私達の舞台となる世界―、それは剣と魔法が繁栄し、共存する世界。
森では妖精が戯れ合い、空では翼人が飛び交い、酒場では冒険者達が酒を酌み合う世界。
この世界の人々は様々で、旅人として流浪する人も居れば、盗賊として道を歩む人も居ます。
しかしそんな世界の中で、とある一国の歴史を変える出来事が起きてしまいました。
その王国の名前は、アクトティニア王国。
アクトティニア王国は数百年の歴史を誇り、その血筋をたどると"世界の象徴"と称されるほどに栄えていた王国でした。
国王は若き獅子王で兵団を指揮するだけの器量と行動力を持ち、その妻に迎えられたばかりの同じく若き猫王妃も清楚で慈悲深く、民に人気がありました。
自然が豊かな国土に善良な民、そして秩序を治める二人、笑いあう人々。
争いと反乱には無縁であるこの理想の王国図は永遠に続くものだと、誰もがそう思っていました。
しかし、あるとき、その歴史の史書を覆すある一つの事件が、起きてしまったのです。
―それは、ドラゴンの出現。
大王国に突如として姿を現したドラゴンの姿に人々は、混乱しました。
その巨大な爪と牙、そして何よりも口から吐く膨大な熱量を持つ高熱の火炎によって、すぐさま王国は阿鼻叫喚の渦へと巻き込まれてしまったのです。
その状況を見た国王は、若くして勇敢に一人立ち向かい、王妃は自分より住民の避難を優先させて混乱を鎮めようとしました。
しかし、今まで確認もされていないドラゴンの戦い方など兵団の誰一人として知るはずもありません。
結果として、やはり逃げ出す者の方が割合として大きかったのです。
ドラゴンが吹き出す火炎と熱気で多くの被害を出して国は壊滅状態へと追いやられた後、大きな翼を広げて何処へともなく飛び去っていきました。
「……な、なんということだ…」
国王と王妃は、我が国のあまりにもひどい惨状に嘆き、深く悲しみました。
ほんの短い時間の間で壊滅へと導いた運命に、王妃はその場で静かに涙しました。
息苦しさと目を当てられないほどに広がる惨状と、無残に変わり果てた我が国を見つめるのは、二人にとって死よりも辛いことでした。
この状況を他国に伝えて助力を求めたとしても、その国の王が裏切らないという保障はどこにもありません。
しかし、どちらとも言えずにこのまま滅びゆく自分の国の未来はどうなってしまうのか―。
国王は苦悩しました。これほどまでに苦悩したことはない、というほどに深く考え込みました。
『…落ち込んでいても仕方ない、このまま衰退していく我が国の未来を変えるためにも―』
そこで国王はある秘策を、最期の手段としてたった一つの提案を全国民とその領土に掲げることにしました。
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『我がアクトティニア王国では、荒廃した王国を再興し、繁栄に協力・貢献できる人材を募集する。
これは国家の正式な募集であるため、生活に必要な最低給金を少々ながら配布する。
採用する条件として、以下の条件を満たしている者とする。
①国王の地位は揺るがないものであり忠義を示せる者
②国の危機にいかなる勢力に対しても立ち向かえる者
③住人からの依頼事に対して誠実な態度で受注できる者
上記を従順出来る者を採用とするが、何らかの形で国の再興に貢献できる者は例外とする。
今回の募集目的は国家の再興と繁栄に貢献できる人材という事に基づいて、職業は問わない事とする。
なお、採用が認められた暁には我が国の兵舎での住居権を与える。
募集する人数は無制限とし、万が一の際の防衛において、みごと戦果を掲げた者には褒美を授けることを約束する。
以上、興味を持たれし者は兵舎の受付にて募集を開始する』
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そして国王が掲げたお触れ書きは、瞬く間にして風の噂や商人を通じての情報網で広がっていきました。
最終的な手段として掲げたこの秘策は、一種の賭けでもあり、王国の存亡が関わる重大な挑戦でもありました。
「…本当にこんなもので、人が来るのでしょうか」
王妃は心配そうに祈りながら、じっと荒廃した街並みを見つめていました。
その悲しげな瞳に映るのは、ただ目の前に広がる荒れ果てた土地と瓦礫の山です。
「…きっと、来てくれる。そして私達と民で、またこの国を変えていこう」
すると国王は、一度決意するかのように唇を噛み締め、ゆっくりと頷きました。
●アクトティニア城について
唯一無二の歴史を持つアクトティニア城の特徴といえば、大規模な書籍を持つ図書館に、味と量に定評のある食堂、常に清潔に保たれて様々な効能が楽しめるただっぴろい大浴場など。
囲まれた大きい城壁はドラゴンの襲撃により多大な損傷を受けたものの、まだまだ現役。
住居施設として兵団の兵舎がある。しかし現在は大半の兵士は逃げ出してしまった為、数えるほどの兵しか残っていない。
●兵舎について
争いと反乱には無縁だったこの国は軍事的施設に力を入れておらず、収容人数は約数百人の兵舎が設立された。
また、訓練場には矢や剣などが壁に立てかけられており、鍛錬にはもってこいの施設である。
作戦会議などを行う会議室も有り、緊急時に集合を掛ける場合が多い。
●城下町について
現在では東地区と西地区に分類されており、東地区では武具の鍛冶屋や酒場・市場などが栄えている。
西地区では、農産の要となる田畑、また住民家が立ち並びその外れには教会が建っている。
ドラゴンが襲撃する以前は、現在よりもかなりの建物が並んでいたが、今は無残にも跡形も無い。
●文明について
中世ファンタジーを想定した設定になっておりますので、そこまで文明は発達していません。
鉄製の剣や、輝石で鍛錬された斧、木製ボウガンなどなどです。
●魔法
魔法を使用するとその代償として、発動者自身に疲労感として返ってきます。
魔力は生命力に等しい為、使用しすぎた場合は…。
●通貨
通貨名称はゼル(zl)です。
例:100zl 100ゼル
●参加方法について
自分のオリジナルキャラクターをキャラクターシートに書いていただき投稿するだけで、参加完了となります。(※タグは下記参照)
主催側に声は掛ける必要はありませんので、気軽にご参加願います♪
楽しむことが大切なので、文章力などは必要ありません!
