入学式がたって1週間経ったその頃・・・
タッタッタッタッタッタ~
律
「澪~~~~!!!!」
律
「クラブ見学行こ~ぜ!」
澪
「クラブ見学?」
律
「軽音部だよ、軽音部!」
澪
「でも、私文芸部に入るつもりだし・・・」
律
「えっ!?」
澪
「それに入部希望の紙も書いたし」
律がその入部希望の紙を見つめた
そして・・・
ビリッッッッ!!!!!
・・・・・・・・・
澪
「ああ~!!!何するんだよ、律!!!」
律「
ホラ、行くぞ行くぞ!早く早く!!」グイッ!
澪
「ちょっと~!!!」
====~職員室~====
律
「えっ!!?廃部した・・・?」
山中
「正確には廃部寸前ね。昨年度までいた部員は皆卒業しちゃって・・・今月中に4人以上入部しないと廃部になっちゃうの」
律「だから音楽室誰もいなかったのか~・・・」
山中
「ごめんね、次音楽の授業があるから・・・頑張ってね、軽音部」
====~放課後の音楽室にて・・・~====
澪
「で、どうするの?」
律
「入部希望者を待つ!」
澪
「待つんだ・・・(汗)」
律
「待つ!!!」
夕日が西に落ちる頃・・・
澪
「帰ろっか」
ガチャン!
???
「あの~、見学をしたいんですけど・・・」
入ってきたのは、ベージュ色に近い髪をした女子生徒であった
律
「軽音部の!!?」
???
「いえ、合唱部の・・・」
律
「軽音部に入りませんか?今部員が少なくて・・・後悔はさせません!!!」
澪
「そんな強引な勧誘をしたら迷惑だろ!!!
・・・んじゃ、私行くから」
律「澪!あの時の約束は嘘だったのか!?
私がドラムで、澪がベースでずっと
・・・ずっとバンド組もうねって約束してたじゃない!!?
2人でライブで行ったあの日・・・あの時言葉は嘘だったのか!!?」
澪
「その回想が嘘だ」バッサリ
律
「あり?そうだっけ~?」
律
「でも、あの時は澪もやるって・・・」
澪
「そりゃそうだけど・・・」
律
「それでプロになったらギャラは7:3ねって・・・」
澪
「捏造するなっ!」
バシッ!
???
「ふふふふふ、なんだか楽しそうですねキーボードぐらいしかできませんが、私でよければ入部させてください!」
律
「あ、ありがとう~!!!
これであと1人入部すれば~・・・」
澪「私ももう人数に入っているんだ・・・」
紬
「琴吹紬です」
律「ドラムの田井中律、こっちはベースの秋山澪、あとはギターだな!」
その頃2組の教室にて・・・
泰広
「はぁ~、いい部見つからないね」
正樹
「確かに、運動部でも女子だけの部に入るのはどうかって思うぜ...?お前ならなおさら無理だろ?」
泰広
「うん、多分・・・」
正樹
「ここには中学校のなごりは無いみたいだし、文芸部もパッとしたものが特にないんだよな~」
2人は向かい合うように椅子に座っていた
泰広
「ん?今何時、正樹?」
時計はすでに6時を回っていた
正樹
「もう帰ろうぜ~?あまり遅くなるわけにもいかねぇし」
泰広
「そうだね、帰ろう」
2人が立ち上がると、教室のドアが開いた
ガラッ!
和
「あら、まだ2人ともいたの?」
正樹
「ん?ああ、ちょっとな」
唯
「まだ帰らないの~?」
泰広
「ちょうど今帰るとこ」
唯
「じゃ、一緒に帰ろうよ~」
正樹
「ああ、俺はいいけど泰広は?」
泰広
「べ、別にいいけど」
~正門~
正樹
「何でお前らは残っていたんだ?」
和
「私と唯は日直だったのよ、明日はちょうど泰広君と正樹君よ」
泰広
「あれ?じゃ教室の鍵は?」
和
「下駄に行く前に職員室に行ったわ」
唯
「んじゃ、何でやっくんたちは教室いたの~?」
泰広「えっと・・・・・・俺たちは、部活動紹介の紙を見てたの、でも、なかなかいい部見つからなくて・・・」
和
「でも、決めるならそろそろ決めたほうがいいわよ?」
正
「分かってる、んじゃ、お前ら2人はどうするんだよ?」
和
「私は自己紹介通り生徒会に入るつもり、唯は・・・」
唯
「まだ決めてない|(汗)」
泰広
「俺たちと同じだね」
和
「ところで2人はどこまでついてきて大丈夫なの?もう私たちの近所まで来ちゃったけど・・・」
正樹
「ここは俺たちの通学路だぜ」
唯
「じゃ、私たちとまーくんたちの家結構近いじゃん!!!」
泰広
「まあ、そういうことになるね」
しばらく道なりに行くと・・・
和
「んじゃ、私たちはここで・・・また明日」
唯
「またね~、バイバイ☆」ブンブン
正樹
「おう、またな」
泰広
「お疲れ様」
こうして4人は2人と2人に分かれて帰宅するのであった・・・
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ようやくあの主要メンバーが登場です
では3話目どうぞ~^^
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