第六話 「学校へ行こう!(強制)」
「おはよぅ・・ふわぁ~」
「おはよう、あらあらまだ眠たそうですね」
「翼、顔洗いにいこっか」
朝は弱い自分であります。さて、姉に連れられ洗面台へ。顔を洗い、カレンねぇに顔を拭いてもらってます。正直言って、嬉しさ恥ずかし差の方が上回っていますこんちきしょー!!!(それでもやっぱり嬉しかったり)代わりに俺はカレンねぇの髪を梳いてます。
「翼くん、カレンさん、朝ご飯ですよ。」
お母さんに呼ばれて二人仲良く居間へと向かう。そして家族三人そろって朝食。メニューはトーストにハムとサラダにスクランブルエッグ。スープはオニオンで冷たい紅茶もあるんです。
「いただきます!」×3
お母さんがいきなり発言をしたのは、そんな朝食の時間にでした。
「翼くん、カレンさん。お二人には今日から学校に行ってもらいますが、何か問題はありますか?」
「ふ~ん学校か、わか・・・・はい?学校?」
「お母さん、今日から?ちょっといきなり過ぎない?」
「いいえ、それに二人ともまだ子供の姿なんですか学校に行くべきです。二人には聖祥大付属小学校の6年と3年に転入してもらいます。もう書類とかは送ってある・・・というよりマスター権限(この世界を管理する神様だから)でおこなったので問題はありません」
神様ぱないっす。聖祥って確か、なのは達が行ってた学校だっけ?てか制服あるの?
「ふふふ、ぬかりはありませんよ?翼くん。制服もきちんと用意してあります!」
そう言って二着の制服を取り出すお母さん。なにやらババーンという効果音も聞こえた気がした。
「翼の制服姿!!」
なにやらカレンねぇから、ちょっと危険な感じがするんですが・・・
「勉強道具とかは?」
俺はまじめなのできちんと確認!これでも前世?では優等生だったんだ!!そこぉ、この前地図忘れて迷子なったとか言わない!!おい!作者笑ってんじゃねぇ!!メタ発言は禁止?知るかあああぁぁ!!
「そちらもきちんと用意してますよ。さて、ご飯食べてしまいましょう?冷めてしまってはおいしさ半減です。学校にはあいさつのために私も行きますから」
朝食を食べ終え、制服に着替え(カレンねぇが手伝うそして抱きつかれる)、勉強道具が入ったカバンをしょって居間に集まる。カレンねぇに当たり前のようにまた抱きつかれる。
「うぐ、カレンねぇ・・・くるしい」
「あぁ、ごめんごめん」
そう言って力を緩めてくれる。うん、優しい姉が持ててうれしいですよ?だけど離れてはくれないんですね。
「あらあら、それでは時間もあれなので行きましょうか」
そして、三人仲良く手を繋いで学校へ向かう。お母さん真ん中、俺左、カレンねぇ右である。
~聖祥大付属小学校(以降学校)職員室~
「それではお願いします。それじゃ、二人とも頑張ってくださいね?」
お母さんはそう言って、先生方にもう一度頭を下げて帰って行った。
「それでは、カレンちゃんはこっちだから」
「はい、それじゃ翼。また、お昼にね。」
「うん、屋上でいいかな?」
いいよと言って担任だろう先生について行くカレンねぇ。
「それじゃあ、こっちもいこうかかしら翼くん」
「はい、よろしくお願いします」
そうして俺も担任について行って自分のクラスになるだろう教室へ向かった。
~翼のクラス~
「それじゃ、呼んだら入ってきてね」
そう言って先生は先に教室へ入っていく。連絡事など言い終わった後先生が
「みんな~、実は今日このクラスに転校生が来ます」
その一言で、このクラスはおおいに盛り上がった。・・・転校生ってめったにこないもんな~そりゃうるさくなるわな
「入ってきて」
呼ばれたので、少し緊張しながらも入る。大丈夫だ丈夫冷静に冷静に。素数を数えればいいのか?
