No.425949

超次元ゲイムネプテューヌmk2 絶望と希望のウロボロス

さん

うん、ものすごく説明文になった。
とても読みづらいと思う。すんません
最後に七賢者のキャラ……濃いね。うん
感想などありましたらどうぞ!

2012-05-21 00:31:14 投稿 / 全1ページ    総閲覧数:1147   閲覧ユーザー数:1092

常夜(とこよ) 空亡(くうむ)です。……みなさんよろしくお願いします」

 

そういい丁寧にそして清楚にお辞儀をするのは『神殺しの頂点』である常夜 空亡だ。

今、リーンボックスのどこにでもありそうな喫茶店の一角でとんでもない集団が集まっている。

一人目はネプテューヌを含めた各大陸の四女神を一人で圧倒する俺の過去であるレイス

二人目はあのチートの塊である空と同等それ以上の力を持つレイスの従者、ティシフォネ

三人目は先ほどもいった俺達『神』属性に対して絶対的な殺傷能力を持つ常夜 空亡である。

この三人だけで恐らくゲイムギョウ界は支配されるほどの戦力だろう、大体空と同等の実力の時点で脅威以上なにものでもない。

 

「因みに俺の愛娘だ」

 

付け足すようにレイスは膝に乗っている常夜ちゃんの頭を撫でる。

常夜ちゃんは気持ちよさそうに目を細め空いているレイスの手に抱き着く。……誰がどうみても仲のいい親子に見えるな

 

「うぅぅ、ご主人様ぁぁ、私も忘れないでくださいまし~」

「はいはい、後でな」

「ありがとうございます!!ご主人様この貴方様の奴隷であるティシフォネ!冥利に尽きます!」

 

それにプラスして寂しそうに半泣きのティシフォネがレイスの腰に抱き着く。

レイスは特に嫌な顔をせず冷静に受け止め流す恐らく慣れているんだなんか飼いならされているように見えるし

 

「なにこのイチャイチャ家族」

「微笑ましいです」

 

みんなこの三人のやり取り見ているとすっかり当初の緊張感はなくなり敵だということも忘れるぐらいのんびりとした空気になっていた。

因みに気絶した空とネプギアは寝かせているこう見ると互いに色は違いけど髪が長いという共通点を発見した。……どうでもいいか

 

「さて、空が気絶したことでようやく話は進みそうだ」

 

やれやれとため息を吐きレイスは真っ直ぐ俺を見た。

 

「個人的に聞きたいことがあるんじゃないか俺の未来(・・・・)?」

「…………」

 

アイエフ達は心配そうにこちらを見てきた。

結構、昔自分のことで悩んでいたこと思い出しているんだろう。

あのころの俺は真っ直ぐにただ示された道を迷いながら走っていたからなその時の苦悩とかこいつらには見せているからだろうな

 

「……お前がよくつぶやいていた『贖罪名』ってなんだ?できれば『罪遺物』も教えてほしい」

 

そして、

 

「なぜ俺が自分の過去を封じてまでこいつ()から逃げた……か?」

 

俺は先読みしたレイスに対して黙って頷いた。

 

「………分かった。でも、経緯には空の過去についても話も入ることになる。だから、約束してくれ空を怒らないでやってほしい」

 

静かにレイスは頭を下げたその瞳にはまるで親友に想う気持ちが見て取れ、俺たちは顔を合わせレイスの条件を飲んだ。

 

 

「……それじゃ話そう俺と空の出会いから、そして……俺が零崎 紅夜を名乗りそして空と歩んだ青春を」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

まず俺はこのゲイムギョウ界のような小さくも平和に溢れた世界で生まれた。

俺を生んでくれた両親の愛に偽りはなく幸福だった、その数年後には妹も生まれて更に俺の家庭は賑やかになった。

そして、妹が初めて公園デビューしたことの話だった俺と空が出会ったのは今でも忘れはしないあの美しいという言葉じゃ表せないほど、鮮明の黄金色の髪は今でも忘れることはできない。けど、その持ち主である空はそのとき疲労しきっていたそれは自分を覆っていた外殻が壊れ始めていたからだ。

 

