愛紗「うーん」
カツカツ!
愛紗「うーーん」
カツカツ!
愛紗「うーーーん」
桃香「愛紗ちゃん?如何したの」
愛紗「わあ!?と、桃香様!?」
桃香「もうすぐ会議始まるよ?早く行こう」
愛紗「は、はい」
桃香「如何したの?何か悩み事?」
愛紗「実は、まだ北郷殿に謝って無くて」
桃香「えー!?そうなの!?如何しよう今日の会議は、北郷さんだって出席するんだよ?」
愛紗「だから迷ってるんです」
桃香「仕方ないか~会議が始まる前に謝ろう」
愛紗「はい」
愛紗には、珍しい位足取りが重かった
春蘭「なあ一刀!氣の修行とは何をするのだ♪」
一刀「会議が終ったら話すよ」
秋蘭「そうだぞ姉者、まずは自分の仕事を終らせねばいけないぞ」
春蘭「うーん、それもそうだな」
秋蘭「ところで一刀、あの後愛紗とは、話をしたのか?」
一刀「愛紗?・・・ああ!関羽さん!話してないよ」
春蘭「そうなのか?」
一刀「ああ、あの後部屋に戻って春蘭の修行の内容考えてたから」
春蘭「うう~やっぱり気になる、教えてくれ一刀////」
一刀「それは「会議が終ってからにしなさい」華琳」
華琳「そろそろ時間よ、席に着きなさい」
春蘭・一刀・秋蘭「「「御意」」」
ガチャ!
蓮華「華琳ゴメンなさい、遅れたかしら?」
桃香「すみません」
華琳「構わないは、今準備が終った所よ」
蓮華達呉と、桃香達蜀の武官・文官が王座の間に入ってくる
愛紗「あっ!」
一刀「・・・どうも」
愛紗「・・・」
華琳「全員揃ったはね、それじゃあ会議を始めましょう」
桃香「愛紗ちゃん、ほら謝らないと」(ヒソヒソ)
愛紗「無理ですよ、如何見ても嫌われてるじゃないですか!?」(ヒソヒソ)
桃香「でも」(ヒソヒソ)
華琳「桃香、何コソコソ話してるの!」
桃香「ご、ゴメンなさい、あ!あの北郷さ「ゴメン!ゴメン!遅くなっちゃったー!」雪蓮さん!?」
華琳「遅刻よ雪蓮」
雪蓮「ゴメンね、祭の様子見て来たのよ」
華琳「どうだったの?」
雪蓮「もう少しで普通に歩けるらしいの」
桃香「良かったですね♪」
蓮華「一安心ですね」
雪蓮「ところで、会議はどれだけ進んでるの?」
華琳「今始まったばかりよ、早く席に着きなさい」
雪蓮「はいはーい♪」
雪蓮が席に着くのと同時に、会議が始まった
雪蓮「それにしても、魏ってほんとに治安が良いのね」
冥琳「確かにな、参考になる物ばかりだ」
朱里「でもその分、凪さんが抜けた穴は大きいですね」
一刀「普通に生活出来るだけなら何とかなってるんです、だから書類整理に専念して貰ってます」
蓮華「休ませないのか?」
一刀「言ってるんですけどね、休めって」
風「凪ちゃんは、寂しがりやですから、お兄さんの側に居たいんじゃないですか?」
一刀「それなら嬉しいんだけどね、でも休める時は休ませてるよ」
稟「それはそうです、無理をして完治が遅くなったら、本末転倒です」
桂花「あんまり無理させるんじゃないわよ」
一刀「判ってる、当分は凪の分の警邏は、俺がやる予定だ、それで良いか華琳?」
華琳「ええ、そうしてくれると助かるわ」
秋蘭「華琳様、先日調査した五胡の件ですが、今の所目立った行動は見られないそうです」
華琳「そう判ったは、引き続き調査を進めなさい」
秋蘭「御意」
春蘭「兵の調教も順調です、このままを維持できれば五胡との戦いは有利になるかと」
華琳「そう、でも油断は禁物よ、出来る事はとことんやって頂戴」
春蘭「御意」
華琳「それじゃあ、今日はこの辺で終わりにしましょう」
全員「はい!」
春蘭「よし!一刀、早く行くぞ♪」
一刀「判ったから、落ち着けよ」
秋蘭「あー張り切っている姉者も可愛いな」
華琳「待ちなさい」
春蘭・一刀・秋蘭「「「???」」」
修行に行こうとした三人を、華琳が止める
華琳「一刀、その修行って何をするのかしら?」
一刀「うん?どうしてそんな事を」
