人が殺された

生まれてくる時代が悪かった・・・、

なんて、只の自己完結だよな

この世を根本的に変えてやらねば

そう感慨に耽っていると

 

(パチパチッ)

拍手が聞こえてきた

 

すると後ろから槍を持った蒼髪の女性と、連れと思われる、二人の女の子が出てきた

 

「いや~見事、加勢しようと思っていたのですが、必要なかったようですな」

 

何か含みのある言い方だな・・

気にしないけど

 

「あの程度、自分でどうにかできなければ乱世を生きていけないですし」

 

「裏方で見ておりましたが、まるで剣舞を見ているように

 しなやかで、鋭い動きでしたな」

 

「まだまだ、発展途上です、もう少し精進しなければいけないから」

 

「な、なんと!?それで発展途上とは、

 やはり、世は広いもの「星ちゃ~ん、私たちの存在を空気にさせないでくださ~い」

 ・・・すまない、風」

 

眠そうな瞳をしてる少女が、青髪の女の人に指摘をしている

 

「星、名前も名乗らないで勝手に話しかけるなど、不審者と同義ですよ」

 

もうひとりのメガネっ娘がこれまた指摘を入れる

 

「・・・すまない」

 

あ~あ、テンション下がってら

 

「すみません、連れがご迷惑をおかけして」

 

「ああ、別に構わないが・・・ 君たちは誰?」

 

「ああ、申し遅れました、私は戯志才と申します」

 

恋姫を見たことあるからわかるが、これは偽名なんだよな

本当は郭嘉って言う曹操軍の軍師で37歳の若さで他界し

赤壁の戦いで曹操に

「郭嘉がいれば、これ程の大敗を喫することはなかったのに」

と言わしめた人物

有名なものといえば 袁紹との戦いの時

「公(曹操)には十の勝因があり、袁公(袁紹)には十の敗因があります。それは道・義・治・度・謀・徳・仁・明・文・武でございます」

と主君と袁紹を比較した物だ

 

「そして、こ「風は程立、字を仲徳といいます~」風、話を遮らないでください」

 

「凛ちゃん、自分の自己紹介くらい自分でできますから~」

 

これもまた曹操軍の軍師 程立 

改名して程昱と名乗る

 

有名なものといえばこれまた袁紹との戦の時

程昱が兵700で鄄城を守っていたところに、袁紹の大軍が近づいてきたという知らせが入った。これを知った曹操が兵2000を増援しようとしたが、程昱はこれを断った。兵が少なければ、相手は見くびって(或いは美意識に従って、また悪い言い方をすれば格好をつけて)見逃すであろうが、増援されれば黙って通過しないだろうというのがその理由だった。果たして程昱の読みどおり、袁紹は攻撃してこなかった

という話が有名である

 

「そして私は姓名を趙雲、字を子龍と申すもの」

 

いつの間にやら立ち直っていた青髪の子がそう言う

 

趙雲といえば有名だろう

長坂の戦いで劉備の息子阿斗を助け

後に五虎大将の一人となり

伏龍こと諸葛孔明に 我が右腕

と言われた人物だ

 

そして、三人に案内されてやっとの思いで森を抜けた

 

「とりあえず、宿をとって、それから・・・「大変だ!!賊が攻めてきたぞ!!」

 という暇はなさそうですね」

 

郭嘉・・・

じゃなかった 戯志才

がそう言った

 

「加勢するぞ!!」

 

そう言って趙雲は駆け出し

 

「・・・」

 

俺はその光景を若干困惑しつつ見ていた


 
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