神というのは基本的に三通りの生まれ方があると言われている。

それは、人々の空想が力を持ち具現化まで至り崇められる存在、

もう一つは世界が自らの意思で生み出しその役割が決められた存在、

最後に世界の概念として生まれる始まり存在、と分かれている。

 

だが、空の出生はどれにも当てはまらない。

空は造られた神(・・・・・)だった人間の手によってそして兵器として

それは『人造神(デミウルゴス)』と言い、三万体の実戦経験をもとに改造、改良、追加されていき終極戦略決戦兵器としての始まりだった。

もちろん、その時の空の力はとてつもないものだった製造過程で神の力や悪魔と天使、龍の力はては英雄呼ばれるほどの逸材のDNA等を組み込まれ造られたものだ拒絶反応も相当あったらしいが、その時の空は間違いなく兵器(・・)だった。

兵器に感情も感覚も必要ない用は器が耐えれれば問題ない、そしてただオーダーに従い逆らう者には死を、従う者には隷属として、世界征服なんていうバカげたことも簡単にこなしてしまった。

でも、空には色々の因子が組み込まれた結果、とあるバグが発生してしまったそれが感情、本人は気づいていなかったらしいがその時、確かな意思があり空を造った本人はそれを欠陥品として火山へと落ちるように命令され実行した。

兵器に感情なんてあってはならないもの、もしそれが原因となり止める可能性がある。

 

 

そう、引き金を引きたいときに引けない銃や、振りたいときに振れない刀剣に存在価値なんてないんだ。

 

 

空は全てを失った自分の存在を棄てられ永遠の劫火に焼かれるだけの日々に絶望した。

そして、空は遂に動いた。

 

たった一つの感情に、『復讐』という醜い意思に従い全てを殺戮し始めた。

 

 

勿論人間という概念への復讐に終わりなどなく複合製造、故に生み出された自分に流れる人間の血のせいで人の素晴らしさも気づき始めていた。

そんな自分にしていることに疑問を抱き、正しいこと間違っていることが分からない時に俺と出会った。

 

俺には一つの才能があった人の負を読み取ることが不思議と出来たんだ。

全てに疲弊し困惑していた空に対して俺は『友達になろう』と勧誘し、そして子供故に物語を語り、そして『救ってみせる』と約束したんだ。

そして、空は俺の言葉に希望を見つけ立ち直り前を見始めた。別れ際に空と俺は再び会う約束をした

 

 

その数日後、俺の家族は殺された。

奇跡的に妹は、息を吹き返したが両親はバラバラに解体されていた。

俺はその犯人を目撃していた必死で訴えたしかし帰ってきたのは、親殺しという称号と牢獄へのチケットだった。

他の囚人に手荒い歓迎により俺の左目は失明、そのさい病院に搬送されそこで真実を聞いた。

 

 

 

『俺の両親と妹は、ただの偉い手に息子が殺したその理由は人殺しの探究心。その偉い手の人は自分の立場を維持するために俺は犯人に仕立て上げられた』

 

 

俺はその日、脱獄した。

許せなかった全てが目に見える全てが蛆虫のように見えた。

なんて汚いんだろう。

なんて醜いんだろう。

なんて愚かなんだろう。

そんな俺の唯一の希望は奇跡に息を吹き返した妹の存在だった。

妹なら真実を知っている俺の無実を証明できると、俺は力の限り走り家へと帰りそこで見たのは

 

 

 

ーーー両親を殺した奴が妹を犯しているところだった。

 

 

 

バラバラ、バラバラ、バラバラっと俺の全ては砕け散った。

まずは両親を殺した奴を殺したこんな奴は生きる価値がないということ、

殺したところで俺は背中を刺された。

刺したのは妹だった。

妹の顔にはすでに光はなく洗脳されていたのが見て取れた。

最初から俺の無実は証明されないのは妹が無言だったのはこういうことだったんだ。

そして、妹は俺を殺そうとした俺を受け入れるつもりだったなぜならもう嫌だった生きていたくもなかったからだ。

けど、俺のいままで囚人どもに鍛えられてきた生存本能は無意識に反撃へと移り俺は妹をこの手で殺した。

 

