タイキ達が地下で何かを行っていた頃、一足先に地上に出てきたルーテシアはと言うと。傷ついたガリューを帰し、新たに呼び出した黒いコガネムシ型の巨大な虫を使って即席の地震を起こしていた。この衝撃を利用し地下のタイキ達がいるスペースを潰してしまおうと言うのだ。
黒いコガネムシ「地雷王」も元気に活動している時、ふと地下から振動が発生した。
「???」
ルーテシアが環境探査の魔法で振動の正体を確かめようとしたら、地面から巨大な手が生えてきた。手と言っても、皮膚は緑色で見ただけでも頑丈そうなのが分かり、爪が三本生えていて、両側に突起物が広がっていた。
「うぉおおおお!!!!!」
次の瞬間、緑を基調とした色合いの皮膚を持ち、尾の先に鉄球のような物を付けた巨大なトカゲが飛び出してきた。
「ギガクラック!!」
トカゲは自分の背中に生えている腕を地面に叩きつけて地割れを発生させた。この一発で出てきていた三体の地雷王はバランスを崩した。
「スクラップレスクロー!!」
次に、自分の腕を使って地雷王の一体を掴むと、勢いを付けて別の地雷王の元へ投げつけた。
「地雷王!」
ルーテシアは、偶然うまく態勢を立て直す事に成功した地雷王の自身の力を与えた。地雷王は角を使って攻撃を繰り出すも、
「メガトンハンマークラッシュ!!」
尾についている鉄球の一振りで、逆に地雷王へ攻撃を弾き返した。
突然の事態にルーテシアが動揺していると、
「よくやった、グラウンドラモン!」
グラウンドラモンの後ろ足の裏からタイキ達が現れた。あの地下スペースでグラウンドラモンをリロードした後、グラウンドラモンが地上まで穴を掘り、タイキ達はそれに捕まってきたのだ。
「あいつら、もう出てきやがった!」
ルーテシアの傍にいたアギトが悔しがった時、突然アギトは何処からか発生したバインドに拘束された。ルーテシアも驚いたが、その後すぐに自分も同じように拘束された。
「もう逃がさないよ。」
拘束されたルーテシアの喉元にエリオが槍を突き立て、スバルやティアナが逃げられないように囲い込んだ。ガリューはすでに帰還しており、地雷王も先ほどグラウンドラモンがボコボコにしたので、事実上二人は掴まった事になる。
機動六課の面々が二人を拘束する光景を、役目の無かったタイキ達は後ろで見ており、
(相も変わらず見事の手並みだ)
と、思った。
一方、現場からさほど遠くない別の場所。ここには二人の少女が立っていた。
「どお、ディエチちゃん。視界は良好?」
髪を二纏めにし、メガネをかけた少女が、隣で大砲のような物を構えている少女に訊いた。
「うん、空気も澄んでて障害物もない。よく見えるよ。」
ディエチと呼ばれた少女は機械を操作しながら淡々と言った。
「まあ問題ないと思いますけど、いざって時のためにちゃんと待機していて下さい。」
次にモニターを開くと、通信先にいる人間に言った。
「はいはい、分かりましたよ、クワットロ。」
通信相手のメガネ少女に、通信を受けた少年は答えた。
「ところで、ルーテシア殿は捕まったみたいですよ。」
少年は、こうクワットロと呼んだ少女に言った。実際に現場では、ルーテシアとアギトの二人が管理局員に捕まっていた。
「どうする?ちょっと拙くないか、連中が捕まると。」
少年がこう言うと、
「そうですね。ちょっとお嬢様に知恵を貸しましょう。」
クワットロはこう言うと、
「ディエチちゃんはそのまま”あれ”に狙いを定めていて下さい。」
と、ディエチに告げると、通信を聞かれないように繋げる事ができる裏ワザを使ってルーテシアにこう言った。
「お嬢様、今から私のいう事を繰り返してください。」
そして問題の現場では、
「…いいの?…」
今まで黙っていたルーテシアが口を開き、皆に対してこう言った。
「大事なヘリをほっといていいの?」
当然これはクワットロがルーテシアに言わせている台詞である。最後に、
(最後にそこのチビにこう言って下さい。あなたはまた、護れないかもね)
と、告げた。チビと言うのはヴィータの事である。
「あなたはまた、護れないかもね。」
言われるままに、同じ台詞を言った。
「テメェ!それはどういう!?」
ヴィータは頭に血が上ったのか、ルーテシアに掴みかかって行った。ほかの面々がそれを止めている時、タイキはと言うと、
「ヘリをほっとく?」
周りを見ると、ついさっき救助した少女を乗せ、またシャマル達も乗っているヘリが飛んでいるのが見えた。さらに見渡すと、ちょうど同じくらいの高さのビルが目に入った。
(まさか?!!)
