No.395132

けいおん!〜もう1人の平沢(天才)〜 プロローグ

もいっこ私の作品を投稿したいと思います

楽しんでくれたら幸いです!!

2012-03-20 16:35:50 投稿 / 全1ページ    総閲覧数:2790   閲覧ユーザー数:2675

その日、とある病院で1人の男の子が産まれた。

 

名前は『無い』。

 

その男の子の両親は、奇しくも、その日に2人共他界してしまった。

 

父親は男の子の誕生をしり、病院へ向かう途中に事故で....。

 

母親は男の子を産んで数分後に....。

 

さらに、残念な事にその男の子の両親は共に孤児。

 

故に、男の子は『天涯孤独』。

 

このまま、病院である程度育て、孤児院へ入れられる筈だった。

 

 

しかし、その子に、救いの手が差し伸べられる。

 

それは、一つの家族(夫婦)によるもの。

 

偶然にも、その日、その夫婦の間にも、子供が誕生した。

 

女の子。名前は『平沢 唯』。

 

その娘が産まれて、数分後、天涯孤独の男の子が同じ日に産まれていた事をしり、

その夫婦は、その男の子を引き取り、娘の『双子の兄』とした。

 

こうして幸いにも『天涯孤独の男の子』は『平沢家』に養子と迎えられた。

 

そしてそこで与えられた名前が『平沢 推』。

 

その1年後、平沢家には、もう1人の女の子(名前を『憂』)が誕生し、

3兄姉妹仲良く過ごし、上の双子の兄妹(長男長女)は無事、小学校を卒業しましたとさ.....。

 

 

 

?「と、言う事で、俺と唯と憂は本当の兄姉妹じゃないんだわ。

  あっ......唯と憂は本当の姉妹だからね!違うのは俺だけ。

  あと、この事はあの2人(唯と憂)は知らないから....教えないでね

  

  あ!それと後一つ、今(上記)の内容を呼んで、

 『あっ!こんな設定どっかで見た事ある!』と思った人!!それはきっと気のせいです!!

 生き別れの兄弟なんていないからね!!」

 

?「誰に話してるの?」

 

?「.....そこは触れないでおくんなまし」

 

?「そ、そう。........で?....それを私に教えてどうしたいの〝推〟」

 

推「あれ?......あんまり驚いてないね〝和〟?」

 

和「内心では凄くおどろいてるわよ。

  ただ、あなたが私に事実を伝えたのは、なにか訳があるからなんでしょ?」

 

推「ん?あぁそうだよ。その通り。

  ........実はね......俺、中学は隣県の全寮制の男子校に行く事にしたんだ.....」

 

和「ふ〜ん」

 

推「あれ!!もうちょっと、驚くとか悲しむ素振りしてくれない!!なんかちょと悲しい...」

 

和「(あんたが悲しんでどうすんのよ....)

  はぁ〜。知ってたもの。進路希望の紙全員提出したでしょ」

 

推「あっ!そっか!!」

 

和「そうゆう抜けた所は、義妹(唯)そっくりね....」

 

推「そ、そこでだ!!その理由なんだが.....

  自分で言うのもなんだけど、唯と憂ってあれじゃん....〝ブラコン〟じゃん

  だから、少し距離を置いてみようというわけよ!!」

 

和「確かにその意見には納得だけど、なんでまた急に?」

 

推「.........最近ね....自分の将来が怖いんだよ...」

 

和「?」

 

推「去年位からかな?悪の2人組(義両親)が、俺を本気で平沢家に取り込もうと企んでいてね」

 

和「.....それって....」

 

推「そう!!俺を、唯か憂の『婿』にするつもりなんだよ!!あの人達(義両親)!!」

 

和「..........」

 

推「だから、少し逃げゲフンゲフン、距離を置こうと思うんだ〜」

 

和「.......推.....強く生きなさい.....」

 

推「.........うん」

 

和「...........」

 

推「.......そ、そこでね!俺が居ない間、あの2人(唯と憂)の事を和に頼みたいんだよ」

 

和「だろうと思ったわ。....今更よ。それ。いつもの事じゃない」

 

推「和ならそう言ってくれると思った!!恩に着る!!」

 

和「(本人は自覚なしの様だけど、傍から見ると、

  唯達の事を言えない程の〝シスコン〟なのよね〜)」

 

推「一応、中学卒業したら、帰ってくるつもりだから.....それまでよろしく」

 

和「えぇ。任せなさい」

 

推「あぁ。じゃあ俺、引っ越しの準備とかあるから。じゃな!!」

 

和「えぇ」

 

 

そして数日後、俺(推)は隣県の男子校の学生寮へと引っ越した。


 
このエントリーをはてなブックマークに追加
 
 
3
1

コメントの閲覧と書き込みにはログインが必要です。

この作品について報告する

追加するフォルダを選択