No.344512

恋姫無双 普通の人と乱世を駆けろ! 第23話

ssnowwさん

vs袁紹に向けて~

2011-12-07 20:25:42 投稿 / 全3ページ    総閲覧数:3348   閲覧ユーザー数:2896

前回までのあらすじ

 

1 じこしょーかい

 

2 騎馬強いね

 

3 白蓮が壊れた・・・。

 

 

 

 

 

旧董卓軍の将達に担当してもらう部隊を紹介し、その後に月と詠の所へ行き各自の希望を聞いた。

 

結果、月の希望は俺専属のメイド・・・もとい侍女だった。だが、必要とあらば政務も

 

手伝ってくれるらしい。

 

詠は別に侍女でも構わないが、出来れば軍師としても働きたい。という物だった。

 

こっちとしては、詠が軍師として働いてくれるのは大歓迎なので、それを許可して

 

軍師の仲間入りを果たした。・・・よく考えたらウチの軍師って凄くね?

 

公孫賛軍の現状戦力は8万だ。恐らく袁紹にも負けない程であろう。

 

いつ攻めてきても問題ない。欲を言えば、出来る限り戦力を守りながら勝ちたい所だ。

 

その後の曹操との戦いに向けての所だ。それと、袁紹は青州の黄巾党をほっといているらしい。

 

恐らく、既に青州には5万近くの黄色頭巾連中の残党が集まっている。

 

そろそろ、兵糧も尽きて各地に散り始めることだ。俺の計画としては『三国志』での曹操同様に

 

青州兵として配下に入れたいところだ。鍛えれば大分強力なものになるしね。

 

自室で今後のことを考えてると・・・。

 

「一刀殿、白蓮殿がお呼びですぞ。なにやら急用らしいです」

 

「ん・・・分かったよ」

 

今の時期に何事だろ・・・。

 

 

 

「皆、集まってもらって悪いな。急な話だが・・・麗羽、袁紹軍が攻めてきた」

 

「「「!!!」」」

 

「曹操軍はどうしたんだ?袁紹の後ろには曹操がいて留守にすれば攻め込まれるだろ?」

 

「私から説明するわ」と桂花。

 

「現在、曹操軍は雍州、涼州の馬騰軍に攻め込んでるわ。

 曹操軍の背後にいる劉備軍は現在内政に手一杯だから、守備隊には最低限の兵しか残してないわ。

 そのため袁紹は後顧の憂いを絶つ為に、攻め込んだようだわ」

 

「敵兵はどうなのだ?」と星

 

「約15万といった所ね」

 

「15万・・・以前までは10万程度だった筈だが?」

 

「それは俺から説明しましょう。

 今の数週間前、連合が終わってすぐに大規模な徴兵が在った様だな・・・。

 若い男以外にも少年や年寄りも無理やり参加しているようだ」

 

「その為に兵の調練は行き届いてないし、主な将軍級は二枚看板のみよ」

 

「そうか・・・出来るだけ、敵味方の兵を・・・甘いと思うだろうが・・・殺したくないな。

 正規兵ならまだしも、老人や少年達を殺すわけにはいかない・・・なにか策は無いか?」

 

「敵も味方も殺さずに敵の戦意を喪失させるねぇ・・・難しいわ」と筆頭軍師様。

 

「桂花様の言う通りです・・・」と巴

 

「やっぱり、難しいか?」今のは俺。

 

「詠は何か無いか?」

 

「新参者の僕が、こんな重要な時に発言していいの?」

 

「ダメなわけ無いだろ。詠はもうウチの軍師だからな」と白蓮。

 

「分かったわ。策は在るにはあるけど、城が一つ焼け落ちるけど・・・構わない?」

 

「別に構わないさ。そのくらいで上手くいくなら」

 

「そう・・・私が考えたのは・・・火計よ。詳しく言うと・・・

 白蓮、アンタと一刀、桂花、黒蓮が州境の城に行く。その城には守備隊のみを入れておくわ。

 恐らく袁紹軍は大群でしょうから、城に攻撃される前に白旗を上げて降伏するのよ。

 霞と星と円には城後方の森に騎馬で伏せていて」

 

「ちょ!なにいっとるんや。大将が降伏したらこっちの負けやないか?」

 

「本当に降伏するわけじゃないわ。見せ掛けよ」

 

此処まで話を聞いた俺は、この策がどのようなものかわかった。

 

曹操が張繍に負けたあの戦いをするつもりだろ。やっぱ世界が変わっても賈詡だなぁ・・・。

 

「あの袁紹ですから疑いもせずに降伏を受け入れるでしょう。

 二枚看板が不信に思うかも知れないけど、袁紹はとめられない筈よ。

 袁紹と白蓮達が接触したら、例の玉璽を渡す。そうすれば貴方達は殺されないで済むわ。

 夜には二枚看板の文醜に黒蓮が酒を大量に飲ませる。きっと上機嫌だし疑いもしないでしょ。

 顔良には手を出しちゃダメよ。顔良は二人とは違うわ。

 文酷が寝たら黒蓮は彼女の武器を回収。黒蓮が戻ってきて、夜になったら本当の作戦開始よ。

 桂花、白蓮が城の守備隊の指揮をして、敵軍に火矢の射掛けるわ。

 さっき言った伏兵を指揮する3人は火を確認したら城外部の敵陣に突撃。

 出来るだけ敵を殺さないように投降を促しながら駆け回る」

 

「そういうことか!」

 

「一刀は精鋭数百を連れて、二枚看板と敵大将を攻撃。生け捕りにして。

 一刀が袁紹の捕縛に成功すれば、私達はそのまま南皮、いければ鄴まで侵攻するわ。

 最低一刀は二枚看板の一人は生け捕りにしてね」

 

「凄いわね・・・私も思いつかないわよ」

 

「詠さんって軍略に長けてたんですね」

 

「そんなこと無いわよ。これは僕達を救ってくれた公孫賛軍の皆への感謝の気持ちよ」

 

「白蓮、それでいいか?」

 

「あぁ、よし皆出陣準備だ!明日の明け方出陣するぞ!」

 

「「「御意!!」」」

 

 

~公孫賛軍side end

 

 

 

~袁紹軍、顔良side

 

 

「姫!今回の徴兵はやり過ぎですよ!

 このまま進軍しても鍛錬の行き届いてない兵では負けてしまいます!

 それに相手には飛将軍や御使い様もいるんですよ!」

 

「お~っほっほっほ!

 そんな人たちなんて、顔良さんと文醜さんが倒してくださいな!

 それに私達の華麗な兵達が負けることなんてありませんわよ~!」

 

「でもさ~、姫。今回は斗詩の言うことも一理あるぜ?」

 

「う、うるさいですわ!とにかく白蓮さんを倒して、華琳さんを倒しますわよ!

 お~っほっほっほっほ!!」

 

多分この戦いは負ける・・・。

 

・・・私に出来ることは、文ちゃんと姫を出来る限り逃がすことだけ・・・。

 

とにかく今は私に出来ることをしなきゃ・・・。

 

 

 

 

 

23話終了です。

 

詠チャンには活躍してもらいますよ!

 

次回はvs袁紹で~す。

 

楽しんでくださいね?

 

希望、要望があれば気軽にお願いします。

 

 

 


 
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