No.452514

生身で勝つる異世界の聖機師 二話

神佐武郎さん

死ぬ間際、念願の「神語の書」を手に入れた真紅。
書かれている事、書き込んだ事が実現する書に自身の欲望を書きまくり、生まれ育った世界に別れを告げ、異世界で好き放題する物語になるはず?
とりあえず、最初は健全方面で進めて行く予定。

2012-07-14 03:21:59 投稿 / 全1ページ    総閲覧数:7703   閲覧ユーザー数:7492

「さてと、来たはいいけどどうするかな。」木々が生い茂る場所で思案する彼、真紅が渡って来た場所『ジェミナー』は強力な亜法動力で動く巨大な人型兵器「聖機人」が存在し、それを動かす事の出来る人物を聖機師と呼ぶ。

ここでは女性機師の方が多く存在しており、希少性から男性機師が優遇される世界である。

また、聖機師は与えられる特権に対し負うべき面倒な義務もあるために一概に成れれば良いものではない。

「男性機師は自由に結婚できないとかマジ勘弁だな・・・。何処かの国に仕えるのも面倒だし、適当に独立国でも作るか。」それとも聖機人以外のものを動かせば良いのかと身の振り方を考えていると、遠くで人が動く気配に気付き意識をそちらに飛ばす。

 

 

 

「はぁっはぁっ」

まったくなんで今日みたいな日にこんな目に会うのかしら。

それはいつもの散歩のはずだった。偶には「遠回りも」と違う道を使ったのが、そもそもの間違いだった。

「くっはあ、はぁっはぁっ」

安全な家に向かおうにも、折り返して何処で侵入者に鉢合うか分からないため、迂闊にルートを変える事もできず、結果人気の無い方へと進まざるを得ない悪循環。

ついて無いと言えばそれまで。今はこの状況を何とかするのが先決だ。

「あっ」

不意に訪れる限界。足が上がらず木の根に躓く。痛みを我慢し立ち上がろうにも体がいう事を聞かない。

そうこうしているうちに、後ろから迫る複数の気配。

「鬼ごっこはお終いかい?お嬢ちゃん?いや、お姫様と言った方がわかりやすいかな?」

一人の男が言う。

「タイミング良く独りになってくれてこちらは大助かりだかな」

下卑た顔でだんだんと近づいてくる。

「その言い方からすると、目的は私のようですが、諦めて帰った方がよろしいのでは無くて?帰りが遅いと今頃警備のものがこちらに向かっているはずですからね。」

逃げたくても体が動かないのでは仕方が無い。

しかし、屈するわけにも行かず虚勢を張る。

息を整えなんとか隙をついて距離を開けなければならない。

「おやおや。ここに来てそれだけの気概を張れるのは関心だが、もうちょっと状況を考えなきゃいけネェな」

男達は隙無く包囲を狭めて来る。もうダメかと諦めようとした時、彼らとの間に『どさっ!』と何かが落ちて来た。

「あーっと、取り込み中だった・・・かな?」

状況を確認しようとキョロキョロと周りを見渡し目が合うと私の格好を見て

「泥だらけだけど大丈夫?怪我とかない?」

場に似合わない調子で声を掛けてくる。

これが私マリア・ナナダンと彼真紅との始めての出会いだった。

 

 

 

続く

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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初めて書く作品が「異世界の聖機師物語」になるとは思いもせず書いてます。

原作?何それ美味しいの?的にブレイクしまくるかはわかりませんが、ユキネ大好きなのでヒロインはユキネで行こうと思ってますが、果たしてどうなる事やら(汗

 

現場決まっている主人公スペック

 

名前   真紅(しんく)

身長   177cm

体重   68kg

武・技能   天地シリーズで出てくる主な武術や鷲羽ちゃんと同党以上の頭脳などなど。

性格   普段は温厚で滅多なことでは怒らないが、人の話を聞かないで事を進められるのを嫌い、容赦無く制裁する。

好きなもの   ユキネ・桃・メロンパン

嫌いなもの   下衆・自分以外が行う陵辱

趣味   読書・散歩・好きなものを創る

 

 

な感じで設定作ってるけど、進めて行くうちに多いに変わるんだろうな。

好きな時や空いた時間に書くので、鈍足更新になると思いますが頑張ります。

でわ〜。


 
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