No.449902 IS<白き天使と赤の騎士>十河さん 2012-07-09 19:30:19 投稿 / 全5ページ 総閲覧数:4572 閲覧ユーザー数:4245 |
その日の放課後・職員室
セシリアは千冬から渡されたデータを見て驚いた。
ガンダムエピオン
武装
シールド内蔵型ヒートロッド
ビームソード
拡張領域、なし。
なお、変形機構と秘匿システムあり。
(何ですの?この武装の少なさは・・。射撃武器が一切積まれていないなんて・・。秘匿システムが気になりますが私には関係ありません、近づかせなければいいだけの話ですから。)
セシリアは武装の少なさに驚くが、なぜ芽衣があんな大口を叩いたのかわからなかった。
それにガンダムなんて聞いたことない。
「オルコット、天海の武装は二つだけだ。それを見てどういった戦略を立てるかは自由だ。」
「わかりましたわ。それでは失礼します。」
夕方、正門
「何がISだ!俺らの立場を奪い、好き勝手やりやがって!」
マグマドーパントが壁を破壊しながら侵攻。
教師部隊がアサルトライフルを構えて一斉射撃を行うも効果がない。
「ははは!今までこんなザコに泣きを見せていたのか!」
「な、何で攻撃が通じないの!?」
「ISは最強じゃないの!?」
最強だと言われているISの攻撃が通用しない事に驚く教師部隊。
「ぶっ壊してやるよ!こんな今の世の中を具現化した建物なんかなぁ!」
マグマは炎弾を校舎に向けて放つ。
しかし横からビームが放たれ撃ち落とされる。
「・・太陽の輝きの前では燃え盛る炎など弱いもの。」
「何だお前は!?」
「お前に名乗る名前などない。・・まあ仮面ライダーカブトとだけ名乗っておこうか。」
重厚な鎧を身に付けているライダー・カブトが表れ戦いが始まる。
裏門ではアイスエイジドーパントが暴れていた。
「何がISを動かした男だ!男は私たちに屈していれば幸せになれるのよ!」
「そんな、攻撃が効いていない・・!」
「ふん、私はこの力で男を従わせる!」
アイスエイジは氷の槍を投擲、教師は目を閉じるが電子音声が響く。
(ガードベント)
ガキン!
「・・え?」
「バカな・・!」
教師のISに龍の体を模した盾を装備した何者かが氷の槍を防御。
「やれやれ、今日は今の世の中に感化された女性に会うことが多いねぇ。」
そこにいたのは赤き龍騎士、頭を振って手を広げる。
「お前・・!いつの間に!・・いや、その前にお前は男か!排除する!」
「僕は仮面ライダー龍騎、赤龍の加護を受けた騎士だ。」
「何が仮面ライダーだ!所詮は時代遅れの力だ!今はISを扱う女性を敬いなさい!」
アイスエイジが龍騎に襲いかかるが水の様な流れる動きで攻撃を回避してパンチを入れる。
「ふっ!」
「・・なかなかやるじゃない。これならどう!?」
「・・丸見えだよ。動きがわかりやすすぎる。・・はぁ!」
「ぐほっ!」
アイスエイジは氷の剣を振り下ろすが、龍騎は体を少し捻って避け、がら空きの腹に掌底を叩き込み吹き飛ばす。
「これで終わらせる。」
そして左手の召喚機・ドラグバイザーに黄金に輝く龍のエンブレムが刻まれたカードをセット。
(ファイナルベント)
「はあぁ・・!」
龍騎は手を前に突き出した後、腰を落として舞を踊るかの様に構えを取る。
「り、龍!?どこから・・!」
「ほわぁ・・。」
そしてどこからか現れた龍・ドラグレッダーが龍騎の周りを飛ぶ。
その光景はどこか神秘的であり、見ていた女子の口からため息が漏れる。
「はっ!」
龍騎は高く跳躍、ドラグレッダーもそれに追随、最高到達点に達した所で体を捻りキックの態勢を取る。
ギャオオン!
「ふん、止めてやるよ!」
背後にドラグレッダーの吐く炎を受けて加速、アイスエイジは氷の壁を展開するも龍騎はそれを粉砕、勢いを止めることなくアイスエイジも巻き込む。
「はあぁ!」
「そ、そんなー!」
必殺技・ドラゴンライダーキックが炸裂、アイスエイジはメモリブレイク。
使っていたのは顔は良くない選民思想家の女性だった。
「ごめん、あとは任せるけどいいかな?楯無。」
「はいはい。相変わらず見事なものね。」
龍騎は隠れている女子・更織楯無に声をかけて後を任せ、近くの鏡に入り込み姿を消す。
龍騎が持つ特殊能力・ミラーワールド突入を発動。
「芽衣くんのあの構え。思わず見惚れちゃった。」
楯無が扇子を開くとそこには『本当に男の子?』と書いてあった。
カブトは重厚な鎧を身に付けたままマグマを圧倒していた。
「この!ちょこまかと動き回りやがって!」
「・・ふっ!」
最低限の動きで敵の攻撃を避け、間合いに入ればクナイガン・アックスで切りつける。
炎弾を放てばクナイガン・ビームガンで撃ち落とす。
「さあ、ウォーミングアップも終わった。」
「何だと!?」
マグマは一連の戦いをウォーミングアップと言ったカブトに驚く。
カブトはゼクターの角を少し起こす。
すると装甲が浮かび上がり、カブトはゼクターの角を反対に倒す。
「キャストオフ!」
(キャストオフ!)
