オーズはドロシーを見据えて一斉にオースキャナーでドライバーをスキャン。
(スキャニングチャージ!)
「はあぁ、はっ!」
ガタキリバは足元を連続で切り裂き・・。
「ふっ!」
ラトラーターも高速で別の足元を切り裂く。
「ぬん!」
サゴーゾはドロシーの顎に頭突きを当て・・。
「はあ!」
タジャドルは飛行しながら火炎弾を放つ。
「うおりゃー!」
シャウタはウナギムチで攻撃。
「がう!」
プトティラはドロシーの足元を凍らせる。
「はあぁ!」
ブラカワニはスライディングキックでドロシーの体を滑り抜ける。
「よし、エネルギー充填完了!」
「行くぞ!」
ダブルバースはドロシーに狙いをつけ、取っ手を握る。
「ブレストキャノンシュート!」
「唯の人生を狂わせた化物め!消えろ!」
ダブルバースのブレストキャノンシュートがドロシーにヒット、ドロシーは体を崩す。
「とどめだぁ!」
タトバは高く跳躍。
ガタキリバ、シャウタ、タジャドルも跳躍。
「「セイヤァー!」」
「「だああー!」」
「ああぁ・・!神である私が・・敗れるなんて・・!」
ガタキリバキック、オクトバニッシュ、プロミネンスドロップ、タトバキックがドロシーに炸裂、000の文字が浮かびドロシーは爆散。
「やったー!」
ドロシーを倒して喜ぶ一夏たち。
同時に倒すべき宿敵を一つ倒し、いくつかある過去のケジメの一つを着けた。
しばらくして炎が晴れるがそこにあるはずのコアメダルが無くなっていた。
紫三枚は爆発と同時に唯の体に戻り七枚になった。
「・・!あいつ・・!」
コアメダルを奪ったレムはほくそ笑んでいた。
「ドロシーは破れたが・・またあなたを復活させるためのコアメダルは集まった・・!」
「なあ、次は俺にやらせろよ。あの野郎は俺が潰してやるよ。」
「なら、これを・・。」
レムは少年の体に緑のコアメダルを与える。
少年の体に緑の雷が迸る。
「ケケケ、首を洗って待ってろよ・・!裏切り者・・!」
(こいつではあいつには勝てん。精々ドロシー復活の駒になってもらうとしよう・・。)
レムは集めたコアメダルを見つめながらドロシー復活の策を考える。
翌日・神室町
唯は一夏と共にここへやって来た。
あちこちで工事の音が響いている。
ここへ来た目的は唯の手に持ってるあるものを返すためだ。
「何か、ついこの前みたいに感じるなぁ・・。」
「え?来たことあるの?」
「まあな。」
唯の脳裏に浮かぶのはこれから会う人物に勉学やお金を増やす方法を学んだ。
そしてミレニアムタワーでの決戦。
三年前に神室町の刑事・谷村と協力して自衛隊と黒幕を倒した。
翌年には地獄と化した神室町を開放する戦いに参加、財団Xに所属していた科学者を倒した。
街の復興は順調に進み、今では笑い声や喧騒が絶えない街に戻った。
「さて、いるかな?」
目的の場所・スカイファイナンスに到着。
ドアを開ける。
「うぃ~す。」
唯はドアを開けて中に入るが誰もいなかった。
「あらら、留守みたいだ。花ちゃんは買い出しかな。」
「汚いね、ここって。」
二人はソファーに腰掛け、一夏は中の汚さに少し顔を歪める。
そこへ大量の手荷物を持った女性が帰ってきた。
「ただいま~。あら唯くん。」
「花ちゃん久しぶり。秋山さんは?」
「社長ならまたどこかでサボりよ。それより今日はどうしたの?」
「条件を満たして、返せるようになったから例のものを返しにきた。」
唯はポンとテーブルの手荷物を触る。
花はそれを見て笑顔になる。
「そっか、ならそちらが・・。」
「は、初めまして、唯の姉の織斑一夏です。よ、よろしく!」
一夏は慌てて立ち上がって挨拶する。
花はそれを微笑ましく見ていた。
「あら、あなたが唯くんのお姉さん?まあ積もる話もあるでしょ、少し待っててね。」
花は携帯を取りだし唯が会いにきた人物に電話。
しかし繋がらなかったのか携帯を閉じる。