『・・・・はぅ~』
教室に入ったところで、クラスの中から女子の見とれたような声が多数聞こえる。さすが、ジェネシスの姿(子供版)!!・・・けど小学生だよね?いいの女子?最近の子はいろいろと進んでいるのか?男子からも若干かっこいいとかの声が聞こえたりする。あ、少し優越感。
「それじゃあ、あいさつお願いね」
あ、何も考えてなかったわ。まぁ、適当にでいいかな?
「初めまして、紅月 翼です。こっちには来たばかりなので仲良くしてくれたら嬉しいです。これからよろしくお願いします。」
そう言ってにっこり。また、女の子達から感嘆の声が・・・ジェネシスぱねぇっす。あいさつは・・・ちょっと子供らしくなかったかな?
「えっと、それじゃあ翼くんの席は・・」
「はいは~い、先生!私の隣空いてま~す。」
あれは、アリサ・バニングスか?アリサ(仮)が先生に手を挙げてそんなことを言っている。・・・あれ?アリサ(仮)の隣って空いてたっけ?マスター権限です!あれ?!何処からかお母さんの声が聞こえた気がした。
「あ、ほんとね。それじゃあ翼くん。アリサさんの隣に」
「わかりました」
そう言ってアリサの隣まで行く。
「初めまして」
「初めまして!私アリサ・バニングス!よろしく!!わからないことがあったら何でも聞いて!」
「あぁ、よろしく」
そして俺とアリサは握手をした。・・・元気いいな。てか・・・これが本物の金髪かめっちゃ反射してるぜ?
授業ははっきりと言って・・・暇だった。うん、つまらん。なにこれ・・・一種の拷問?
なので、道具を鞄の中から見つけた、謎のデバイス「Une Croix Sang
」略称サン(命名俺・形状が赤い十字架のネックレスだったから)念話で話せたので、アニメのなのはの訓練ができるか?と聞いたところもちろんと言われたので即やった。
なのは同等の魔術訓練しながら魔法を自作してみた(ほらネギま!!の主人公のネギ君も自分で作ってたじゃん)。
訓練に関しては「すばらしいですバディ」と参照されるほどだった。この体はとても学習能力が高いらしい、今回ので実感した。つまりはチートだな。自作魔法の方はエヴァの闇のゲートをちょろっと弄って時空空間つまりFate/staynightのあの英雄王のゲートみたいなものに改造してみた。しかしこっちは道としても使えるので向こうよりも非常に使いやすい。
・・・なぜか闇のゲートの中には、ネギまとかの魔法アイテムやFFのマテリアルが入っていたりと・・・たぶんお母さんの仕業かな?
(その時のジェフィエル)「えくしっ!・・・ん・・、誰か私の噂でもしてるのでしょうか?」
他には身を隠し逃げるための闇の霧や、相手の攻撃を反射する闇の万華鏡などなどなぜか闇と名のつく魔法ばかり作っていた。それの実験台に九喇嘛(ナルトの九尾ね)の精神世界に行って魔法を試してみたら怒られてぼこぼこにされかけた。許してもらうために「人型になれる魔法をつくったるよ?」と言ったらしぶしぶ許してくれた。
いろんなことを頭の中でしていたらついに時間がきて昼休みとなった。俺は思考(修行?研究?)を打ち切り、カレンねぇと屋上であう約束をしていたので屋上へと向かった。
階段は来る途中できちんと確認していたのですぐに屋上に。そして俺がそこで見たものとは・・・・・・・
~アリスside~
「すずか~ご飯食べよう」
「うん、そうだね。なのはちゃんいこ?」
「あ、うん」
なんか、最近ちょっと元気がないっていうか、なんか暗いのよねなのは。なにかあったのかしら?
「あ!転校生誘わない?」
確かになのはの方も気になるけどは今はこっち、転校生君よね~!