タイキはルーテシアの言葉で分かった、敵はヘリを何らかの方法で攻撃するつもりだと。ヘリに爆弾を仕掛けたとは思えないので、恐らくは飛び道具だろうと推理した時。
「俺をリロードしろ。」
「そしてグレイモンとメイルバードラモンと私をデジクロスさせて。」
グレイモンとメデューサモンが言った。
「お前ら、あのデジクロスは二度とやりたくないんじゃなかったのか?」
と、メイルバードラモンが訊いたら。
「「今は四の五の言ってられない!!」」
グレイモンとメデューサモンは二人同時にこう言った。
「分かった、グレイモン、メイルバードラモン、メデューサモン、デジクロス!!」
タイキはクロスローダーを掲げ、声の限り叫んだ。その瞬間、タイキが見たビルから一筋の光がヘリめがけて飛んで行った。
「何ぃ!!?」
現場の機動六課の面々は驚いた。空でガジェットを相手にしていたなのは、フェイトも一応気づく事が出来たが、今から向かってもほぼ間に合わないタイミングだった。
やがて光がヘリに到達し、大きな爆発が発生した。この一発でヘリは大破した、皆がそう思った瞬間、無傷のヘリが煙の中から現れた。ヘリの前には、青を基調とした鎧を身に着け、大剣を装備した竜人型のデジモンが盾を構えていた。
「これぞ、マルチグレイモン!!」
メタルグレイモンの火力と機動力に、メデューサモンの身軽さと武術を合わせた「大武人形態」のデジクロス。マルチグレイモンが現れたのだ。
「な、何あれ?」
レーザーを発射したディエチは驚きの声を上げた。しかし、クワットロは、
「大丈夫よディエチちゃん、こういう場合のために”彼ら”がいるんだから。」
まったく気にしていないのかこう言って、
「キサキさん、お願いします。」
モニタを開いて、通信先の相手に言った。
「了解、リロード!」
モニタからはこんな言葉が返された、
「レーザーを発射した相手はタイキ殿たちのいる場所から八時の方向ですな。」
ビルの上で行動するディエチ、クワットロの様子を映しているモニタモンはタイキに告げた。
「ヴィータ、今すぐ隊長二人に連絡してくれるか?!」
タイキはヴィータにこう告げた、しかし、
「………」
ヴィータは難しそうな顔をして考え込んでいる。でも、すぐにタイキに言われたことに気づいたのか、
「分かった!」
と言うと、空の制圧を素早く済ませ、大急ぎでこちらに向かっているなのは、フェイトにモニタモンが中継しているビルの場所を伝えた。
「何かきますな!!」
突然モニタモンが叫んだ。見ると、マルチグレイモンの護るヘリめがけて、赤い羽根の生えた巨大な翼を持つ巨大な鳥と、オウムのような姿だが両手がある鳥型デジモン「パロットモン」が飛んできていた。
「ヘリには羽根一枚付けさせねえ!!」
マルチグレイモンはこう叫ぶと、向かってくる二体のデジモンに向かって飛び出していった。
「あの赤い鳥は「アクィラモン」じゃ、飛ぶスピードも速い強敵じゃぞ。」
クロスローダー内のジジモンがこう告げた時、そのアクィラモンはマルチグレイモンの振り下ろした大剣を足で受け止め、ついでにマルチグレイモンの動きを止めてしまっていた。その隙に手の空いているパロットモンがヘリに向かっていった。
「閃いた!!」
タイキはその中で、一つ対抗策を思いついた、そして、
「ドルルモン、デジトランス!!」
と、クロスローダーを掲げて叫び、
「ティアナ、クロスミラージュと融合させるぞ。」
と、ティアナに告げた。
すると、引金を引くデジモンのいない状態で「ドルルキャノン」の姿になったドルルモンは、ティアナの持っていた銃と融合し、クロスミラージュはドルルモンの姿を模った大砲のような形に変わった。
