No.460969

転生先は魔法少女リリカルなのは……何だそれ?

7-11店員さん

第九話…誕生日とか関係無しに、そんなものプレゼント出来るか!!

2012-07-28 10:46:56 投稿 / 全2ページ    総閲覧数:28727   閲覧ユーザー数:25349

今日は3月3日学年末テストの最終日だ、そして最後のテストを後ろから回収されて、やっとテストから解放される

…回りには、喜んでる奴・テストの結果に自信満々の奴・いつもと変わらない奴・未だに問題を見直している奴・そして……

 

「うぅ……国語が…国語がぁ~~」

 

俺の隣の高町を含む、テストの結果に不安を持つ奴…コイツ授業でも国語だけは、かなり苦労してるからなんと無く予想できてたが、相当悪いらしいな

 

そんな事を考えてると、先生が来てショートホームルームを終える…さてと彩羽を迎えに行かねぇとな、アイツ今日を楽しみにしてたから、早く行ってやらねぇと

 

「ねぇ沢原君!」

 

「何だ高町」

 

「お昼一緒にどうかな?」

「断る」

 

「………そう」

 

高町は顔を下に向けて落ち込む

…にしても、コイツは感情豊かだな、てゆーか落ち込みすぎだろ

 

「……悪いな」

 

とりあえず一言謝罪を言って、彩羽を迎えに行くために、教室を出る

 

~なのは視点~

 

「えっ!」

 

私が顔を上げると既に沢原君は教室を出た後だった

沢原君、いま悪いなって……

 

(もう…謝る位なら、断らないで欲しいの)

 

まぁ…そこが沢原君らしいんだけど

 

「なのは?どうしたの」

 

「フェイトちゃん、別に何もないの」

 

「そう?じゃあ帰ろう」

 

「うん!」

 

フェイトちゃんに声を掛けられたので、私は皆と一緒に帰る事にしたの

 

~帰り道~

 

「そういえば、今日はフェイトちゃんとはやてちゃん本局に行くんだっけ?」

 

「うん、軽いお仕事だけどね」

 

「私はシグナムとヴィータと一緒や」

 

「アリサちゃんとすずかちゃんもお稽古だっけ?」

 

「そうよ」

 

「なのはちゃんは?」

 

「私は特に用もないし……久しぶりに一人で、お買い物にでも行こうかな~」

 

「良いねそれ」

 

「にゃははは」

 

「そういえばなのはちゃん、私ずっと疑問に思とった事あんねんけど」

 

帰り道で今日の予定を確認していたら、はやてちゃんが急に質問してきたの

 

「何?」

 

「沢原君って何でいつも、あない早く帰ってまうんや?」

 

「そういえば……何でだろ?」

 

「塾か何かじゃない?」

 

「フェイトそれは無いわよ、転校からずっと何だから」

 

「確かにアリサちゃんの言う通りだね、それじゃあ何なんだろ?」

 

「フッフッフッフッ」

 

沢原君が、毎日急いで帰る理由を考えてると、はやてちゃんが急に笑いだすの

「私が思うに……ズバリ!彼女か何かやと思うんや!」

 

「は!はやてちゃん!!!そんな確証も無いこと言うの、よよ良くないの!!」

 

沢原君に……彼女…無い無い無い無い無い無い無い無い、絶対に!有り得ないの!

 

「飽くまで可能性の1つってだけや、でも案外当たっとるかも知れへんで」

 

「あ!あんな、ぶっきらぼうで、デリカシーが無くて、無口で、人を小馬鹿にする人に……か!彼女何か居るはず無いの!!」

 

「それにはやて私さっきも言ったじゃない、転校からずっとって、だから彼女ってのも無いわよ」

 

そうだよ、アリサちゃんの言う通りなの!

 

「それやったら、何なんや」

 

「き!きっと!!」

 

「「「「きっと??」」」」

 

「え~~~っと……家に早く帰って寝てるんじゃないかな」

 

私は沢原君がやりそうな事を皆に伝えると…

 

「「「「あぁ~~……納得」」」」

 

皆が声を揃えて、納得したの

それにしても、何でなんだろ……明日聞いてみようかな?

