No.327882

袁・恋姫+無双 奪われた御遣い

流狼人さん

覇(笑)の変心ぶりに驚く憎悪。しかし、覇(笑)一言が、独眼龍の心を抉っている事は天はおろか憎悪も分かっている。

2011-11-01 17:16:29 投稿 / 全10ページ    総閲覧数:4326   閲覧ユーザー数:3512

 

「っは!何を言い出すかと思えば?下らない。何を根拠に。」

 

「証拠?小さい時から一緒に居た悪友の変化に私が気付かないとでも思ったのかしら?まぁ、貴方の御陰で麗羽も使えそうになってくれたから感謝だけはして置いてあげるわ。」

 

「・・・仮に認めておきましょう。で、なんの用か。曹孟徳。」

 

「用?貴方はもう用済み。あるのは後ろの三人よ。貴方たち、私の部下に成りなさい。私の元で羽を広げ、其の勇姿を私だけに見せなさい。」

 

 

・・・は~。なにコイツ?此れ、一刀が警戒していた群雄の一角??

 

期待外れも外れっぱなしよ。クーリングオフを要求するわ・・・クーリングオフってなにかしら?

 

ま、とりあえず。せ~の

 

「「「断る。」」」

 

 

とりあえず一言・・・当たり前だな。

 

というか、仮にも名門の配下に向かって宦官出の下賤者が上から目線って・・・ホントに超世の傑と呼ばれた曹孟徳公か?

 

「曹操殿。貴殿には礼儀作法と言う言葉をお送りいたしましょう。」

 

「ハッキリ言うと、貴方達ほどの美しい武将がこいつのような小物の下にいる事自体が許せないのよ」

 

おい、無視するな無視を。

 

「五月蝿いわね。華琳(曹操の真名)様に声を掛けてもらうだけでも名誉なのよ。ましてや男に声を掛けてもらえるなんて100回死んでも在り得ない事なのだから、さっさと死ねブ男。」

 

・・・コイツが春蘭の言っていた猫耳軍師か。

 

 

コイツを捕えた暁には性犯罪者だらけの部屋にぶち込んでやる、君主諸共。

 

 

「・・・スマンな、軍師殿。」

 

あぁ!!夏侯淵様!!貴方は女神だ!!

 

「なに、いいという事だ。・・・あと私のことは秋蘭で良い。」

 

ちょ、ば、馬鹿!なにを

 

「姉者を庇ってくれて有り難う。最近、華琳様が狂い初めてな・・・はっきり言って陳留に姉者が来るとそのまま処刑ってなっても可笑しくないほどだ。」

 

 

 

どうなってんだ?曹操軍は??

 

「・・・最近、何進大将軍の孫娘と閨を共にしてから狂い初めてな。だから、一刀殿。いや審配殿。姉者の事を。」

 

・・・分かった。そっちも何かあったらこちらに来るが良い。春蘭も喜ぶぞ。

 

 

「有難い・・・だが、姉者の分まで私も頑張ると誓ったのでな。」

 

そうか・・・分かった。何も言うまい。

 

 

「・・・ふぅ。どうしても来ないのね。貴方達?」

 

「「「断る!」」」

 

「第一に勧誘するなら場所を選びなさいよ!まったく、周の文王も吃驚の勧誘の仕方よ。」

 

「・・・断る(華琳様、一体何が有ったのですか?!)。」

 

「お前みたいな奴の命令なんて、聞きたくも無いのだ。」

 

と三人と一人は永遠と繰り返していた。

 

尚、秋蘭と一刀の会話は猫耳と覇王(笑)には聞こえていなかった模様。

 

 

「・・・ふん。ま、いいわ。」

 

というと曹操は二人に声を掛けて自陣に帰ろうとしたのだった。

 

「あら、あっさり帰るのね。」

 

と、雪蓮は小馬鹿にするように問いかけると。

 

「ええ。そもそも私が間違っていたのだから。だって。」

 

それは決して言ってはいけない事。

 

「聞けば、貴方達。顔に傷があるって言うじゃない。」

 

雪蓮は大火傷の設定の為顔は勿論、体全体に包帯が巻かれ其の上に服を着ている状態。

 

春蘭は右目と口が見えるだけの鬼の仮面。また、曹操にばれると思い普段よりも多くの防具を身につけていた。

 

鈴々は十文字に○の印が入っている頭巾を被っているが額に傷があるため・・・という設定。

 

故に・・・幾ら美しいモノが好きでも

 

「醜女が傍に居たら、私の世界(天下)が穢れてしまうもの。」

 

此れだけは言ってはイケナカッタ。

 

 

「ッ!!春蘭!!!」

 

ドサっと倒れる音がして振り向くと春蘭が倒れていた。無理も無い。嘗て、愛していた君主から事実上絶縁されたのだから。

 

すると春蘭は仮面を外して俺を見て言った。

 

 

「一刀・・・私は・・・」

 

“みにくいか?”

 

 

パン!!

気付けば、春蘭の頬を引っ叩き其の頬を両手で掴み、

 

そのまま口付けをしたのだった。

 

「~~~~~~ぷは(赤面)。かっかっかかカか一刀!な、なにを「分かったか。」・・・っへ?」

 

「二度と、言わないでくれ。そんな言葉、春欄には似合わない。雄雄しく美しい猛将。それが君だ。春蘭、君は君であり続けろ。俺の傍にいろ。いいな。」

 

「・・・分かった、一刀。此処で誓おう。我名は侯惇。一刀の一振りにして憎悪の独眼龍と成り。戦い続けよう。」

 

 

誓いは此処になった。 

 

 

憎悪に死角は無くなり、袁の天下が見えてきた時、敵の銅鑼が猛々しく鳴り響く。シスイ関の将、関羽が打って出て来たのだった。

 

 

・・・本陣近くの崖の上から逆落としで。

 

 

>一寸した未来<

 

「ね~ね~いっくん!」

 

「な、何だ天和?」

 

「うふふ~。私、綺麗?」

 

「あ、ああ綺麗だぞ天和。」

 

「じゃぁ、私、醜い??」

 

「~~~~っく。分かったよ、天和。」

 

「えへへへ、やった~。」

 

~盛り中~

 

嫉妬団「「「・・・(ギリギリギリギリギリ)」」」

 

 

あの時の行いが何処からか漏れてしまい、カップルの間では一種の御呪いに見たいになっていた。

無論、此れを聞いた一刀は顔を青くし、逆に赤くした春蘭に追い掛け回されたのだった。

 

後日、噂を巻いたと思われる老人が蓑虫状態で、訓練場の弓の的に括り付けられていたのは噂でしかない。

 


 
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