「私はかまわないよ。なのはちゃんは?」
「私もいいよ」
「よっし、それじゃ・・て、いないじゃない!」
もう、せっかく誘ってあげようと思ったのに!どこいったのよ!!
「まぁまぁアリサちゃん。また今度誘う機会はあると思うから、今は屋上に行こうよ」
「そ、そうね。それじゃ行きましょう!」
私たち三人組は他愛ない話をしながら屋上へと向かう。そして屋上の扉の前に誰かが立っていた。
「あれ?あれ紅月君じゃないかな?」
転校生の紅月だった。けど、なんかポカーンとしたような顔をして扉を開けた先を見ている。
「ねぇ何見てるの?早く出なさいよ」
私は気になりながらも翼をせかす。私の声で我に返ったのか
「あ、あぁ。すまない」
そういって彼はどうようしたまま屋上へと出る。
私たちも彼に続いて出て、そして見た。赤い髪の自分たちよりも年上の女の子が男の子を組み伏せているところを。
~sideout~
~学校屋上~
カレンねぇはメガネをかけた男の子を組み伏せていた。訳が分からない俺にはもう一言しか言えなかった。
「カレンねぇ・・・なにやってんの?」
「あ、翼遅かったね?ん~と、・・・撃退?」
そう言ってカレンねぇははにかむ。可愛いなちくしょ~!じゃなくて
「撃退って、なにがあったのさ」
「えっとね~、なんか屋上で翼のこと待ってたら~」
~回想~
「あ、あの!!」
「ん?」
「えと、その、か、カレンさん!!ひ、一目惚れなんです!付き合ってください!お願いします!本気です!(ズイズイズイズイズイズイ!!!!)」
「え、ちょっと、待って、・・・ねぇ、話しきいて・・・・・・・・・ぶち!!」
「カレンさ・・・あれ?」
「・・・うるさああああい!!!」
どしいいいぃぃぃぃぃぃぃん!!!
相手の腕をつかみ捻りあげて投げ、そして腕を後ろに回して動けないように固める。ついでに頭を踏みつける。
~回想終了~
「て、感じなのよ」
ふ~んなるほどね、OK了解した。俺もちょっと言っとこう?
「OK、OK・・・起きてるかい、おにいさ~ん?」
「う・・あ・・き、君は?」
「僕は弟の翼っていうんだけどさ。・・・カレンねぇと付き合いたいなら俺を倒してからにしてね?」
言ってみたいよね?俺を倒してからって台詞。そう言って倒れてたメガネ君を蹴り上げて立たせる。痛みはないはず。
「うぇ、・・・・う、うわぁ~~~」
そう言ってメガネ君は涙を流しながら走って屋上から出ていった。あ~あ~男が泣くなよ。ま、あの元気さなら痛くはなかっただろう。そんな彼の背中に俺は、
「攻めすぎる男は嫌われるよぉ~!!」
彼に聞こえたかどうかは知らんが・・・まぁ、いいか。
「翼その子たちは?」
そして俺はカレンねぇの一言で気づく。・・・なのはたち三人がポカーンとしながら立っていた。
「あぁ、クラスの子だよ・・・・えと・・アリサさん?」
アリサは俺の言で「はっ!」と気づいたようでなのはとすずかを揺さぶって・・・なんか見てると寝ぼけてる人を起こしてるように見えるな~。
「あのさ、転校生・・・その人は?」
今度はアリサか。・・・はぁ、え~と
「カレンねぇ、俺の姉さんだよ」
「ぱ、パワフルなお姉さんだね」
苦笑いぎみのすずかが言うが、
「そんなことはないよ、俺の自慢の姉さんさ」
「翼~、嬉しいこと言ってぇ」
案の定抱きつかれる。さすがにこの三人組もカレンねぇの過度なブラコンには引き気味である。
その後、なのはたち三人組みも含めた五人で昼食を食べる。食べながらそれぞれの自己紹介をしたりする(実はなのはたちの自己紹介を聞いてなかったりする)。
カレンねぇとなのはたち話し初め俺はそれをすこし遠くから眺めるように聞いていた。そして、そんな時間はすぐに終わり終了のベルが鳴る。