 

~龍視点~

 

彩羽を迎えに行って一度家に帰り、昼飯を食べた後にベスターに留守を頼み、俺は彩羽と出掛けてる

 

「どうだ?何か欲しいもの、思い付いたか」

 

「うぅ~んとね~…わかんなぁい」

 

今日は彩羽の誕生日なので、プレゼントを買う為に色々と店を見て回ってるが、彩羽は未だに決めかねている

 

まぁ、アレもコレも欲しいって言うよりは、マシだが時間が掛かるかもな

 

「お兄~ちゃ~」

 

「決まったか?」

 

「おトイレ~」

 

「………はぁ」

 

夕方までには、何とかしねぇとな

 

~なのは視点~

 

「こうやってのんびりするのも、久し振りなの」

 

私はデパートで一通り服などを見て回るの…中々良い感じのお洋服無いな~……アレ?嘘!

 

(どうして沢原君が!)

 

目線の先には、目を瞑り、腕を組んで壁に寄り掛かってる沢原君が居たの

 

(!!……そんな)

 

そして私は目を疑った、沢原君が居る壁の横には、女子トイレの入口…

「ズバリ!彼女……」

はやてちゃんの言葉が頭に浮かぶ

 

「……確かめなきゃ」

 

まだ決まった訳じゃないの、だから私は走って沢原君の所に向かうの

 

 

 

 

「沢原君!」

 

「………ん?…高町何んで、こんな所に」

 

「只のお買い物だよ……そっそれより、こんな女子トイレの入口で何してるの?」

 

「……別に」

 

…やっぱり、そうなんだ…どんな彼女さんかな、きっと綺麗な人何だろうな……

 

「もしかして、彼女さ「お兄~ちゃ~!!」ん?」

 

「…はぁ」

 

私は沢原君に、質問しようとしたら、トイレから小さな女の子が出てきたの……お兄ちゃんって、まさか…

 

「おトイレ、おわったぉ~~……??お兄ちゃ、この人誰?」

 

「さ沢原君この子って」

 

「…見りゃわかんだろ……妹だ」

 

「妹……さん」

 

「?……!!こんにちは!さわはら いろは です!」

 

私は妹さんに目線を移すと自己紹介をしてくれた……この子って本当に沢原君の妹さん?

 

「え~~~っとあの~~」

 

「あ!ごめんね私は高町 なのは、宜しくね彩羽ちゃん」

 

「なのは?……!!」

 

私はしゃがんで、自分の名前を教えると、彩羽ちゃんは少しだけ何かを考えて、凄く笑顔になったの…どうしたんだろ?

 

「いろはとお名前そっくり~~♪」ニコニコ

 

キュィーーーン!

 

か……可愛いーーー!!!彩羽ちゃんの笑顔は正に天使の笑顔だったの

 

ジーーーーッ

 

「どうしたんだよ、彩羽?」

 

笑顔の後に私を見詰める彩羽ちゃん、沢原君も気付いたみたい…本当にどうしたんだろ?

 

「お兄ちゃ!プレゼント!!」

 

「プレゼント?」

 

「あ~今日は彩羽の誕生日だから、それ買いに来たんだ」

 

「成る程」

 

という事は、どうやらプレゼントに何が欲しいのか、決まったのかな?

この位の女の子ならお人形かな?

 

「それで何が欲しいんだ彩羽」

 

「いろは!!お姉ちゃんが欲しい~~」

 

「「へ?」」

 

私と沢原君は驚いていた、沢原君はフェイトちゃんが、初めて私のスターライト・ブレイカーを受けた時の様な顔をしてたの

 

「彩羽何が欲しいって?」

 

「お姉ちゃん!!」

 

沢原君はもう一度聞くけど、帰ってくる答えは一緒だったの

 

~龍視点~

 

おいおいおいおいおい、今まで散々悩んで置いて、欲しいもんが姉だと…

 

「彩羽それは無理だ」

 

「イヤーー!!」

 

「我が侭を言「イヤ!イヤ!イヤ!イヤ!イヤ!お姉ちゃん!お姉ちゃんが欲しいーーー!!!」」

 

彩羽は地べたに座り込み駄々を捏ねる……どうする……いやどうにも出来るか!姉だぞ不可能だろ

 

ピタッ

 

彩羽をどう説得するか考えていると、突然静かになる……諦めたか?

