No.287688 袁・恋姫+無双 奪われた御遣い流狼人さん 2011-08-29 12:42:29 投稿 / 全6ページ 総閲覧数:4195 閲覧ユーザー数:3512 |
「姫君!私は反対です!即刻、斬首にすべきです。」
憎悪が吠え
「私も反対だ。・・・それになぜか嫌な予感が、っは!!ま、まさかコイツが・・・み、認めん!一夏の嫁だと!!絶対認めん!!」
弟魂が喚き
「お、落ち着け姉さん!あと、誰が嫁だ!そういうのはもっと真剣に寄り添ってから・・・」
「悩む所が違います!!兎に角、反対派を!特に一刀さんと千冬さんを止めないと。」
「いや、無理だろ斗詩・・・瘴気出した参謀に刀振り回している鬼。どう止めんだよ?」
「張将軍は私が止めよう・・・参謀を一夏、食い止めろ。」
「無理だ!!祟られる!!ええい、三人はどうした・・・っえ、あの光景を肴に酒宴中?止めろやーーーー!!!」
「フォフォフォ・・・此処は隙をみてちふゆんの尻を撫でなけれb「姉さんにエロい事すんじゃねーーー!!」ブフォ!」
「ハハハハハハ!もう、ドウにでも成れ?!?ちくしょーーー!」
「い、一夏君落ち着いて!!文ちゃん止めてよ!って一緒になって酒飲んでじゃ駄目だよ!淳于さんも!!」
「だってよー斗詩、収集つかないじゃん。ここは全部忘れて酒飲もうぜ。」
「そうだな、此処は酒を飲もう。何、現実逃避しているわけではない。少し、酒の国に行くだけだ。無問題。」
「大有りだよ!!うぇぇぇぇん!!せめて、一刀さんだけでも正気に戻ってーー!!」
穏将が混沌をみて現実を放棄する。
「・・・ははは、此処って賑やかだね。周倉君。地和ちゃんにも人和ちゃんにも見せたかったなぁ。」
「そうっすね、天和様。・・・あ、あの波才殿、もう二人は・・・」
「・・・すまん、救えなかった・・・」
「・・・そっすか。」
捕虜はその混沌をみて懐かしんでいた。
「・・・何ですの?此れは?」
「あ、何でもありません。唯、皆嵌めを外しすぎたので少しコズいただけです。」
「・・・す、少しですの?」
「はい!少しです!」
「そうですか、はぁ~。(皆さん、少し頭冷やされましたか。)」
「「「「「(はい。思いっきり。)」」」」
其処にいたのは、全員頭に瘤を作りハンマーを担ぐ顔良に正座している主要武将たちだった。
・・・特に、一刀と一夏、千冬は三重の塔を建てて気絶していた。
張角の処分は麗羽が着たので振り出しに戻り会議進む。
「こほん、では一刀さんから。」
先ずは斬首派、審配
「っは。彼者の罪は三つ。一つ、王朝への反逆。二つ、民衆の洗脳。三つ、罪無きものへの暴行・殺害。これ等の罪から斬首が適応化かと「ま、待った!!」・・・何ですかな、高覧」
割り込むは温厚派、高覧
「た、確かに許されない罪だ。しかし、張角・張宝・張梁の三人は死んだのは事実。ましてや内、張角・張宝の首は上がっていてここで張梁の首だって言ったとしても、袁家が墓を掘り返して恩賞を求めたなんて言われた日には割腹者だぞ!!」
「・・・ならどうする。確かに墓荒らしの汚名は汚すぎる。ましてや、張角の首は同じ袁家・袁術配下の者によって挙げられているのだぞ。此れでは、近い内にそれが原因で戦になりかねん。」
「そ、それは・・・そうだ。庇護しよう。彼女の歌が乱の原因なら、逆手にとって兵士の癒しにしよう。うまくすれば、兵士の士気は天を突ける勢いになるぞ。」
「そして、それがわれらの咽喉元に刺しかねないぞ。」
「なら、俺が言い出しっぺだ。責任もって俺の女中という立場になってもらい、其処から歌を歌ってもらう。」
「しかしだ「お待ちなさい、一刀さん。」・・・姫君、彼女を庇うのですか?」
「庇う?そうかも知れませんが、しかし一刀さん。貴方は乱世によって出た被害者を守る為にここにいる。ならば彼女も被害者では?元々芸人なのにこの乱で首謀者の汚名を着せられてしまった者ではなくて?」
その言葉に、一刀はビクッと成った。確かに俺は、被害者を出させない為に巨大勢力である袁紹の下に来たのだから。
「・・・分かりました。しかし、釘を刺して置く必要があります。」
「あら、何ですの?」
「簡単です。・・・一夏。」
「あ、ああ。なんだ一刀?」
「張角と交じり合え。」
ビキ!!
その音は、城中に響き
「きぃぃぃぃぃぃぃさぁぁぁぁぁぁぁまぁぁぁぁああああ!!!!!!」
一匹の獣が咆哮した。
その鎮圧に丸二日要したので後に、張郃の乱闘と呼ばれた。
主に
審配『全身打撲』
高覧『鼻骨骨折』
田豊『頭部陥没、三日後には直った』
と男に被害が出ただけになった事が幸いであった。尚、参謀の両者がいなくなった為責任を取って一人の弟魂が書類仕事に悪戦苦闘していたという。
その後。
「えへヘ。いっくん。早く行こう!」
「ま、待ってくれ天和。」
二人の仲睦ましい夫婦と
「イクゾ、波才!周倉!」
「「はい、姉御!!」」
三人の嫉妬団が生まれたのだった。
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天の和に袁家の、憎悪の刃が迫る。されどそれを庇うは一人の勇者。この結末を知りえる事ができた者は天すらも分からない