No.368252

真説・恋姫†演技 仲帝記 第二十三羽「双羽を虎の檻にて待ち構えるは、翻る真紅と紺碧の双旗、のこと」

狭乃 狼さん

ども、似非駄文作家こと、狭乃狼ですw

仲帝記、その二十三羽めを更新ですww

いよいよ虎牢関へと迫る、両袁家の軍勢。

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2012-01-25 20:59:01 投稿 / 全6ページ    総閲覧数:8355   閲覧ユーザー数:6802

 『陽人の戦い』

 

 所謂反董卓連合諸侯と董卓軍との間に勃発した、洛陽攻防戦の戦いのことである。

 

 連合軍にはその発起人である袁紹を筆頭として、袁術、曹操、劉備、公孫賛、孫堅、そして西涼の馬騰が一子馬超という、層々たる面々が集結し、その総勢約二十万という大軍を作り上げた。

 

 一方で董卓側の方であるが、こちらは飛将軍として名高い呂布を初めとし、張遼、華雄といった名将、猛将がその名を連ね、汜水関や虎牢関という堅牢な壁こそ有しては居たものの、その総兵力は僅かに三万程度。

 

 多勢に無勢。

 

 それは董卓軍の将兵とて良く分かりきっていたことだったが、そんな寡兵しか居ない状況にあっても、汜水関においてはみな良く奮起し、連合軍の先手であった劉備と公孫賛の部隊を一時は撥ね退けて見せた。

 

 しかし、その劉備と公孫賛の部隊が撤退した後、それらに変わって関攻めを開始した曹操の使ったその策、すなわち、公的には死んだことになっていた筈の張三姉妹こと数え役満姉妹が、汜水関前面にてゲリラライブを行なった事により、関内部にいた元黄巾の兵士達が彼女らのその呼びかけに応えて内応。

 それによって、あれほどの頑強さを見せた汜水関はあっさりと陥落し、守将であった華雄と張遼は命からがら、虎牢関へと撤退せざるを得なくさせられてしまった。

 

 その後、汜水関に入った彼女ら連合軍であったが、曹操が使ったその攻略手段、すなわち数え役満姉妹に関する糾弾が、孫堅がその口火を切ったことを切欠として行なわれた。

 

 だが、曹操はその事に対して全く怯む様子を見せる事無く、その当人たちである数え役満姉妹をその場に呼んで、諸侯に対して彼女らのことを何のおくびもなく語って聞かせた。

 

 曰く、『数え役満姉妹(彼女ら)は黄巾党の首領であった張三姉妹に瓜二つなだけの真っ赤な偽物であり、曹操(自分)はその事を利用して、元黄巾の兵たちを戦力に組み込んで居る』と。

 

 それに対し、諸侯は一様にしてその眉をひそめていぶかしんだのであるが、その場に居た誰も、それに関する虚実を看破出来るような材料までは持ち合わせて居なかった。

 

 「それでは麗羽様?次の虎牢関より後の戦では、孟徳さんの所には私達の代わりに輜重を守ってもらって、絶対に手を出さないよう約束してもらってはどうでしょうか?そうすれば今度こそ、私達“袁家の目立つ”場面が、出来るというものだと思いますよ?」

 

 張勲から出されたその提案に、袁紹はすぐさま飛びついた。

 

 袁家が目立つ。

 

 もっと正確言えば、袁紹自身がただ誰よりも目立ちたい、という身勝手な理由によって、今回のこの連合を発起したようなものであるから、袁紹にとって張勲のその上申は願ったり叶ったり、というものであった。

 そしてそれを提案した張勲の方も、そうなるであろうことは百も承知のうえで、そんな提案をしたわけであり、それによって次なる虎牢関への先手を彼女らの予定通り、両袁家が行なうことにするため、曹操が使った手段とその裏事情を承知の上で、逆にそれを利用したわけである。

 

 そして、その話し合いの行なわれた翌日の未明。

 

 袁紹軍の五万と袁術軍の一万、あわせて六万の軍勢を先手に、連合軍は虎牢関へと目指して進撃を開始した。

 