俺は運命を呪い始めた、世界を恨んだ。全てに復讐を誓った。

つぼみは開き花へとなるように、俺の意識は覚醒し元から負を読み取る力は闇を誘い、闇を制し、闇を操る力へと変わってしまった。

 

俺は復讐を誓ったこんな運命を生み出す世界へ、

 

 

結果として16の世界を闇に染めたぐらいで世界神に拾われ自分を手にした空が駆けつけ俺は止められた。

正気に戻った俺は自分のしたこと罪深きことにようやく気づき、死人となった。

あの時は何も考えれなかった。

もし、考えてしまえば罪の意識に押しつぶされそうで俺はなにもしなかった。

 

そんなときだろう空が俺に言ったんだ。

 

 

 

『その無窮の力、やる気があるなら全てを差し出して贖罪に使いなよ』

 

 

俺は言葉に生まれ変わることを決意したそしてゼロから始まることから、零崎

俺の力は夜のように漆黒に、空の尽力により光を取り戻した左目は鮮血色になっていることから紅い夜、紅夜

贖罪を行うための名前、『零崎 紅夜』として俺は世界を回り人助けをした。

 

その時の俺は一言で言えば狂人だった。

贖罪と言ってもその全ての自己満足と変わりなくむしろ自分から傷つくことして自分が償いをしていると実感できるほどだった。

罪遺物、それは人の鮮血と怨嗟を浴びた結果により人間から生と死が抜け道具へと『進化』した物だ。

罪遺物の行動は全て精神力、精神力が高ければ高いほどその性能は上がったいき逆に弱まれば体は崩れていく。

不生不死は肉体的であり決して精神も同じではないただ、精神があれば肉体は無限というわけだ。

 

それから自分の意思と空の意思の食い違いでいっぱい喧嘩をした。いっぱい笑い合った。

その過程でティシフォネやくうちゃんと出会った。

人を救うことこそ自分の存在意義という考えは気づけば解消されていき余裕ができた。

人間らしい恋もして、勿論恋人もできた……ティシフォネに殺されて色々と事件も合ったがな

 

 

俺の存在意義は狂っていたから許してしまったけどな。

けど、限りなく人間を取り戻してしまった俺に出来た、大切な支えてくれた愛しい人は

 

 

 

 

 

 

          ーーーーもっとも信頼して、憧れて、信じていた空が殺したーーー

 

 

 

 

 

 

 

よくよく考えれば空も狂っていたんだ。

ドーナツのように真ん中だけ空いている状況なのが空なんだ。

組み込まれた他人意思が複雑に絡み合い情緒不安定なのは、知っていた多重人格と言ってもいいぐらいだ。

自分は無、自分を形成するのは全て他人の意思だった空はきっと自分を埋めてくれる『友達』を取り戻すために手段を選ばなかったんだと思う。

その結果が殺すときたのは、空の原初の過去がそう決断させてしまったんだろう。

 

そのあとは、空はもう二度と他人に取られたくないと俺を監禁した。

思い返してみれば空は必死だった、空にとってレイさんのことも含め友達が全てだったんだ。

空の性格は狂っているそんな奴に真正面から受け入れれる奴はほぼいない、故に空は孤独だったんだ。

空は俺の記録をすべて自分に染めてやると覚悟して色々してきた最早あれは拷問だった。そして怖くなった空の狂気に

 

 

 

だから、逃げた。

 

何も考えずあの、牢獄から逃げたように全部を噛み締めて、

 

 

 

 

 

 

 

 

「結果、俺は偶然ゲイムギョウ界に流れ着きその過程で空に見つかれないように厳重に記憶と力を封じて目を晦ました。……ま、直ぐに見つかったけどな」

 

そういいレイスは飲み残していた紅茶の口に持って行った。

喜怒哀楽の全てが込められた青春というにはあまりに悲惨であまりにも血生臭い過去

しかし、それが俺の過去、零崎 紅夜と夜天 空の青春の日々(・・・・・)だったんだ。

 

