どうしてこうなった……
俺の右手には、大きなリボンつきの帽子をかぶった子が居る
俺の左手には、魔女っ子帽子の女の子が居る
真っ赤な髪の元気な子が、俺の背中からぶら下がっている
そして俺の目の前には、二人の女の子、桃色の髪の子と黒髪の子が、頬をぷっくりと膨らませ
俺と、俺のひざの上に載った、悪戯っ子を睨みつけている…
一刀(ホント、どうしてこうなった…orz)
【真・恋姫†無双 三国子園児ー5時間目『先生と園児・しょく組編』ー始 】
~少し前まで遡る~
「よし、これで文句は有りませぬな?」
「でかしたぞ、星」
「へぅ…」 「むー…」 「仕方があるまい」 「ええ、負けは負けですので」
約二名を除いて、落胆ムードが漂う。
彼女達が何をしていたかというと、
『第N回:北郷一刀争奪じゃんけん大会』らしい…
なんじゃそら…
「では、北郷先生。今日は『しょく』になりましたので、早速行きましょうか」
「え、ええ、わかりました(ちょ、皆さん、そんなに睨まないで!俺のせい?これ俺のせいなの?)」
「ほれほれ、一刀先生、負け犬達は放って置いて、さっさと行きますぞ」
二人に促され、職員室を出た。
一刀(後でフォロー入れるの俺なんだろうな……)
〖三国子幼稚園:しょく組教室〗
「あーいっしゃっちゃん!」
「うわ、と、桃香姉さま」
「えへへ~」
「どうなさったんですか?」
「んとね~、今日ね」
「はい?」
「なんとなんと!『えんのみつかい』さんがこの教室に来ることになりましたっ!」
「え?そ、それは本当なのですか?」
「うん。ちょううん先生がね、じゃんけん大会でかったの」
(じゃ、じゃんけん…。そんな事で組み担当を決めているのか…)
「桃香さん、その話詳しく聞かせてくだしゃい。あわわ、噛んじゃった」
「あ、雛里ちゃん。いいよ、じゃんけん大会って言うのはね」
「はわわ、桃香ちゃん、じゃんけんの事じゃないです」
「ん?じゃあ、なにをお話すればいいの?」
「えとえと、『園の御遣い』さんについて、詳しくお願いします」
「ん~、ごめんね、朱里ちゃん、雛里ちゃん。わたしもよく知らないの。組長さんやってるけど、直接お話したことないから…」
「「あうぅ…」」
「でっ、でもでも、今日来ることは間違いないから、その時にいっぱいお話しよ、ね?」
「「はいっ!」」
「ねぇねぇ、『御使い』の人って、超イケメンだよねー」
((なぁー、朱里、イケメンってなんなのだ?))
((あのね、鈴々ちゃん、イケメンって言うのは、かっこいい男の人の事を言うんだよ))
((おぉー、そうなのか、じゃあ『みつかい』のお兄ちゃんはイケメンなのだ!))
「はぁ、たんぽぽ、お前、またそれか…」
「なんだよ、お姉さま、朝礼の挨拶の時見たのに、お姉さまは何とも思わなかったの?」
「何ともって、なんだよ」
「例えば、温かい感じだったり、懐かしい感じだったり」
「ん?そう言えば、なんかあいつ見た時にへんなかんじだったな、胸の奥がざわつくみたいな」
「!!(翠やたんぽぽも!?)」
「へぇー、翠ちゃんやたんぽぽちゃんもなんだ」
「私たち『も』ってことは、桃香もなのか?」
「うん、あれってやっぱり、『えんのみつかい』さんだからじゃないかな?ねぇ、えんやちゃんもそう思うよね?」
「わ、わたしですか?」
「アー、無理無理、脳筋焔耶にそんな繊細な事聞いたって、無駄だよ、桃香」
「な、なんだと、きさまっ!」
「きゃー、こわーい♪『脳菌』がうつっちゃうー♪」
「あはは、二人とも仲がいいなー」
「とーか様!わたしとこいつの仲が良いなど、そんなこ」
ガラガラ
厳顔「これ!うるさいぞ、童(わっぱ)共!!」
園児たち(男子)「「「わー、おっぱいお化けが出たぞー、にっげろー」」」
厳顔「だーれが、おっぱいお化けじゃ!」
ガン!ゴン!ゴツン!
厳顔「はぁ…、劉備よ、皆を静かにさせんか」
劉備「はーい、みんな、先生来たからしずかにしてー」
園児たち「「「わいわい」」」
劉備「みんな、しずかにしてよー」
園児たち「「「がやがや」」」
劉備「み、みんな… し、しずかにしてよー、ぐすっぐすっ…」
「貴様ら!桃香姉さまの言う事を聞かんか!」
「お前ら!とーか様の言うことを聞け!」
ドンッ!