 相も変らぬ高笑いを、上機嫌にその軍勢の先頭にて響かせる袁紹であったが、彼女はまさか思ってもみても居なかったであろう。

 その後に続く袁術軍のその先頭にて、にやにやとその胸中にてほくそ笑んでいる、自身の腹違いの妹やその家臣たちが、自分を時間稼ぎの囮、いや、贄にしようとしている、その思惑などに……。

 

 

 第二十三羽「双羽を虎の檻にて待ち構えるは、翻る真紅と紺碧の双旗、のこと」

 

 

 連合軍のその向かう先にある虎牢関の、その内部にある会議室に、その地の守将である全ての武将が一同にその顔を揃えていた。  

 

 「あちらの先手は両袁家、か」

 「曹軍がまた先手だったら如何したもんかと思うとったけど、そういうことなら問題はなさそうやな」

 「多分そのあたりは、七乃どのの…張勲将軍の手管だろうな」

 「まあそうだろうな。曹軍が使った天和ちゃんたちのこと、うやむやにする代わりとか何とか言って、後方に待機させておくことを呑ませた…そんなところだろう」

 

 楽就の口から連合側の裏事情の推測が発せられると、それに周倉が力強く頷いて同意の意を示す。

 

 「……随分簡単に納得するんだな、椛よ。あれか?そういう報せでも来たのか?」

 「そういうわけじゃあねえよ。……単に、それぐらいのことなら十分やりかねねえ、っていうだけさ。あの腹黒さまならよ。な?樹?」

 「ま、そういうこった。で?応戦についてはどうする?袁紹軍とうちの姫さん達が先手だって言うんなら、多分、討って出て良いと思うんだが」

 

 袁紹軍と袁術軍が先手として軍を進めて居る。であるならば、袁術軍の方は適当に流しつつ、袁紹軍をその攻め手の主としてかかり散々に蹴散らす。

 そうして瓦解させた袁紹軍をその理由に、袁術軍はほうほうの体を装いつつ、一旦汜水に撤退して更なる時間を稼ぐ……といったあたりが、おそらく張勲の思惑なのだろう、と。楽就は両袁家が先手である事から、自軍の参謀長である張勲の策を、そう予測した。

 

 「それならなにも遠慮する事はないのです!恋どのが袁紹軍に、霞どのが袁術軍にと、それぞれに相手をすれば問題は無いのです!」

 「おい、陳宮!なんで私はそこに入って居ないのだ!?」

 「そんなの、華雄のような猪では、どっちを相手にしても手を抜けないからに、決まっているのです。下手をすれば、兵の壊滅どころか、そのまま袁紹の首まで取ってしまいかねませんから」

 「何を言う!!そもそも、その袁紹が月さまが羨ましいなどというくだらんことを理由にして、今回のこの戦を始めたのであろう!?ならばそんな奴の首を取った所で、褒められこそすれ責められるいわれなど……!!」

 

 この戦が始まったその切欠は、宮中に巣食う董卓を妬んだ身中の虫、すなわち王允がばら撒いた流言飛語が、その大本には違いない。

 しかし、その流言飛語にこれ幸いと最初に乗ったのは、間違いなく袁紹なのである。それゆえ、華雄はその袁紹さえ討てば、この馬鹿げた戦を早々に終らせられる筈だと、そう考えていたのであるが。

 

 「だーかーら!脳筋を通り越した猪は駄目だと言うのです!!確かに袁紹は許しがたいですが、今この時点で首を取ってしまっても何の意味もないのです!連合は今の総大将が袁紹だからこそ、力押しするしか能の無い有象無象で居てくれるのですぞ!?」

 「せやで、華雄。もし、上手い事袁紹を討てたとしても、や。その後釜に曹操あたりが就いたら、もっとややこしい事になりかねへんで?」

 「烏合の衆だった連合が、一致団結してまとまり、まともな大軍として機能するようになるかもな」

 「……そうなった場合、うちの姫さんたちや孫文台どのでも、それを崩すのは難しいかも、な」

 「連合の掲げてる大義が大義だけに、それを内から乱す、ちゅうわけにもいかんやろしな」

 「ぐ、むむむ……っ」

 