華琳「あら、私に言えない事なのかしら?」
一刀「別に言えない訳じゃないよ」
華琳「なら話なさい、秋蘭の時みたいに黙っている必要は無いでしょう?」
一刀「ふぅーまったく、今日はあくまで、氣の属性と、氣孔球を確認してから少しずつ、氣の修行を始めるつもりだけど」
魏以外「「「???」」」
風「確かに、確認は必要ですね~」
稟「氣の確認なら済んでいるでしょう?春蘭様は赤・火の属性ですよね」
一刀「それだけかどうかを確かめる、もしかしたら二つ属性があるかも知れない」
桂花「だったら此処で確かめれば良いじゃない」
秋蘭「うーん、一刀如何する?」
一刀「そうだな、確認だけなら良いか、それより説明しないといけないね」
一刀は、蜀・呉の全員の方に振り向く
一刀「要するにですね、これこれじかじか、かくかくうまうま、で」
蜀・呉全員「「成る程」」
一刀「それじゃあ早速始めるか」
そう言い終わると、一刀は春蘭の手を握る
春蘭「あっ////」
一刀「如何した?」
春蘭「な、何でもない////」
秋蘭「何を照れているんだ姉者、手を握った事など幾らでも有るだろう?」
春蘭「わ、わかっている////」
一刀「始めるぞ」
そう言い終わると、一刀は春蘭の手に氣を流す、そしてそのままもう片方の手を重ねた
桃香「すごい・・・」
朱里「何だか此処まで離れていても、判ります」
雛里「うん、凄く暖かい」
愛紗「うむ、とても真似出来んな」
星「ところで愛紗よ、何時謝るんだ?」
愛紗「うっ!」
雪蓮「しばらく見てなさいよ、そうすれば時間が出来るから」
冥琳「そう焦る事は無い」
穏「あーん知りたいですあの方法////」
蓮華「思春、気絶させる準備を」
思春「御意」
明命「あっ!終るみたいです」
春蘭の手が、少しずつ離れると春蘭の手が光を放っている
それぞれの手が、赤い光を
一刀「赤一色か」
春蘭「私は、秋蘭の様に二つの属性ではないのか?」
秋蘭「みたいだな」
一刀「じゃあ、後は特性を、うん?」
春蘭「一刀、如何した?」
カツカツカツ!
ギュ!
春蘭「お、おい一刀!?////」
蜀・呉全員「「!?!?!?////」」
突然一刀は、春蘭の両頬を手で触って、顔を近づけた
一刀「これは・・・」
春蘭「か、一刀!?////」
一刀「静かに・・・」
春蘭(出来るか!?////)
今二人の顔の距離は、キスが出来てしまうんじゃないかと思うほど近い
一刀「・・・」
春蘭(ドキドキ////)
一刀「・・・」
春蘭(ドキドキドキドキ////)
一刀「・・・」
春蘭(ドキドキドキドキドキドキドキドキ////)
しばらくして、一刀は、顔を離す
一刀「うーん」
華琳「一刀、何か判ったのかしら?#」
一刀「意外な結果が出た」
稟「意外な結果?」
一刀「ああ・・・これはちょっと大変だな修行」
風「大変?」
一刀「ああ、うん?春蘭」
春蘭「・・・////」
一刀「春蘭?」
春蘭は、顔を赤くしたまま固まっていた
一刀「おい、春蘭」
秋蘭「一刀!?今近付くな!!」
一刀「え?」
時既に遅し、一刀は既に春蘭の肩に触れていた
春蘭「あっ!あっあっあ!!ああーーー!!!!////」
ゴン!!
一刀「がは!?」
桃香「ああー!!北郷さん!?」
顔を赤くした春蘭が、一刀に頭突きをする
春蘭「ああー////」
フラフラ
ボン!?ドサ!?
秋蘭「姉者!?おい姉者確りしろ!!」
春蘭「ああー、かじゅとぉ~////」
顔だけでなく、体全体が真っ赤になった春蘭が気絶してしまう
その後二人を部屋に運んで、看病にお明け暮れた人がいたとか居なかったとか
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改めまして、あけましておめでとうございます、新年一発目の小説です。
団体戦編では秋蘭の成長を、この修行編では春蘭の成長を描きます