園児たち「「「………」」」シーン
劉備「あいしゃちゃん、えんやちゃん、ありがとー」にっこり
「「桃香姉さま(とーか様)////」」
趙雲「関羽、魏延、いつもご苦労だな」
関羽・魏延「「いえ、桃香姉さま(とーか様)のためですから」」
趙雲「さて、皆が静かになった所で、今日はもう一人の『しょく組』の担当の先生を紹介する」
園児たち「「「ざわざわ」」」
厳顔「これ、騒ぐなと言うに…」
???「まぁまぁ、厳顔先生、良いじゃないですか、子供が元気なのは、喜ばしい事ですよ」にこり
厳顔「そ、そうは言うがな…////」
趙雲「おや?厳顔先生、顔が赤いようですが、どうかされましたかな?」ニヤニヤ
厳顔「なっ、なんでもないわ!」
趙雲「そうですか、では『北郷先生』、園児達に自己紹介お願いできますかな?」
???「はい、わかりました」
一刀「皆さん、始めまして…、と言うか朝礼で挨拶してるから、二度目ましてになるのかな? 先生の名前は、『北郷一刀』です、よろしくね」にこり
園児たち(女子)「…………////」
園児たち(男子)「………♯」
趙雲・厳顔(さっそくか…、この誑しめ)
一刀「あ、あれ?(反応無い、何か間違えたかな…)」
厳顔「これ、お前達、返事はどうした」
園児たち「「よーろーしーく、おーねーがーいーしーます」」
一刀「うん、よろしく(ふぅ、よかった)」
趙雲((そんな心配せずとも、平気ですぞ、北郷『先生』)) ニヤリ
一刀((うっ…////))
趙雲「それじゃあ、早速「せんせー」、ん、なんだ?馬岱」
馬代「一刀せんせーに、質問がありまーす」
一刀「え?俺に?」
厳顔「ふむ、そうだのぅ、では趙雲先生・一刀先生、しばらく質疑応答の時間にしてはどうかの?」
一刀「俺は構わないですよ」
趙雲「私も依存は有りませぬな」
一刀「で、何かな?えーっと『ばたい』ちゃん」
馬岱「せんせーって、『園の御遣い』なの?」
園児たち「「「ざわざわ」」」
厳顔((のう、星。『園の御遣い』とはなんだ?))
趙雲((あぁ、今園児達の間に噂になってる、占いらしい))
厳顔((ほーう、占いのぅ))
一刀「んー、どうなんだろうね? 一応あの噂は知ってるけど、それが自分かどうかはよく分からないかな」
園児たち(男子)「えー、違うのかよ、つまんねー」
一刀(つ、つんないとか言われてもなー…)
一刀「え、えっと、他に何かあるかな?」
「はいはーい!」
一刀「えっと、あ、君が組長の『りゅうび』ちゃんか、それで、何かな?」
劉備「えっへへ~、あのね、ほんごー先生って、かっこいいけど、彼女さんとかはいるんですか?」
一刀「かっ、彼女!?」
劉備「うん、ここにいる女の子みーんな聞きたいと思うの、もちろん私も!」
一刀「あ、あはは…、そ、そっか。えー、彼女さんは残念な事におりません。(明命ちゃんといい『あの子達』といい、最近の子は進んでるなー)」
劉備「やったね、愛紗ちゃん、翠ちゃん!」
関羽「なっ、私は別に…////」
馬超「そ、そ、そ、そうだよ、何言ってんだよ、桃香!////」
一刀「も、もういいかな?」
劉備「あ、はーい!」
一刀「つ、次行ってみよーか…(なんだろ、すっげー疲れる…orz)」
「ふんっ、質問してやる」
一刀「あ、ありがとう(何故に睨む?)、『ぎえん』ちゃん「ちゃん付けなどするな、きもちわるい!」え、じゃあ…」
魏延「『魏延』でいい、その代わり、ワタシもきさまの事は『ホンゴウ』と呼ばせてもらう!」
厳顔「よさんか!馬鹿者!」
ゴンッ!