 だから、協力者である袁術軍はもとより、袁紹の軍に対しても、ある程度の手加減はしないといけない。完膚なきまでに叩きのめすにしても、ある程度、出来る限りの負傷者を残しておかなければならないのである。

 あちらに死者が大量に出ると言うことは、その分糧食が余って、戦を長く続けられるようにもなってしまう……ということでもあるのだから。

 

 張遼は勿論言うに及ばずであるが、呂布は呂布でそういった手加減が必要なときは、きちんとそれをこなすことが出来る。

 しかし、華雄は残念ながらそういった面に関しては、圧倒的に不器用なのである。力と勢いに任せての突撃であれば、彼女は呂布にも一切引けを取らないのであるが、反面、手を抜くことはほとんど出来ないといっていい。

 それゆえに、陳宮は華雄のことを、両袁家に当たる面子からは外した、というわけであった。 

 

 

 

 それとほぼ同時刻。

 

 その虎牢関へと向けて進軍している両袁家による混成軍は、袁紹の軍をその中央本隊に、そしてその両翼に袁術の軍が半数づつに分かれて布陣、意気揚々と大地を踏み鳴らして行軍していた。

 

 「おーっほっほっほっほ!!さあ、斗詩さんに猪々子さん!いよいよ、この名門たるわ・た・く・し・の!大活躍の場が来ましたわよ!!董卓さんの軍勢ごとき、けちょんけちょんにのして差し上げますわよ!!おーっほっほっほっほっほ!!」

 「へっへー。あたいも今から腕が鳴ってしょうがないぜ。なあ、斗詩?虎牢関にはあの飛将軍が居るんだろ?どれだけ強いのか、楽しみだよなー♪」

 「……文ちゃんも麗羽様も気楽で良いよね……はあ~、呂奉先が相手の戦なんて、私はすっごく気が重いよう……」

 

 やたらと上機嫌に高笑いをする袁紹と、何も考えなしにかの呂布と戦う事だけを楽しみにしている、同僚の文醜のその能天気ぶりに、思わず顔良は大きな溜息を涙目になりつつ吐くのであった。

 

 そして、その袁紹の高笑いは、当然の様に両翼に居る袁術軍のそれぞれにも聞こえていた。

 

 「……本当に、麗羽姉様のあの笑いは、聞いてて腹が立ってくるの」

 「まー、お気持ちは分かりますけどねー。でもお嬢様ー?お嬢様も以前は、あんな感じだったんですよー?覚えてますかー?」

 「……覚えておるから、余計に腹が立つのじゃ!以前の妾を見ておるようで、とっても情けなくなってくるのじゃ……っ!!」

 

 過去の無知だった自分。周囲の事を何一つ、自ら学ぼうとせず、周りに流され、愚か者であることにも気付かなかった、そんな自分。それは、袁術にとっては忘れたい、いっそ記憶の中から捨て去りたいほどの、恥辱にまみれた記憶である。

 だが、そんな自分の過去の姿だからこそ、袁術はけっして記憶の彼方に押し込んだりしていない。むしろ、その事を積極的に思い出し、今の己と重ね合わせる事によって戒めとし、更なる研鑽のための糧としている。

 ただ、今回についてだけ言えば、過去の自分のことは遥かかなたへと押しやってしまいたいと、彼女はその耳に聞こえてくる姉の笑い声に眉を潜めつつ、その肩をがっくりと落としていた。

 

 「……お嬢様、一つだけ、いいですか?」

 「……なんじゃ?」

 「確かに、以前のお嬢様は私のせいもあって、御馬鹿なお子ちゃまの状態で何年か過ごしましたけど、でも、お嬢様は最終的にはご自身で、ご自身のその足で、歩く事をお決めになられました」

 「……」

 「そして、今ではとてもご立派に、太守として、私達のご主君として、成長されていっています。ですから、もっと今のご自分に自信をもって、そして堂々と、その無い胸を張っていてくださいませ」

 「……そうか。……ありがとうの、七乃」

 「いえいえー。どういたしましてー♪」

 