「な、何!うおぉ!」
弾けとんだ装甲の何発かがマグマに当たる。
カブトは装甲の下に隠された角を展開。
(チェンジ・ビートル!)
これが装甲を飛ばして軽量化した第二形態・仮面ライダーカブト・ライダーフォーム。
「ふん、姿を変えた位で!」
「・・ふん、ふっ、はっ!はぁ!」
「うぐぁ!」
マグマは炎を燃やしてカブトに襲いかかるがカブトはそれを避け、連撃を叩き込んで蹴り飛ばす。
そしてマグマに背を向け、ゼクターのスイッチを操作、マグマは背後から襲いかかろうと動き出す。
「嘗めやがって・・!」
(1・2・3)
ゼクターホーンを元に戻し・・。
「ライダー・・キック・・!」
ゼクターホーンを展開。
(ライダーキック!)
ゼクターから頭の角にエネルギーが行き渡った後、右足にエネルギーが集中。
「死ね!」
「・・はぁ!」
「・・バカなぁ!」
そして今まさに攻撃しようとしたマグマに必殺のカウンター・ライダーキックを上段回し蹴りで叩き込む。
「所詮お前は力に溺れた愚か者だ・・。」
カブトは天に向かって指差す。
そこへ楯無に似た少女が姿を現す。
リボンの色が違うので同級生の一年だ。
「やっぱり、スゴいね。」
「・・簪、後は頼む。クロックアップ!」
(クロックアップ!)
カブトは簪に後始末を任せて腰のスイッチを叩いて特殊能力・クロックアップを発動、その場を去る。
屋上
(クロックオーバー)
屋上へとやって来たカブトはゼクターを外して変身を解き、龍騎も遅れて屋上のドアのガラスからニュッと姿を現し、デッキを外して変身を解く。
「さて、帰ろうか。」
「ああ。」
寮の部屋に帰る二人。
芽衣は持ってきた琴を引っ張りだし、旋律を奏でる。
~~♪~♪~♪♪
これは女性らしさを身に付ける特訓で一週間に一度奏でている。
同居人の二組の生徒はうっとりしながらそれを聞いていた。
「・・~♪ふぅ。」
「スゴい、男の子なのに琴を奏でられるなんて。」
「まあね。家の教えで女性らしさを身に付けろって言われていたんだ。」
「それって前に言っていた絃を使う武術の?」
「うん、それを使うには女性のしなやかさが必要なんだ。免許皆伝とはいえ、鈍らせたら亡くなった両親に怒られるからね。」
芽衣は琴を片付けながらそう言った。
そして和食を作って一緒に食べる。
「いただきます♪」
「はい、どうぞ。」
今日は京都風のだし巻き玉子、ホウレン草の煮浸し、手作り厚揚げの餡掛け。
「美味しい!このだし巻き、口に入れるとジュワッてお出汁が出てくる!」
「京都風はだし汁を多く使うんだ。だから汁気が多い。それを上手に焼くには技術がいるんだよ。」
「へぇ~、でも男の子がここまで料理が出来て、琴も奏でられて立ち振舞いも女の子みたいだとなんだか落ち込んじゃうな・・。」
芽衣のマルチな才能に女子は落ち込む。
芽衣の体付きや雰囲気もどこか女性らしく、料理もこんなに上手であり、さらに琴も奏でられると女性に必要な要素を多く身に付けている。
芽衣は苦笑いをこぼし、女子に言う。
「これだけは言っておくよ。僕は女性っぽく見えるけど、どれだけ努力しても本当の女性にはなれない。僕はあくまで女性らしさを身に付けた男子に過ぎない。覚えておいて。」
「うん。・・ねぇ、今度私に料理教えてくれない?さすがに負けっぱなしなのはいやなのよね。」
「僕でいいのなら喜んで。」
「///」
女子の頼みに芽衣は微笑みながら答え、女子は顔を赤くする。
そしてクラス代表決定戦が幕を開く。
初のライダーバトル。
いつかダークカブトやリュウガも出したいですね。
最悪の敵は己の影・・。
芽衣は料理も出来ます。
洋食も出来ますが得意なのは和食。
和食は芽衣、洋食は一夏、中華は鈴と料理のトライアングルが完成しています。
秘匿システムは束謹製で現在ウイングゼロとエピオンにしか積んでません。
BSAAが厳重にプロテクトをかけてます。
次こそクラス代表決定戦。
感想待ってます!
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すいません、初のライダーバトルの回になりました。
クラス代表決定戦は次になります。
二話・・http://www.tinami.com/view/448600
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