番外編です。
今回の話は『ブレイブルー』のライチさんのギャグルートを元に書きました。
後、ウーノのキャラが少しおかしくなった。
始まりは一冊のノートを見つけた事だった。
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一月一日、今日は正月である。
この世界、ミッドチルダでも新しい年が始まった。
そして、優斗達のところも今日は正月ムードでいっぱいである。
セイン「あけまして!」
ウェンディ「おめでとうございます!」
スカリエッティ「ああ、おめでとう」
ウーノ「ほら、二人ともこれ、お年玉よ」
セイン「やった!いっぱい入ってる!」
ウェンディ「ありがとうっス!ウーノ姉!」
ユウト「おーい、オメーら、雑煮が出来たぞー」
チンク「もうみんなは食堂に集まっているぞ」
ウェンディ「あ、今いくっス!」
優斗達は食堂に集まり、みんなでお雑煮を食べたりした。
そして……
ーーーーーーーーーー
ディエチ「そういえば、こんなものを見つけたんだけど?」
ディエチが部屋から持ってきたのは一冊のノートだった。
ノーヴェ「何だそれ?」
ユウト「ノート…だよな?」
ディエチ「うん。私の部屋にあったから持ってきた」
ディエチはノートを開く。
ノートの中はすごろくになっていた。
ユウト「お、すごろく帳か」
スカリエッティ「ん?何か書いてあるね」
セイン「え〜と、遊び方が書いてあるよ?なになに…」
すごろく「ちょう」の遊び方…
まずはすごろくを中心にして輪になります
次に、サイコロを振り、出た目の数だけすごろくのマスを進みます
ちなみに、サイコロは何個も使えますが、一回使い始めたサイコロは終わりまで使いつづけなければルール違反になります。
もし、違反した場合はー
ウェンディ「場合は……」
何か恐ろしい事が起こります
優斗達はノートを見ながら言った
ユウト「…恐ろしい事って何が起こるんだよ?」
チンク「分からん。しかし、『何か』が起こるんだろう」
ノーヴェ「その『何か』ってなんだよ…」
セイン「気になるけど…」
トーレ「その『何か』が分からないのが怖いな」
ユウト「…やるの、辞めとこうぜ」
優斗はノートを閉じようと手をのばすそこにスカリエッティが待ったをかけた
スカリエッティ「!!、待った!まだ何か書いてある!」
それと、このすごろくを一度開いたら、終わるまで閉じてもルール違反になり、何か恐ろしい事が起こります。
チンク「これは…やるしかなさそうだ」
ユウト「そうだな…」
そして優斗達は恐ろしい『何か』を回避するため、すごろくを始めた。
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ユウト「じゃあ、最初はウーノからだな」
トーレ「最初はサイコロは一つでいいだろうな」
ウーノ「それでは…」
ウーノはサイコロを振った、すると。
全員『おお!』
ウェンディ「いきなり六!すごいっス!」
ノーヴェ「これならすぐに終わりそうだな」
ウーノ「え〜と、1、2、3、4、5……あら?何かしら、このマス?」
ユウト「何だ?何か書いてあるな?」
セイン「えっと……このマスに止まった人は、右隣にいる人に……」
スカリエッティ「おっ、私だね」
セイン「チュー……」
スカリエッティ「ちゅ、ちゅう!?」
セイン「トハンパな攻撃を、その人への不満を言いながらくわえなさい。だって」
スカリエッティ「ええっ!?」
ウーノ「ど、どういう事?」
ウェンディ「あ、遊び方の所に書いてあるっス」
チンク「なになに…『このすごろくは、マスに書かれてる事を実行しないとあがれません。もし実行しなかった場合は…』」
ノーヴェ「何か恐ろしい事が起こるんだろ?」
チンク「…そう書いてあるな…」
スカリエッティ「ふむ、中々面白そうなルールだね。ウーノ、遠慮はせずに」
きなさい、そう言いかけたとき、トーレがマスを見て言った
トーレ「ちょっとまて、まだ何か書いてあるぞ」
ユウト「このすごろく、そういうの多くね?」
トーレ「なになに…?ただし、釘金属バットを使うこと。……だと」
スカリエッティ「えええぇぇぇぇぇぇ!?」
ウーノ「釘金属バット!?」
ユウト「んなもん持ってねえぞ」
チンク「!、すごろくから何か出てくるぞ!?」
ノートが光出した。光が収まると次の瞬間、ゴトリと重い音がして現れたのは、巨大な釘金属バット。
ユウト「こりゃあまた、随分と立派な釘金属バットだな…」
ノーヴェ「なんだ?どういう事だよ!」
トーレ「遊び方には……『このすごろくは、マスに書いてあることを実現させるために、ない物を出して、出来そうもないことをやらせてくれます』…と書いてある」
ウェンディ「この釘金属バットもよくできてるっスね」
ノーヴェ「とりあえず、マスのいう通りにして早く先に進もうぜ?」
ノーヴェが急かす
ウーノ「え、ええ……でも……」
スカリエッティ「しかし、実行しないと恐ろしい事になるのだろう?私の娘が恐ろしい目に合うのは嫌だからね。ウーノ、遠慮せずにきなさい」
ウーノ「ドクター…分かりました。それでは行きます」
ウーノは大きく息を吸い込み、釘金属バットを振りかぶった
ウーノ「てめぇの笑い方気持ち悪いんじゃあーーー!!」
バキィ!!