 落ち込む袁術の事を、張勲は彼女にしては珍しく真剣な表情をその顔に作り、自身が愛して止まない少女の事を、そのほんの少しばかり小馬鹿にした言葉を含めた台詞で慰める。

 そんな張勲の言葉を聞き、袁術は再びその顔を上げ、その視線を本隊中央の先頭付近に居る、袁紹へとすっと移す。

 

 「……なんにしても、麗羽姉様の“アレ”だけは、やっぱり不愉快には違いが無いがの……」

 「あ、あはは……」

 

 

 その一方で、袁術達の反対側に兵を展開している、諸葛玄と紀霊は、袁術とはまた違う意味でその頭を悩ませていた。

 

 「さてさて。噂の飛将軍どのを相手に、麗羽嬢のところの兵たちは、一体どれほどもちますかねえ?」

 「……向こうの数にもよりますが、南皮の兵の質を見るからに、半刻(約一時間)ももてば良い所……ぐらいですか」

 「厳しいですねえ、巴ちゃんは。……まあ、僕の見立ててでも大体そんな感じですけどね。麗羽嬢のところの二人の将軍…顔良、文醜の二枚看板が、呂奉先を相手に良い勝負をしてくれればいいんですが……さて、どうなることやら」

 

 袁紹のところで将といえる将といえば、顔良と文醜と言うその二人ぐらいしか居ない。もちろん、実際には彼女達のみならず、他にも十分に有能といえる人物とて居ないわけではないが、袁紹はどういうわけか、先の二人以外とはあまり親密な関係を築いていない、いや、築こうとすらしていないのである。

 また、そういった顔良、文醜の二人以外の者たちの方も、主君である袁紹にはすすんで近寄ろうとすらせず、朝議などにおいてその顔を合わせるだけ、といった者が、袁紹軍の中ではその大半を占めている。

 もちろん、そこには色々と理由があるのだが、それについてはまた後々の講釈にて、語らせていただく機を作らせていただくとして。

 

 ともかく、今回の連合集結に際しても、袁紹が連れてきたのは先の二枚看板のみで、他には一切、将や軍師というものを同行して来て居ないのである。

 

 「秋水どのは、顔良と文醜、それぞれの実力の程はご存知なのですか?」

 「まあ、あの二人は昔から、麗羽嬢にべったりでしたからねえ。一応、その実力の程は把握している……つもりではあるんですが、もし、二人の実力が昔のままだとしたら、呂奉先には到底敵わないでしょうねえ」

 

 馬上にてその手に手綱を握ったまま少々その顔をしかめ、その視線を顔良と文醜が居るであろう、中央本隊へと向ける諸葛玄。

 

 「斗詩ちゃん…顔良の方はまだ、多少なりとも知恵が回る分、猪々子ちゃん…文醜よりはホントに多少、マシかもですが、それでも二人あわせてやっと、まともな勝負になるかならないか……って、所でしょうね」

 「……呂奉先の武とは、それほどのものなのですか?」

 「……あれはね、巴ちゃん。“武”という域を遥かに越えてますよ。……彼女の戦う所見たのは、随分前にそれも一度きりの事ですが、いまでも良く覚えてますよ。当時、并州近郊で暴れまわっていた黒山賊という連中、君は知ってますか?」

 

 黒山賊。それは、張燕という名の男が頭目として率いた、黄巾の乱以前に存在した盗賊団のことである。冀州は常山をその根城として各地で良い様に暴れまわり、その内、余りにも強く、大きくなりすぎたため、朝廷もその討伐を諦め、官爵を下賜することで何とか和解するのが精一杯だった、とても有名な盗賊団……だった。

 

 「……私はその頃、ちょうど袁家に、先代の袁逢さまに仕官していたかどうか位だと思いましたが、彼らのことは噂でしょっちゅう耳にしていました。……もっとも、あるときを境にして、その噂も聞かなくなりましたが」

 「……彼女……呂奉先はね、ある時、その彼らを、たった一人で撃退してしまったことがあるんです。そう……わずか十の子供が、大の大人が五人がかりでも持つことすら叶わないほどの巨大な戟を振り回し、たった一人で、その時滞在していた街を、万を超える彼ら黒山賊から護る為に……ね」

