No.460972

転生先は魔法少女リリカルなのは……何だそれ?

7-11店員さん

第十話…やっぱトラウマってのは、そう簡単には消えねぇよな……

2012-07-28 10:49:48 投稿 / 全2ページ    総閲覧数:28904   閲覧ユーザー数:25467

「沢原君、彩羽ちゃん着いたよ」

 

「へぇ~此処か」

 

俺達は漸く喫茶店に着いた…翠屋か

 

「お兄ちゃ!なのはお姉ちゃん!はぁく、はぁく!!」

 

「解ったから、静かにしろ彩羽」

 

そして喫茶店に入る

 

「いらっ…あら?どうしたのなのは、今日は買い物に行くんじゃ無かったの?」

 

店に入ると、高町そっくりな女性が居た

 

「ちょっとね…あれ?お父さんは?」

 

「今はサッカーの練習を見に行ってるわ、所でなのは後ろの子達は?」

 

高町にそっくりな女性が、俺と彩羽に気付いた

 

「どうも1月に高町さんのクラスに転校した、沢原 龍と言います、こっちは妹の…」

 

「さわはら いろは です!」

 

「ちゃんと挨拶出来て偉いわねぇ、私は高町 桃子、なのは母親よ」

 

………母親?……若すぎだろ

 

「沢原君どうしたの?」

 

「いや…何でもねぇ…それより」

 

「そうだ!お母さん、実は今日彩羽ちゃんのお誕生日なの、だからケーキ用意して欲しいんだけど」

 

俺は高町に視線を移すと、高町は用件を伝えてくれる

 

「そう言うことなら直ぐに用意するわ、幸い今日は雛祭りだからホールで置いて有るし、サイズは何号かしら」

 

「成るべく小さいのでお願いします、俺は食べないんで」

 

「解ったわ、それじゃあデコレーションとか有るから待っていてね、良かったら何か食べて行って」

 

「いえ、大丈「彩羽!このシュークリーム食べた~い!」…すいません、シュークリームとオレンジジュース1つお願いします」

 

さっきから静かだと思っていたら、ガラスのショウケースにへばり付いてる彩羽が、シュークリームを食べたいと言うので注文する

 

「かしこまりました、直ぐに持って行くわ」

 

そして俺達はとりあえ座席に座る

暫くして、シュークリームとオレンジジュースをメガネを掛けた女性が運んできた

 

「こんにちは、なのはの姉の高町 美由希です」

 

「…どうも」

 

「ふむふむ…所で君はなのはの彼氏?」

 

「!!おおおおお姉ちゃん!いいいい行きなり何言ってるの!ささ沢原君は、友「只のクラスメイトっす」………」

 

自分の姉の、ぶっ飛んだ発言に動揺する高町、誤解を生みそうなので、真実を伝えると高町が睨んできた

 

「おいし~~♪なのはお姉ちゃん!おいし~~よ~♪」

 

「ありがとう♪彩羽ちゃん」

 

「エヘヘヘ」

 

彩羽の言葉を聞き、急に笑顔になる高町

カラン♪カラン♪

 

「すいませ~~ん、シュークリーム下さいです~」

 

「はーい!」

 

「美由希ちゃ~ん、注文良いかしら~」

 

「なのは!実は恭ちゃん買い出しに行ってて居ないの、ちょっと注文お願いできる?」

 

「うん、任せて」

 

客が来た様なので、高町の姉はレジに向かおうとすると、他の客から注文のお願いが来るので、高町が客の方に向かう

…そう言えば、聞き覚えの有る声がしたが……まぁ気のせいだな

 

「あら!可愛い店員さん」

 

「お名前、何て言うのかしら?」

 

「さわはら いろは です!」

 

「な!…いつの間に」

 

最初は高町の事を言ってると、思っていたら彩羽の声がした…いつの間にあんな所に、つか高町!お前は何を黙認してんだ

 

「彩羽!邪魔したら駄目だろが!」

 

「いろは!なのはお姉ちゃんのお手伝いするのー!!」

 

「おい!暴れ…暴れんな」

 

直ぐに彩羽の所に行き、抱き上げて席に戻ろうとしたら、彩羽は両手と両足をバタつかせ抵抗する

 

「沢原君、大丈夫だよ私側に居てるから」

 

「いやお前が良くても、客に迷惑だろこんな子供が居たら」

 

「大丈夫だよ、この人達は常連さんだし、多少の事は多目に見てくれるから」

 

「………はぁ…」

 

高町の言葉を聞き、客のおばさん達を見ると、右手でOKサインを出してるので、俺は彩羽を降ろす

 

「彩羽、迷惑だけは掛けるなよ」

 

「いろは!頑張ぅ!!」

 

「彩羽ちゃん、じゃあこれをさっきのお姉ちゃんに渡してきて」

 

「うん!!」

 

彩羽は伝票を受け取り、高町姉の所に小走りで向かう

 

「ほら♪沢原君は席に戻ろ」

 

「…背中を押すな、背中を…」

 

そして俺は高町に背中を押され、席に戻されそうになるが

 

「貴様かーーー!!!なのはにチョッカイを出した男はーーー!!!」

 

「は?…!!うぉ!あぶねぇ!」

 

大声のする方を向くと木刀を持った男が居た、そして一瞬で間合いを詰め木刀を振りかざして来て、俺はギリギリ避ける

 

「ちょっと!!お兄ちゃん何するの!」

 

「なのは!安心しろ、こんな不良は今すぐに叩く」

 

「おい!アンタ、ちょっと待「問答無用!」っ!」

 

