風月荘・龍吉、真理子の部屋。
そこにセシリア、ラウラ、簪、スコールが居た。
「悪いね、わざわざ自由時間削ってこの部屋に来て…」
「いえ、別に構いませんわ」
「取り合えず、これをどうぞ~♪」
真理子はそう言うと、セシリア、ラウラ、簪にジュースを出した。
なお、スコールにはワインを出した。
すると、真理子の目がキュピーンと光ったと思うと、セシリアの浴衣をスカートめくりの要領でめくった。
「きゃぁ!」
「ふむふむ、色は黒だけど少し派手…勝負下着か……夜にジンちゃんを襲う気だね?」
「あ、いや…その……」
真理子がにやにやして言うと、セシリアが顔を真っ赤にしてうろたえていると、ラウラ、スコールは心の中で勝ち誇っていた。
(甘いな…私は既にファーストキスをした仲だ!)
(あら、大人のお姉さんの魅力の方が魅力的よ…)
(2人共、何を考えているんだろう…)
すると、龍吉が4人に聞いた。
「所でキミ達はジンちゃんの何所が好きなの?」
龍吉がそう言うと、4人が顔を赤くして言った。
まず、最初はセシリアから始まった。
「わたくしの場合は…そうですね、ミステリアスで優しい所ですね」
そう言うと、ラウラが言った。
「私は…強くて優しい所だな。私の嫌っている所を綺麗だと言ったからな…」
ラウラはそっと眼帯を触れて言うと、簪が言った。
「神崎君の好きな所は…私の憧れるヒーローで優しい所です」
最後にスコールが言った。
「そうね、私は…可愛くて、優しい所ね!」
それを聞いた龍吉は笑っていった。
「ジンちゃん、モテモテだね~ジンちゃんは優しいし、料理もできるし、早くしないと取られちゃうよ」
「でも、コレだけは言えるわ。ジンちゃんに軽い気持ちで付き合っていると後悔するわ」
真理子が真剣な表情でそう言うと、ラウラはある事を思い出した。
ジンヤが白騎士に対し、憎悪を出して憎いと言った事に…
「…どういう事ですか?」
「この事は内緒だよ。実は……」
龍吉が言った事にセシリア達は驚愕した。
一方、箒は外から龍吉が言った事を聞いてしまった。
(なんだって、神崎にあんな過去が…)
少し考えて箒は思った。
(取り合えず、これは墓まで持っていくか…)
一方、ジンヤ、アリス、シャルロットは…
大浴場から出て、浴衣姿の3人はコーヒー牛乳、いちご牛乳、フルーツ牛乳を手にしていて、ピンで蓋を取った。
そして、3人は腰に手を当てて飲んだ。
「美味い!やっぱり、風呂の後のコーヒー牛乳は朝のナパーム弾の匂い並に格別だ!」
ジンヤは地獄の黙示録のキルゴア中佐みたいな事を言った。
「パパは甘いね~いちご牛乳はまさにビッグバンなんだよ…」
「フルーツ牛乳だって美味しいよ!所で…一夏は?」
シャルロットがそう言うと、ジンヤは困り顔で言った。
「風呂に誘うとしたら、ちょっとな……大方、鈴とイチャラブしているんでしょ」
「そうか…じゃあアリスちゃん、僕の部屋で遊ぶ?」
「分かった、じゃあパパ。少し遊んでくるね!」
そう言うと、アリスとシャルロットはその場を離れた。
「さてと、かくれんぼなんて歳じゃないでしょ?織斑先生」
ジンヤがそう言うと、大浴場の近くの角に隠れていた千冬が出てきた。
「所で僕になんのようですか?」
「…お前や織斑のIS、ジャンボットにジャンナインに搭載されているシステムについてだ。クラス対抗戦であのアンノウンに使ったシステムの事だ。喋ってもらうぞ」
すると、ジンヤは皮肉な笑みを浮かべて言った。
「お断りしますよ、僕が喋ったらBSAAやアメリカ政府に迷惑かかりますし、IS委員会に報告されたらとんでもない騒ぎになりますから。そんなに知りたければ、許可取ってからにしてください」
「待て、話は終わっていないぞ!」
千冬がそう言って、ジンヤの肩を掴むとジンヤは無言で肩を掴んだ手を掴み、締め始めた。
しかも、人間離れした腕力で…
あまりの腕力に千冬は顔を歪ませた。
「くっ…なんだ、この力は……」
「…今の僕に触れるな。ムカついているから何をしでかすか分からないよ」
そう言うと、ジンヤは手を離してそのまま去った。
その時、一瞬だったがジンヤの手に何かが浮かんだ…
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今回はジンヤに関するお話です。
それではゆっくりしていってね!