「クロスバスター!」
ティアナは上空のパロットモンに狙いを定め、引金を引いた。クロスミラージュから発射されたドリルのようなエネルギー弾は、寸分の狂いもなくパロットモンの翼を打ち抜いた。
「ディバインバスター!!」
続いて駆け付けたなのはが、ダメ押しと言わんばかりにパロットモンを砲撃した。
墜落していくパロットモンに、アクィラモンが目を取られた時である。
「ハーケンセイバー!!」
同じく駆け付けたフェイトの投げつけた斬撃を足に受け、剣を掴む足の力が弱まった所で、
「ドラモンキラー!!」
マルチグレイモンは思いっきりアクィラモンを斬りつけた。
「あらぁ、ちょっと旗色悪いですね。」
ビルの上から様子を眺めていたクワットロは、唇をかみしめながら言った。なので、次の対策を考えようとした時である。
「雷電閃!!」
「デス・ザ・キャノン!!」
突如上空から巨大な落雷と弾丸が落ちてきた。見ると、二人の上空から、右腕に巨大な銃を装備し、背中に黒い大きな翼の生えた、目が三つある背の高い男「ベルゼブモン」と、それに掴まって黒い忍装束を着た、顔がテレビのようになったデジモン「ハイビジョンモニタモン」が降りてきた。
「奴らですな!!」
「ああ!!」
ベルゼブモンとハイビジョンモニタモンは、着地するや否や素早い動きで、ベルゼブモンはディエチを、ハイビジョンモニタモンはクワットロを捕まえた。
「観念してもらうぞ!!」
「逃がさないですな!!」
しかし、その後すぐに驚くべき事が起こった。突如現れた高速飛行する何かが、捕まえた二人を連れて行ったのだ。
また、ルーテシアの掴まっていた現場でも、ルーテシアとアギトが消え、尚且つレリックの入れ物が奪われる、という大騒ぎが起こっていた。
そして、事件の現場より少し離れた場所では、
「トーレ姉さま、助かりました。」
クワットロが自分をここまで運んだ短髪の女性に言った。
「まったく、キサキがうまくカバーしてくれたから良かったものの、あのまま捕まったらどうなった事か。」
トーレと呼ばれた女は、クワットロにこう言ったが、
「まあまあ、こうしてレリックが調達できたんですから。」
水色の髪の少女がこう言って、持っていた箱を開けた。しかし、中には何も入ってなかった。
「何も入ってませんね。」
「そんなはずはない、ちゃんと確認したのに。」
仲間たちから、何とも言えない目で見られた少女は、自分の見た映像をもう一回検めて見ることにした。
映像を見てるうちに、トーレが突然、
「レリックはここだ。」
バリスタモンの腹部を指さして言った。
「え、そこの熱反応は動力部の熱じゃ。」
少女がこう言うと、
「よく見ろ、こことここと、二つも反応もあるだろう。」
頭と腹部の両方を指さして、トーレは説明した。この手の機械は腹部にはあまり重要なパーツを使わず、人間のように頭に思考を司る部分を入れるものであり、そもそも腹部はスピーカになっているのでそこまでの熱は放出しない、と。
そして問題の現場では、ヴィータが本部へ今回の事の報告を行っていた。そんな中、
「タイキ、モウダシテイイ?」
突然バリスタモンがタイキにこう訊いた、
「ああ、そうだな。もう周りに奴らはいないし。」
タイキがこう言うと、バリスタモンの腹部が開き、てっきり持って行かれたと思われていたレリックが出てきた。
「え、なんでレリックがあるんだよ?」
ヴィータがこう訊くと、
「最初はキャロの帽子の中に隠そうと思ったんですけど。探知されても他の何かと判断されるだろうから、ってバリスタモンの中に入れておいたんです。」
タイキに変わりティアナが説明した。
「でもまあ、みんな無事でよかっ……」
