No.445334

真・恋姫†妄想 もしもあの三人が義姉妹だったら? パターンその弐 #0

狭乃 狼さん

見切り発車ss、出発進行~♪

と言うことで、以前に投稿したもしもの三姉妹、その別バージョンで御座います。

以前の方は一郎太氏がやってくれてますので、

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2012-07-04 00:45:41 投稿 / 全7ページ    総閲覧数:7643   閲覧ユーザー数:6178

 

 もしもの三姉妹☆ パターン・その弐

 

 #0

 

 

 一刀「あー……またこの世界に来たのか……何度目だっけな、これで」

 

 相も変わらず、学校帰りの道筋で、どこぞのストーカー野郎に出くわして。でもって、やっぱりソイツの持っていた鏡が何の脈絡も無く割れたと思ったら、もうとっくに見慣れた荒野にポツンな俺。

 あ、ども。恋姫†無双世界で『一応』主人公やってます、北郷一刀です。……アニメにはお呼びもかかりませんでしたけどね。

 まあそれはともかくだ。

 本来なら、たとえ何度外史を体験しようが、その都度全ての記憶も経験もリセットされて、それから改めて、また別の物語にお呼びがかかる。ってのが、これまでのパターンだったんだけど、此処最近、そういったリセットが行なわれなくなりつつあるんだよな、これが。

 

 一刀「ま、来ちまったものは仕方ないし、折角だから記憶と経験は有意義に使わせてもらうとして、と」

 

 きょろきょろと。自分でそう結論付けた俺は、思考を前向きに切り替えて、現状把握のためにあたりを見渡す。

 

 一刀「んー。大体のパターンからすると、まず出てくるのは例の黄巾三人組だと思うんだけど……それらしい気配が一向にしないな」

 

 いつもなら「おうおう兄ちゃんいい服着てるな」とか言って出てくる、チビデクアニキの三人組が、今回に限っては中々出てくる気配が無い。

 ……もしかしてアレか?これまであんまりにもテンプレ過ぎたんで、もう出番そのものカットでもされたかな?

 と、そんな風に考えていたら。

 

 ??「おいそこの貴様!」

 

 あ。女の子の声だ。しかもこの声色と口調は……。

 

 一刀「あ。ふんどしさん」

 ふんどしさん?「誰がふんどしさんか!私は名前は甘寧だ!妙な呼び方するな!」

 

 ブンッ!(ちりーん)

 

 一刀「おわっと!?危ないなあ、いきなり人に向かって剣を振るなんて」

 甘寧「ッ!……今の私の一撃を避けるとは……貴様、何者だ?」

 

 何者って言ってもなあ……まあ、今までのパターンからすると、やっぱ『天の御遣い』役……なんだろうけど。でもその立ち居地もいい加減飽きたしなあ。……ふむ。たまには違うパターンで行ってみるか。

 

 一刀「……名も無き旅の武芸者……だって言ったら、信じてくれるかい?」

 甘寧「ほう。旅の、な。……身のこなし方等からは、確かに良い腕はしているように見えるが」

 

 んー。やっぱイマイチ説得力ないかなあ?目の前のその人、ふんどしさんこと甘寧こと思春さんは、俺の台詞にはどうやら半信半疑といった感じだ。

 ……にしても、だ。

 冒頭で彼女に出会うってパターンは珍しいよな。このままの流れだと、彼女と一緒に呉√に入るって流れが強いかな?

 と、そんな風に、こっちを警戒したままの思春さん(勿論声に出して真名は呼ばない。その瞬間、確実にクビチョンパされるから)を前に、俺はこの先の展開を予想していたんだけど。

 

 ??「へぅ~。思春さん~、ちょっと待ってくださ~い」

 ??「月姉さま、大丈夫ですか?もう、思春姉さま!私はともかく、月姉さまの事をもう少し考えてください!」

 

 

 

 あ、ありのままに起こったことを話すぜ!?

 

 ふんどしさん……じゃなくて、思春を追っかけるようにして、俺の前にその姿を現したのは、何故か既にメイド服装備なへぅっ子こと董卓こと月と、全世界妹キャラ代表ナンバーワン(注:作者の主観が多分に含まれて居ます)こと、典韋こと流琉たんだったんだよ!

