第五十一技 新婚生活の準備!
キリトSide
はれて夫婦となった俺達だが、なにかが大して変わるわけでもない。
変わるといえばアイテムやコルが共有されたりなど、
他にも細々したことはあるけれど大体はそんな感じである。
俺達は起きてきてから朝食をとり、食事も済んだのでいまは休憩している。
「そういえばその、結婚したからアイテムとか共有になったんだよね。見てみてもいいかな?」
「そんなの気にしないでみればいいさ……夫婦なんだからさ」
俺があっさりとそんなことをいったものだから、アスナは顔を紅潮させるもニヤけてしまっている。
そんな顔も可愛いと思う。え、リア充爆発しろって? 断る。
「えへへ////// それじゃあ拝見しま~す。
どれどれ、キリトくんが持っていたアイテムはどんなもの…が………」
「どうした、アスナ?」
なぜかアイテム欄をみて固まったアスナ。
気になったので俺も覗いてみたが……、納得した。
俺が持っていたアイテムとコルをみて固まったのだ。
「お~い。アスナ~(つんつん)」
「(はっ!) キ、キキ、キリトくん! なにこれ!?
S級レアアイテムがこんなにあって、お金も七千k(七百万コル)って、ここ、こんなに!?」
俺がつついて正気を取り戻したのもつかの間、すぐに混乱をし始めた。
「アスナそういうのは後にしてさ。早く出かけようぜ」
「え、出かけるって、どこに?」
俺はアスナの手をとって立ちあがらせると笑ってこういった。
「どこって、もちろん。新居を探しにだよ!」
「いい家があってよかったな」
「ぅ、うん//////」
俺とアスナは不動産屋から出てきたところだ。
相手はこちらが男女でしかも家を探していると聞くと新婚ですか?と聞いてきた。
俺がそうですと答えると、目をぱちくりさせてから大笑い。
どうやらからかうつもりだったのらしいのだが、
俺が普通に答えたのが気に入ったのか湖面近くのいいログハウスを紹介してくれた。
しかも通常の価格から2割ほどまけてくれた。
それなりに値が張る家を買ったからかもしれない。
その家をすぐに購入して、鍵を受け取っていまその家に向かっているのだ。
「キリトくんすごいよ! 綺麗な眺め~」
「あまり外周には近づくなよ。はしゃぎ過ぎて落ちるぞ」
アスナは大丈夫、大丈夫といっているが俺がハラハラしているのは内緒だ。
俺はアスナの傍に行くとその体を背中から、軽くだが抱きしめる。
「アスナは温かいな…」
「キリトくんだって温かいよ…」
アスナは俺が回した手をそっと握り締めてくれた。
しばらくしてからログハウスのなかに入ったのだが、やはり価格が張っただけあって中もいいものだった。
キッチンもしっかりしておりベッドも二つあって(他の部屋にはキングサイズのベッドもあったが…)、
家具の
俺達はアイテムなどをそれぞれの保管場所になおした。
「さて、どうするか…」
「う~ん…。あ、そうだ! キリトくん、みんなにメール送ろうよ!」
そういえばそうだな。
大事な事があったんだ、連絡くらい入れておかないとな。
「それじゃあ、なんて送ろうか?」
「そんなに凝ったものじゃなくていいさ。普通に『結婚しました』でいいんじゃないか」
変に凝ったものにすると疑われるかもしれないからな。
「そうだね。え~っと『わたしとキリトくん、結婚しました!』っと、送信!
よし。あ、丁度いい時間だね。キリトくんお昼にしよう」
「ああ、わかった」
アスナが言うように空腹もおとずれてきたので昼食をとる事にした。
こういうのが新婚なんだなぁと思ったりした。
あ? 爆発しろ? だが、断る!
キリトSide Out
一方その頃、キリトとアスナのメールが届いた人達はというと…。
「「「「「「「「「「なんだってぇぇぇぇぇ!!!!!」」」」」」」」」」
驚愕していた……。
To be continued……
後書きです。
今回から新婚編・・・。
といいますが最初はほのぼのも含まれています。
そして新婚編が終われば、みなさんお待ちかねのあの女の子も登場します。
是非待っていてください。
それではまた・・・。
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第五十一話です。
今回からイチャラブが多くなりますが、
この話はほのぼのかもしれません。
それではどうぞ・・・。