魏延「っつ~。何なさるんですか!桔梗様!」
厳顔「先生を呼び捨てにする馬鹿者が何処におる!それと、授業中は『厳顔先生』と呼べと言っておろう」
魏延「わ、わかりました『厳顔先生』…」
魏延「くっ、『ホンゴウ先生』、きさま強いのか?」
一刀「はぁ?(先生と言ってはくれているが、なんか響きが冷たいんですが)」
魏延「だから!きさまは強いのか?と聞いている!!」
一刀「強いって、何が?」
魏延「そんな事もわからないのか、きさまは…。強いかと聞いたら『武術』以外に無いだ
ろうが」
一刀「あ、ああ、そういう事ね。(以外に無い、とか言われても分からないっす…)」
関羽「そうですね、それは私も気になります。立ち居振る舞いを見た感じでは、何かなさっているように感じますが?」
「ああ、それは私も感じたな」
「そーなのだ、ただものじゃない、って感じなのだ」
一刀「えっと、『関羽』ちゃんと、『ばちょう』ちゃん、それに『ちょーひ』ちゃん、ね」
一刀「んーと、そうだねー、小さい頃から色々やってるけど、強いかどうかは…(そういえば、この園の人達って、園児も含めて、やたらと規格外な人が多いな…)」
趙雲「ふっ、ご謙遜を…。安心しろ、お前達。北郷先生はおそらく、本気の私よりも強いぞ」
厳顔「そうさのう、ワシでは、手も足も出ぬ、とまでは言わんが、勝てぬであろうな…」
一刀((趙雲先生!厳顔先生!何を…))
趙雲「おや、事実ではありませんか」
厳顔「そうじゃ、実力診断でワシ等を汗ひとつ掻かずに完封したではないか」
関羽・魏延・馬超「「「なっ!」」」
張飛「ひゃー、すっごいのだ、りんりんも戦ってみたいのだ!」
園児たち(女子)「「「きゃー、すっごーい♪」」」
園児たち(男子)「「「えー、マジかよ。ほんごーせんせー、すっげー」」」
一刀「そ、そういえば!この幼稚園って、『体育』の他に、『武術・護身術』って科目があるんだよね」
関羽「はい、昨今は子供を巻き込んだ犯罪も増えているため、防犯グッズ意外にもそういった物で己の身を守れるように、との事です」
一刀「そっかー、やっぱり凄いね、此処は(ご、5歳児だよね?何この受け答え…、この子も規格外だな)」にこり
関羽「は、はい////」
張飛「あー、あいしゃ、赤くなってるのだ!」
関羽「うっ、うるさいぞ、鈴々!わ、私の事良いから、お前も北郷先生に何か質問しろ」
張飛「んー、わかったのだ。じゃぁ、お兄ちゃんは、『グーーー』あう…、りんりんおなかすいたのだ…」
関羽「こら!鈴々」
一刀「ま、まぁまぁ、落ち着いて、ね?『関羽』ちゃん。お、そうだ、ここの給食すっごく手が込んでて、とっても美味しいんだって?まだ先生食べた事ないんだよね」
張飛「そうなのだ!ここのきゅーしょくは、『ぎくみ』のルルにゃんちの、こーきゅーレストランチョクエイ?なのだ。だからとっても美味しいのだ!
『グーーーーーー』うぅ、おなかとせなかがくっつきそうなのだ…」
一刀「そっかー、それは楽しみだね(すっごい腹の虫、ある意味規格外?あ、でも恋も凄かったな)」
張飛「きゅーしょく、まだなのか?」
劉備「もう少ししたら、給食だから、それまで我慢しよ、ね?鈴々ちゃん」
張飛「うぅー、わかったのだ…」
一刀「えー、次の質問あるかな?」
馬超「あたしな、あたし!」
一刀「お、元気良いね」
馬超「あったぼうよ、元気があたしのとりえだからな!」
一刀「それで、何かな?『ばちょう』ちゃん」
馬超「おぉ、あたしのしつもんは、ずばり『好きな食べ物』は何か?だ」
馬岱「えー、お姉さま、その質問つまーんなーい」
馬超「うるさいぞ!たんぽぽ」
一刀「あれ?『お姉さま』って、もしかして二人は姉妹?」
馬超「いいや、あたしとたんぽぽ、『馬岱』は従姉妹なんだ」
一刀「あー、そうなのか。おっと、ごめんごめん、好きな食べ物だったよね」
馬超「ああ」
一刀「んー、基本は何でも食べるけど、やっぱり『手作り料理』だと嬉しいかな。心がこもっててさ」
馬超「へぇー、そう言うもんなのか?」
一刀「うん、『ばちょう』ちゃんだって、コンビニの弁当より、お母さんが作ってくれる方が嬉しいでしょ?」