 

ジーッ

 

起き上がった彩羽は、高町を見詰める……!!!まさか

 

「……お姉ちゃん」

 

「へっ?!」

 

「彩羽のお姉ちゃんになって下さい!」

 

「ふぇーーー!!!」

高町の服を掴み、とんでもない事を言い出す

 

「彩羽!いい加減にしろ!」

 

「うぅ~~」

 

「ちょっ!ちょっと沢原君、泣いちゃうよ!」

 

「あのな、お前だって嫌だろ」

 

「私は……」

 

高町は彩羽を見てから、うっすら笑う…お前まさか!

 

「彩羽ちゃん、私何かがお姉ちゃんで良いの?」

 

…コクッ

 

高町の言葉を聞くと、彩羽は小さく頷く

 

「そっか…じゃあ良いよ、なのはさんがお姉ちゃんになって上げる」

 

「ホント!!」

 

「うん!」

 

「わぁ~~~~い♪なのはお姉ちゃん♪」

 

「勝手に話を進めんな!」

 

何を二人で納得してんだ、俺の意見を聞け!

 

「おい高町!良いのかよお前は」

 

「勿論♪」

 

…どうやら、何を言っても無駄な感じだな

 

「解った解った、勝手にしろ」

 

「よかったね彩羽ちゃん、沢原君も良いって」

 

「お兄ちゃ、ありがとう♪」

 

…この笑顔を見ると、まぁ良いかって気持ちになるな、俺も甘いなホントに

 

「そうだ、ケーキ買いに行かねぇと」

 

「そう言えば誕生日何だよね」

 

「ケーキ!ケーキーー!」

 

納得する高町とハイテンションの彩羽

 

「だったら、家の喫茶店に来ない?近所じゃ少しだけ有名なんだよ」

 

「……お前の家、喫茶店なんかやってんのか?」

 

「前に助けてくれた時に言ったでしょ」

 

助けた時に?………いや

 

「言ってねぇな」

 

「言ったよ!お礼がしたいから、家に来ないって」

 

「それ喫茶店なんて言ってねぇだろ」

 

「あ」

 

高町は、[本当だ]見たいな顔をしている…やっぱりコイツは、どっか抜けてんな

 

「まぁ良い、とりあえず行くか…案内頼むな」

 

「任せて!彩羽ちゃん、これからお姉ちゃんの御店に行くよ~」

 

「うん!!」

 

俺達は高町の家が経営している、喫茶店に向かう事にした

 

~なのは視点~

 

〔『マスター、少しよろしいですか?』〕

 

『なぁに、レイジングハート』

 

沢原君と彩羽ちゃんと一緒に翠屋に向かって居ると、レイジングハートから念話が来る

 

〔『既に、お気付きかと思いますが、その女の子』〕

 

『……うん、凄い魔力を持ってる、きっと私と同じ突然変異』

 

〔『どうされますか』〕

 

そう、出会った時から解ってた、彩羽ちゃんの、この年齢では異常とも言える魔力を……でも

 

『どうもしないよ、こんな小さな女の子には、何もしないし、何もさせない』

 

〔『宜しいのですか?』〕

『当たり前なの、それに何か有ったら、私が守るよ…お姉ちゃんだから』

 

私は、お兄ちゃんやお姉ちゃんは居るけど、妹や弟なんて居なかった…

知らなかったな、お姉ちゃんって言われるのが、こんなに嬉しい事なんて

 

「なのはお姉ちゃん!」

 

「なぁに彩羽ちゃん」

 

「手繋ごぉ~~」

 

「良いよ~」

 

「エヘヘヘ」

 

そう言えば、昔お兄ちゃんとお姉ちゃんが、[なのはの笑顔は元気をくれる]って言ってたけど……今なら解るな、その気持ち

 

「なのはお姉ちゃ~ん、まだぁ~~」

 

「もう少しだよ」

 

「お兄~ちゃ~抱っこ~~」

 

「ちゃんと歩け、手ぇ繋いで貰ってんだろ」

 

「………解った!!」

 

そして私達は翠屋に向かって足を進めるの

 

神様の雑談…のコーナーです~

 

 

お姉ちゃん……良い響きです~私も呼んで欲しいです~

 

……喫茶店どんな所何でしょうか

 

 

では、ゴッドスマイルで、リリカル☆マジカル、さよならです~

 

 

 

ズキッ

うっ……痛くなんか無いです~

 

痛くなんか……うわぁーーーん!!!歯が痛いですーーー!!


 
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