 「……」

 

 紀霊はその話を聞いた瞬間、思わず背筋に嫌な汗が流れるのを感じ取っていた。

 自分とて一端の武人であるし、その自分を越えるほどの武を持った人間は、世の中にはそうおいそれとは居ないという、多少の自負とてあるつもりで居る。

 しかし、諸葛玄の話を聞く限りでは、呂布はわずか十歳ですでに、万の敵を一人で蹴散らせるほどの実力を持っていたと言う。

 当時、いや、その呂布と同じ年頃の自分に、同じ事が出来たかと問われれば、まず間違いなく、否、としか答えられないだろう。それほどまでに、呂布の武の資質というのは飛びぬけて居るのか。

 

 「……あれからもう、何年経ちましたかねえ?十年はまだ行って居ないと思いますが、当時既にその程度の武を身につけていた彼女が、その後もっと研鑽を積んでいたとしたら……いやいや、ほんと、空恐ろしいものですねえ」

 「……黄巾の乱の時に、呂奉先はたったひとりで、三万の賊を蹴散らしたとかいうあの話も、どうやら真実のことのようですね……」

 

 まさに万夫不当という名に相応しい、その武の力量に、紀霊は思わず身震いを覚えた。だがそれと同時に、出来うるものなら一度、呂布とその矛を交えてみたいとも、彼女は少しだけ思ってもいた。

 

 「……さて、どうやらそろそろ、虎牢関に到着のようですが……」

 「……どうやら、既に待ち構えていたようですね」

 「『真紅の呂旗』に、『紺碧の張旗』……飛将軍呂奉先と、神速の将張文遠……ですか」

 

 両袁家の面々のその視界に、目標の虎牢関が完全に入り込んだその時、その門前にて兵を展開している二つの部隊の姿もまた、しっかりと捉えられた。

 そして、両軍の距離が互いにその声が聞こえる、その程度にまで縮まったその時。

 

 「来た……ねね、お願い」

 「はいですぞ!!……遠からん者は音に聞け!!近くばよって目にも見よっ!!蒼天に翻るは血で染め抜いた真紅の呂旗!!天下にその名を響かせる、董卓軍が一番槍!!悪鬼はひれ伏し鬼神も逃げる、飛将軍呂奉先が旗なり!!天に唾する悪党どもよ!その目でとくと、仰ぎ見るが良いのです!!」

 

 「今度はうちの番や!よう聞けお前ら!我が名は張文遠!!董卓軍にその人ありと言われた、神速の将とはうちのことや!!他人の言に乗って罪無きうちらの主君、董仲頴を穢さんとするあほんだらども!!うちのこの飛龍偃月刀にて、天誅を食らわしたるわ!!」

 

 呂布のその傍に控え、自身の体よりも遥かに巨大なその旗を掲げる陳宮と、そしてその二人に居並ぶ形で馬上の人となっている張遼の、それぞれの天をも衝かんばかりの大音声による名乗り上げ。

 

 虎牢関の戦いは、それらによってその幕を挙げたのであった……。

 

 ~続く~

 

 

 というわけで、恋の萌将伝のあのシーンが、何気に一番燃えた狼ですww

 

 いやー、一度は絶対書いてみたかったんですよねー、口下手な恋に変わってねねが口上をする、あの場面。

 

 あれ見て燃えないやつぁ、恋姫ふぁんじゃあない!!(断言ww

 

 というわけで、

 

 次回はいよいよ、虎牢関での第一戦、両袁家対呂布&張遼の部隊の戦いが始まります。

 

 ・・・・・まあ、ぶっちゃけ結果はほとんど決まってますけどね(えwww

 

 あそれと、作中に出てきた黒山賊については、相変わらず多分に、作者の捏造が入っていますので、そこの所ご了承くださいませ。

 

 正史と何処が違うのかについては、興味のある方は御自分でお調べくださいませねwww

 

 

 それではみなさん、また次回、仲帝記の第二十四羽にて、お目にかかりましょう。

 

 再見~( ゜∀゜)o彡゜

 


 
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