馬超「それは確かに…、そう…かもしれない…のか?」
馬岱「あー、伯母様の料理って…」
馬超「言うなたんぽぽ!悲しくなってくる…」
一刀「嬉しくないの?」
馬超「嬉しいのは嬉しいんだけど…」
馬岱「伯母様の料理って、食べた人が入院する代物なんだよね…」
一刀「あー…(居るよね、偶にそう言う方面での規格外な人…)」
一刀「それじゃ、『お弁当日』とかどうしてるの?」
馬岱「それはね、お家の人が忙しくて持って来れない子も結構居るから、調理室開放して、皆でお弁当作りするの」
一刀「へぇー、それは楽しそうだね」
馬超「あぁ、あたしは料理にがてだけど、みんなが手伝ってくれるから、しっぱいも少ないしな」
馬岱「うちの組だと、朱里と雛里がすっごく料理上手なんだよ」
「はわ、しょ、しょんな事ないでしゅよ~////」
「しょうでしゅ~…////」
一刀「そうなんだ、じゃぁ今度の『お弁当日』は、先生も参加しちゃおうかな」
馬超「おぉ、そん時は、あたしにも先生の弁当食わせてくれよな!」
一刀「もちろんだよ」
張飛「ずるいのだ、りんりんにも食べさせてほしいのだ」
一刀「ああ、構わないよ」
園児たち「おれにも~」 「わたしも~」
一刀「あはは~、先生のお弁当無くなっちゃいそうだね」
一刀「さて、お次は誰かな?」
「「ひゃい!」」
一刀「ん、君達は…」
「あ、あのあの!しちゅもんでしゅ、あ!わたしゅはしょかちゅりょうって言います、はわわ、噛んじゃった」
「しゅ、朱里ちゃん、おちちゅいて。えとえと、わた、わたわた、私ほ、ほほ、鳳統といいましゅでしゅ」
一刀「大丈夫、落ち着いてね。『諸葛亮』ちゃん、『鳳統』ちゃん」にこり
諸葛亮「は、はい////」
鳳統「……////」コクコク
一刀(ありゃりゃ、揚が症で照れ屋さんなのかな?)
一刀「それで、二人からの質問ていうのは、何かな?」
諸葛亮「コホン。えっと、質問と言うのは、北郷先生は何故『聖・三国子幼稚園』にいらっしゃったのですか?」
一刀「ここに来た理由?」
鳳統「はい、北郷先生は東京のご出身だと聞いてます、東京にも幼稚園や保育園は沢山あるのに、何故遠くまで?」
一刀「うーん、何て言ったら良いんだろ…(この子達も、5歳とは思えないな…)」
諸葛亮・鳳統「「ドキドキ」」じー
一刀「これ!って言う明確な理由は無いんだよね、ただ募集を見たら此処に来なきゃいけないような、そんな気がしてさ」
諸葛亮・鳳統「「そ、そうですか…」」しょぼーん
一刀「うっ、ごめんね、がっかりさせるような答えで」
鳳統「い、いえ…」
諸葛亮「平気です…」
一刀(物凄く落胆されてるんですが…、ど、どうするか…、そうだ!)
一刀「そうだね、あえて言うなら、『君達に会いに』かな…。なんてね」キラリ
諸葛亮・鳳統「「……はぅ~~~////」」
一刀(我ながら、何を言ってるんだか…)
鳳統「きゅ~~////」
諸葛亮「はわわ~、雛里ちゃん!しっかりして~~!」
一刀「あ、あれ、ちょっ、どうしたの『鳳統』ちゃん!?」
張飛「ありゃ~、雛里、『きゅ~~』ってなってるのだ」
一刀「え?どう言う事?」
劉備「んとね、雛里ちゃん…、『鳳統』ちゃんって、すっごく恥かしがり屋さんなの」
馬岱「そうそう。だから、恥かしい度が上がると、こうやって『きゅ~~』ってなっちゃうんだよね」
一刀「えー! ご、ごめんね、『鳳統』ちゃん、しっかりして!」
諸葛亮「雛里ちゃん、しっかり~~」
=数分後=
鳳統「はっ!えっと、私は何を…」
一刀「大丈夫?『鳳統』ちゃん」
鳳統「ひゃ!……(北郷先生が目の前にー!)////」
諸葛亮「し、しっかりして!雛里ちゃん!」
鳳統「きゅ~~////」
一刀「えっ、エンドレスーーー!?」
その後も、質問攻めは続き、『好きなタイプ』や『初デートで行くなら』や『おっきい子は好きか』や『小さい子は好きか』など、精神的ダメージが大きい質問が繰り出された。
一刀(なんだろう…、つい一月ほど前にも似た質問がされた気がする。デジャヴュって奴?…)
張飛「えっへへ~、お兄ちゃん!ッドーンなのだ!!」
一刀「おわ、『ちょーひ』ちゃん、いきなりどうしたの?」
