第2話 張飛と張苞
ここは幽州は山の頂上にある山小屋に二人の姉弟がいた。
二人の両親は二人が小さい時に祖父と一緒に山に遊びに行っている間に、
賊に殺され村までも焼き払われていた。
その後は祖父と姉弟、三人で賊に見つからない様に山にあった小屋で
暮らす様に為って
二人は祖父に育てられて元気に育ったが、数日前にその祖父も他界してしまい
姉弟は二人で生きていく事を決めたのだった。
二人の生活は山の山菜を採りに行ったり動物を狩りしたりしていたが収穫が少ない時は、
村まで行き食料を買いに行っていた。
だが、この生活も長くは続かず路銀も無くなって山での食料調達が少ない時は
村の食べ物を盗るように為ってしまっていた。
???Side
鈴々は姓が張、名が飛、字が翼徳、真名は鈴々なのだ。
鈴々達はじっちゃんに育てられたのだ、でもじっちゃんは病気で死んじゃたのだ、
だから鈴々達は二人で生きていく事を決めたのだ。
鈴々には弟がいるのだ、姓が張、名が苞、字が子昂、真名が
今日は悠々が山に行って食べ物を採りに行っているのだ、だから鈴々は小屋で
留守番をしているから退屈で死んじゃいそうなのだ。
本当は鈴々が、毎日行くと言ったけど悠々が「悠も行って見たい」と言うから、
仕方なく悠々にも行く事を許したのだ。
悠々の収穫率は上々なのだ、鈴々が採りに行く量よりかは少し少ないけど、
一日を過ごすのには困らないのだ。
「鈴ねえちゃ~~ん」
悠々が帰って来たのだ、もう鈴々はお腹がぺこぺこで我慢出来なかったのだ。
「悠々遅いのだ!!何処まで行っていたのだ?もう鈴々はお腹がぺこぺこなのだ」
「ごめんよ、鈴ねえちゃん山に食料を採りに行ったんだけどあんまり採れなくて村まで行って盗ってきたら遅くなったんだ」
「そうなのかぁ、それなら良いのだ!さぁ早く食べるのだ」
だから、こんなにも遅かったのかぁ~それじゃ仕方ないのだ。
「鈴ねえちゃん、食料あんまり多く盗れなかったけど足りるか?」
「大丈夫なのだ、明日は鈴々が食べ物を採りに行くから悠々もいっぱい食べるのだ」
そうなのだ、明日は鈴々の番だからこれよりももっと多く採って来れるから
大丈夫なのだ。
「わかったよ、鈴ねえちゃん、それで村で聞いた話があるんだけど良いかなぁ?」
何か悠々の様子が変なのだ?
「らぁんらぁのだ?」
悠々Side
悠は、今日村で聞いた話を鈴ねえちゃんにする事にした。
「村の人達が言ってたんだけど幽州内で盗賊や山賊を討伐しながら、世直しの旅をしている姉弟がいるんだって」
「そんな姉弟がいるのかぁ~、凄いのだなぁ~」
鈴ねえちゃんは、びっくりするどころか凄いなぁ~と驚きもせず尊敬する様な
返事を返して来た。
「でも鈴ねえちゃん、その姉弟に村の人達が頼んだら悠達の所に来るんじゃないのか?最近は、村の食べ物を盗ってばっかりだし」
「そんな奴等が来ても鈴々がぶっ飛ばしてやるのだ!!」
やっぱり鈴ねえちゃんは、すごいなぁ~
「そうだよな、鈴ねえちゃんに敵う奴なんかいないもんな!!」
「そうなのだ、鈴々と悠々でその姉弟をぶっ飛ばしてやるのだ!!」
「うん、わかったよ。悠も鈴ねえちゃんの足手まといに為らない様、頑張って戦うよ!!」
「大丈夫なのだ、鈴々も悠々も強いから負けないのだ!!」
そうだ、絶対負けない必ず返り討ちにして追い返してやる!!
その姉弟が来たらぶっ飛ばしてもう二度とここに来れない様にしてやる!!
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この物語は、桃園の誓いをした6人の姉弟の物語である。
張飛と張苞編