スカリエッティ「うおおおおおおおお!」
叫びと共に釘金属バットを振り、スカリエッティを打った。
セイン「うわあ…凄く痛そう」
ユウト「つーか、血も出てるぞ」
スカリエッティ「うおおおおおおおお!」
チンク「なるほど……チュートハンパというのは個人の認識の差があるものなのか」
トーレ「ああ、これからは気をつけよう」
ウーノ「次はドクターの番ですよ」
スカリエッティ「わ、私か…?ちょっと…今は血が…凄く痛くて…」
ウーノ「順番は順番です」
セイン「ウー姉…、そんなキャラだったっけ?」
ウェンディ「鬼が…鬼がいるっス」
ウーノ「早くしてください」
スカリエッティ「わ、分かった…それ」
スカリエッティがサイコロを振る
セイン「1!」
スカリエッティ「えっと…何も書いて無いね」
それから、トーレ、セイン、チンク、ウェンディがサイコロを振るったが、みんな何も書かれていないマスに止まった。
ユウト「どうなってんだ?」
セイン「遊び方には…『このすごろくは非常に危険を伴うので、ほとんどはただの白いマスになっています、ちなみに、指示マスは六マスごとにあります』なんだ、そうだったんだ」
ユウト「ま、スカリエッティのは災難ってことか」
ノーヴェ「さて、次はあたしだな…それ!…うわ!」
ウェンディ「指示マスに止まったっス」
ノーヴェ「えーと…指示は…『逆立ちしながら鼻の下を舐め、自分の足の裏を人差し指でいじりながら回りなさい』できるかあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
チンク「しかし、実行しないと恐ろしいことに…」
ノーヴェ「いや、これが出来る奴の方が恐ろしいわ!!」
トーレ「ノーヴェの言う通りだな……」
指示を実行出来なければ恐ろしいことになる。そして実行出来なかった。
スカリエッティ「指示を実行出来なかった、ということは…」
ウェンディ「恐ろしいことが……」
スカリエッティ「しかし、一体どんな恐ろしい事が…今の所は何も変化は……ふふふふ」
ユウト「何だよスカリエッティ、急に気色悪い笑い……ぷぷっ!」
トーレ「くくっ!」
セイン「なっ、なにこれ?あはははっ!」
チンク「か、体の奥から…くふふっ!」
ウェンディ「くすぐったいものがっ…あはははっ!」
スカリエッティを筆頭に、みんなが笑い始めた。
ユウト「まさか、これが……おそ、恐ろしっぷぷっ!だ、駄目だたえらんねぇっ、ぷぷぷ!」
ウェンディ「あははは!ウー姉!こうなったら早くあがるしかないっス!」
ウーノ「あがれば、このくすぐったさは、なく、なるのっ?かしらうふふふ!」
セイン「多分、あははは!」
ユウト「おっ!少しくすぐったさがひいた!今だ、早くサイコロを!」
ウーノ「サイコロが多ければ早くあがれるかしら?」
ノーヴェ「ウーノ姉、五つだ!五個使って一気にあがっちまおう」
ウーノ「分かったわ、それ!」
スカリエッティ「…よし!白いマスだ」
トーレ「そういえばこのすごろく、後どのくらいマスがあるんだ?」
チンク「ちょっと待て……!?後約400マスあるぞ!」
ユウト「まだそんなあんのかよ!?馬鹿なんじゃねーのか、このすごろく!」
ノーヴェ「とにかく、全員でサイコロ振りまくって早く終わらせるぞ!」
全員『応!!』
笑う門には福来る……このすごろくを終わらせるのに、約半日かかったとか
ーーーーーーーーーーこのすごろく『ちょう』は、正式名称をすごろく『超(ちょう)』といい、指示マスの指示が、普通のすごろくの指示マスの指示を超越した物で、ロストロギアと同等の力をもつすごろくだった。このすごろくは、毎年正月になると、何処かの家に現れ、正月が終わると消え、また来年の正月なると、何処かの家に現れるのであった。
ちなみにクアットロは、クラナガンに福袋を買いに行っていて、突然、体がくすぐったくなり、笑いそうになったとか………
クアットロ「ふふふっ、なにかしらぁ?この体の奥から来るくすぐったさは?」
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俺はこの日、掛け替えの無い奴らに出会った。
俺は車に跳ねられて死んだと思ったら、なんかよく分からんが別世界に行ってしまったみたいだ。
気が付けば、マッドな科学者や12人の姉妹と暮らしていたり、組織にケンカ売って犯罪者になっちまったり。平凡な日々を送っていたり
そして--俺は戦う。ナンバーズ達を、世界を守るために。