張飛「わー、お兄ちゃんのせなか、おっきくてとっても温かいのだ」
関羽「こら、鈴々。北郷先生になんて事を……」
一刀「大丈夫だよ、『関羽』ちゃん「し、しかし…」、『ちょーひ』ちゃん軽いからね」
張飛「あいしゃもやってみればいいのだ」
関羽「い、いや、私は…」
馬岱「じゃ、たんぽぽひっざのっうえー♪」
一刀「うおっと」
馬超「ちょ、たんぽぽお前!」
劉備「あー!二人ともずるい!私ものるー」
諸葛亮「雛里ちゃん…」コク
鳳統「朱里ちゃん、うん」コク
諸葛亮・鳳統「「し、しちゅれいしましゅ」」ギュッ
一刀「あ、あはは…」
劉備「朱里ちゃんも雛里ちゃんもずるい、私もてーつなぐ~」
関羽「……♯」
一刀「ちょ、『りゅうび』ちゃん、引っ張らないで」
劉備「わーたーしもー、のーるのー」
魏延「とーか様、ひざでしたら、ワタシのをどうぞ!」
劉備「んー、ほんごー先生のが良いな~」
魏延「そ、そんな、とーか様…」
馬超「たんぽぽ、いいかげんおりろ」
馬岱「あっれ~、そんな事言って、お姉さまも乗りたいんでしょ~」
馬超「ななななな、何バカな事言ってんだ、あ、あたしは別に…」
一刀「えーっと、乗る?つめればたぶん乗れるけど…」
馬超「ののるのる、のるわけないだろ!」
一刀「乗っても良いよ?『ばちょう』ちゃんみたいに可愛い子なら大歓迎だよ、なんてね」
馬超「☆▽×※◎■っ!!」
関羽「……ずいぶん楽しそうですね、『ホンゴウ先生』…♯」
一刀(あれ?何で俺さっきから睨まれてるの…?)
一刀「えーっと『関羽』さん、何か物凄く視線が冷たいんですが?…」
関羽「気のせいじゃないですか?それとも、何かそう感じることに心当たりでも?♯」
一刀「い、いえ、メッソウモゴザイマセン」
趙雲「ほう、さすが北郷先生、モテモテですな」
厳顔「だのう。じゃが一刀先生よ、「はい?」相手は子供、手を出してはいけませんぞ」
一刀「い゛!?」
厳顔((その代わり、ワシ等なら構いませんがな、のう?星))
趙雲((えぇ、いつでも、お待ちしておりますよ。ほんごーせんせ♪))
一刀((なっ!////))
北郷一刀の受難と女難は、まだまだ続くのであった…。
【真・恋姫†無双 三国子園児ー5時間目『先生と園児・しょく組編』ー終 】
声優さんってすげー!!
あ、あとがきっす
こんにちは、こんばんは、おはようございます、作者です
会話を文字だけでって、すっげーきついですね。
今回だと、特に『…』の多い、朱里ちゃん・雛里ちゃんコンビ、原作だと『……』の所に、文字にしにくい、驚きや落胆・歓喜などの息遣いや、台詞が入っていることが多く、『音』のない文ではそれを表現できない!
くー、それすら表せる程の文才が欲しいです!(つд・)
恋姫キャラ同士の呼び方とか、疑問に思う方も居ますよね?
組み同士の園児は基本『真名』で呼んでます。
敬称は、原作とは変えてます。
例えば『桃香』を様付けで呼ぶのは、桃園の誓いの愛紗と、桃香に惚れてる焔耶だけですね。
他は、『ちゃん』か『さん』、もしくは呼び捨てです。
呉の孫家、魏の華琳・袁の麗羽・美羽は後で設定で詳しく説明しますが、それぞれの家柄の関係上、園児同士での敬称は『様』がほとんどです。
一刀君が、園児を呼ぶ時に『』がひらがなと漢字がありますが、これは単純に、名札に書いてある通りに呼んでいるだけです。
授業中に『先生同士』や『先生が生徒』・『生徒が先生』を呼ぶ時は、基本『姓名』で呼び、
(()) ←の小声で話す時は、『真名』で呼ぶこともあります。
一刀君が恋ちゃんを呼び捨てにしているのは、まだ明かせませんが、本編にかかわる外伝でのお話です。(重要度は前の外伝より重いです)
なんでスルー気味でお願いします。
と、こんな感じですかね?
うーむ、今回は結構難しかったな~。
それじゃ、またに~(・д・)ノン
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こんにちは、こんばんわ、おはようございます、Rocoです。
この作品は、『小説』ではありません、作者の頭の中の『妄想文』です。
なので、生暖かい目で見守ってやってください!