突然、タイキが倒れた。その場にいたみんなは、一部を除いて一様に驚いた。ヴィータは、どこかやられたのか、と大慌てだが、
「やっぱり午前中だけでラグビーとバレーをこなして、すぐさまこの任務じゃあ体力が持たないか。」
今日一日タイキに付き添っていたディアナモンは、半ば予想が済んでいたようで呆れながら言った。
仕方ないので、タイキはこのままヘリに乗せて機動六課隊舎まで帰し、彼の部屋で休ませておくことになった。
その後ヴィータと新人四人は、外回りもかねて歩いて帰ることになったが、その途中、突然大きな音と悲鳴が聞こえてきた。その方向を見ると、
「おい!今すぐ金持って来い!!でないとこのガキの命はねえぞ!!!!」
覆面を被った男が、傍にいる子供に凶器を当てて民家に立てこもっていた。
その子供の母親と思われ女性が必至になって助けを求めているが、皆一様に、
「無理ですよ、管理局に頼んでください。」
とか、
「急ぎの用があるんです。」
とか言って、素早くその場からいなくなってしまう。薄情ではあるが、ある意味では普通の反応である。
この様子を見ていたヴィータは、
「薄情な奴らだな、こうなったらアタシが。」
と、いの一番に飛び出そうとした。しかし、
「やめておきなよ。」
突然現れた少年に止められた。
「君の服装から考えて大方、管理局だその子を放して大人しく出て来い、って言って、出てこなかったら実力行使でどうにかするつもりなんでしょう。そんな事すれば人質の子供はただじゃ済みませんよ。」
言ってしまえば、ヴィータは見た目が幼いので、少年は気を使って止めたつもりなのだろう。と言っても、彼にもこの事態をどうにか出来るとは、皆にも思えなかった。
(これがいわゆる”男の娘”か。)
彼の容姿は、その場にいた者が全員こう思うほどの、華奢な体付きと色白で可憐な顔立ちをしており、ぶっちゃけると女の子にしか見えない。そんな彼の表情には、絶対の自信が満ちていた。そして、
「あなたがたのやり方では埒が明きません、ここは俺に任せてください。」
少年はヴィータ達にこう言い残し、近くにあった工務店に行くと、
「すいません、ちょっと貸して下さい。」
店主にこう告げて、持っていたコートのような上着に黒いペンキを塗り始めた。ちなみにこの世界のペンキは、色がはっきりして塗った後すぐに乾くばかりか、水で洗えば簡単に落ちてその上他に色が移らない優れものなのだ。
ペンキを塗り終えると、少年はそのコートを羽織り、首から十字架のペンダントをかけた。
「なるほど、尼さんになりすまして近づこうという事か。」
様子を見ていたティアナは彼の行いを分析しながら言った。
「確かにあの姿なら一番警戒されにくいですね。」
エリオも関心しながら言った。
そのうちに、白いフードを被り見た目は完璧に尼さんになった少年は、近くのコンビニからお菓子やら弁当やらを沢山持ってくると、民家の前に立った。
「私は尼です。ご覧のとおりあなたに食べ物をお持ちしました。」
少年はこう言って胸の前で十字をきると、持ってきた食べ物が入ったかごを見せながら言った。
「……そうか、入りな。」
男は少し考え込むと、少年にこう告げた。
そして、少年はゆっくりと民家の中に入って行った。
「やった、一つ目の問題はクリアだ。」
その様子を見ていたスバルがこう言うと、
「あとはどうやってあの子を救出するかですね。」
キャロがこう言って、隣のヴィータを見た。しかしヴィータは難しい顔をして考え込んでいた。
(今になって思えば、アタシはほんとに短慮すぎる)
今起こっていることも、冷静に言えば彼の言うとおりだった。あのまま自分が行っていれば、彼が言うとおり「管理局だ、その子を解放しろ」とでも言っていたはずだ。その結果頭に血が上った男は子供に危害を加えていただろう。