 

 

 

 一刀「……ほわい?なじぇ?どちて?」

 

 にゃぞしてこの三人が揃って揃っちゃってるの?!しかも流流にいたってはだよ!?思春さんのこと、姉さまって呼んでらっしゃいましたよ!?

 

 思春「す、すまん、流琉。義姉上、勝手に飛び出して申し訳御座いません」

 月「えと。大丈夫だよ、思春ちゃん。私は別に怒ってないから。ね?」

 流琉「もう。月姉さまは甘すぎますよ。……まあ、だからこその月姉さまなんでしょうけど」

 

 仕方ないですねえ、と。月と思春のやり取りをみながら、そんな風に笑う流琉。ていうか、話の流れからすると、だ。どうやら月が長女、思春が次女、でもって流琉が三女と言う取り合わせの、三姉妹って感じのようで。

 

 ……なんでもありにも程があるだろ、外史。

 

 一刀「……えーと。あのー、そろそろ、状況確認したいんですが、宜しいで御座いましょうか?」

 月「え?……えっと、思春ちゃん、この人……誰?」

 流琉「お知り合い……には、見えませんね」

 思春「ああ、私もたった今見知ったばかりだ。なんでも、自称旅の武芸者で」

 一刀「俺は北郷一刀っていう。北郷が姓で一刀が名前。字は持ってない。あ、ちなみに真名ももって無いから、呼び方は好きにしてくれていいよ」 

 

 まあ一通り、型どおりの自己紹介って奴だ。

 

 月「これはご丁寧にどうも。私は董卓、字は仲頴です。ここ、荊州は南陽にて義勇軍を率いさせてもらってます。どうか、よろしくお願いしますね?」

 思春「私は甘寧。字は興覇だ。義姉上の、董卓様の義妹にて、その一の刃たる者だ」

 流琉「あ、えと。私は典韋といいます!お料理なら何でも任せてください!」

 

 

 

 ともあれ。

 

 互いに自己紹介が終った後、俺は月たちに同行させてもらうことにした。理由は簡単だ。だってもう確実に、今回の外史はこの三人を中心に動いて行く事は明白だしね。

 天の御遣いを今後やるかどうかは分からないけど、まあ、必要に迫られたら考えてみるさ。とは言うものの……。

 

 月「へぅ~。ご主人様~。早くしないと置いていっちゃいますよ~」

 思春「月さま。やはり北郷なぞを主と呼ぶのは」

 流琉「じゃあ、思春姉さまも、兄様を兄様と呼べば良いじゃないですか」

 思春「そういう問題ではなくてだな!」

 月「へぅ~。二人とも~、喧嘩しちゃ駄目だよ~」

 

 何でだか、月と流琉にはすぐに気に入られちゃって、とっても神聖で大事なモノの筈の真名を、いともあっさり許してくれて。しかもその上、月は俺の事を『ご主人様』と呼んでくれて、流琉は流琉で『兄様』と、そう呼んでくれてる。思春はまあ、ツンデレ比率9:1な彼女の事だし、いちお、真名で呼ぶことは許してくれたから、あながち嫌われているわけでもない……と思う。

 

 一刀「……さてさて。この面子で新しい外史、か。……一体どんな風になっていくやら」

 

 月「ご主人様~」

 思春「おい!早くしろ、北郷!」

 流琉「兄様~!早く早く~!」

 一刀「っと。おー!今行くー!」

 

 ……ま、なるようになるだろ!物語ってのは、えてしてそうなってるもんだしな!

 

 ……多分ねw

 

 

 ~続く~

 

 

 

 ……予定(笑www

 

 

 てなわけで。

 

 もしもの三姉妹、そのパターンの弐ですw

 

 華琳達の方は一郎太さんが書いてくださっているので、僕はまた違うパターンで攻めてみたいと思います(おw

 

 この先の道筋ですか?

 

 んなもん、決まってるわけ無いじゃあないですかwww

 

 見切り発車も良い所ですので、忘れた頃、他の連載物に詰まった時の息抜き程度で、ちょいちょい書いて行きたいと思ってますw

 

 では今回はこの辺で。

 

 

 ちゃお~♪

 


 
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