袁紹軍が先頭を切るというとてつもなくアホな状況で、一刀たちは洛陽の真実を確かめるために動いていた。
「何で私はまた本陣にいなきゃダメなのー?!」
桃香が自分の待遇に文句を言っているが、いつも通りの為に誰も取り合っていない。
しかしあまり放って置いても何処かへ勝手に動きかねないので、一刀はいつも通りに封殺する。
「じゃあ、桃香が行って、何かできるのか?」と…
一刀は洛陽先遣隊を率いる立場として動くことになった。理由は愛紗と雛里、朱里による
「どうしても動きたいなら、部下を付けるので一人も欠けることなく洛陽の偵察等して下さい」
と言う事だった。要は勝手に動かないように枷をつけられているのだ。
「はぁ…自由に動き回る方がいいのに…」
愚痴を言っても始まらない。一刀は気を引き締めて部下として付いた兵に言う。
「今から俺たち総勢20名は洛陽の偵察に向かう!誰一人欠ける事無く戻れるよう、いざとなったら一目散に逃げるぐらいの分別をつけろ!行くぞ!」
一刀たちは伏兵・罠等を警戒しつつ進んでいたが、予想に反して何事もないまま洛陽にたどり着いた
洛陽――
「うわ…何だよこの状況…」
一刀は絶句していた。洛陽は帝都とは思えないほど荒れ果て、町の住民は一人も姿が見えなかった。
「いったい誰が…?」
まさか本当に曹操か…それとも本職の役人か…
先日、一刀が夏侯姉妹を撃破した結果シ水関は陥落し、そこに拠点を移していた連合は、次なる守り、虎牢関を目指し進軍していた。
「また戦えるのだー!楽しみなのだー!」
「こら鈴々、静かにしないか」
鈴々が騒ぎ、愛紗が抑える。劉備軍はあまり緊張感のないまま進軍していく。
「面白くなってきたわね…」
「雪蓮、一人で勝手に飛び出さないでよ」
「ぶー、冥琳のケチー」
「ケチで結構」
「詠ちゃん、私、頑張るよ。だから皆も着いて来て!」
「当然よ!僕たちが月を見捨てるわけないでしょ!」
後書きのコーナー
お久しぶりです。今回は自由な一刀が封殺されてしまいましたw
夏休みに入って、今年は部活もないので、更新を頻繁にしたいですねーw
特にもう書くことが無いので今回はここまでです。リクエスト(拠点的なwあればコメントでお願いします)
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夏休みだー!休みに友達とも遊べない作者です(ぇ
執筆法は相変わらずですが、お願いします。