まったりゆったり交流しましょう~♪
●参加してから交流までの流れ
最初は5人集まってから結団式を行います。
途中から参加された方もキャラシートを投稿次第で、どんどん交流してもらって構いません。
(キャラクターが住む兵舎の部屋割りは一人部屋と二人部屋がありますので、各々ご自由にお決めください)
●人間関係とR規制について
恋人といった関係につきましては、規制はしておりません。
ただしBLやGLといった表現に関しては、必要最低限で願います(これらが苦手な方も居ますので)
R規制については、現在のTINAMIの仕様でR-18は投稿不可となっておりますのでご了承ください。
●作品と交流の注意点について
オリジナルキャラクターを表明した時点で、他の誰かと交流することがあります。
ゆえに色々な人から交流を申し込まれることがあると思いますが、その際は一声掛けるかしてお願いします。
また、勝手に他人のキャラクターを死亡させたり、他人の能力を故意に変化させる事は禁止します。
●絵や漫画の参加について
大歓迎です♪
●イベントについて
こちら側が月1~2程のペースで一定期間内にイベントを設けます。(ドラゴン討伐戦etc...)
イベント各種におきましては、強制参加ではございませんので時間や余裕がある方はぜひご参加願います♪
オリジナルキャラクターシート
●名前
●ニックネーム
●年齢
●性別
●職業
●一人称
●二人称
●種族
●容姿(瞳の色・体毛の色etc..)
●服装
●性格
●口調
●身長
●体重
●武器
●戦闘スタイル
●癖or口癖
●特技(特徴)
●趣味
●弱み(強制ではない)
●好き
●嫌い
●この王国を知ったきっかけ
●バックグラウンド(生い立ち)
●台詞サンプル
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参考程度ということで、全て埋める必要は無いです!
ゆる~くかる~くオリジナルキャラクターを書いてください♪
以下、各項目の追記です。
●種族:獣人であるということを厳守してください(竜人や翼人もOK)
●容姿:目の色や体毛の色や柔軟さ、目つきや顔の特徴など。
●武器:どんな武具を持っているのか、その特徴など。
●特徴:ズバ抜けた特性やチャームポイントetc...
●弱み:くすぐりが苦手や虫が苦手等、キャラクターの弱点といったもの。
●バックグラウンド:詳しく書いておくとキャラの生き方がより分かりやすくなります。
●戦闘スタイル:ここを書くと戦闘時の描写表現がより豊富になります。
●台詞サンプル:キャラクターの性格や個性が分かるような簡単な一言をお願いします。
●王国を知ったきっかけ:風の噂や掲示板で見かけた、流れ着いたetc...
※注意点
あまりにもチート性能(不老不死・時間静止etc..)は歯止めを掛けてください。
クリエイトするキャラクターにおいては、一人につき一人まで。
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●タグ一覧
BP→全ての作品に付けてください。
BP:交流→キャラ同士の絡みの際に付けてください。
BP:キャラ→このタグはキャラクターシートのみに付けてください。
BP:クエスト→このタグはクエスト関連のみに付けてください。
BP:アクトティニア→アクトティニアについての設定。
BP:イベント→こちら側がイベント発生時の告知の際に使います。
随時更新します。
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まずは目に留めて頂き、有難うございます!
獣人をメインとした中世ファンタジーの世界を皆で交流できたら楽しいんじゃないか、と思いこの企画を立ち上げました!
お気軽に質問や疑問など受け付けてます♪
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