「もう!社長ったらまた電源切ってる!」
「はは、相変わらずだなぁ・・。」
しょうがないのでしばらく待つことに。
その間何があったのかを話し合う三人。
そこへドアを開けて男性が入ってきた。
「ただいま~。」
「社長、珍しいお客さんが来てますよ。」
花がソファーを指差すと唯が立ち上がる。
「久しぶり、秋山さん。」
「おお、唯くんか。久しぶり~。」
男性は秋山駿。
元ホームレスであり、ある時を契機に街金融を始め、現在はキャバクラのオーナーも努めている。
「どうしたの、今日は?」
「これ、約束を果たしに来た。」
唯は手荷物を開ける。
そこには百万の束が五つ入っていた。
「んじゃあ、そっちがお姉さん?」
「は、初めまして!唯の姉の織斑一夏です!」
「へぇ~、ルックスもスタイルもいいからすぐにうちのキャバクラNo.1になれるよ。どうかな?」
「ふ、ふええ~!?///」
秋山の勧誘に一夏は顔を赤くし、花が戒めの言葉をいう。
「社長、織斑さんはまだ高校生です。」
「はは、冗談だよ。確かに条件付きで借りた物を返してもらったよ。」
「ああ、貸付条件は家族を引き連れてここへ来て、これを返すこと。確かに果たした。」
唯は秋山から二年前にお礼として五百万を受け取った。
だが唯は必ず返すと言っていたので秋山は条件を出した。
その条件は返済するときに家族を連れて来ること。
そして今その条件を果たした。
唯たちは軽く談笑したあとスカイファイナンスを後にする。
「なんていうか、不思議な人だったね。」
「そうだな、だけど秋山さんはお金に関してはスゴく厳しい。・・仕事を手伝った時に狂言誘拐を行った家族がいてな、一千万だったかな。それを使って札束風呂をやっていたんだ。」
「え?何それ?バカじゃない?」
普段は汚い言葉を使わない一夏も思わずそう言った。
「その時の秋山さんの怒りははスゴかった。一家のオヤジをボコボコにしたんだ。」
「うわぁ、何かわかる気がするよ・・。」
一夏は秋山が怒った動機に納得。
あの時の秋山はカリスティックを使った乱舞でオヤジをボコボコにした。
唯もある意味世の中にはこんな人もいるんだな~と無理やり納得した。
「とにかくスカイファイナンスはな、一度借りた客は二度と借りに来ない。俺みたいにお金を返しに店へ来ることはあるだろうがな。」
「え?何で?」
一夏の疑問に唯は空を見上げて答える。
空は雲っていた。
「スカイファイナンスはブラックリストに入っているお客にもお金を貸す。ただし借り入れを成立するためには特殊なテストを貸し付け客にやらせるんだ。そのお客さんの覚悟を見るためにな。合格すれば一億だろうが無利子、無金利で借りれる。」
「え、いいことじゃない。何で借りに来ないの?」
「そのテストが嫌で借りに来ないか、借りたお金で人生を変えたか・・その二択だからだ。」
「へぇ~。」
秋山のやり方に一夏は感心する。
下手をすれば借りたまま返しに来ない可能性があるにも関わらずだ。
それでも商売が成立している事に不思議な感じがした。
そのあとは神室町を案内して食事も楽しんで帰った。
唯はいろんな人の背中を見て自分だけの強さを見つけようとしています。
レムにほとんどのコアメダルを奪われました。
今手元にあるのは誰かが隠し持っているコンボ三枚だけと紫七枚のみ。
果たしてどうやって戦うのか・・。
次は唯の事を裏切り者と呼んだ男とバースチームの戦い。
そして龍が如くの主人公に遥が器用された事に驚き。
今回は博多、大阪、名古屋、札幌と日本全国を舞台に夢を持った者たちが駆け抜けます!
やっと第二次スパロボOGの情報が・・。
冬に出るらしいですが・・。
では感想待ってます!
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ドロシーとの決着。
一夏と神室町へデート。(と言えるかな?)