他にも、先ほどの現場でもそうだった。ルーテシアの言った言葉の意味を冷静に考えていれば、自分たちだけでもあの自体をどうにかできたはずなのだ。今回はマルチグレイモンがいたから良かったものの、もしマルチグレイモン、そもそもあの場にタイキがいなかったらどうなっていたか。ヘリを砲撃され、救出した少女、シャマル、ヴァイス、三人の命が失われていただろう。
考えてみれば、次々に反省すべき点が浮かんできた。
「あの、ヴィータ副隊長?」
今になって、キャロが顔を覗き込んできた事に気が付いた。
「彼、民家の中に入りましたよ。」
エリオにこう報告され、
「とにかく、何があってもいいようにいつでも突入できるようにしておけ。」
みんなにこう指示し、アイゼンを構えた。
そして、民家の中の少年は、問題の子供と男がいる部屋に着いた。
「よし、持ってきたものはそこに置いておけ。」
男にこう言われたので、言うとおり指定された場所にかごを置いた。その時、うっかりペンキを塗り忘れた部分があらわになった。
「テメェ!だましやがったな!!」
その途端男は凶器を持って少年に飛びついた。しかし少年は少しも慌てず、着ていたコートを男に投げつけた。
外で待ち構えていたヴィータ達の耳に、中で何かが暴れているような音が聞こえてきた。
「ああ、ばれちゃったの?」
スバルが驚くと同時に、
「お前ら、突入するぞ!!」
と、ヴィータは叫んだ。
すると、窓ガラスが割れて覆面を被った男が飛び出し、その後から少年が飛び出してきた。少年はそのまま空中で男を捕まえると、両腕を後ろから掴んで思いっきり引っ張った。
男は今の一撃で両肩がはずれ、受け身が取れないまま地面に落ちた。その後、人質となっていた子供も入口から出てきた。
「よかった、子供にけがはないみたいですね。」
様子を見るにとどまったスバル達は、皆一様に胸をなでおろした。
「あれ?あいつどこ行った?」
ヴィータは慌てて周りを見回したが、肝心の少年の姿はどこにもなかった。
次の日、ミッド全域で発刊されている新聞は、皆一様にこの記事が載っていたという。
カットマン
「カットマンと。」
モニタモンズ
「モニタモンズの。」
全員
「デジモン紹介のコーナー!」
カットマン
「今回のテーマは、この小説のクロスハートのオリジナル構成員ナンバー3「グラウンドラモン」だ。グラウンドラモンは翼が変化した巨大な手を持つ地竜型デジモン。必殺技は背中の腕で相手を押しつぶす「スクラップレスクロー」尾の先端についているハンマーで相手を殴る「メガトンハンマークラッシュ」全身を地表にぶつけて地割れを発生させる「ギガクラック」イメージCVは「中井和哉」さんだ。」
モニタモンA
「背中の腕は、高速で地面を掘り進むためのものですな。」
モニタモンB
「さらに、鱗にはファンロン鉱が含まれ、とても頑丈ですな。」
モニタモンC
「どうやってクロスハートに入ったの?」
カットマン
「設定の上では、デジタルワールドのドラゴンランド出身。ドラコモンと一緒に穴を掘っていた所を見つかり、ドルッピクモン討伐後にクロスハートに入ったんだ。ちなみにその後の戦いで、思っていた以上に強かったことに皆驚いたんだとか。」
全員
「それじゃあまたね。」
次回予告
機動六課に査察が入ることになった。はやて達はなんとかタイキの存在をごまかそうとするも、厄介な相手が査察に現れた。
次回「事を知る者」
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第十一話 機動六課のとある休日、後篇