No.395090

ゲイム業界を駆ける炎の獅子 プロローグ

人並み外れた戦闘センスと炎を操るという不思議な力を持つ以外は、
ごく普通の大学一年生の桐谷蓮【キリヤレン】は、ある日突然祖父に
『お前は男神だからゲイム業界へ行き世界の危機を救って来い』と言わ、
異世界に送られて、 そこで出会った『ネプテューヌ』『コンパ』『アイエフ』
と言う3人の少女達と共にゲイム業界を救う旅をする事に。 これは、そんな

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2012-03-20 15:40:19 投稿 / 全1ページ    総閲覧数:1117   閲覧ユーザー数:1075

 

『俺は一体何者なんだろう?』

 

 

俺の名前は『桐谷 蓮(キリヤ レン)』大学一年生、この物語の主人公だ。

 

第1回目の今回は俺の自己紹介をしたいと思う、出来れば最後まで付合って頂きたい.....って聞いてる?

 

 

おっほん、俺の実家は道場で代々武術を教えている。俺もその道場を継ぐ後継者だ。

 

幼い頃から祖父に色々な武術(剣術、弓術、槍術、格闘術その他諸々)を散々叩き込まれて来た。

 

一番得意なのは格闘術、所謂、体術、又は柔術ってやつだ。

 

ある時は、高さ20m以上ある崖の上から突き落とされたり。

 

ある時は、沢山の風船に括り付けられ空に放たれたりと、死ぬ様な修行を毎日させられた。

 

祖父曰く『獅子は我が子を千尋の谷に突き落とす』だそうだ。別に俺はあんたの子じゃねぇんだがな.....。

 

まぁ、そのかいあり、今では生ける伝説と謳われた師の祖父と良い勝負が出来る程にまで強くなった。

 

けど結局、最終的に負けるのは俺なのだが........まぁ、その話は置いておこう。

 

そんな滅茶苦茶な祖父の事は別に嫌いでは無いし、俺も日々自分が強くなって行くのが嬉しくもある。

 

そして、いつか必ず祖父を負かす事が俺の目標だ。

 

 

次に.......趣味はゲーム、音楽を聞く事。特技は楽器演奏です。

 

昔から、ゲームやマンガ、アニメが好きで家には結構な数のゲームソフト、マンガ、アニメのDVDがある。

 

こらそこ〝オタク〟とか言わないで、俺は〝ちょっと行き過ぎたマニア〟なだけですよ。

 

......おっと話が逸れたね、話を戻そう。

 

 

特技の楽器演奏については、母親が趣味で音楽教室を開いて居た為、強制的に俺も色々な楽器を教えられた。

 

ちなみに言うと絶対音感も持っている。

 

俺的には音楽は自分で奏でるより聴く方が好きなんだが、

 

高一の時に友達の誘いで一緒に軽音部を作りバンド組んだりもした。学校での評判もなかなか良かった。

 

高校卒業後は皆違う大学に入学したり就職したりでバラバラになりそれ以来合ってないな.......。

 

あの時俺が使っていたベース.......今は何処に眠っている事やら....。

 

 

まぁ、こんな感じで青春を十分に満喫している俺だが悩みもちゃんとある。

 

俺には一つだけ家族以外の者に絶対に知られる事が許されない秘密がある。

 

それは、俺が生まれながら持つ不思議な力、炎を自在に操れると言う魔法の様な不思議な力だ。

 

これがもし誰かにバレたら俺の人生どうなる事やら。

 

......え?いまバラしたじゃん、て?読者には良いんだよ、じゃなきゃ話が進まないだろ。

 

はっ!......度々話が逸れてごめん、話を戻すよ。っと言っても、もう終わるけどね。

 

 

こんな、自称〝ゲーム・アニメ・音楽好きの炎を操る武術家〟の俺がふと疑問に思ったのがこれ。

 

『俺は一体何者なんだろう?』

 

そう、武力や趣味・特技に付いては環境が俺をそうさせたのだから、それはどうしようもない事だ。

 

だが、しかし〝炎を操る力〟それがなんなのかが分からない。

 

爺ちゃんは何か知っている様なので、去年聞いてみたが『まだ少し速い』と流された。

 

何の為の力なのか?一体この力は何なのか?そもそもなんで俺がこの力を持っているのか?謎だらけだ。

 

そんな疑問を持ち始めたのが去年、そして現在に至る。

 

そして今日、その答えと言っていい俺の人生を大きく変える出来事が起きたんだ。

 

 

 
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