「いや、最初はお前の人格をまず殺し、無理やり俺の人格を引っ張ってくるだろうと俺は予想していたのに……あいつを助けるだなんて……いや本当にすごいよ。過去の俺じゃ無理だ」

 

クククッと笑みを零しレイスは本当に嬉しそうな顔で笑った。

俺の横にいるアイエフ達は言葉を失ったなんて言えばいいのか、なんて表情を造ればいいのかそのすべてが困惑していた。

俺もこの二人の過去になんて言ったら、いいか分からない。

レイスはそんな俺たちの表情にまた、笑みを零した。

 

「俺はまだ空のこと許せない。けど、これだけは言えるーーーどっちが悪い、なんてないんだ」

 

レイスは常夜ちゃんを下ろし立ち上がる。

外を見ればいつの間にか夕日が傾いていた。

 

「おっと、部下たちが腹を空かせて首を長くして待っているからもう行く今日は俺の奢りだ。しっかり自分のしたいこと考えることだ。俺は狂っているからお前たちを見逃すけど、それが永遠という保証はないからな」

 

そう言い残しレシートを掴み悠々と席を離れていくレイスだが、思いついたように足を止めこちらに振り向いたその表情はかつてないほど真剣な眼差しだで口を開いた。

 

 

 

 

 

「これは一種の呪いだ。俺とお前はーーーロリが好きだ」

 

 

 

 

………………えっ?ワ、ワンモワプリーズ?

 

「俺とお前は世間でいうロリコンだ」

「「「「「「はぁぁぁぁぁぁぁぁ(えぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ)!?!?!?!?!?」」」」」」

 

レイスの言葉に俺たちの間に流れていた憂鬱な空気は一瞬にして吹き飛んだ!!!

何言ってんだこの人!?

 

「な、なにを根拠に!?」

「自分の妹を殺した時の精神的ショックでな、それは肉体にも刻まれる重症で、幼女を見るとついつい優しくしたりお世話したくなる病気なんだほら、お前を通してみたことがある……えっと、ネプテューヌとブランその双子の姉妹だったな。結構お世話したくなるだろう?」

 

な、なぜ分かった!?

自分でも少し可笑しいな、なんて少し思ったこともあったけど!

でも、あいつら可愛いからいいかなんて思ってたりしてたけど!

 

「じゃあな~~♪」

 

ちょっと待ってぇぇぇ!!!

そんな悪戯が成功したような鼻歌を歌いながら去らないで!!!

 

 

ガシッ☆×3

 

 

レイスを追いかけようとしたとき肩に三つの手が置かれた。

それほど力は籠っていないのに俺の体は絶対零度にさせられたように動かない。

なのに烈火のごとき怒りにも似た暑さが肩から全身へと駆け巡りアラートを鳴らす。

あれ?レイスのロリコン発言に俺を除けた声が五人聞こえたぞ?

見れば空は寝ているとうことは絶叫を上げたのはアイエフ、コンパ、日本一、がすと、……ネプギア

 

「お兄ちゃん~~☆お姉ちゃんが良かったのなら言ってくれればヨカッタノニナ」

「こぅさん~~♪実は先ほど新薬が完成したのです~~できれば実験体になって欲しいデス~~」

「紅夜、あんた……私がロリキャラじゃないと?確かにまとめ役でお姉さんキャラだけどロリの対極のお姉さまが混じったらいかないの?ネェ、ネェ、ネェ、ネェ?」

 

ギャァァァァァ!!!まじでこえぇぇぇ!!!

そんなに俺がロリコン(←多少自覚あった)だったのが嫌だったのか!?

 

「紅夜!骨は海がいい?山がいい?」

「紅夜さんがまさかそんな性癖だったのですの……不潔ですの」

 

日本一!俺死ぬ前提なの!?というかこの恐怖に骨が残ること時点に奇跡的なものを感じるんですけど!!!

そしてがすと、今だから言うけど実はがすとの頭をなでなでしたかった!!!

 

 

「「「裁きの時間(ジャッジタイム)」」」

 

 

あぁ、空すまないが俺の代わりに冥獄界を……頼む。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「Zzz……は、なんか面白い空気を感じたよ!!!」

 

 

 

 

 

 

 


 
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