どうやら、この人は高町の兄貴らしいが…一体何者だ?明らかに剣術だぞコレ

 

「なのはお姉ちゃん、どうしたの?」

 

「彩羽ちゃん、危ないから近付いたら駄目だよ」

 

「あの人だぁれ?」

 

すると、ティーカップをトレイに乗せて運んで来る彩羽が現状を高町に聞く

 

「あの人は、私のお兄ちゃんだよ」

 

「なのはお姉ちゃんのお兄ちゃん?」

 

「うん、そうだよ」

 

「強ぉいの?」

 

「えっ?…うん凄く強いよだから、直ぐに止めないと」

 

「エヘヘ~いろはのお兄ちゃも、凄く強ぉいんだよ!」

 

 

「!…そうなんだ、凄いね」

 

「うん!!」

 

そこの二人、何を盛り上がってんだ!!こっちは避けるのに必死だぞ

……それより回りの客は、平然とし過ぎだろ、何だこの〔あぁまたか〕みたいな雰囲気は、日常茶飯事なのか

 

「ふっ、中々の身のこなしだ…しかし!俺は認めん!!」

 

「何をだよ」

 

「なのはに手を出す奴は!今すぐに!!」

 

「!!」

 

まさかコイツ、アレを言う気じゃ…不味い!!

 

「ちょっと待て!そっから先は!」

 

「死ねーーー!!」

 

言いやがったーー!

 

ガシャーーーーン!!!

 

「何だ!」

 

「やべぇ!」

 

~なのは視点~

 

「彩羽ちゃん!」

 

お兄ちゃんが大声を出した途端に、彩羽ちゃんが持っていたトレイは床に落ち、彩羽ちゃんは目の焦点が合っていない

 

「彩羽ちゃん!どうしたの!」

 

「………う」

 

「え?」

 

「死んじゃう…お兄ちゃが……死んじゃう…」

 

彩羽ちゃんの表情は何かに絶望した…そんな顔だった

 

「居なくなちゃう…お父さんと……お母ざんみだいに…居なぐ…なっぢゃう…」

 

どういう……!!もしかして

 

「うっ…うう…うわぁーーーん!!!」

 

「彩羽ちゃん!」

 

「嫌だぉーーー!!お兄ーーちゃーーー!いろは独りぼっちは嫌だぉーーー!!!」

 

「っ!!」

 

彩羽ちゃんの言葉を聞き、何を言えば良いのか、何をすれば良いのか解らなかった

 

「やっぱりか……」

 

「沢原君!」

 

「ううっ…お兄ーちゃーーー!!!」

 

駆け付けた沢原君は膝を曲げる、すると彩羽ちゃんは沢原君にしがみつく

 

「うぇーーー!!お兄ーちゃ!嫌だぉ!居なくなっちゃ!嫌だよぉ!」

 

「解った、解ったから落ち着け、兄ちゃんは此処に居るから…な」

 

「うっーーー!嫌だぉーーー!!」

 

「…高町悪い、時間掛かるからバックルームに入っても良いか?」

 

「え!うっうん、良いよ」

 

「悪い…」

 

沢原君は彩羽ちゃんを連れて、お姉ちゃんに頭を下げた後にバックルームに入って行ったの…さてとカップを片付ける前に……

 

「……お兄ちゃん」

 

「!!な…なのは」「少し…外に行ってて…」

 

「い…いや!しかし」

 

「聞こえなかったの……ソトニ、デテ」

「わ…解った」

 

お兄ちゃんを翠屋から出した後に、私はカップを片付ける…彩羽ちゃん大丈夫かな…

 

~龍視点~

 

彩羽が泣き止んだのは一時間後だった

 

「すいませんでした、ご迷惑をおかけして」

 

「謝るのはこちらだわ、悪いのは恭也だから」

 

「いえ俺の不注意です、カップも弁償しますので金額を教えて下さい」

 

俺は翠屋の出入口で、高町とその母親と話をしている

 

「カップも弁償し無くて良いし、ケーキの代金も要らないわ」

 

「あの…そんな訳には」

 

「沢原君」

 

「……わかりました、ではご厚意に甘えさせて貰います」

 

俺は右腕で彩羽を抱っこしているので、左手で高町から差し出されたケーキを受け取る

 

「それじゃあ帰ります」

 

「彩羽ちゃん、またね」

 

「………」

 

「あ…」

 

「気にすんな高町、今の彩羽は誰に何言われても、返事しねぇんだ」

 

「うん…」

 

帰ろうとしたら、高町が彩羽に声を掛ける、しかし彩羽こうなると誰の言葉も聞かず、ひたすら俺に、しがみついたまま離れない

 

「はぁ…高町また明日学校でな」

 

「!…うん、解ったの」

 

俺は、明日訳を話すと言う感じで、高町に言葉を掛けると、どうやら伝わった様だ

そして俺は自宅に帰る…

 

(今日は出前だな…それに寝るまでには離れて貰わねぇと)

 

神様の雑談…のコーナーです~

 

 

…喫茶翠屋……素晴らしいです~!!このシュークリームはとても素晴らしいです~~!

 

いっぱい買って、正解です~

モグモグモグモグ…シュークリーム最高です~!!

 

 

では、ゴッドスマイルで、リリカル☆マジカル、さよならです~

 

 

 

 

さてとあの後、一体どうなったんでしょうか?ちょっと見てみるです~

 

 

………!ホギャーーー!!…プルプル…プルプルプルプル…人間怖い、人間怖い、人間怖い、人間怖い…プルプル


 
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