「あ、鳴っちゃったね。それじゃなのはちゃん、すずかちゃん、アリサちゃんまたね。私は自分のクラスに戻るから。それじゃ翼、放課後にね」
「うん、またあとで」
カレンねぇは先にクラスに戻って行った。
「それじゃ、私たちも戻ろうよ」
アリサのその一言で俺たちもクラスに戻った。
俺は午後の授業もクロスを使って修行を続けた。途中で当てられたりもしたが余裕で答えれた(まぁ、小学校の問題なのだから逆に答えれなかったら逆に危ないな)。
~放課後~
「それじゃ、またね翼!」
「ばいばい、翼くん」
「また明日なの!」
そう言ってなのは三人組は仲良く帰って行った。だがやっぱりなのはの顔には若干の陰りが見えた。
「翼、私たちも帰ろうか」
「そうだね」
俺たち姉弟も家路につく。帰り道は今日行った授業(修行・訓練)の話や他愛ない話をしながら歩いた。
~自宅~
家に着いたらうがい手洗いをすませ、夕飯を食べ、風呂に入る(また縛り付けた)・・・そして!
「あら、翼くんどうしました?」
「うん?あぁ、影のゲートに見つけたアイテム使おうと思って」
「あ、もしかしてあのアイテムですか?入れといて正解でしたね」
そう、お母さんが言ったあのアイテムとは・・・なにを隠そうあのネギまの訓練に使われた「ダイオラマ魔法球(女神改造版)」!!
「そう、ダイオラマ使いたいんだけどどっかいいスペースない?」
「それなら地下室がありますよ?」
OK、OK地下室ね・・・地下室?
~自宅 地下室~
広い、普通に住めるぜここ・・・まぁこれだけスペースがあれば。
「ここは翼くんの好きに使っていいですから」
「わかった、ありがとうお母さん」
俺はそう言いながらダイオラマをセットし早速使うことにした・・・時間はどうしようか、原作のままでいいだろう。さて、入るか。そんなことを思った俺にお母さんが、あらあら言いそびれるところでしたと言って転送しかけの俺にこう告げた。
「そのダイオラマの中は一つの大陸みたいにしてまして、北は寒冷、西は砂漠、南は火山、東が森林となっています。あと、モンハンのモンスターたちがいますからいい修行にもなると思うので頑張ってください。中央には湖に囲まれたコテージがあるのでそこを拠点に使ってください。コテージにはに特製アイテムを置いときましたので使ってみてくださいね」
・・・・モンハンのモンスター?そりゃ、修行には困らなそうだけどG級とかじゃ
そんな思考を最後に、俺は魔法球の中に入った。
鎖「どうもどうも、作者です。えぇ、前回のあとがき?雑談のようなものでタイトルを募集したところ。きちんとコメントが来たので考えて今回のタイトルに変えました。次回からは『リリなのの世界で片翼の転生者は何をする』にします。PS:なぜ魔法少女じゃないかというと、まどまぎもあるから」
翼「おい」
鎖「あ、翼くんなんです、ぐはぁ!!!」
翼「迷子のこと笑いやがって!!」
鎖「止めて誰か止めて!!潰れちゃう!俺の顔潰れちゃう!!」
翼「口寄せの術!!」
鎖「え?」
ひゅーーーーーーーーー
鎖「いやいやいやいやちょっとちょっと!!!それはだめでしょう!!!」
翼「潰れろ!!」
鎖「九尾よぶなやああああああ!!」
ぷち!!
どしいいいいいいいいいいん!!!
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ちょっとタイトル長くなってしまいましたが・・・愛嬌ということで許してください。
本日も駄文ワールド!ご感想や誤字などの指摘もお待ちしています!
いやいや・・・戦闘描写って難しいですね。今回は書いてないですが(笑)
それではどうぞ